第24回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語受付終了、イタリア語受付中)(申し込み2017/08/24~10/31まで)。

ヨシダヒロコです。

この間のイタリア語検定準2級は、先生とのSkypeレッスンでの答え合わせの結果、ギリギリで作文が基準に達してないかもと言われました。まあそれならそれでまた頑張るしかないのですが、気分を変えたくなりました。ちなみに持病もあり、試験後3日疲れて寝込みました。今は受かってなければ試験は試験でやって、翻訳もやりたいなと思っています。英日医薬翻訳ももう1つは通信講座受けたい(受けないと仕事取れないと思う)ので、お金ないのに困っていますが。

今年は日伊学院の翻訳コンテストを提出しそびれてしまい残念で、なにかやってみたかったのでこれ。英語部門もあるんですが、受付は終了したそうです。絵本は字数が少なく難しいので英語翻訳でも避けていました。でも英・日では詩歌の勉強も趣味を兼ねて最近していますし。何より絵本のあらすじが気に入りました。

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https://www.amazon.it/Sogni-doro-pomodoro-Elisa-Mazzoli/dp/8897870899

画像はAmazon.itからです。

コンテストのHPよりあらすじを引用します。トマトが嫌いというのが面白い。そういう人あの国にいるのかなあ。著作権的にはどうかなという写し方をした本のページがネットにあって、見た場所の解釈があっていればかなりこのアニータちゃんは面白い子です。

イタリア語部門

書名SOGNI D’ORO POMODORO」

:Elisa Mazzoli

:Cristina Petit

トマトを食べたくないと泣き叫ぶアニータは、食べるまで戻ってきたらダメ!と、トマトを持たされたまま、ママとパパに食事のテーブルから追い出されます。お腹はすいているけれど、絶対にトマトは食べないと固く誓い、パパとママの気が変わるのを待ちながらトマトと遊び始めると・・・。

©2016 Francesco Brioschi Editore srl

エントリーにお金がかかりますが、絵本代も結構あるようです。取り寄せると高いですからね。板橋の絵本館はボローニャに関係があるらしく、ああいう静かな街で勉強してみたいと思ったりしてます。もう申しこんだので、お金は明日払います。本がなくなったりすると早く受付終了するそうです。

出版などの翻訳経験があるとNGですが、わたしは下訳のみで名前は出たことないので大丈夫でした。

応募要項は以下の通り。

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/084/084989.html  魚拓

申し込みの時点でわざわざブログに書いているのは、情報提供の意味もあるし、身体が弱いため細かく体調調整をしているので、ここに書くことで自分が頑張れるよう追い込むという理由があります。

おそらくイタリア語(翻訳も含む)学習中の人が見てるんじゃないかと思いますので、絵本は結構難しいのですがいかがですか?

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出張CiRA(iPS細胞研究所)カフェ × 聞イテミル・考エテミル!?「iPS細胞の現在:じん臓・すい臓・肝臓の再生医療」in 金沢に参加して(後編・2017/07/09)

ヨシダヒロコです。

後編が大変遅くなりましたが、前編はこちらです。スライド表紙や建物内部は撮影OKを頂きました。iPS細胞研究所と金沢の研究者さんのグループ「聞イテミル・考エテミル!?」の共同主催です。

出張CiRAiPS細胞研究所)カフェ × 聞イテミル・考エテミル!?「iPS細胞の現在:じん臓・すい臓・肝臓の再生医療」in 金沢に参加して(前編・2017/07/09

 

2人目のゲスト、長船(おさふね)先生はじん臓・すい臓・肝臓の研究をなさっている先生で、まず専門を決めたきっかけを話されました。

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増殖分化機構研究部門 長船 健二 教授

https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/research/osafune_summary.html

研究概要、略歴など。

先生が医師になった頃、研修医のシステムは今とは違っていました。わたしは先生と同年代で、医師の友人がわずかですがいるので少し分かります。専門を決めようとしたとき、開業医の息子でもないし何でも選べたのですが、病気で壊れたら再生しない臓器と再生する臓器があることに興味を持ったそうです。卒業した平成8年には再生医療はメジャーではありませんでした。じん臓の再生に関する研究をなさっていたそうです。

#詳しく知りたい方は、先生の研究についてのコラムがこちらにあります。

インタビュー『“未来”の担い手たち』

腎臓、膵臓、肝臓の再生に挑戦する(1)-全2回- 長船 健二 氏

http://www.jst.go.jp/ips-trend/column/future/06/no01.html   魚拓

(2)

http://www.jst.go.jp/ips-trend/column/future/06/no02.html    魚拓

前のゲストで出てきたiPS細胞の写真がまた出てきました。細胞があっちにもこっちにも固まっているそうです。無限に増えるのですが、くっつくと働きが悪くなるのでバラして別の皿に入れるそうです。200くらいの様々な細胞になれるそうです。

再生医療とは、健康な細胞や臓器を移植することで病気を治すことです。メカニズムはとりあえず横に置いておきます。

次に、「再生医療用iPS細胞ストック」の説明がありました。ニュースレターには載っていて、山中先生がTVでお話ししていたような記憶があり(寄付すると出演番組がメールで送られてくるので)今回のサイエンスカフェでも事前にこの用語を含めて何を知っているかアンケートを取られました。

例えば患者さん自身からiPSを取るとすると、取ってきて育てるのに3ヶ月くらい、しかも悩ましいことに育てると性質がバラバラなものができる(がん化含む)そうです。iPS作成の品質評価のステップで1年間、一番お金がかかります。次に分化誘導というものを行い、ES細胞のように発生の時にどんな刺激があるか、分かる範囲で同じものを与えてiPSに導きます。その品質評価が約10ヶ月くらいかかり、お金もかかります。

(広報の方から、上の長船先生の発言が少し分かりにくいので補足です)

「2014年の加齢黄斑変性の臨床研究の場合、細胞の採取から患者さんに移植するまでで約10ヶ月かかりました。その間に品質評価や分化誘導を行います。同時進行で行われる部分もあり、必ずしも足し算した時間とは一致しません」

今、ここに脊髄損傷になって救急車で運ばれてきた患者さんがいたとして、すぐに処置すれば治るかもというときにこれでは間に合いません。それで、もともとiPSのストックを用意しておくのです。

HLAホモiPS細胞というのがあります。HLAという免疫に関わる細胞のタイプ(番号)が同じな場合、輸血や移植のときも自分と同じと見なして拒絶反応が起きません。日本人では、HLA のA 24:02とB 52:01とDR-B1 15:02の3種で16%を占めます。両親から受け継いだHLA遺伝子が同じ場合をHLAホモといいます。

HLAホモの方は珍しいのですが、HLA型を調べる臍帯血提供者や骨髄ドナー、献血されたかたの中から同意が得られた方から、HLAホモの方を探して協力していただいています。細胞培養施設には臨床グレード(基準)があります。細胞調製施設(Facility for iPS Cell Therapy: FiT)など、写真を見せていただきました。

2017/03/18に、iPS細胞ストックは滲出性加齢黄斑変性の患者さんの手術に使われました(「他人のiPS細胞」などと記事になっています)。理研CDB高橋政代プロジェクトリーダー、神戸中央市民病院、大阪大学、CiRAの成果です。

*****

休憩の前にQ&Aタイム。

Q  iPS細胞の保存期間は?

A ヒトでは-160℃で永久に。液体窒素を使う。マウスは-80℃で保存可能。

Q. 目の細胞のがん化を防ぐ方法は?

A. そもそも目ががん化しにくい環境と言われています。また、少なくともがん化しやすい遺伝子変化がないことは確認しています。万が一がん化した場合にもがん細胞を除去する方法があります。

Q. レトロウイルスはなぜ使うのですか?

A. 遺伝子導入・発現はベクターを使います。効率よく細胞に遺伝子を導入できます。20~30年前に遺伝子治療を受けた患者さんは、導入遺伝子のすぐ先にがん遺伝子があって刺激されてしまい、白血病になってしまいました。エピソーマルベクターは核の中に入りません(なので比較的安全と考えられます)。

Q. わたしの質問ですが、HLA型の表のところを聞きました。

A. 24:02などは種類です。3種で16%ですが、90%をカバーするため20万人のHLAを調べる必要があります。2017年度末までに3種30%が目標です。

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ここで休憩です。

休憩時間には研究者さんつかまえて質問してもいいということだったそうです。飲み物とお菓子、両方いろいろが準備されて、乾燥したiPSの小さなサンプルがテーブルに用意されており、説明を受けながら容器に付いている拡大鏡を通して見ることができました。さっき見た写真とは違い、見やすいよう赤く染色してありました。

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事件が起こったのは話の後半でした。その日も金沢は暑くて(北陸が夏暑いことは割と知られていません)、何と停電になりました。タブレットで北陸電力を探してみると、金沢市がピンポイントでダウンしているようで、あの古い建物があだになったのかも。しばらくは「お茶でも飲んで待ちましょう」だったのですが、20分くらいどうなりそうもなかったので、先生とスタッフの方2人、計3人がそれぞれスライドを映したノートパソコンを持って(最新医学のことを話しているのに皮肉でした)薄暗い中マイクを使わずにしばらくお話しされました。非常にシュールなアクシデントでした。幸い20分ほどで復旧しました。

先生が研究されているのはじん臓・すい臓・肝臓ですが、これは特に糖尿病の患者さんなどで一度に悪くなることが多いそうです。

じん臓病→慢性腎不全(1300万人。糖尿病だと血管ボロボロ)→毒素をだす→透析(約32万人)移植数 1500人

すい臓→糖尿病(約320万人) →血管ボロボロ、脳梗塞、心筋梗塞   すい臓・すい島移植  40人

糖尿病:将来なる可能性のある人 2000万人

病院行ってない人を含めると 患者は900万人

肝不全(約40万人)→ 肝硬変  移植数 500人

移植しかないのですが、ドナーが追いついていません。それでiPSで解決する研究をしています。iPSは肺とじん臓が難しいそうです。

iPSからじん臓の組織を作りネズミに移植すると、糸球体ができて血管につながり、おしっこを濾過しているのが見られたそうです。でも「まだまだ」とおっしゃっていて、すでに18年も研究されているそうです。

すい臓→すい島をiPSで作る。ネズミは治せそうだそうです。移植したすい島を取り除くと血糖値が戻っているので効いているのかも?

今後の展望としては、3、4年で移植の研究をしたいそうです。糖尿病の研究はし烈で、北米だけでも200万人の患者がいるので製薬会社にはお金になるそうです。北米では1社始めています。

肝臓について。iPS肝臓細胞をネズミとサルに移植します。ハツカネズミは20日に1回出産します。質問したのですが、マウスというかネズミには2系統が研究所にいて、片方がハツカネズミに近いそうです。ネズミでうまくいっても念のためサルでも試すそうです。

最後にスライドで近く患者さんへの移植をする研究が始まる病気の一覧を見せてもらいました。パーキンソン病、加齢黄斑変性(既出)、角膜疾患、難治性心不全、軟骨疾患、がん、血小板減少症、先天性代謝異常症など多数あります。

法律が変わって移植までが早くなったので、実現は研究後近い未来だそうです。定年までやります、と何となくぼそっとした声でつぶやかれていたような。

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質問の時間が少しあって、付箋を貼っての質問コーナーに書いていた人もいたのですが、メチル化とかMHCとかレベルが高かったので(後で研究者の主宰したサイエンスカフェと思い出しなるほどと)、個別に聞いてくださいとなりました。

CiRAサイエンスカフェを地方都市で行ったのは初めてだそうですが、暑い中調整して参加でき、色々お話が聞けてよかったです。研究所も前から行きたくて、でもなかなか京都に行く時間や手間が取れなくて。

最先端のお話が少人数対象に目の前で聞けるので、サイエンスカフェは大変お薦めです。今回組織してくださった皆様、ありがとうございました。先生方やスタッフの皆様も遠くからお越し頂けました。

チラシやパンフレットを頂きました。

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左2冊は頂いたもの、一番右に送られてくるニュースレターを置いてみました。

 

 

難しいことはどうも……とおっしゃるけど何か本を読みたい方にはまずこれがおすすめです。2年前のレビューで、山中先生の山あり谷ありの研究人生を話し言葉で書いてあります。

今さらですが『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』を読んでみた(2015/07/26)。

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最後に、iPS関連のサイエンスカフェがまた金沢であるそうです。再生医療学会関連の10/22「アートとビオス」、金沢21世紀美術館で夕方からです。

https://comm.jsrm.jp/risk-communication/events/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%A8%E3%83%93%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%80%8D/

このブログは過去のポストを検索してくる方が多いので、リンク切れを防ぐため情報をコピペします。参加方法は今学会に問い合わせ中です。

サイエンス・カフェ「アートとビオス」

  • 開催日時:2016年10月22日(土) 18:30~
  • タイトル:「アートとビオス」(日本再生医療学会「リスクコミュニケーションのモデル形成事業」サイエンス・カフェ企画)
  • 出演者:福原志保 (BCL)・八代嘉美 (日本再生医療学会/京都大学iPS細胞研究所)
  • 開催地:金沢21世紀美術館カフェレストラン “Fusion21”
    https://www.kanazawa21.jp/
  • 入場料:500円(ワンドリンク)

2006年に山中伸弥教授らがiPS細胞の樹立を報告して、ちょうど10年となりました。それ以来、未来の医療として「再生医療」や「幹細胞」という言葉が、日夜新聞やニュースを賑わわせるようになりました。こうした研究はまた、病気の治療の研究だけではなく、生命のしくみを解き明かす生物学の研究でもあり、その成果はわたしたちが「あたりまえ」のと思っている「生命のすがた」を揺るがしてもいるのです。その一方、バイオテクノロジー自体が手軽に扱えるものとなってきており、それを用いたアート作品群、いわゆる「バイオアート」によって「生命のすがた」の描かれ方も多様になってきています。今回のサイエンスカフェでは、昨年、金沢21世紀美術館で「Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」を展示した福原志保さんをゲストに迎え、幹細胞とは何か、再生医療とは何か、といった話をテーマに、さまざまな技術が「生」へと介入することが可能となった現在について考えます。

BCLウェブサイト

http://bcl.io/

 

今回のサイエンスカフェの報告&iPS関連次回の予告は以上です。

#こういう内容に間違いがあっては困るので、CiRA国際広報室で何度もチェックして頂きました。どうもありがとうございました。

『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)を見ました。

ヨシダヒロコです。

しばらくぶりに、少しですが仕事が来てバタバタしています。トライアルも受けているのですが化学でまで連敗でした。そこにSDSの要素がある仕事が来たりしてほっとしています。

時間のある間、トライアル以外は読書(いや時間があるといいですわ)・イタリア語検定の勉強に集中・放送大学・映画(DVD・BS)・MOOCなどで過ごしています。そのうち書ける話題もあると思います。

ソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイド』を昔見たことがあって、連続自殺をすごく甘美に描いていたので正直なにこの人?と思い、『ロスト・イン・トランスレーション』は評判でしたが長く見ていませんでした。

トレーラーの下には「この映画を見て東京が大好きになった人は沢山いるんだよ」という温かいコメントを日本人がかけてもらっていました。

翻訳や通訳をしていたり、言葉を使う仕事の人、興味のある人はどうやって異言語間のディスコミュニケーションが起こるかがよく分かる作品です。あと東京が外国人の目にどう映っているかの一例。Googleで”Translation”という言葉でアラートを作っておくと、”Lost in Translation”という記事が出てくる出てくる、なのです。

ディスコミュニケーションが起こるのは、例えば通訳が全部訳してないとか。主人公のひとりボブ(ビル・マレー)はアメリカの俳優でサントリーのCMを撮りに東京に来ていますが、東京になじめず1人で夜も眠れずにいました。通訳が入った撮影場面では、「フィーリングで!」的にヤケにノリのいいディレクターが良くドラマとかでいますが、その典型をダイヤモンド☆ユカイ(元はロックバンド・レッドウォーリアーズのヴォーカル、本名・田所豊)がキレながら演じていました。ボブは何を指示されているのか分からず戸惑うばかり。英語版Wikipediaにはこうありました。Directorの言葉は長すぎるし感情的すぎて、それが通訳により短くされてしまう。グラスを持って「昔の友達に会ったときのように」フレーズを言ってと言っているんですが、通じてないしダメ出しが出るし。ボブには「もっと喋ってるんでは?」というような字幕が付いていました。

Wikipediaの筆者によるとこういうのが『ロスト・イン・トランスレーション(翻訳により失われる)』で、こういう箇所が何カ所かあると。ここが一番目立ったかな。

Over the course of the film, several things are “lost in translation”.[4] Bob (Murray), a Japanese director (Yutaka Tadokoro), and an interpreter (Takeshita) are on a set, filming a commercial for Suntory whisky (specifically, 17-year-old Hibiki). In several exchanges, the director gives lengthy, impassioned directives in Japanese. These are invariably followed by brief, incomplete translations from the interpreter.

Director (in Japanese, to the interpreter): “The translation is very important, O.K.? The translation.”
Interpreter (in Japanese, to the director): “Yes, of course. I understand.”
Director (in Japanese, to Bob): “Mr. Bob. You are sitting quietly in your study. And then there is a bottle of Suntory whisky on top of the table. You understand, right? With wholehearted feeling, slowly, look at the camera, tenderly, and as if you are meeting old friends, say the words. As if you are Bogie in Casablanca, saying, ‘Here’s looking at you, kid,’—Suntory time!”
Interpreter (In English, to Bob): “He wants you to turn, look in camera. O.K.?”
Bob: “…Is that all he said?”[5]

お姉さんが夜に歌うホテルのジャズバーがあるのですが、そこでボブはシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)に出会います。彼女は大学を出たばかりでこれから何をすればいいか分からない、結婚していてカメラマンの夫の撮影で日本に来たけど、日本になじめてないし眠れないし、結婚もこのままうまく行くか分からない。ボブも妻や子供が面倒になるばかりで(よく分からない電話がかかってきます)どうしていいのか分からない、そういう2人が東京で出会って、人とつるんでカラオケしたり楽しい時間を過ごすという話で、Wikipediaにラブコメディとあったけど、えっそうなの??と思いました。

この映画の中の英語を話す日本人が信用できるかというと、なんだか見ているわたしからも距離を感じましたし、人のことは言えないけどLとRの区別が日本語にはないのに英語にはあるのでラリルレロの発音で話すと面倒なことになったり。病院の場面もあったんですが日本語が分からず通訳もいないと、外国人は「大丈夫ですよ」と医者が言っても分からなくてすごく不安なんだな、と。ボブのふたりめのカメラマンは英語でいろいろ指示したり「いいねー」と言いながら撮っていて、比較的問題なかったんですが、LとRの問題があったようです。

昔々、わたしもイギリスに短期で行ったときに旅行会社の人が早く喋るので「もうちょっと遅く」と言いたかったのにあがって言えなくて、「お手上げ」ポーズをされたことがありました。当時英検準1級を持っていましたが、だからわたしは英検はあまり信用しません。LとRがちゃんと発音できているかも分かりません。

映画の話に戻ると、シャーロットがひとりで京都に行き、白無垢の花嫁さんを見たときの方が言葉よりダイレクトに何かが伝わっていた気がします。他に東京の街並みの撮り方で外国人目線ではなにに興味を持っているのか分かります。2人が回るスポットで、言葉ができる人が付いてたらもっといい経験になっていたのでは、というシーンもありました。

ちなみに、前回の投稿で書きましたが、イタリア語検定の後1時間アテンドする成りゆきになったイタリア人カップルのうち奥さんの方にも着物のこと聞かれました。「結婚したときに揃える人がいて、子供の入学式の時とかに着るんだけど最近はあまり。でも古着が流行ってて。着物着ている人はいるよ、富山にも金沢にも」みたいに(下手くそですけど)答えましたが、その後金沢の古い街並みで白無垢の花嫁さんを見ることができたようで、よかったです。外国の方には中古の着物をガウンに仕立てたら良さそうですね。特に男性には丈が足りるかな?

この映画の感想としては、言葉に関わっている人や興味がある人(自分も含め)は言葉を大事に、でも言葉なしで伝わるものもやはり大事にしましょうね、といったところでしょうか。

イタリア語検定2017年秋期準2級(4回目)受験+迷ったイタリア人を案内(2017/10/01)+ネット解答で答え合わせ(10/03)(10/04追記)。

ヨシダヒロコです。

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作文の過去問やっていて納得がいかなかったので、解答例を丸写しして勉強しているところ。以前、通信講座を受けていたときに間違いだらけで、添削受けたものを写す方法もあると教わりました。

今回の試験、頑張ったから疲れたし、直前に天気が変で医者にいったらわたしみたいな調子悪そうな人が沢山いました。Aboutにある通り病人なので調整が大変なのです。

試験は金沢まで早めに行って、1時間前から最終調整してました。ciとかneとかややこしいですよね。イタリア語検定協会のこのコラムにあったようなことです。試験終わってから見つけたんですが……(とほほ)。

検定対策コラム 準2級レベルと綴りの短い代名詞

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金沢試験会場。

試験は教室にわたしひとり。結局試験にさっきのは出ず、直前まで見ていたandare 二人称(と思っていたら3人称だった)の命令形など出ました。リスニングは最後の方ガタガタでしたがだいたいOKな感触、作文は今までの試験にはなくスムーズに下書きはしましたけど、手書きの字が大きいので書き写すときに少し推敲したり削ったりしました。スムーズだったのは、作文は結構勉強しましたから。

問題を掲載するのは去年協会に問い合わせているので、そして「あんまり堅いこといわなくても」という答えをもらっているので、許可もらったのかとかメールくださっても困ります。

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試験後ひと休みにドトールに入り、3種の愛媛みかん果汁が入った限定ジュースを美味しく飲んで、用済ませて帰ろうと思ったら。

 

ホームに困った様子のイタリア人カップルがいました。イタリア語であることを確認し、Senta…(すみません)と声をかけ、何があったか聞いたら「東京から新幹線できて、富山で乗り換えて高山へ行きたかったのに、ここは何駅?」切符は何の間違いか終点金沢までになっていました。彼らは「間違えてしまった」といってましたが、発券が間違ったのかも。それでわたしも富山方面だったので一緒に電車乗って、高山までは最近行ってないけど途中まではこのところ何回か行っているので、電車が本当にあるか時刻表をタブレットで確かめ(猪谷、高山方面の交通機関は週末は少ない)車掌さんにも聞き、2人とも不安そうだったので富山駅の高山線ホームまでつきあいました。

まだ若いのに新婚旅行を全部個人手配なんてすごいなと思いました。南部出身のふたりで、日本の質問もされ雑談もして、イタリアにいつか行けるまでできないと思っていた「イタリア人と本音で話す」体験が少しはできたかなと思ったのですが、ちょっと疲れて単語が出なかったりバタバタでした。それにしても、こういう旅行者が多いだろうに、オリンピックもあるのに、今後日本も北陸も対応できるんでしょうか?この2人は英語はあんまりの様子でした。幸い、カップルは今無事に隣の県内を回っています。

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それから2日経ちましたがまだ疲れから回復したか自信がありません。今日(3日)のネットでの正解発表はトップページから行けますが、少し遅れて午後3時頃(日付変わったすぐ後だったこともあったと思います)でした。

リスニングが16点で72%ほど、筆記のうちリーディングは7問中1問のみ不正解でしたがやはり文法問題がネックで点を落とし、作文以外の筆記全体では22点で59%。文法は4択なんですがあと2つのどっちかと迷ったところとか、やっぱりこっちにするとしたところが外してばかりでした。あとは作文次第かと思います。前回は47点、あと3点で落ちてます。

最悪もっとギリギリで落ちることになりそうですが、準2級、なかなか苦戦させてくれますね。今、期間限定でリスニングの音声も載っていますので、復習しようっと。

ところで『旅するユーロ』は2ndシーズンに入ったので、流すだけのドイツ語含めてスペイン語と3つまた見る予定です。ナポリのピザいいですねーーー。

(2017/10/04追記:書き忘れていたので。この後、11/10頃に合格者の受験番号をネット上で発表、事前に掲載を断った受験者は除きます。そして11/13頃にウェブ出願した人はマイページで結果が見られます(問題冊子と試験会場で言われたことの総合です)。結果郵送は11月下旬になります)

イタリア語検定は明後日(準2級4回目)。

ヨシダヒロコです。

 

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各章の最初に長いリスニングがありますが、とてもリアルな会話だと思います。こういうシチュエーションありそう。

ずっと受けている翻訳のトライアルを今月また受け、結果待ち中のもあり落ちたのもあり、これから取り組むのもあります。幸か不幸かイタリア語の勉強をしている暇は山ほどありました。

先生が書いたリスニング本は何回もやりましたが再び毎日少しずつ。一番レベルの高いところは最初は聞こえなかったんですよね。放置していたすべてイタリア語の文法本Linea Diretta 1b も8章中5章まで終わらせました。その上過去問は7回分、加えて最近の(落ちた)試験問題は文法とリーディングだけ2回分(過去問の本が高くて買えませんでした)、作文は7月頃からまた定期的にイタリア人教師にSkypeレッスンで添削を受けていました。3回落ちた間に、お世話になっている日伊学院の準2級講座を10回中8回まで提出しました(模試形式)。

過去問で間違えたものはルーズリーフにまとめました。4級受験の時にまとめた文法ノートも少し見たのですが、明日と明後日(電車の中)でチラチラ見直すかも。過去問は準2級3回分だけなら(今の所)検定HPからオンラインで安く勉強できます。コンビニでプリントもできるそう。

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ルーズリーフの表裏を使って、自分が間違えたところを問題集にする。

今日(29日)試験直前のレッスンがあり、質問を10くらいしたら先生が日本語を話すのを初めて聞きました。いつもレッスンではイタリア語話すしかなかったため、少しは力ついたかも(笑)。ここしばらく毎回作文を添削してもらっていて、いつも文法で間違えてばかりで苦手なのですが今回すんなり書け、「マシになりましたか」とイタリア語で聞くと「よくできました」と言ってもらえました。マンガの絵柄に沿ってストーリーを作るものとか、休日の動物園や公園の様子の描写とかパターンがあります。3級の頃は確か、「過去時制で書きなさい」という本番の設問で遠過去を使ってしまったことがありました。過去時制だと近過去と半過去、大過去あたりを使います。

実はこのところ妙に暑かったり寒かったりで、持病のしつこい頭痛が出たり風邪の引き始めになったりして、今日ぐったりしながら時間をかけて近所のかかりつけ医に行ってきました。しばらく3種類風邪薬を飲みます。

先生に「今回緊張していて」というと、これやれば、と上で書いたリスニング本を薦められました。たしかにやり慣れたものは緊張取れていいかも。今見ると「なか見検索!」がAmazonにありますね。

そんなわけですが、もしかして文法辺りで撃沈するかもしれません。やってもやっても知らないことが出てきます。でもまあ、できることをやるしかないですね。金沢会場なので、終わったら少し買い物でもしてきます。帰宅したら気が抜けて戻って来られないかも……。

和む本(5)――『ピノコトリビュート アッチョンブリケ!(手塚治虫「ブラック・ジャック」40周年アニバーサリー)』

『地底から宇宙をさぐる――ニュートリノ質量が発見されるまで 増補新版』読了。

ヨシダヒロコです。

Facebookの機能で知りましたが、約1年前に買ったものをやっと最近読み終わりました。

梶田先生の恩師で、宇宙線研究所所長などを務めた故・戸塚先生の著書(更に偉いのが小柴先生)。2008年に、東海村J-PARCの加速器と協力した待望の実験を見届けることなく、がんで亡くなったそうです。この先生が亡くなったときに放送されたNHKのドキュメンタリーが2015年に再放送され、闘病中に書いたブログのことや(下に貼りましたが書籍化されています)、宇宙と自分の生と死を重ねながら(宇宙もいつかは死にますから)、自らの病を科学者として分析しつくした特異な方として知ることになりました。こういう方が自分から地理的にそう遠くないところで毎日研究していたんだなと。

去年神岡に行ったときに他の本も眺めました。口調が堅くないというか、どこか豪快な性格が出ていて親しみやすい語り口でした。この本もそうで、ニュートリノ研究の歴史や解説の中に研究生活の裏話を混ぜ込んで、戸塚先生の分だけで110ページほどですが読みやすかったです。学会で大御所に会った話とか、浜松ホトニクスの社長は「アタラシモノ好き」で小柴先生と意気投合し、そのころ日本の部品は使っていなかったころだったと。

戸塚先生の分だけで、というのは、梶田先生の授賞以降の2016年に、梶田先生の以前雑誌に寄せた短めの原稿を足して増補版として出版されたのです。師弟の共同作業的な本でしょうか。梶田先生がニュートリノ振動の学会発表をしたとき、神岡の道の駅「宙ドーム」に沢山貼ってあった岐阜新聞で読んだのですが、「(発表を)やれ」と戸塚先生に言われ、結果拍手が鳴り止まなかったそうです(拍手のことは、今の神岡施設長の中畑先生がおっしゃっていた)。

この本を読んでいて、p47にフランクリン・メダルの話があります。ある科学者がなかなか取れないという話なんですが、番組で先生の遺影の前に賞状があるのを見ました。「アメリカで最も権威ある賞のひとつ」と本文中にはあるのですが、検索すると「アメリカのノーベル賞」と出ました。先生が授賞したのは亡くなる前年で、日本でも「ノーベル賞が近い」と言われていました。梶田先生は、「ノーベル賞の定員は3人なのに、(先生の)1人分空けてくれた」とTVでおっしゃっていました。

本に書かれていることでリアルなのは、カミオカンデでの超新星爆発ニュートリノ発見の舞台裏です。今でもスーパーカミオカンデでは次の爆発を待っています。カミオカンデ建設についても最初から関わっているのでいろいろ書いてあり(今は坑道のそっち方面は封鎖されているようです)、ラストはスーパーカミオカンデ建設へ向けてとなっています。

語り口が気に入ったので時々また本を開くかもしれません。例えば、素粒子物理学者が「傲慢」という話をやはり外国人物理学者の講演で聞いたことがあります。先生は次のように書いています。

高エネルギー物理学がその後の40年間に手にした成果は実に目を見はるものがある。(略)1930年にローレンスがサイクロトロンで8万電子ボルトまで陽子を加速したのを思い出してほしい。60年後、陽子の加速エネルギーは1億倍、衝突エネルギーは1000億倍になったのである。ときどき物理屋が「俺たちがやろうと思ったことで、できないことはない」といういささか傲慢な言動を口にしても、どうか許してあげてほしい。加速器は物理学者が作り上げた機械のほんの一例だけれど、これだけの恐るべき技術的な進歩を実際にやり遂げたのだから(p28)。

これは一例ですが、とても魅力的な文章です。ブログは(2017/10/07改稿)Web Archiveにhttp://fewmonths.exblog.jp/ と入れると”The Fourth Three Month”として一部が残っています。2008年頃のアーカイブをお探しください。ブログにはご自分のいろんな考えも書いていました。湯川先生や朝永先生のようにエッセイをたくさん書かれたらきっと一般の人にも広く読まれたような文章だと思います。

ブログの書籍化はこちらで、すでに持っていますが、素晴らしい写真が省略されているようで残念です。

このブログ書きながら書誌情報見てて気づいたのですが、余命が短いと分かっていた先生のブログからの本がもう1冊ありました。こちらは科学エッセイで、神岡町図書館の物理コーナーでも見かけました。「話し出すと止まらなくなるので、今日はこの辺で」みたいに書いてあって微笑ましかったです。

最近知ったのですが、静岡県人の先生を記念して、富士市の道の駅に「戸塚洋二ニュートリノ館」があります。HPは多国語展開で、英語のページや展示にも先生の可愛らしい似顔絵が見られます。プラネタリウムまであります。

(2017/10/07追記:今回紹介した本の)表紙写真はスーパーカミオカンデと思いますが、大体の施設写真は写真が趣味の中畑先生が撮っているそうなので、クレジットはないけど弟子として参加しているのかも。

さて、やっと梶田先生のご本を買う番になりました。他に関連本は何冊かあります。小柴先生のは大分前にジュニア向けの本を読みました。現・東北大カムランドの鈴木厚人先生も書かれてます。

「ニュートリノは難しい」という人に。面白いのはこんなちっちゃな、重さがあったといって大騒ぎになるようなつぶつぶが物理の理論を変えるといわれていたり、宇宙の始まりを解き明かすかもといわれていることです。知らない間に飛んできて身体を通り過ぎている(山ほど)というのもミステリアスです。

4年前、右も左も分からなかった頃に神岡から鈴木洋一郎先生がお話に来られるというので、小柴先生のこの本を読みました。子供向けでも話をぜんぶ分かったわけではないけど「楽しかった」と思ったのはその時が最初でした。もう1冊、梶田先生受賞後に出た初心者用向けの本を貼っておきます。

 

イタリア語検定準2級(4回目受験)準備中。

ヨシダヒロコです。

今まで色々書いてきましたので、「イタリア語検定」タグを見て頂きたいですが、今やっていることを書きます。5級から受けてきました。

1.先生の書いたリスニング本を再びおさらい。2回かそこら聞いた後でテキストを見ます。気分によってはテキスト見ながら追って発音。もう何回やったか忘れた(6回目以上?)ので、STEP1は飛ばしてSTEP2から始め、昨日ひとまず40回分終わったところ。直前に向けてSTEP3をやります。

この本はよく売れてます。イタリア風俗やどこにどんな名所があるということの勉強になりました。Google Booksにもテキストだけならデータがあります。

 

2.文法は他にも本を持ってますが、本当に弱点なためこれがいいですとお薦めされ(人によると思いますが)、前回の試験の時買ったのに解けなかった”Linea Diretta 1b”をLezione1まで終わったところ。リスニング要素含め大問が1章に20問くらいあるので、なかなか解き甲斐があります。なんとかLezione 5くらいまで解きたいですが、どんどん難しくなるらしいです。ちなみにLezione 1は、ミュージカルやオペラのチケット2枚買ったのに一緒に行く人がいなくなって、直前で人を誘うという内容がメイン。再帰動詞が駄目なのでやってみたけど、1章にいろんな要素があります。○つけるのも、書く分量が多いので大変。Lezione 8まであり、最後の方は仮定法や命令法です。

日本のAmazonにはテキストでなく答えだけ売ってます。安く買うなら外国のAmazonか下の版元か、値段が少しかかりますが日伊学院などのイタリア語学校でも売ってるみたいです。

https://www.guerra-edizioni.com/books/index.cfm?node=0,1,4,31

3.「まだ新聞読むのは能力的に難しい」と言われてしまったので、趣味的に新聞。La RepubblicaやCoriere della Seraがいいらしいです。準2級本番では今までリーディングは1個間違えるかどうかですが、確かに新聞は(話題にもよるが)結構辞書引いて時間をかけても分からないことも。前に言われたのは、試験対策なら政治とかではなく、食べ物とか読むのはどうですかと前に言われました。例えば「スペインへの美食小旅行」みたいな記事では、スペイン料理好きなので文字数が進みます。ただ、新聞は直接の試験対策とはならないそうです。

4.普段からイタリア紀行ものなどのTVを探し、見るようにしています。今年からできた放送大学の授業も美味しい話ばかりでよかったです。ただテキストより放送の方が難しかったような。

5.作文(120~150語)は10日に1回ほど日伊学院でSkypeレッスン受けてます。文法的な間違いが多いのが弱点で直してもらったり、ゆるゆる会話したり。よく思いますが書く・話すのアウトプットは似てますね。Lang-8などでイタリア語ネイティブ見つけて添削してもらうという手も聞きますけど、伊検にどこまで有効かは分かりません。試験での作文は全体の平均点が20点中12点あるかそこらで、わたしの普段の点もなかなか5割を超えられないのが困ったところです。言語的に似たスペイン語が混じったりします。

6. そのうち過去問に入ります。持ってない過去問が2冊あるのですが、1冊は買うかな。イタリア語検定サイトの過去問は問い合わせたら追加されないそうなので仕方ないです。

今回は時間に余裕があり、現在多少夏の疲れが出ていても勉強に障るほどではないので、割と計画的です。3級の時は3回目にして1点オーバーで受かって、準2級も結構惜しいのが2回続いてますが、さてどうなりますか。いい加減この試験からは卒業して次の段階に入りたいです。

富山県中央植物園「私の植物写真展」出品作を見に行く(2017/07/21~8/30、8/28に来園)。

ヨシダヒロコです。

植物園HPをまず貼っておきます。http://www.bgtym.org/

確か出展するのは3回目で、出したっきり調子悪くて見に行けないとかばかりだったのですが、暑い中バス乗って歩いてやっと行ってきました。たしかこの次の日くらいから急に涼しくなりましたけど。

作品は1人2点までで70点ほど集まっていました。6月にあった写真教室「やさしい花の撮り方」(2回目に行きました)の参加者には自動的に案内が送られてきます。

出展作品は本人しか撮っては駄目で、ざっと撮るのはOKだったので、こんな感じ。下がわたしのです。ドイツスズランはうちで根付いてまだ元気にしていますが、「スズランの日」向けに花問屋さん的な通販で買ったら偶然根付きで送られてきたものです。右の睡蓮は、写真教室の日に主に白い花が池を埋めつくしていました。

自信のある人しか出さないのか撮り慣れた感じの人も多く、入賞作はとても少ないことに驚きました。

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この出品作品は反射して見にくいので、画質を落としたものを貼るとこんな感じです。植物や風景を撮るのが好きなのですが、どうも写真だけでなく勉強する科目なども、ものに向かう方が好きなのです。人嫌いというほどではないのですけど、人の美点を人物写真で引き出せる人はすごいなあと思っています。

行きに遅く家を出すぎて、少ないバスの本数でいつもと違うバス停に降りて迷ったため、ギリギリに入れてもらって植物園本体は今回ほとんど見られませんでした。高山・絶滅危惧植物のいつもは涼しい部屋に入ったらなぜか暑く、あまりいい写真も撮れませんでした。花の難しいところは、どこか少しでも見えるところが傷んでいたらもうダメなんです(撮ったあとで気づくことも)。その上で、何かはっと目を引くものがいるんだな、と上手な作品を見て思いました。

かろうじて撮れた園内の写真。紫の葉は鮮やかで、恐らくストロビランデス・ディエリアナと思われますが初めて見かけました。池にはオニバスが浮かんでいました。

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使用カメラはCanon EOS Kiss X50というエントリーモデルを5年使っていて、ここの教室で「今あるカメラをよく使ってください」と言われました。レンズも欲しいのありますが余裕のある時に段々と。いわゆる星景写真が流行っているそうですが、星も撮ってみたいです。他には今年新調したASUS Zenpad 8.0を使ってます。一眼は人前で威圧感があるので小さめのカメラ(ミラーレスかデジカメ)にも興味はあって、そちらもおいおいです。

そんな訳で、ミッションコンプリートなのでした。

 

夏、神岡へ(2)――重力波サイエンスカフェに梶田先生現る(2017/08/06)。

ヨシダヒロコです。

前の話はこちらです。

夏、神岡へ(1)――中高生向け「夢のたまご塾」飛騨アカデミーセミナーの梶田先生講演聴講(2017/08/06)。

梶田先生の講演の後も、いろんな先生方が講演していました。わたしはもともと重力波サイエンスカフェに応募したのだし(研究者さんが4人も!市役所の方に「こんな機会ないです」とメールで言われました)、図書館1階でウロウロしているときに、サプライズで梶田先生が飛び入りすることを聞いていたのです。

チラシは告知の時pdfでも出しましたがこちらです。プラス、スペシャルゲストで途中まで梶田先生。

KAGRA220170816

日曜日のためバスが少なく、わたしはカフェが終わる前に終バスが来るため抜けなくてはなりませんでした。

尾関さんが進行役、どの方か分かりませんが眼鏡の朗らかな方が話を進め、紅一点の苔山さんがあの重力波を検出したLIGO(ライゴ)で研究していたと分かって驚きました。この方は、去年のKAGRA見学会(今年のは落ちました、残念)で颯爽とヘルメットにつなぎ姿で説明していた研究者さんでは?私服なので分かりませんでしたが。他に、研究者さんのご身内か何か?手伝い要員さんが市役所や飛騨アカデミーなどの方の他にもいました。

まず、スライド表紙、そして横顔の梶田先生とサイエンスカフェのゲスト全員。

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まず最初は「梶田先生は謙虚」という尾関さん(元ジャーナリスト)と客席の編集者さんの話から始まりました。受賞当日、翌日締め切りの原稿があったそうで、編集者さんと梶田先生の間でやり取りがあったそうです。「梶田先生、今年は授賞ですよ」みたいな。先生が「いや、わたしなんて」とおっしゃっていた20分後かそこら、電話がかかってきたそうです。その他に、「神岡は第2のふるさとです」とも先生はおっしゃっていて、その他は黙って話を聞いていました。40分くらいいらっしゃったでしょうか。次の予定が……と去って行かれましたが、嬉しいサプライズでした。

講演の機会はいろんな場所であるようなので、是非。でも今回のような話は現地で聞くのが楽しいです。

わたしは今回のテーマである重力波についてよく知っているわけではなかったので、前にも書いたこの本を読んでいきました。東大系だけでなく世界の施設に関わっている安東さんの本ですが、いきなり読むと物理物理しているかもです。本当の入門書はないのかな。

『重力波とはなにか』(ブルーバックス)読了&スーパーカミオカンデ一般公開(2017/09/04より申し込み受付)。

以前から「(重力波は)アインシュタインの最後の宿題」と言われていたことは知っていて、このサイエンスカフェもその辺から始まりました。まずLIGOでの初検出があったときの騒ぎをユーモアを交えて紹介。重力波のゆるキャラがあったり(と聞いたのですがググっても出てこない)、号外が出たりしました。その中で香川だけは特異な反応をし、何かというと「かけうどんが値上がりした」が1面トップだったのでした。お話してたゲストは四国人だそうで、「分かりますけどね」と言ってました。

重力波って何?というかどういうときに出るの?という例で、ウィーンの舞踏会の動画が。質量(重さ)を持つものが回ると出るので、スライドに「出てます!重力波」とあったのは可笑しかったです。腕をグルグル回しても出ますが、振幅(波の幅)が0.000~(0が全部で49個)~1(=10の-50乗)くらいなのでとても観測できず、星ほど重いものを測定する場合で近くないと人類には測定できません。測れるのは0.000~(0が全部で21個)~1(=10の-22乗)くらいです。太陽と地球の間で水素分子が1個動いた位の小ささです。

測定の仕方はレーザーの干渉で、つまり光は波でもあるので重力波が来ると山と波がずれ、それで分かります。こんな模型を休憩時間中に見せてもらいました。

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重力波「望遠鏡」で、赤外線の赤いレーザーを使います。撮るの下手でしたが、できたばかりらしいKAGRAの模型が会場にあったので動画を撮りました。

この望遠鏡では、L字の腕の長さが長いほど重力波の影響が大きいのです。重力波の音を聞かせてもらいました。音が低いので高くしたそうですが、後で質問すると、周波数を電気信号に変えているそうです。実際の音と言えば、例えばすごく大きな音だったら直接鼓膜が揺れるかも、だそうです。

LIGOでは2つの大学が恐らく同じものを出してます。chirp(チャープ)とは「さえずり」で、小鳥のさえずりのように聞こえるらしくそう言われているそう。

 

上に貼った写真の模型にある鏡(字が見えないですが上と右にあります)は-253℃に冷やされ、厚み150mm、直径200mmの合成サファイア(無色)、ビームスプリッターは旭硝子製です。

途中でこんなスライドもありました。引き延ばして見えやすいようにしたので画面粗いですけど、このカフェのしばらく前にネットで『君の名は』の舞台が神岡の研究所からあまり離れていない、という説が出ました。それにあやかったものです。夜景の写真をアニメと比べたりしてました。

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次に、LIGOでの発見秘話です。苔山さんが発表している研究者さんとの対談形式で語ってくれました。LIGOは延べ4000人近い研究者が20年頑張っていた施設で、2015年の1050人の研究者のうち日本人は5人くらいだったそうです。あの発見で「ブラックホールの存在」「重力波の存在」が観測できたそうです。研究発表の時は2016年2月、アメリカの文科省のようなところで記者会見し、もう日本に帰っていたので夜中にYouTubeのライブを見ていたそうです。壇上にいたのはLIGO創設者だそうです。

信号は2015年9月に観測され、箝口令が敷かれました。「本当にみんな黙っていたんですか?」と尋ねられて「自分は黙っていたけどTwitterで噂が流れて。日本に帰ってからは『これは』と思うようになりました」と。

意義としては、1.重力波によるゆがみ 2.相対性理論との矛盾なし 3.連星ブラックホールの観測 4.連星ブラックホールの合体観測 5.太陽の30倍の質量のブラックホール観測(X線では今まで小さいものしかなかった)

観測は今年6月にもあり、合体して50倍になりました(このサイエンスカフェからほとんど1ヶ月ですが、1週間ほど前?から観測を始めたばかりのVirgoとLIGOが共同でまた何か発見したと噂になっています)。天体観測として新しい発見で、1万倍のブラックホールもあるそうです。

太陽質量30倍のブラックホールがどうしてできるかというと、メモがあやふやですのですいません。1.寿命を終えた星が超新星爆発をする 2.ファーストスター(重金属がなくガスが集まっている)→後になってから核融合、超新星爆発→大きなブラックホールになる

KAGRAの特徴を話しているところで、1人のおばさんが「難しい。重力波は一体何の役に立つのですか」などと質問しました。それで、バスの時間も迫っているし聞きたかった内部の様子(鏡を何段階にも糸でつるやり方など)を聞かずに帰ることになりましたが、聞きたかったところだったのでこれは残念でした。

研究者さんが話す途中だったのは、

KAGRAの特徴は、地下なので

  • 地面の震動がない。望遠鏡が揺れに弱いので安定する(揺れるとデータが取れない)
  • サファイアの鏡。熱とは原子の振動なのですが、鏡にもし熱があり振動すると、レーザーが反射するところがバラバラになります。だから絶対零度(これ以上ない低温)くらいまで冷やしている、という意味だったと。

この辺の話も「何の役に立つ」の話があったので気もそぞろだったのですが、研究者さんも予想していたのか、「その技術はこういうところに役に立ちます」というスライドを出して、「役に立たない研究、しようよ」の大隅先生の写真まで用意していたりしました。

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そんなこんなでなんとか高速バスをつかまえ富山へ帰りました。近い場所にいるのに梶田先生をお見かけしたことなかったし、飛騨のサイエンスカフェに出られてよかったです。

この日の神岡は暑く天気もよく、こんな風に晴れ上がっていました。この写真はまだ猪谷(富山)ですが、研究施設が県境ですので。

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飛騨市のHPに当日の写真があり、後ろ姿の丸いおばさんとしてわたしもいます。