2017年海外向けクリスマスカード出しました。

ヨシダヒロコです。

ごく近所には海外向けに使えるのあまりないかもと、金沢に行ったついでに11月から探し始め、11月末に上京したときに伊東屋で最後の2枚、写真上段のリース柄を買いました。片方はなんと寿司のリースです。伊東屋では「和柄」「洋柄」と分けてあるのが便利でした。考えてみれば、富山にもある紀伊國屋にもカード多いかも。郵便局にもありましたが少し気に入らなくて。雪景色っぽい白いカードは毎年1枚は買っていますが、和の景色の中にミニミニサンタさんが沢山います(年末にはこういうエントリ書いていて、過去にもミニサンタさんカードの写真貼っています)。

今年お仕事なかったけどエージェント2社+友達(元・子供の頃からの文通友達)1枚+スペイン語学校(Skype)の先生2枚で、英語とイタリア語学校は国内なので年賀状です。南米が1通あったので、ちゃんと着くように先週のうちに出しました。郵便事情いいところなら1週間くらいで、まだ間に合うのでは。

先方に好みを聞いてみると、和柄の要望しか聞いたことありません。縁起物柄などは”the lucky items in Japan”などと説明しておくと喜ばれると思います。写真ではむしろ年賀状のようなものも日本語が入っているものもありますが、日本語の文字(特に筆文字)が先方には珍しいようで、表紙が日本語でもメッセージ自体は説明入れて外国語で書けば良いのではないかと。相手から日本語をわざわざ手書きで書いてきてくれたのは誕生日だったか、クリスマスだったか。

毎年このことは書いていますが、いつの頃からか”Season’s Greetings”がMerry Christmas”の代わりに表に入っている場合が多いです。相手の宗教が分からないかららしいですが、相手がひとりでクリスチャンと思われる時は”Merry Christmas”にしましたし、どちらかというと表の文句より図柄重視です。

切手には溜めてあった記念切手を色々使ってほぼなくなったので、また買いに行かなければ。切手が着物の形など和のものがあります。写真は「理研100周年」で、物理好きの社長さんがいるエージェントに、ニホニウムの核分裂を描いたものを貼りました。普段から30円、10円も買ってあります。

年賀状は準備してますけど、来年1月半ばだったかになると10円上がるそうですよ(詳しくは郵便局HPにあります)。早く出しておこうっと。昨日ドラッグストアのポイント5倍デーで混んだ中買い物していると、年末が来た実感がありました。何か成し遂げたような気はあんまりしないけど、もう1年終わるのですね。

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初参加の第27回翻訳祭にて仕事面とプライベート面での収獲、今後の課題。

ヨシダヒロコです。

もう10日ほど経っていますが、スライドは予告通りさっさと上げましたよということで。

翻訳祭はずいぶん前から知っていましたが、2泊くらいになるから金銭的にとか、近い時期にスペイン語の試験が重なったとか、あと後で書く理由でなかなか行けませんでした。8月に、あるあまり良くないきっかけがあって、それを吹き飛ばしたいのもありミニ講演会に手を上げました。あれは某雑誌(片方の出版社としかおつきあいしてないのですが)にいちど突っ込んで聞かれたことがあるネタで、分子生物学は鮮度が大事な話ですので、出版社さんに断った上で申し込んで枠に通りました。

去年よりメンタルな調子はマシでしたが、正直直前まで冷や冷やでした。世間を騒がせた猟奇的な殺人事件などあるとこちらの精神状態もよくないです。あと天気が変わりやすく風邪を引かないかが心配でした。今年は受注が低調なため障害者割引で夜行バスだったのですが、帰りはぐっすりでしたね。初めてバスタ新宿を発着に選びました。ホテルは結局会場隣の駅の1泊にしたんですが、中国と関係があり(関係団体が入っている)、着いたなり中華バイキングの朝食がよかったです。中華はあまりないですよね。

直前までいたばし絵本コンテストや放送大学の課題(両方30日締め切り)でバタバタして、28日朝に着。

2017-11-28 12_Fotor

  1. うちの近所ににないものを見にデパートへ。もう少し足りなかった海外向けクリスマスカードを買う。
  2. 新宿御苑でコンビニおにぎり。
  3. 電車に乗ってエージェント訪問。
  4. いつもはSkype授業のイタリア語の先生と初めて対面授業。
  5. 水道橋でプレゼンの練習。

2.は15年ほど前の、元夫絡みのため曰く付きの場所で、足が遠ざかっていたところでした。だだっ広い芝生の上、中国人の小さな男の子2人とパパが楽しそうに遊び、ママは知り合い?と話している光景がほのぼのしました。

3.は1時間半話し込むという非常に刺激的だった訪問だったのです。コーディネーターさんがぶっちゃけで来られたのでわたしもそうしたんですが、よかったのでしょうかね。AI絡みの生き残り方の話があり、なるほどと思いましたし、学生時代にした実験とか研究室の伝説とか(『動物のお医者さん』的な)、英語の聞き取り能力などが質問の中では変わっていて、ユニークな会社でした。時間が押してしまったのですが、4.の先生は幸い時間が空いていて「翻訳やるならもっと勉強しないと」と具体的に何年くらいと時間を挙げました。はい、そうします。

とにかく今回の東京は暑かった。ライナー付きの冬コートで行って、夜だと数度しかない富山から東京に着いたらライナー外してそれでも暑くて。マフラーは要らず、薄いストール入れといて良かったです。その翌日は最高気温の予報が18℃だったのですがね。うちを出てから知りました。

翌29日。いい天気で、寝坊はしなかったのですがミニ講演会演者の集合時間にアルカディアまでたどり着くのに5分遅れました。暖かいというか暑いのになんでか温かめのワンピースに持ってきたローファー。トラブルもありましたが、何とか終わって同じ枠で話した人と放心状態でした(プレゼンは別途2発言にあります)。わたしが言いたかったことは「勉強の仕方」みたいなことです。小難しいこと言ったかもしれないけど、バイオ(分子生物学)近辺が分からないという人を特にターゲットにしたつもりで、基本的にはコツコツやるしかないということですが、少しは分かるようになってわたしも自信は付きましたよ。

 

もうこの日は「行って喋るのが目的」だったので、やってみたことで「次にこんな機会があるとしたら(ネタを変えて)課題ができたな」という感想がありました。聞きたい話もあったんですがそれは2の次でした。

お昼には翻訳会社などのブースも回りました。2社+memoQ(予定が合えば30日のセミナーに出るつもりだった)で、1社はいつもやり取りしている外国人のコーディネーターさんでした。ビジネスライクに英語で打診してくる方なのですが、素顔はと言うと、もちろん日本語で、しかも間に「めっちゃ」「めっちゃ」が入りまくりの、関西弁にしたいけどここは東京なのでなんとかこらえているような言葉で、プライベートなお話まで出てきて、ここでもぶっちゃけ合戦になりました。ちゃんと仕事のお話もしましたけど。

午後1の村井さん×伊皿子さんの出版翻訳のお話は並んで入って、途中まで聞いて後ろ髪引かれながら自分の専門に近い話に移ったのですが、やはり村井さんのところにいた方が「おもろかったのになー」と思います。すいませんいい加減な関西弁で。下訳で少し出版には関わったことあるので。スライドはシンプルで、例えば持ち込みが通る基準については「面白いか   もうかるか」みたいに書いてあるのが身も蓋もなく可笑しくて。いや、間違ってないんですけどね。

ラストの第4セッションは何と午後6時までで辞書の話。LogoVistaとかLogophileや、Webと一緒に引く系の辞書ソフトについても聞きたかったなと思いましたが、大学の先生に電子辞書やCD-ROMの辞書を研究されてる人がいるのね、と。せっかくのお土産データを、そのままバタバタ帰ったのでダウンロード期限が過ぎてしまいもらいそびれましたが、いつかご本を読んでみたいです。

セッションが終わる頃には精根尽きて(大袈裟ですけど)いるだろうと思ったのですがやはりそれに近かったので、残念ですが交流会はキャンセルでよかったです。そのままホテルにとって返し、汗拭いてジーンズに着替えて帰途につきました。バスタ新宿はコンビニも広い待合室もあり、長々待つことができるので東京駅鍛冶場より使いやすいです。

 

 

収獲というのは懐かしい方に会えたり声をかけてもらったり、比較的最近知り合った方だけどしばらくぶりの方、特に地理的に距離がある方に会えたり、他にも自分の中での人付き合いの心残りをいろいろ解決できた日でした。元夫が翻訳者であるため今でもややこしいことになっていると思い込んでいたし、現にその時の後遺症について(2017/12/09 20:54追記:元をたどればすべて元夫にたどり着きます)まだ治療中なのですが、今の状況はあまり気にすることはないと分かって拍子抜けするやらどっと疲れるやら。でもまあ少しは前を向けるかもしれません。

課題はというと、ことし翻訳について書かれた本を多少読んで思ったこともありこれから書いていきますが、今後自分がもうちょっとマシな翻訳者になるにはどうするということを考えています。最近英訳で少しトライアルに通るようになったり、アメリアトライアルで評価が上がってきたのでそっちも頑張ろうかと思っています。

来年の翻訳祭には、とりあえずFBページに「いいね!」を押しておきました。5月のスペイン語試験で京都か名古屋かと考えているのですが、ホテルは滋賀というオプションもあるようですね(結構近いらしい)。

それでは、当日半袖ワンピースで「汗かくし」と走り回っていた方を始め、実行委員の皆さん、そしてボランティアの皆さん、大変お疲れ様でした。

Marieさんの手帳本『ちいさなくふうとノート術: ごちゃごちゃの頭を整理して楽しく暮らす私のノートの使い方』『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』でバレットジャーナル実行中。

ヨシダヒロコです。

すでに多少人に薦めたのですが、手帳のなかなか続かないわたしが10月13日(15日に始めたけど2日遡った)から、ミドリの自由日記帳が使えずにいたのを約2ヶ月、76pも既に使っています。

Twitter知人のMarieさんが書き、サンプルのみ持っていたKindle本『ちいさなくふうとノート術: ごちゃごちゃの頭を整理して楽しく暮らす私のノートの使い方』を10月に買って、確か下のピンクの本はもう出ていましたが、Kindle本を参考にまず日記というか、日々のタスクをつけ始めました。

そのあとで『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』を買いました。ピンクの可愛い表紙ですが、苦手な人は外すと水色になります。レイアウトが見やすく美しいです。余白が多めなのですが、何か見ているだけで心がすっきりするような。挿し絵や緑の透明なマーカーで強調してあるのもきれいです。

使うノートは何でもよく、この時期だと「手帳もう買ってしまった!」という人もいるかもしれませんが、わたしはこれが終わったらやはり余っている無印のA5くらいのノートにするつもりです。それが終わったら読者プレゼントにもなったドイツのロイヒトトゥルムを試してみるかな。まあ何でもいいのです、ノートは。Marieさんは仕事用と家庭用のノートを使い分けているそうです。

下のリンク先はドット方眼ブラックになっていますが(わたしの好み)、無地などもあるしカバー色は豊富です。ただアマゾンで売れているのかただ今高値になっています。

書くことは今日やることの箇条書きが基本で、わたしは日付や天気、天気の感想(寒いとか暑いとか)、余ったところに続けるようにしているちょっとした運動(歩いた、ヨガ2ポーズ、筋トレなど)、余白に1日の感想を短く書いたり書かなかったり。タスクを見てると1日何やってたか分かりますから。Webサービスでタブレットアプリと同期できるTodoistというのを使ってましたが、終わったタスクが見にくいのが悩みでした。そっちは無料版にしてタスクを組むだけにし、できたものを前日か当日にノートに写しています。

わたしもMarieさんと一緒で、いろんなことをやろうとするんですが実はうまく管理できないんですよね。そういう人には参考になる本だと思います。

参考になったところ(ほとんどまだ手つかずだけど)

  • 語学学習など継続的にやる場合、つなげたマスを作ってできたら日付と共に塗りつぶしていく
  • ざっくり家計簿。ざっくりでないとできないし、よくカオスになってます。
  • 5分でできること(掃除など)
  • 旅行の持ちものチェックリスト。この間の上京で使いました(Evernoteに作る)
  • コーピングリスト。頭の中にぼやっとあっても今まで文書化していなかったのです。
  • 体調管理表。上のリストと共に、わたしのような双極性障害などの患者にはいいのではないでしょうか。

仕事が立て込んだら、仕事用のも作ってみたらいいかもしれません。タスク入れすぎるわたしは、少し加減が分かってきたかもしれません。

最後に、プレゼント応募で出したツイートから、わたしの手帳をお見せします。

第27回翻訳祭ミニ講演会『専門外から生物・バイオ系を武器に ~メディカルの基礎にも』資料(2)書籍情報など(2017/11/29、アルカディア市ヶ谷)。

ヨシダヒロコです。

さて、プレゼンで出てきた書籍情報+αです。

 

<プレゼンには出てこなかった本>

第2版を読んだのですが、なかなか大変でした。今は新版が出てます。

仲野先生つながりで、本屋で中身を見ました。期待してます。

文庫になっていてお求めやすいです。話し言葉で研究人生を語ってくれています。

過去ログです。なかなか進まない本は、複数のエントリにある場合があります。

「マンガでわかる最新ポストゲノム100の鍵 」読み始め。
投稿日:

「マンガでわかる最新ポストゲノム100の謎」レビュー。
投稿日: 2013/01/19

「基礎から学ぶ生物学・細胞生物学」ようやっと読了&今後の予定。
(今は第3版が出ています)
投稿日: 2013/12/04

富山県中央植物園春の蘭まつり&「青いコチョウラン作出秘話」(2014/03/01)。
投稿日:

岩波科学ライブラリー「エピジェネティクス入門 三毛猫の模様はどう決まるのか」を2回通読。
投稿日: 2014/03/13

『理系なら知っておきたい生物の基本ノート 生化学・分子生物学編』は文系にもお薦め。
投稿日: 2015/06/18

『新版 絵で分かるゲノム・遺伝子 DNA』再読。
投稿日:

今さらですが『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』を読んでみた(2015/07/26)。
投稿日:

バイオのトライアル合格&再度トライアルについて。
投稿日:

放送大学大学院『現代生物科学(’14)』ぎりぎりの提出課題、単位認定試験 (2017/01/21、02/15成績追記)。
投稿日:

岩波新書『エピジェネティクス』ようやっと読了。

『遺伝子は、変えられる』(予定)

『ゲノム編集の衝撃「神の領域」に迫るテクノロジー』(予定)

『ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃 』(予定)

『大人のやりなおし中学生物 木と草の違いはどこにあるの?ごはんをかむとなぜ甘くなる?』(予定)

『こわいもの知らずの病理学講義』(予定)

(予定)のところは読んでいる本もあり、マイペースで感想をアップしてここにもリンクします。

おつきあい頂きありがとうございます。何かの参考になりますように。

 

第27回翻訳祭ミニ講演会『専門外から生物・バイオ系を武器に ~メディカルの基礎にも』資料(1)プレゼン資料(2017/11/29、アルカディア市ヶ谷)。

ヨシダヒロコです。

 

 

Future Genome.jpg

National Human Genome Research Institute (NHGRI)  Next Generation DNA Sequencing“  Credit: Darryl Leja, NHGRI    https://www.flickr.com/photos/genomegov/27861478565/

翻訳祭に行かれた方も、残念ながら行けなかった方もこちらを見に来てくださってありがとうございます。以前書いた通り、ミニ講演会の資料を公開します。一段階目はプレゼンそのもの。Slideshareというツールを使ったので、スライドをダウンロードできます。

ミニ講演会で初めてプレゼンというものしてみた感想を簡単に。

  • ノーパソのコネクタにはHDMIと書いてあったのに、現地でこちらの端子が小さすぎて合わないことが判明。メーカーに確認しておくべきだった。パソコン貸してくださったMさん、ありがとうございました。
  • スライドショーの間隔がデフォルトで設定されているのに気が付かず、本番で勝手に変わってしまってどうして?となりました。結果最後の2枚のスライドはよく説明できなかった……。
  • 原稿やスライドを作って人に伝える準備をしていると、対象のオーディエンスを想定するので、その過程自体が勉強になります。
  • 本番でかなり消耗することも確かで、イベントあるごとに話してる皆さんはすごい!と思いました。
  • 声を録音したり、カラオケボックスでも練習したり。タブレットのボイスレコーダーアプリは感度がよすぎたようです。
  • 今回機会を与えて下さってありがとうございました。90分よりは気軽だし、面白い試みだと思います。

 

埋め込みができないので、スライドはこちらからどうぞ。ダウンロードはpdfで、ノートは含まれていないので下にコピペします。

https://www.slideshare.net/secret/uAbku3kCPnpmOW

タイトル(P1)

みなさんおはようございます。吉田博子と申します。今回は生物やバイオ系の独習についてお話しさせていただきます。化学の翻訳者からスタートして、医薬は医療機器の翻訳が多いです。このタイトル付けといて何ですが、バイオは「メディカルの基礎」ではありませんね。

P2
はじめに、大事なことを挙げておきます。この「ひとつの参考として」のところは強調したいです。(参考)のところは過去の経験で、結局自分のやり方を編み出す他なかったりしました。学習方法も翻訳の勉強方法も結局は同じかもしれません。最後が一番肝心で、学習していて「分からないところが分からない」というのはいろんな場合でまずいです。そういうことがないようにしていきましょう。

P3

意外に思われるかもしれませんが、理系出身者は物理・化学が多く生物を履修してないようです。というか、わたしも取らせてもらえませんでした。東京と北陸で子供を教えましたが、10年くらい前に関西の難関医学部で生物での受験がやっとOKになった覚えがあります。ですので自分も生物には苦手意識がありました。理系出身でも分野の得意不得意があるし、今回のように分野を増やすときはやはり勉強しないとだめです。

P4
それではわたしのやり方をお話しします。翻訳を始めて結構経ってからのことで、バイオのトライアルに歯が立たないのが悔しくて始めたことです。これから本の書影が沢山出てきますが、スライドの最後にあるようにあとですべてブログに載せるつもりですので頑張ってメモを取らなくても大丈夫です。わたしは最初1人の研究者さんに勉強方法を質問しましたが、生物の専攻の方に聞いたこともありました。人が違えば言うことも違いますので、もし知り合いの研究者さんに質問しても、意見は様々かもしれません。

P5

上の3つは研究者さんからのアドバイスです。「新しい本」というのがキモのようです。『細胞の分子生物学』というぶっとい本があって、化学の専攻の人と生物の専攻の人で少し言うことが違い、生物専攻の人は活用しているようでした。

P6

それで、絵の多い本を3冊です。他にもあると思います。一応言っておくと、生物の基礎の上に分子生物学があります。バイオとは幅が広くあいまいなことばなので、分子生物学と言い換えます。DNA、RNA、タンパク質が関わる学問です。高校生物があやふやだと後が大変なので、分かるところまで戻って勉強しましょう。それでまた難しめの本に進んだり、分からなければもう1回読み直したり本を変えたりすればいいと思います。例えばAさんに合う本がBさんに合わないこともあるので、大きい本屋でどれがしっくりくるかいろいろ見るのがいいと思います。一番右の左巻先生の本は中学生物で、最近出会ってここに入れておきました。

P7

他に、易しめの生物の本です。左の本は有名ですね。右のような高校の参考書も最近はカラーで分かりやすく、予備校の先生の本です。化学式がほぼないので、アレルギーのある方にお薦めです。なんとSTAP騒動の最中に書かれました。

P8

このような図録もあり、高校で使っているようです。コラムが頑張っていて、例えばiPS細胞については京都の研究所の方が書いていたりします。説明だけでは分かりにくいことがフルカラーの図や写真で描いてあるので、生物だけでなく理科一般にお薦めです。昔子供に化学を教えるときに、実験を見せてあげたくてもできないので代わりにこのシリーズを使っていました。

P9

さて、エピジェネティクスという概念があります。今医学でも使われていますが、分子生物学でホットな話題のようです。わたしがこれを知りたいと思ったのは、いきなりカミングアウトしてますが持病を理解したいという気持ちもありました。発生の分野に関係があります。書評サイトにHONZというのがありまして、そのコラムを参考にして同じように3冊読んでみました。わたしの頭痛のお医者さん(注)は、この間学会に行ってきたすぐ後に診察を受けに行ったら、「この分野はとても今進んでて……」とおっしゃってました。

(注)町医者ですのでいろいろ診られる先生です。

P10

エピジェネティクスといわれてもピンと来ないと思いますので。細かいことは省きますが、DNAの鎖にCH3という赤いものが付いていますね。これがメチル基がくっつくメチル化です。DNAにメチル基が付くと左からTTCGなどとなっている塩基の順番が同じでも、できてくるタンパク質が違い、性質の現れ方が変わったりします。
P11

そういうわけで、HONZで紹介された3冊を青木さんのレビューに従って順番に読みました。三毛猫とエピジェネティクスは関係がありますが、どの本にも残念ながらページは割いてはありません。どれも新書で入手しやすいです。ビジュアル的には読みにくいですが。一番右の仲野先生の本は、「お笑い系研究者」を目指しているようですが科学的な事実の間にすごく普通に個人の主観が入っていることがあり笑ってしまうこともありました。余談ですが、新刊の病理学はもっとお笑い傾向が強いようで、売れてるそうです。

P12
こんな本を読んでいて、やっとトライアルに受かりました(注)。バイオ翻訳者の隅っこに入れてもらえたようです。この本はレビューがいいなと思ったら本当にとっつきやすい翻訳書です。著者は非常に引き出しが多い人で、医学以外にも興味が持てるエピソードをいろいろ出してきて飽きさせません。一般書なのでここから読んでもいいかもしれません。夏に出たばかりで新しいですし、是非お薦めです。

(注)スライドの「2年半」は仕事や体調を見ながらで、多少長い本なので今回省いた大学1、2年くらい向けの本も2回ほど読んでいます。次の発言に載せます。

P13

わたしの場合は直接見た方が頭に入るので、こういう風に勉強しに出かけるのが好きです。講演にも行くことがあります。このようにして勉強しましたが、分子生物学は特に進歩が早く、やってもやっても追いつけないと実感しています。

P14

おまけです。そのうちノーベル賞と言われるゲノム編集について一般書を2冊紹介します。左はNHK取材班のもので、文字もゆったりして絵や写真も多く、いろいろな研究者に取材していますが、文章は平易です。右は今読んでいるところなのですが、左と話題はかぶっています。どちらの本でもこの技術の問題点に触れています。ゲノム編集については、秋口に花の品種改良についてのサイエンスカフェで始めて説明を受けました。

P15(ラスト)

みなさんもご自分の勉強の仕方を見つけてトライしてみてください。ありがとうございました。


 

次の発言に、書籍情報と今までに勉強した際に毎回書いていた勉強記録をピックアップします。

放送大学面接授業『宇宙を見る新しい目』(東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構 鈴木洋一郎特任教授、富山SC、2017/11/11~12 )(追記あり)。

ヨシダヒロコです。

昨日学部の物理専門科目3科目中2科目の提出課題を出しました。『量子と統計』は出来も悪かったしギリギリ間に合いませんでした。この量子は全然意味の分からないことが画面の目の前で展開していくのですが、よく見るとニュートリノ振動や素粒子には関係があります。まあ、少しずつゆっくりやります。

そんな訳で、少しずつ溜まっていたネタを書きます。

今回お星様の話が沢山あったので、ハッブル宇宙望遠鏡のページからクレジットがあればかなり自由に使える写真をダウンロードしてきました。Creative Commons 4.0で使えます。個人使用も可でしょうね。壁紙に「かに星雲」使っています。これはオリオン座ですが、次にニュートリノでの超新星爆発観測があるとすればオリオン座にあるベテルギウスの可能性が高いのです。

https://www.spacetelescope.org/images/potw1109a/

Orion’s lesser-known nebula takes centre stage

Orion’s lesser-known nebula takes centre stage,    Credit: NASA, ESA and Allison Loll/Jeff Hester (Arizona State University). Acknowledgement: Davide De Martin (ESA/Hubble)

さて、この面接授業は去年は『ニュートリノとダークマター』という題でしたが、同じ先生で毎年やっているようです。去年富山学習センターに電話で聞いたら、先生の意向としてはなるたけずっと授業したいとのことでした。題名が変わるとずっと学籍がある人も毎年受けられますし。わたしは去年は共修生でした。院にもパートタイムで籍があり、今の物理の山が終わったらフルの院生になるべく出願できないかなーと思っています。

鈴木洋一郎先生(ニュートリノ研究者にはには最低もうひとり鈴木先生がいらっしゃいます)、カミオカンデ、スーパーカミオカンデで太陽ニュートリノの研究をし、その後XMASSでダークマターの研究をされていました。宇宙線研究所長、神岡施設長、XMASSの実験代表者もされていました(XMASSは昨年度まで)。

10月だったか、XMASSが観測をやめるとかどうとかネットで騒ぎになったので、その質問もしたくて行きました。あと、陽子崩壊とかCP対称性の破れとかを証明するのにハイパーカミオカンデを作りますよという話が追加になるだろうから新しい話も聞きたかったですし。意表を突かれたのは、先生の夢だそうですが、陽子崩壊のための海底測定装置という構想でした。

今回、前の席にいた受講生が先生の著作を持っていたおかげで存在を知ることができました。最後に書籍情報を貼ります。

ちなみにわたしは神岡にも近い富山在住で、SK(スーパーカミオカンデ)関係などの行事が富山でも行われることがあるのでニュースにもなりますし、普段から研究者さんのTwitterなど眺めています。何か見たような景色や食べ物が流れてくることも。鈴木先生のお話を聞くのは3回目で、1回目はサイエンスカフェでした。

9:45~16:45くらいまで、2日間ずっと(素粒子)物理の話+宇宙の話なので、まず数式全くダメとかいう人は少し厳しいかも。先生も「(文系理系という日本にしかない言い方は嫌いだけどとおっしゃってました)文系の方手を挙げて」と聞いてみたり、難しいといわれて難易度を落としたり、予備知識のない人が聴いて分かる授業にされたいみたいでした。

ただ、わたしも数学が前苦手だったことを逆に生かして高校生とか教えていたことがありました。時間をかければ分かってくれる子もいたけど、数式アレルギーがあるなどの苦手な人だったら2日では難しいかも……。とはいえ、最初のサイエンスカフェのとき、わたしは参考図書になっていた小柴先生の易しい本だけ読んでいって(下に挙げます)、鈴木先生のお話の内容を理解したわけではないけどなんだか楽しく、今思えばあれがファーストコンタクトでした。

数式や提唱された仮説など小難しいことは前回よりずいぶん減っていました。およそ1日半でニュートリノ、半日でダークマターでした。ダークマターの割合が減って、質問に時間をかけて、特に最後には「改善点はないですか、次回のために」とまで質問されているのに、「参考図書があったら」などと建設的なことや、「やはり難しかった」と言う人はごくわずかで、残りの沈黙している人にはなんか言って欲しかったです。

わたしは質問したい事情があるので去年と同じく聞きたいことは質問させて頂きました。前回と同じく、こういう話が好きな人は質問して食いついてました。まあこんなことを言ってますが、わたしだって鈴木先生のお話を3回、神岡施設長の中畑先生のお話を2回、梶田先生は1回聞いて、今回でニュートリノ振動をこうやってこうやって証明したとやっと合点がいきました。ですが、だからニュートリノに質量があると言うためには量子力学が必要で、そこをまだ理解していません。

  • 重力波の話はちらほら先生の話に出ていました。マルチメッセンジャー天文学にダークマターが関わることはないそうです。
  • XMASSの話は教えてくださいました。スライドには「中止」とあって、手短に言えば内部では色々あるのではとわたしは解釈しました(詳細は省きます)。今回、こんな時なのにXMASSに触れている時間があまりなかったみたいで、授業後施設名を知らずに帰った人も。大事な施設だろうに、その辺の話を先生の方ではもっとしたかったのでは?と勝手に思いました。

わたしは昨日まで東京に行っていて丸ノ内線に乗る用があったので、一部で噂のSKグッズ(ノートなど)を大学生協行って買ってきたかったのですが、用事が押したので無理でした。そっか神岡に行けば近いじゃんとも思いましたし。何でそこまでと思われるかもしれませんが、今のところそういう話が好きだから、にしておきます。

参考図書になると思われるもの。この新書は講義内容と似てますね。

わたしが初めて読んだニュートリノの本。結構感動しました。ジュニア向けですし易しい部類に入るかと。

小柴先生の教え子で、梶田先生、中畑両先生の恩師である戸塚先生の本。去年再販されました。ざっくばらんに語っているようなその語り口がいいです。鈴木先生も、今回の授業で事故が起きたSKが再建できたわけを質問されてお話ししてましたが、当時所長だった戸塚先生が結構(たしか半分くらいとか)アメリカの研究者を入れていたおかげで、アメリカのお役所からも「再建せよ」と言われたんだそうです。

来年はどんなことが進んでいるか、ダークマターの行方も気になりますがなるたけ行きたいです。
(2017/12/01 14:45追記:帰りのバスターミナルで、東北在住の若いグアテマラ人カップルが隣にいました。彼らはこのアーティストの来日講演を聞きに来ていたそうです。アルバム名、曲のタイトルが”Dark matter”です)

 

今さらですが『翻訳で、稼ぐ!猫先生の実務翻訳ガイド』。

ヨシダヒロコです。

 

 

一昨日納品した案件は趣味に少し関係があるのですが、第2外国語で取ったことがあり『旅するユーロ』で見てる言語→英訳→和訳でした。しかし英訳がおかしく、原語でネット辞書を引いたり検索したり。他の言語を訳した翻訳者さんも困ったのではないかなあ。

さて、Kindleを触っていて、お友達の猫先生の本を紹介していなかったことを思い出しました。猫先生は同郷の出身で、また同業の友達では一番古い付き合いに入り、とても頼りになる人です。去年、本を書く勉強会に参加した後この本を出しました。

紹介が遅れたのは、本が出てすぐ読んだきりKindleをしばらく開けてなくて、夏頃から久しぶりに開けこの本も読み返したのです。文章はつるつる読める感じです。お値段もリーズナブルで、これから翻訳者になろうとする人にちょうどいいかも。わたしを含め、初心を忘れちゃったかもという翻訳者さんにもお薦めです。

仕事がない場合とか、トライアルに受かるにはとか、専門分野ない人はどうするなど皆の気になることが丁寧に書いてあります。仕事ないときは、落ち込んで当たり前のことできなくなりますよね。

(わたしの場合、

1.トライアルを受ける。
2.勉強する(知識・英語や他言語・翻訳)。今年勉強だらけだったのは暇だったからです。
3.何ヶ月も仕事なくても、なるたけくさらない。

最近はたまにアメリアの定例トライアルを受けたりして弱点をさぐってます)

他に、翻訳志望者や仕事する上でのQ&Aが親切で、ブログ『女は翻訳でよみがえる』(このブログにもリンクあります)からの抜粋も。

今は猫先生はご近所ではなく、お互い富山にいたときもときどき会っていただけなので、最近インタビューなどで「へえ、知らなかった」と思うことがあります。Kindle本に1カ所富山弁をさっき発見して受けていました。

今年は翻訳に関する本をよく読んでいる方ですが、こないだ読み終わった学習者にビシビシ愛の鞭をふるっている本(山岡洋一先生)もそのうちご紹介します。

イタリア語検定のネット出願者向けに点数の発表です。準2級のこれまで4回分の成績(2017/11/15)。

ヨシダヒロコです。

今回の結果では、作文の点数が落ちてしまったのが残念でした。たぶんこれまでで一番書いたので。なにか重大な間違いやったんだろうなあ。点数は前回に続きあと3点でした。惜しいところで落ちたのだろうことは分かっていたので、もう次回に気持ちは向いています。

来月出願が始まるので申しこむつもりです。それにしてもLinea diretta1bの解答が行方不明なんですが……。

前のエントリで書いた用事で上京するときに、日伊学院にも寄るつもりです。クリスマスパーティーは残念ながら行けませんが、楽しそうですね。

下の成績は2016年春期から始まり、4回連続です。何か参考になるところがあったらどうぞ。

 

2016-primavera-pre2

2016_2_Italia

risultato_2017primavera

resultato_2017autunno

翻訳祭2017ミニ講演会で喋る予定(2017/11/29開催予定)。

ヨシダヒロコです。

minipresentation

風邪引いたりしたら困るしと思って、JTFのサイトではとっくに告知が出ているのにここに書く勇気がありませんでした。富山から少々強行軍になります。内容は勉強で読んだ本の情報などブログに書いたことがほとんどですが、少し付け足します。

上の画像にもあるように、バイオどころか履修してなくて生物も分からなかったのを何とか独学しましたという話。当日も言いますが、勉強方法や合う本は人によって様々なので、これを絶対と思わずひとつの参考にしてください。わたしも最近バイオの仕事はなかなかまとまってもらえないので、まだまだです。そういうモヤモヤした状況を打開したくて手を挙げたのもあります。

翻訳祭は同じ時間にいろんなセッションが走りますし、わたしのように遠方だったり様々な理由で行けない方もいるでしょう。事後、スライドなどは公開いたします(許可を得ています)。

昔わたしは地元で飲んでいて、電車なくなったのにホテルの空きをギリギリまで確かめなくて「チャレンジャー」と呼ばれたことがありますが、実のところ翻訳祭初参加でプレゼンの経験はありません。昔のOHPならありますが。なので、また「チャレンジャー」になってしまいそうです。

翻訳祭の申し込みは今年例年より1週間締め切りが早いそうなので、気をつけてください。翻訳祭に行く皆さんも、行かない皆さんも、寒い季節になったので風邪に気をつけてくださいね。

Coursera “Modern & Contemporary American Poetry (“ModPo”)”(ペンシルバニア大、8月スタートほぼ通年)

ヨシダヒロコです。

ModPo

2012年に初めて受講し、もう少しで修了できるところでした。去年再挑戦しようとして断念し、今年マイペースで再開、10週中もうすぐ1/3が終わります。

この講座ではエミリー・ディッキンソンやウォルト・ホイットマンなどの詩人から始まって、ほとんどが米国の現代詩人を取り上げます。アル教授がたまにユーモアも交えながら、概ねは真面目に学生たちとディスカッションする動画(だいたい英語字幕はある)を見たりいろんな詩を読んだりしながら、自分でもエッセイで解釈を試みる機会があります。エッセイ投稿してスレッドにコメント付かなかったら、メンターがちゃんと何か話しかけてくれます。温かい雰囲気の講座です。

相互採点もするのですが、ディッキンソンなどは解釈が人の数だけ何とでもなる感じで、自分と違う意見だと思っても否定しないようにしています。他に日本人を見かけたことはありません。上の画像にあるimagismは俳句などの日本の影響を色濃く受けているので、何か書いて投稿するかも。放送大の(今期で終わるようですが)『和歌文学の世界』や、去年できたばかりの『Walking with the Writers』(英詩もあるけど伝統的な型にのっとったものが多い)も参考になりました。言語としての英語や言葉というものを考えるいい機会になっている気がします。

この講座は結構手間暇がかかり、Courseraには他に受講経験ありますがなかなか一筋縄ではいかないです。宇宙論とかもあるのでいつか受けてみたいですね。日本の大学では東大が英語で授業してます。今回の講座は、修了証書が欲しければ期限があるのですが、そうでない人は自分のペースで勉強しているようで、そこも好きなところです。