イスパニカの実務翻訳(西文和訳)コース、新規開講&体験レッスンのお知らせ。

ヨシダヒロコです。

昨年というか、先月まで受けていた講座、新しい講座が開講するそうなのでお知らせです。体験レッスンは、前期に授業でやったのと同じ内容になるらしいです。今時のスペイン料理の話で、刺激的でしたが難しかった……。わたしは講座自体はもう申しこみました。内容を見ながら、Skypeで参戦します。地方の方でもOKですよ。

レベルですが、わたしは実際西検3級も落ちているし、DELEB1も多分落ちたと思います。英語の翻訳をやっているので最終的に何とかなったのかと思いますけど、最初はひどいものでした。レベルの問い合わせもコーディネーターさんが親切な方なので、遠慮せずに聞いてみたらいかがでしょうか。体験レッスンを受けてみるという手もありますし(Skype参加できるのかな……)。

http://www.hispanica-academia.org/news/hp0001/index.php?No=208&CNo=1

実務翻訳(西文和訳)コース

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■無料体験レッスン開催!
2月2日(日)11:00-12:00 講師:江沢明子
お申込み順にメールで課題をお送りいたします。

世界最高峰のレストランの中でも1位に輝いた「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」についての
映像翻訳を依頼されたと想定し、画面に合わせた簡潔な翻訳を目指します。
Informe Semanal – Cocina Marca España
※課題範囲のスクリプトもお送りいたします。
※コースでは、映像翻訳以外のテーマも取り扱います。
お申込み:eriko.kanda@hispanica.jp  03-3630-9711
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本コースでは、実務翻訳(西文和訳)の基礎を学び、プロの翻訳者を目指すうえで必要な土台作りをします。ひとりでこなす翻訳業務では、その場に適した訳語を選ぶ力と、自ら誤訳に気づく力を育む必要があります。授業では自分の訳と講師の訳を読み比べ、また詳しい解説を聞き、疑問を解消していきます。原文を正しく理解し、日本語で自然かつ的確な表現にするスキルを磨くことで、自信をもって翻訳の仕事に取り組めるようになります。
今年こそ、本気でスペイン語力をアップしたい方におすすめのコースです。

■特徴
・現役の翻訳者が、それぞれに手がけたテーマを持ち寄り指導するので、幅広いジャンルの実務翻訳が経験できます。
・納品までのプロセス、ノウハウも伝授します。

■対象
・実務翻訳で必要とされている翻訳スキルを身につけたい方
・プロの翻訳者、通訳者を目指している方

■レベル:DELE B2・西検3級以上
■教材テーマ
調査報告書、契約書、企業HP、展覧会の図録、広告、映像翻訳

■講師
青砥直子 江沢明子 宇野和美

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■コース開講スケジュール
2/18, 3/11, 4/1, 4/22, 5/20, 6/10, 7/1 火曜日 19:00-21:00 【全7回・計14時間】

■受講料:50,400円(税・教材費込)
※イスパニカの受講が初めての方は入学金10,500円が必要です。ご新規のおふたりがペアでご入学されると、入会金10,500円がおひとりずつ半額(5,250円)になります。
※クラスは1回完結型。7,200円/回の分割払い(月謝制)も可能です。
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■スカイプ受講も受け付けています。
■欠席者には、クラスの録音データ、講師訳例、個別コメントをお送りいたします。
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場所:溜池山王教室
「溜池山王」駅8番出口目の前「アドレス・ビル」1F

受講に関するお問い合わせ、カウンセリングのお申し込み:
eriko.kanda@hispanica.jp / Tel:03-3630-9711

この課題になっている「カン・ロカ」ですが、元バイト先のスペイン料理店に顔を出したら、スペイン旅行に行って買ってきたとカタルーニャ語の本を見せてもらい、偶然に驚きました。カン・ロカの兄弟たちのレシピがあったんです。読めませんでしたけど。

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サイエンスカフェとやま第9回「金と宝石をカガクする」(1/26)予告・受付中!

ヨシダヒロコです。

サイエンスカフェとやまさんの催しにはかなり出席しているのですが、明日こんなのがあります。

サイエンスカフェとやま第9回「金と宝石をカガクする」(1/26)

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みなさんは金や宝石から何をイメージするでしょう?指輪でしょうか?ネックレスでしょうか?宝飾品として身近な金や宝石も視点を変えればカガクの魅力がいっぱい詰まっています!今回は金や宝石にまつわるカガクについて、楽しい実験を交えてお話しします。

開催日:2014年1月26日(日) 15:00-16:30
会 場:富山市民プラザ 1階カフェ 「フェリーチェ」
参加費:500円(飲み物代) ※飲み物は次の中から選択してください:コーヒー、紅茶、カフェラテ
申込み:申込み専用フォームからお申し込みください。
主催:サイエンスカフェとやま
その他
会場風景を撮影して動画配信や記録写真として一部を公開することがあります。

(中略)

ヒスイの鑑定も行う予定です。お手元にみてほしい石があればお持ちください。

わたしは宝石は年の割に持っていませんが、話をするのは好きです。どんな微量元素が入っているとか、結晶構造とか、科学というか、化学方面からはいろいろ話ができますね。例えば、ルビーとサファイアは同じ鉱物ですが、色が違うのは入っている微量元素が違うからです。

上に「ヒスイ」とありますが、わたしが時々写真を出している、新潟との県境の海ではヒスイが取れます。海岸に石に混ざってあるらしいのですが、見分ける力がないと分かりません。原石かも?という石を持っている方にはチャンスですね。

まだ参加者を受け付けているそうなので、これからでもどうぞ。

下は、うまく表示できないのですがチラシです。

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乾燥対策に石けんなしの入浴とワセリン。

ヨシダヒロコです。

これ、高校の先輩でもあるお医者様がネットで引用してました。

jasmin jasmin 女医の子育て。福山雅治に完敗

北陸ってあまり乾燥する地域じゃなくて、気温もそこそこ低いので洗濯物が冬は乾きにくくて困るくらいです。わたしは一応顔も身体も乾燥対策はしてますが、多分よく晴れる関東なんかではもっと乾くだろうと思います。以前東京に住んでいたとき、洗濯物の乾き方にびっくりしましたからね。

上のリンクは、小児科医であるブログ主さんが「福山雅治はお風呂で石けんを使って洗っていないそうだ」というとママさんたちに効果てきめんだった、負けた……てユーモラスに書いてあります。

正直わたしにとっては福山はどうでもいい(俳優としても、ミュージシャンとしても)のですが、お湯で大体の汚れは落ちるらしいということで、残ったボディーシャンプーの使用頻度を2回に1回にしています。あまりスポンジなどでこするのも良くないとはいわれますね。極力控えています。ボディーシャンプーなくなったら、ストックのある石けんにしようかな。

それで、記事の中でジェニファー・アニストンが使っていると薦められているワセリンですが、米国製のものが入ってきてまして、近所のディスカウントショップで見つけたので何種類か持ってます。もちろん、日本薬局方が悪いというわけではなく、単に値段の問題なんですが、ネットだとさらに安いですねー。送料があるので、まとめ買いするのでなければ、たぶん近くで買った方が安いかもですが。

(2015/11/05追記:リニューアルしたようなので張り直します)

これは今使っているローション。乾きそうな場所だけに塗ってます。最初、あまりよいとは言えない匂いがしますが、すぐ消えます。
(2015/11/05追記:リニューアルして、においは消えました)

白色ワセリンは薬局に行けばいろんなサイズがあると思いますが、これは大きい割に安いです。昔、ラベンダーなんかのアロマオイルを垂らして容器に移したりしてましたね。柑橘系オイルは変質しやすいので止めた方が良いですけど。

ついでですが、ワセリンでできたリップクリーム。商品には英語表示しかありませんが、調べたら白色ワセリンに香料(フレーバー)とサッカリンが入っていました。チェリー味は慣れるとほとんど感じないです。長いことメンソレータムを使っていたのですが、これも悪くないです。口紅の下地にもなります。
(2015/11/05追記:チェリー味はなかなか見つからないのでプレーンなものと、ジャー型を追加しておきます)

そんなわけで、小児科医の意見を参考にした冬の乾燥対策でした。あかぎれとかひび割れになると、痛いですからね。

化学系会社のHPのお仕事。

ヨシダヒロコです。

先日、PM(プロジェクトマネージャー)さんから指名のようなものを受けて、クライアントさんと直接電話でお話しした上で受注したHPの仕事、第1弾を夕べ無事納品しました。

クライアントさんとの直接対話は初めての経験で、こちらはフリーランスなので、かなり自由に話させてもらいました。翻訳会社の事情とか。お互いの話をつきあわせてみると、互いに「えー、そうだったんですか?」ってことも沢山ありました。翻訳が誰の手を渡ってクライアントの担当者に渡っているか、大体共有できました。今まではほとんどプレスリリースを訳していたのですが、その横でHPの仕事(わたしは2年前にやっただけ)が続いていたようです。質が悪いと言うことで翻訳会社側がこっちに依頼してくれたみたいです。でも、2度払いするクライアントさんはたまったもんじゃありませんね?「ヨシダさんは話しやすい」と言われたことは嬉しかったので、かなりぶっちゃけて話しました。で、1時間15分。電話切って、実は緊張してたらしくどっと疲れが。

クライアントさんが翻訳支援ソフトの存在を知らないのも驚きでした。軽く説明しておきました。メモリにある翻訳が悪いと再利用されてしまうけど、まともな翻訳者なら直しますよと。

そんなわけで仕事が来て、昨日は他に細かい仕事の納期が2件あったので、行きたかったヨガのクラスを踏み倒して頑張りました。今日は何だか脱力しています。

化学系の会社も、今は環境に優しくとか、エネルギー削減とか、薬品に様々な規制がかかっていたりして、なかなか大変なようですね。その辺の知識を再確認させてもらったのと、メモリにあった翻訳がかなりこなれていたので、大いに参考にさせてもらいました。今回から、所々は日本語でも書いた申し送りを、クライアントにも送ってもらうようにPMさんにお願いしてあります。

後2件の仕事のうちひとつは国際会議パンフの校正だったのですが、タイポを除いては直すところはほとんどなく、かゆいところに手が届くような訳でした。わたしもまだまだだな、と思いました。こういうことがあるので、「直しにくい翻訳が上がってきたら困るなあ」と思いつつ、校正仕事を請けて人の翻訳を見るようにしています。スペイン語の翻訳学校に行っても思ったことですが、いろんな解釈を見るのは勉強になりますね。

今日は少しだけ試験勉強をして、深夜に仕事が来るかもしれないし、英気を養います。

イタリア語検定3級に向けて、勉強中。

ヨシダヒロコです。

英語以外に、スペイン語・イタリア語での翻訳ができることを目指しています。

新しい年に入った前後から、スカイプの調子が悪くなりました。スカイプはフリーソフトのため、Microsoftでもあまりきちんとしたサポートはありません。メールフォームがあるのですがエラーになるのですよね。うちの契約アンペアが小さくよく電源が落ちること、PCの電源を落とさず放っていることもあるのでしょうが、最近までなかなか回線が安定しませんでした。今日もブレーカーが落ちたので、観念してエアコンをファンヒーターに切り替えたのですが、おかげでスカイプの調子がまた悪い。

なんで気にするかというと、スカイプでイタリア語のレッスンを受けているからです。NHKのラジオ講座は大体合わなくなってきたので。と言ってもわたしのレベルが高いわけではなく、3級はまだ中級です。ただ、文法的にはだいたいの時制は網羅しているようですし、3割くらいしか受かりません。

秋の試験をうっかり出願し損ねたし、間に合っても落ちていたと思いますが、試験は3月初めなので、下の本で問題を解きながら、スカイプレッスンで作文とリスニングを強化してもらうつもりです。

イタリア語検定3級突破

一ノ瀬 俊和

三修社

2002-08

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

アマゾンで売り切れているので、出版社のリンクをば。入手できそうなオンライン書店があります。

http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=76

1日30分くらいの勉強で、今日で全体の半分くらいまで進むつもり。スカイプレッスン半年が効いたのか、文法問題では○が多くなってきました。解くたびに違う色のボールペンで間違えた問題に○をしているので、進歩がひと目で分かります。実質、作文とリスニングはレッスンで習うので、本の1回目完了はもうすぐですね。2回解いたら、過去問に移ります。高いと悪評ぷんぷんですが。

スカイプレッスンでは、そろそろ100単語の作文を書くようにいわれ、かなりびびっています。ある生徒さんは、近過去(現在完了みたいなの)とか使わないで、作文を全部現在形で書いて満点をもらったそうです。賢い。

「躁うつ病とつきあう」「躁うつ病はここまでわかった」第2版・レビュー。

ヨシダヒロコです。

年末年始に時間があったので、かなり読書をしました。この2冊は、自分の病である躁うつ病(双極性障害)についていろいろ目を開かせてくれました。前者の本は初版の内容が少し古く(15年ほど前)、版を重ねるごとに加筆してあって、一番新しい版は昨年です。ですので、最後の方は新しいそうです。後者は元々が2007年初版なので、比較的新しく、最新の第2版は2012年です。

双方とも、理研で精力的に双極性障害の研究をされている精神科医である、加藤忠史先生の著です。

躁うつ病とつきあう[第3版]

加藤忠史
日本評論社
2013-03-20 by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

躁うつ病はここまでわかった 第2版: 患者・家族のための双極性障害ガイド

加藤忠史
日本評論社
2012-08-10 by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

まず、「躁うつ病とつきあう」から。これは著者が大学病院勤務だった15年ほど前からの患者さんの話を書いてあります。巻末に「躁うつ病を知ろう」と題し、ざっと治療のコツのようなものが書いてあります。

わたしはこの2冊とも、日本評論社のサマーセールの時に買ったのですが、Amazonでの評価は様々で、どっちかというといまいちなものもあります。患者さんのディテールを多少ぼかしたり改変しているのだろうと思いますが(大体精神科系の本はそう)、特定の患者さんについて書いた場合は許可を取ってあります。

HP「躁うつ病のホームページ」(今まで気付かなかったのか、医師・研究者向けのページがありますね)やそこから購読できるメルマガで、他の患者さんのことも読んでいたのですが、ここには沢山の症例があって、引きこまれて読んでしまいました。自分はこんなにひどくないと思っても、何かしら教訓はあるものです。自分も含めて、なぜこんな病気になるんだろうという学術的な疑問もあります。

15年ほど前の研究は原始的で、アメリカの論文を読んで同じようなことをやろうと思い、教授にアドバイスを求めたら「実験器具ははんだ付けでできるよ」と言われたり。はんだ付け……。躁やうつを押さえるには、化学周期表でおなじみのリチウムがよく効き、わたしも飲んでいますが、そのリチウムの作用の研究でした。研究者になりたかったわたしには、こういうことも面白かったです。

あと、これはこの本を読んでみて知ったのですが、修正ECT(有名な電気けいれん療法を、筋弛緩剤を用いてマイルドにしたもの)は全然怖く感じないなあ、と。

巻末にある注意点で、自分が徹夜してはいけないことを初めて知りました……まあ朝が来たら寝ていたのですが。一晩徹夜しただけで、躁転(躁に転ずること)が起こることもあると。どうりで睡眠時間が不規則になるといろいろ不調が出たり、他にも片頭痛がひどくなったりしたものです。あと、当たり前だけどできにくいことに、薬を絶対やめないことがあります。勝手にやめて再燃するケースは多いそう(精神科系の薬では基本です)。家族に患者がいることはあっても遺伝はないですし、妊娠・出産もできます(2016/01/04:わたしの場合年齢的にもう無理なので関係はないのですが、主治医は遺伝があるからやめなさいと言っていました。ちなみに遺伝要素は病因の半分だそう)。

さて、「躁うつ病はここまでわかった」の方ですが、より専門的な内容となっています。加藤先生の他に、4人の精神科医と、敷島カエルさんという患者さんの手記からなります。

加藤先生の章は上の本を詳しくしたような感じで、他の先生の書かれたもので注目したのは、岡本先生の躁うつ混合状態(p106)、名前通り両方が混ざるのですが、エネルギーはあるのにうつっぽくて自殺したがったりして危険なのです。わたしが去年なっていた状態はこれらしいです。双極II型と境界パーソナリティ障害との鑑別は、上の本にもありましたがこの箇所にもありました。どうも見分けにくいとか、同じ病気を違う角度から見ているとか、医師によって微妙に言い方が違うのですが、似ていることは間違いないようです。

基本的に薬で抑えられる病気だということは双方の本で一貫していたと思いますが、ラピッドサイクラー(躁うつの交替が激しい)やなかなか合う薬が見つからなくて入退院を繰り返す患者さんもいらっしゃるようで、大変だなあと。わたしも軽くはないので、気分安定薬(波を押さえる)が3種類出ている理由がよく分かりました。

敷島カエルさんの手記はずしりときました。躁とうつを繰り返し、満足に子供が育てられない苦しみが綴ってあります。この章はこの間東京に行ったときに、帰りの夜行バスを待ちながら読んでいました。

「たとえばある日突然アクシデントによってけがをして歩けなくなったとします。足に傷を負って松葉杖をついて元通り歩けるようになるまでリハビリをします。それと同じで、躁うつ病もある日それこそうつになったり、躁になったりして、体が止まったり、逆に動きすぎたりしてしまうのです。うつの状態では”歯磨きをしただけですごい進歩”という日がありますが、それで『よく頑張ったね』とは誰も思わないでしょう。ましてや外を歩けるようにでもなれば、着替えをして意欲も出てきているわけで、ずいぶんな進歩なのですが、別に誰も賞賛しない普通のことなのです。躁うつ病が理解されにくいのは当然のことかもしれません。」(p172)

ここの箇所は特に深く頷きました。

おまけですが、巻末のQ&Aによると、低用量ピル(普通に処方されるピル)は気分障害が減るそうです。つまり、わたしが飲んで感じたとおり、情緒が安定するようです。ピル関係の検索がよくあるので、参考までに。

年末年始に見た映画「再会の食卓」。

ヨシダヒロコです。

DVDは、マイナーなものが多いDMMからゆうメールで送ってもらっています。沢山見られない月は結果的に高く付くこともあるけれど、自分のペースで見られます。この映画は、他の映画の予告で見て気になっていました。

久しぶりの中国映画。わたしは大学学部時代、高校に比べ簡単に感じた英語を捨て、ドイツ語と中国語で単位を取りました。とは言っても、中国語はきちんとは授業に出ておらず試験に辞書持ち込み可というのを知らず、もう少しで単位を落とすところでした。落としていたら留年でした。辞書を使って書くはずの作文は、文法がめちゃくちゃながら、英国での短期留学のことを書いて通してもらいました。

あの授業で何作か中国映画を見せてもらったことを覚えています。大体が抽象的で分かりにくく、「黄色い大地」なんか特にそうでした。しかし、ちょうどその頃映画館で「芙蓉鎮」が上映され、文化大革命をきちんと描いているのを見てとても勉強になりました。わたしはちゃんと見ていませんでしたが、後にNHKのドラマ「大地の子」でもこの辺りは描かれたらしいですね。もう話覚えてないけど、フランスとの合作である「小さな中国のお針子」も数年前面白く見ました。

さて、この作品を見て驚いたのは、中国と台湾が引き裂かれた当時のことがかなり話に出てくることです。台湾の話はタブーなのかと思っていたので。そもそも、これは老人同士の三角関係というか、情の交流というか、そういうものを描いた映画なのですが、日本だったらこの年代でラブストーリーを作るかな、と考えてしまいました。

ヒロインのユィアーは、国民党員の軍人だった元夫、イェンションから手紙をもらいます。ユィアーとイェンションは40年前上海と台湾に生き別れになり、行き来ができないので、それぞれ別の伴侶を見つけていました。そのイェンションが許されて上海に帰って来るというのです。上海は開発が進んでいる真っ最中。昔の面影がどんどんなくなっていきます。そんなイェンションを、新しい夫であるシャンミンは温かく迎えます。子供と孫に囲まれた、人情のある古い街での生活。そこに突然の来訪者。そして、イェンションはただ帰ってきただけではありませんでした。ある決心をしていたのです。予告編にその辺が出ています。

最近ろくな言われ方をしない中国ですが、消えつつあるかもしれませんけど古風な「義兄弟」みたいな考え方。イェンションとシャンミンがそんな関係になっていくのがとてもすがすがしいです。そして、意見を言ってくる娘や孫も含め、皆家族のことを思いやっていて、三角関係の3人も絶ちがたい情を感じていて、相手のことを考え考え行動します。それもとても見ていて気持ちがいいです。

地味かもしれませんが、佳作でした。

高橋の手帳、ティーズビュー7を買いました。

ヨシダヒロコです。

年明けはゆっくりはしていたんですが、手帳をどうしようか迷いまして今までずれ込みました。年末からFacebookで皆がどれにしたとかいうの見ながら迷ってました。

アクションプランナーは値段を聞いてやめました。それに、去年体調を壊すまで(高橋の手帳に)かなりきっちり時間を記録してたけど、後で見直さないんですよね。

なので今年は思い切ってシンプルに。月単位のスケジュールと、日単位のメモ欄諸々があるだけのにしました。色は好きな青。紺しかなかったけどまあいいか、ってことで。

仕事時間の記録はオンラインでTogglでやってます。始まりと終わりにクリックして。案件ごとに管理ができるらしいんですけど、まだ慣れてません。

ちなみに、PCの目の前にGEヘルスケアの小さめのカレンダー(3月で切り替え)があって、予定はまずそこに書きます。まあそれから手帳に写して、日々のメモ欄にはTodoを書いてますね。勉強関係とか。勉強関係にはキャンパスノートをバシバシ使ってますし(余ってるし)、ちょっとした書き物には無印の100円のリングノートが、ほどよい高級感でいいですね。持ち歩きのメモ帳はロディアです。

手帳には主要都市の地下鉄路線図があって、東京はともかく大阪などで迷わなくなるかもしれません。

取りあえず1年、使い込んでみます。

どんな手帳か見たい人は、高橋のサイトへGO!

http://www.takahashishoten.co.jp/notebook/31171.html

イスパニカの通学実務翻訳講座、最終回(2014/01/07)。

ヨシダヒロコです。

これでしばらく東京には行かないので、張り切って朝から「はくたか」に乗って東京に向かいました。課題は27日締切だったのですが、すっかり忘れていて、1月に入ってゆっくり進めたのでかなりギリギリの提出でした。

教材は下のビデオをネイティブの先生が書き起こしてくれたもので、イスパニカのオリジナルです。中に1ヶ所、10秒ほど書き起こしがあって、前後は分かっている状態でスペイン語に書き起こし、訳します。12月・1月と、白血病や骨髄移植の話で、メディカルの端っこで仕事をしているわたしにとってはラッキーでしたが、どちらかというと患者さんの心理にスポットを当てていたので、訳していてしんみりとしてしまいました。他の教材にはパラドールについての文章、わたしは出席しませんでしたが出版翻訳の回もありました。

http://www.rtve.es/alacarta/videos/informe-semanal/informe-semanal-otros-hermanos-sangre/1905147.shtml

この訳を提出して、早めに東京に行ったのには訳があって、池袋で北陸では終わった映画を観たかったのと、神田明神と今HPを訳しているアイスクリーム屋に行きたかったためです。

神田明神はこれまでわたしの行った中では最大の神社だったかもしれません。お守りで面白いなと思ったのはITのお守りで、PCをクラッシュから守る、さらには仕事運アップというものでしたが、考えた末別のものを1つだけ。写真はメインの昇殿です。火曜なのに人でいっぱいでした。

2014-01-07 16.26.06

アイスクリーム屋などで時間をつぶし、早めにイスパニカへ。しばらく次は来られないと思うので、コーディネーターさんにいろいろ質問しているうちに時間に。先生は「半分スペイン人」って感じの方らしく気さくで、模擬レッスン含め4回授業受けましたが、間違いをびしばし指摘してくださるのに不思議ときつくない方でした。

最終回は人数少なめでしたが皆さん活発で、先生も丁寧に説明しているうちに時間がオーバーしてしまう傾向があるのですが、40分の延長で、熱い授業をして頂きました。もうシャッターが閉まっちゃうよ、とのことで挨拶して帰りましたが、渡された講評には¡Muy Bien!(Very good)と書かれていてとても嬉しく、実際ビデオの前半部分を訳した後、後半部分に入ったときに、急に理解が進んだ気がしました。まあ、誤訳はまだ多いんですけどね。

来期もこの授業はありますが、スケジュールはまだ決まっておらず、他にも新しいコースができるらしいです。詳しいことは、Twitter(@holahispanica)、Facebookブログで情報を発信しています。

次の実務翻訳コースも受けたいけど、Skype参加になるかな……現場の雰囲気を感じられないのが残念ですが。西検3級受かってないわたしがついて行けるとは思っていませんでしたが、案ずるより産むが易し、でしたね。出向いたのは模擬合わせて8回中4回でしたけど、満足です。ちゃんと復習もしなければ……。

 

「統合失調症がやってきた」の簡単なレビュー。

ヨシダヒロコです。

精神科の患者でもありますが、症例報告など訳してみたいと思っています。もちろん仕事として。

さて、この本はハウス加賀谷&松本キックの漫才コンビ「松本ハウス」の本ですが、わたしがネットでお見かけする精神科医が2人大いに褒めていたので、期待して買いました。

病人にとって、闘病記とはある意味辛いものです。病気が違っても底を流れるものが似ていて、うるうるしてしまうのです。もちろん感動の涙ではありません。どちらかといえば、自分のつらかった闘病体験の追体験に似ています。ですから、健康な人に「感動した」的に片付けられてしまうと、「著者がこれだけ書くのにどれだけ苦労したと思っているんだ!」などなど、反発心を感じることがあります。

この「統合失調症がやってきた」は年末に仕事が切れたとき、一気に読み終えました。非常に読みやすい本であり、それは加賀屋さんの体験が多少要領を得ないところをキックさんや編集さんが頑張ってくれたのらしいのですが、加賀屋さん自身吐きそうな思いをして書いたそうです。確かに、その気持ちは少し想像できます。

10日以上考えましたが、本の抜粋がネット上にあり、それを読んで頂くのが一番と判断しました。わたし自身、幻覚など、非常に統合失調症のリアルな症状に近づけたと思っていますし、先に上げた精神科医の1人は「当事者本は数あれど、エポックメイキングな1冊」というようなことをツイートしていらっしゃいました。

統合失調症がやってきた

加賀屋さんはある新薬がぴったり合ったおかげで寛解(ほぼ症状がないけれど、薬はいる)状態までに持って行けました。誰でもそううまく行く訳ではないけれど、世の統合失調症の患者さんで薬がうまく見つからない方に、早く合う薬が見つかればいいなと思います。

なお、この後躁うつ病の本を2冊読んだので、そのうち書きます。病状の説明もありますが、どちらかといえば研究寄りの本です。躁うつ病の当事者本も読む予定です。