翻訳につなげたかったら、NHKラジオ・TVは単なる入口。

ヨシダヒロコです。

明日から4月ですし、NHK語学講座の検索が以前から良く来るんですが、一時はスペイン語とイタリア語で日に4本も聞いていたわたしはもう全く聴いていません。テレビは去年くらいまで、最後はテキストなしで眺めていました。

特に地方にいて学習する教室もない人のとっかかりとしては、大変いいと思います。でも今はスカイプレッスンなども発達していますので、趣味ではなく翻訳などやりたい方は、スペイン語・イタリア語3級を目指す辺りでやり方を考えられた方が良いと思います。独学はやはり難しいです。スカイプレッスンを半年以上受けて、明らかに力が伸びました。TVやラジオを受動的に視聴していたのでは得られないことでした。

仕事で使う英語ですが、一応会話もと思い、2年ほど前から月1くらいでフリートーキング1時間(対面)をしています。こないだはSTAP細胞の話などでした。原理的な難しいことではなく、一般的な科学の話です。2ヵ月空いたので、さすがに単語を調べました。どのレッスンにも言えることですが、いい頭の体操になっており楽しいです。

ここに来られる方が段々西検・伊検3級やDELEB1志望者が増えてきたようなので、書いてみました。

サンタ・マリア・ノヴェッラのすずらん、買いました&うるさくない香水の付け方(初出2014/03/30、問題のあるレビューについて2017/02/27,03/07に追記)。

ヨシダヒロコです。

化学を勉強して、できたら香料会社で研究職になりたいなと思っていました。でも、パヒューマー(研究職も?)は一切香料を使ってはいけないそうです。なれなくて良かった、というべきなんでしょうか。

(2017/02/27 1:40追記:最近、楽天の「コスメリンク」のレビューに上に書いたことについての事実誤認があるのを見つけ、楽天に掛け合っていますがレビューは変えられそうもありません。「研究職」とは香料を実験室で作る仕事のことで、レビューワーの書いた「調合の仕事」ではなく、就職セミナーには行っていますが香料会社はフレグランスだけを作っていません。ついでにこのブログは本職の一環であり、わたしはブロガーでもありません。病気と不況で正社員にはなったことがないので、そういう勘違いはいくら罪がなくても、なければ余計に悲しいです。香料関連のエントリはよく読まれるので、またこんなことがあれば非公開など手段を考えます。このエントリを書いた時点には書けなかったのですが、昔すずらん生花だけのブーケを自作したことがあります。2年ほど後に書いたので検索してください)

(2017/03/07 1:20追記:冬頃からブログのアクセスが増えたことの弊害が増えており、持病に影響しています。楽天お客様サポートとの話が5日につきました。現行でレビューは誹謗中傷のみシステムで削除できるそうで、ショップは関与できません。何回か話やメールをし、いろいろ改善されるまでこの文章を書いておきます。なお、問題のレビューの消えないリンク(魚拓)はこれです。https://archive.is/CYXZA

このブログは香料関係の検索、特にすずらんの香水について探してくる方が多いのですが、久しぶりに1本買いました。今月頭に楽天がポイントセールをやっていたので。

昔、梅田の阪急などで値段を確認済みですが、ここは少し安いです。税金はもうすぐ変わります。

最初付けると30分くらい青臭い香りがしますが、それが飛ぶと、優しい香りに変わります。すずらんらしいと言っていいと思います。ついでに、箱はすぐ捨ててしまいますが、デザインが素敵です。

このブランドは、以前も書いたのですが、「羊たちの沈黙」で有名になったレクター博士のミステリーシリーズで、最終作の「ハンニバル」作中、イタリア人に化けた博士がクラリスに贈り物を買った店だということで気になったのです。フィレンツェはイタリアの中では特に行ってみたい都市ですが、旅行した人によると雰囲気が良く書けていたそうで。サンタ・マリア・ノヴェッラの本店はフィレンツェにあります。日本では阪急(コーナーのみ)の他に丸ビルにも行ってみましたが、ピンと来ませんでした。香りが分かっていればネットで買う方が良いかも。

あと、金沢のデパート香水売り場でお姉さんと話をしていて、香水付ける場所として適切なのは、耳の辺り、手首、下半身に沢山(下から上ってくるので香りがうるさくならないし、付け直す手間を省けるよう沢山付けられる)。香水にも期限があって2年だそうです。後は段々変質するそうなので、よく使ってあげるのがいいそう。あと、アトマイザーは必ずガラス製を使うこと、安いプラスチック製だと香水が変質するので(中にアルコールが入っているので、反応するのでは?)、だそうです。

世の中では付け方間違っている人が沢山いそうですね。

ここのメーカーのであと欲しいのはミモザくらいですかね。ボトルにスプレーが付いてないので、少々付けにくいのが難点です。アトマイザー買わなきゃ。

Logovista電子辞典の半額セールが31日まで&「日外科学技術45万語対訳辞典 英和・和英」がやたら使える件。

ヨシダヒロコです。

電子辞書(CD-ROM)は、わたしは今はほとんどLogoVistaですが、「日外科学技術45万語対訳辞典 英和・和英」をこの間セールで買いました。今またメルマガが来ましたが、31日まであと4日の半額セールです。無料登録で誰にでも資格があります。普段、セールでしか買わないかも(笑)。

http://www.logovista.co.jp/LVERP/shop/Default.aspx

今、レギュラーのプラスチックの話を訳しているのですが、プラスチックは汎用性が広いので、業界以外の他業種の話が沢山出てきます。そういうときには、日外の辞典はとても役に立ちます。収録数が多いだけでなく、分野が括弧付きでちゃんと書いてあるので、当たりが付けやすい。人にも勧められて買ったのですが、大当たりでした。

半額だと17500円です。買おうかなと思っていた人は急ぎましょう。

DELEB1対策に”La vida es tango”を読んでいます。

ヨシダヒロコです。

英日の翻訳者ですが、スペイン語とイタリア語の響きに惹かれて、これらの言語でも翻訳が出来るよう勉強中です。DELEB1は正式に郵便での通知は来ていませんが、11月に受けたのが落ちました。

対策として、増えているラテンアメリカ関係の設問準備や、単に興味があったからという理由で、大阪のADELANTEさんからこのリーディング本を買いました。「パソ ア パソ」というところのスカイプレッスンで使っています。今2章に入ったところです。

http://www.adelanteshop.jp/SHOP/10214.html

先生はほぼスペイン語しか通じないアルゼンチン人なので100%の意思疎通は難しいのですが、どうやらアルゼンチンでは精神科医兼カウンセラーが存在するらしい。よく分からないけど、文中で”doctora”とも言っているし(ちなみにレッスンの半分はフリートーキング(最近何したとか)で、和西の電子辞書が手放せませんが、楽になってきました)。

この話は精神科医兼カウンセラーであるリリアナの元に色んな患者さんが診察に訪れてきて、色んな悩みを喋るのです。日本でもありそうな悩みです。リリアナはタンゴが好きで、子どもは2人います。これから何か展開があるらしいのですが、イスパニカの容赦ない(笑)翻訳講座と比べると語彙が限られていて読みやすいです。やはり、ストーリーのあるものは先が楽しみだなと。先生も「楽しいねー」と言ってくれてます。

lavidaesuntango_cd

今はスピードも上がってきて、小さい本ですが、1回の予習で3ページくらい読めます。全部で28ページしかないので、半分過ぎたら次の本を探さねば。アルゼンチンスペイン語に慣れてない方は、活用などに「え?」と戸惑うかもしれません。わたしは以前NHKのラジオ講座で1クールやったのでなんとか。あと、アルゼンチン特有の表現(特に食べ物など)は巻末にスペインのスペイン語で解説があります。

CDも付いているので、そのうち聴いてみようと思っています。

最近DELE情報を求めてこられる方増えてきたので、お薦めの対策本でした。わたしは多分11月までじっくり勉強すると思います。受験料も旅費もバカにならないので。リーディングが出来れば、後は付いてくると翻訳学校で教わっています。

フィールドウォッチング「立山の雪を体験しよう」by立山カルデラ砂防博物館その2(2014/02/01)。

ヨシダヒロコです。

冬の立山山麓に行ってきた話、前編はこちらにあります(リンク)。

さて、午後になって雪の森の中をスノーシューはいて歩くことになり、スキーウェアに着替えました。でも、一般に登山では専用のウェアがあり、ずっと薄くかさばらず撥水にも優れています(あとで知りました)。今はパンツ(ズボン)だけ立山に行ったあとに買い、次に登るときにまで上下(雨合羽代わりに上下がいるのです)のウェアを揃えようと思ってます。高いけど。

まず、午後最初に作ったのが「バードコール」。100均でも売っているような材料で学芸員さんが工夫してくれた、鳥を呼ぶしかけです。ネジ部分をきゅっきゅっと鳴らすと、鳥の声のような音がし、鳥が釣られてやってくるという仕組み。

2014-02-01 13.11.44車に分乗して10~15分ほど。途中にスキー場があり、例年より雪が少ないのですがそれなりに賑わっていたようです。

これがスノーシューで、現代版かんじきです。長靴やスノーブーツなどに履きます。わたしはゴアテックスのブーツに。

2014-02-01 13.34.46森の入口。

2014-02-01 13.43.25入ってすぐ。前回来た数年前には、別の場所ですが木にクマが爪を立てたあとがありました。

2014-02-01 13.48.49

途中、皆でバードコールを使い、鳥を呼んでみました。そしたら、学芸員さんには聞こえたのですがコゲラ(キツツキの一種)が「コン、コン」と木をつつく音が。そのうち大きなシジュウカラなどの群れが来て、一定の距離から近寄っては来ませんでした。ただ、キバシリ(Wikipediaへのリンク)という小さな珍しい鳥が近くまで寄ってきてサービスしてくれました。学芸員さんが下見をしたときには、50羽くらいの鳥の群れに囲まれたそうです。今回は鳥もこっちの人数が多いので用心していたのでしょう。他の動物も出てきませんでしたし(前回は遅れて少人数で行ったためか、カモシカを至近距離で見ました)。

真っ直ぐ続いたキツネの足跡、すぐ近くにウサギの足跡(不鮮明)もあって、おっかけっこをしていたのではないかと。

2014-02-01 14.03.13春の準備。

2014-02-01 14.23.31森からは、こんな感じで立山の美女平辺りが見えます。夏に行ってみるつもりです(博物館からツアーが出ます)。

2014-02-01 14.25.23

2014-02-01 14.30.58

2014-02-01 14.39.21この頂上辺りに、美女平のロープウェイが通っているのが見えました。

2014-02-01 14.40.20

不思議な植物があって、枝の折れたところ?が人面になっているのです。子供たちが喜んで探していましたが、いい写真が撮れませんでした。木の名前もよく分からないそうです。

子供たちと言えば、おそらくキツネに追いかけられたウサギが逃げ込んだ穴があってその周りにフンが落ちている場所がありました。学芸員さんが「これ何かに似てるね。なーんだ?」「マーブルチョコだよ」と言って子供たちをおえーとさせたあと、後に書く休憩の時にマーブルチョコを用意して置いて渡してあげるという芸の細かいことをやっていました。

この博物館のイベントは、どうもリピーターが多いようです。秋田から来ているという方に会いました。卒業研究で富山に来て以来気に入ったそうで。雪の上を歩いて疲れたので、休憩を取り、温かいココアやチョコや、東北のおみやげで和みました。

撮ってから時間が経っているのですが、この2本爪はカモシカだったかと。

2014-02-01 14.49.42これは指の数が多いので(ちょっと見えにくいですが)、サル。

2014-02-01 15.03.30帰ってきました。

2014-02-01 16.05.11最後に博物館で学芸員さんから説明。今回テン(イタチ科)の足跡が見えなかったけど、こんなの、とラミネートされた資料を渡してもらいました。うちのいたちとよく似ていました。解散後、いたちのことで学芸員さんと少し話をし、一度見てみたいオコジョについても聞いてみました。山荘に泊まって良く周りを探すといることもあるらしいです。

最後に、博物館周辺の積雪。

2014-02-01 16.05.20次にここに戻ってくるのは、GW後くらいかな。もっと後かもしれませんが、室堂のお花畑をまず見てみたいです。今年は仕事の都合が付く限り、易しいコースから初めて最終的には雄山を越えて氷河を見てみたいと思っています。なかなか厳しい山登りなので、体力付けなきゃ。

 

アメリアの定例トライアル(メディカル)を久しぶりに提出。

ヨシダヒロコです。たまには翻訳の話を。

医薬畑の日本のエージェントに関しては、トライアルに落ちてばかりなので、今は採点者が変わったことだしと今月の定例トライアルに応募してみました。

仕事は本当に小さいのしか来ないので、ゆっくり訳文作成が出来ました。むかし定例トライアルを受けていたときは、郵送だったような記憶もあるんですが(マスターコースとごっちゃになってたらすいません)、いまはサイトからフォームに貼り付けてすぐです。1回につき1500円ほどが口座から翌月引き落とされ、2ヵ月ほどしたら?講評や訳例と共に自分の訳文がいかほどであったか、ランク付けされます。

この1年ほど、科学書・医学書は硬軟合わせて読書量が増えたので、トライアル一般の訳出時間は減り、緊張もしなくなってきました。

今回の課題は「受動態をどう訳すか」ということで、前にもどっかで言われた気がするんですが、自分は全部能動態にして訳出しました。

アメリアを見たことない人のために、こんなのです。最近はフランス語の課題もありますよ。

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「いちから聞きたい放射能のほんとう いま知っておきたい22の話」の簡潔なレビュー。

理系出身でありながら物理が苦手だったヨシダヒロコです。

今日この本が届いて、夕方からゆっくり読み始め、さっき終わりました。

正直、詳しくレビューすればするほど読んだときの楽しみが減ると思うので、簡潔に。(2014/03/17追記:最後に菊池先生からのツイートがあります)

わたしは以前「『いちから聞きたい放射能のほんとう:いま知っておきたい22の話』予約開始。」というエントリを書いて、その中で著者のおひとりである菊池先生に草稿を見せて頂きました。わたしがDM(ダイレクトメール)で指摘したのは、1)元素周期表があったら良いと思う 2)等価線量とか実効線量が難しかった 3)光は波であり同時につぶつぶであることは説明しないのですか?の3点だったと思います。

それがどこまで取り入れられたのか分かりませんが、周期表は手書きの、おかざき真里さん(伊東美咲主演で2006年にドラマ化された「サプリ」の原作者さんです)による素敵なものが付きました(2014/03/17追記:挿絵は一部イラストレーターさんが描いているそうです)。α線とかで崩壊するときにも丁寧に部分的に出てきました。2)はわたし的にはもう一度読んだ方が良いかな。ですが、放射線の解説を一通りしたあとにおさらいのページがあって、それを読むとある程度整理できます。3)については、一旦先生は「説明を諦めた」とお返事を返してこられましたが、結局本の中では説明していますね。

いちから聞きたい放射線のほんとう: いま知っておきたい22の話 (単行本)菊池 誠筑摩書房

2014-03-15

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

裏表紙には猫がいます。
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Amazonの書影にはない、帯です。
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おかざきさんの絵が素敵で、特にDNAのらせんが気に入りました。これ、著作権上まずかったら削除しますが、例えばα崩壊はこんな風に絵になっています。このページのようにアイコン付きの対話形式になっています。菊池先生とミュージシャン仲間である(菊池先生はテルミンの演奏者で、良くライヴをやってます)ZABADAKの小峰公子さん(実家が郡山)とのチャットを再構成したものらしい。

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一読して、過去わたしが読んだものとはだいぶ変わっている気がします。第1部は放射線の知識が書いてあって、第2部はリスクや体への影響などが書いてあります。第2部はなんか読んだ記憶がないので、後から書かれたものかも。第2部は特に良かったです。除染のやり方とか知らなかったです。被災地の人もそうでない人も、読めば安心する人が出るのではないでしょうか。

イラストが漫画家さんによるというのは確かに科学書ではあまり例がなくて、先生も得意の音楽(有名どころの洋楽)ネタでジョークをかましてくれるので大笑いしてしまいました。

最後に、目次を書いておきます。Amazonにはないので、購入検討中の方は参考にして下さい。

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第一部 放射線ってなんだろう

1.みんなつぶつぶでできている――原子と原子核のこと
2.放射線はやるせなさエネルギー――α線のこと
3.電子ビューン――β線のこと
4.光って、つぶつぶ――γ線のこと
5.ダイスをころがせ――半減期のこと
6.からだのなかの放射性物質――生物学的半減期のこと
7.単位と大きさのこと
8.ベクレルってなに?
9.ふたつのシーベルト――等価線量と実効線量
10.何を測ってるの?――空間線量率
11.食べたらどれくらい内部被ばくする?――預託実効線量
12.ここまでのまとめ

第二部 放射線とわたしたち

1.気になっていたことをこの際、聞いてしまおう
2.放射線ってどういう影響があるの
3.遺伝子と放射線のこと
4.放射線とがんのこと
5.母親も、将来母親になる人も
6.子どもの甲状腺がんのこと
7.核実験の時代――むかし降った放射性物質のこと
8.まわりにある放射線――自然放射線のこと
9.除染してわかったこと
10.放射線とわたしたち

この本を読んでもっと知りたくなった方のための参考書が2冊、最後に挙げてあります。あと、最近出たばかりの本で、中西準子さんの「原発事故と放射線のリスク学」という本にもわたしは興味を持っています。Amazonでは一時的に現在品切れですが。

読みたい本が多くて大変です。暇なうちに片付けておかないと。実際は、割と楽しいんですけどね。

(2014/03/17追記:わたしの誤解についての菊池先生の説明です)

 

科学的検証と個人攻撃は分けましょうよ。

ヨシダヒロコです。

以前、「リケジョ」という言葉について否定的なエントリを書き、その中で小保方さんに多少違和感を持ったようなことを書いています。わたしの周りにはいないタイプの理系女性だったからです。そのエントリは削除しません。同時に、Twitterでいろいろツイートやリツイートしたのも削除しません。

先日の理研の中間報告会見は全部見ました。途中2時間過ぎから質疑応答をツイートし始め、沢山の方に見てもらいました。場所は忘れましたが、某ブログにわたしのツイートが1つ使われていました。こういう場で何ですが、光栄でした。わたしは最終学歴は学士ですし、ライフサイエンスは素人ですから。

さて、会見を見ていて、野依先生が大変厳しい言葉を発していたこと(普通、震え上がるでしょう)、他の理研の方々も「困ったことをしてくれた」と思っているのが伝わってきました。論文掲載後早々とネットで始まった検証を知って、論文として呈をなしていないことは理研でももう分かっているんですね。

わたしが懸念していることは2つあります。STAP細胞については追試なりなんなりして検証すべきと思うのですが、まずマスコミの個人攻撃が激しいことです。昨日だったと思いますが、割烹着やピンクの壁はメディア向けに1ヵ月前に準備したなんて報道がありました。これはすぐにTwitter上の理研内部の方によって訂正されました。誤報だったわけですね。でも、新聞とか読んだ一般の人が分かるでしょうか?うちの親なんかも、「この町内に分かる人はいない」とか言ってますよ。

持ち上げて落とすのは日本のメディア、好きですよねえ。ついこの間も似たような話が。「リケジョの星」とか「ノーベル賞狙える」とか書いたの、忘れたんでしょうか?舌の根も乾かぬうちによくもまあ、という感じです。

もう1つは、小保方さんの精神状態が悪いこと(追記:会見で理研側が何回か言っていました)。東スポの報道ですが、従って信憑性にはクエスチョンマークは付きますが、24時間自傷行為などしないように理研の人間が付き添っていると言うこと。最悪の結果にならなければいいのですけど。どんなに付き添っても起こるときには取り返しの付かないことが起きるものらしいです。昔、主治医にそう言われたことがあります。科学的なことはともかく(彼女にはもう区別が付いていないかもしれませんが)、くだらない報道で追いつめないで欲しいです。

わたしの懸念は以上ですが、世の中には涙ぐましい努力をして博士号を取って、「どうしてこんなことに」という人生を送っている方も沢山いると聞きます。そういう人々は今何を思っているのだろうか、と考えます。呆れているか、怒っているか、空しく思っているのか。そのどれでもないのか。ユニットリーダーとはかなりの高給取りらしいので。

いずれにしても、科学的検証と個人攻撃は分けましょう。

あれから3年と言うけれど……&被災馬救済について。

ヨシダヒロコです。

3月11日は、被災地域の人から回ってきたツイートで「もう3年なんて言って欲しくない(何も終わってないから、という意味)」というものを見かけたので、そしてわたしもTVなどで生々しい映像を見たくなかったので、やるべきことをやりながら静かに過ごしました。

14:46には通院のため電車の中にいました。意味があるかは分からないのですが、黙祷はしました。これは「気持ち」だけで、被災者の方々の何の役にも立たないだろうことを意識しながら。

震災が風化していっているのを感じます。

ところで、わたしはほんのたまになんですが、「NPO法人 引退馬協会」というところにわずかな寄付をしています。以前、非常によく読まれている鎌仲ひとみさんに関してのエントリで書いたことがあると思います。正直、UNICEFや赤十字あたりの大きすぎる組織が信用できないのですよ。日本ユニセフはUNICEFとは別組織ですしね。

父が競馬好きだったことから、小さい頃に競馬場に連れて行ってもらったことがあり、哺乳類では犬猫の次に身近だったかもしれない馬。近くで見たことはないのですが、とても人のことをよく分かっている動物だと言います(賢いから好きというわけではありません)。

このNPOは小さいところながら、2000万の寄付を年間集めています。大型動物の世話にはお金がかかりますから、この金額が大きいのか小さいのか分かりません。ですけど、見ている人は見ているんだなと。

HPから引用します。

年末には、「馬の避難所」で、南相馬市の負担により管理していた馬24頭に”食肉として屠殺をしてはいけない”という目印の「焼印」が施され、20キロ圏内の元の厩舎に帰りました。しかし、被災馬を引き受けたいと譲渡を希望している方々への県外移動許可は下りないままで、飼い主は今後はたくさんの馬を抱えた、飼い主負担の飼育が余儀なくされます。また、20キロ圏内は人の生活は許されない地域ですから、飼い主は避難先から通いながらの飼育管理となります。

 

一方避難先で生活する人の中には、長引く先の見えない状態に、震災前に家族同様に飼っていた馬を、知り合いの厩舎に預けたまま、手放さざるをえなくなる人、あるいは、預けるところが定まらず、転々とするうち、結局は20キロ圏内の誰も住んでいない、元の厩舎に戻すしかなかった人もいます。

これらの現状は、今後さらに厳しくなる状態と考えられ、引退馬協会としては、移動できない馬の飼料援助と、行き場を失った20キロ圏内に住んでいた馬たちへ援助が必要になっていると考えています。

 

馬を救いたいと願う多くの人の声で救い出された馬たちです。馬たちによって経済的にも精神的にも飼い主さんたちが追い込まれないように、譲渡予定の馬が最後の一頭まで移動できるまで、また、避難生活の方々の馬が安心して暮せるよう、皆様の温かなご支援を賜りたく、ここに改めてお願いする次第です。

 

皆さまのご協力を、何卒、よろしくお願い申し上げます。

相馬野馬追には、いつか是非行ってみたいです。あるドキュメンタリーで、妻子と馬を失ったばかりの初老の男性が、それでも馬追に出ると馬を借りて甲冑に身を包んで、というのを見ました。あれが忘れられません。

馬には口がきけません。もし、これを読んで少しでも寄付をしようと思って下さる方がいらしたら、とても嬉しいです。

最後に、馬ではなくて原発処理の話で興味深い話を今日見つけたので貼っておきます。Twitterでは有名な原発作業員さんのインタビューです。

【3.11】福島第一原発の収束作業現場は3年でどう変わったか? ベテラン作業員のハッピーさんに聞く

岩波科学ライブラリー「エピジェネティクス入門 三毛猫の模様はどう決まるのか」を2回通読。

ヨシダヒロコです。

エピジェネティクスは分子生物学に関係しているというか、その一領域のような学問と理解しています。前から学問の名前としては知っていて、あるとき自分の持病である躁うつ病(知りたい方はHP「躁うつ病のホームページ」からメルマガを購読して下さい。最新の知見が読めます)に関連していると知ったことから、本を読んでみようと思いました。もちろん翻訳の勉強にも生かすつもりで。

エピジェネティクス入門―三毛猫の模様はどう決まるのか (岩波科学ライブラリー)

佐々木 裕之

岩波書店

2005-05-12

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この本は入門なのですが、遺伝子の話に弱いわたしは、他にも本を読みながら2回通読しました。2回目で半分ほど霧が晴れたような気がします。

まず、この本は三毛猫の模様にはさらっとしか触れていません(笑)。そこにあまり期待しないように。それを知りたい人は、次の本がお薦めです。絶版ですが、世の中には性遺伝子に奇怪なものがあるんですね。手元に本がないようなのですが、XXXXX/YYYYYみたいなのとか。この本はアマゾンでは以前よりずいぶん中古本がお手頃になってます。復刊ドットコムでもリクエストがかかっているようです。

三毛猫の遺伝学

ローラ グールド

翔泳社

1997-09

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エピジェネティクス本に話を戻します。
目次を書いておきます。薄い本ですし、1日に1章ずつゆるゆる読んでいけば1週間で読み終わりますが、DNAやゲノムの知識がある程度必要です。

1.個性はどこで決まるか
2.エピジェネティクスとは
3.さまざまな振る舞い
4.個性は伝わるか
5.もっと複雑な仕組み
6.病気との深い関係
7.便利な道具にハマる生物

これだけでは何のことか分からないので。

****
1.アサガオの絞り模様、三毛猫の雄がなぜ発生するかの説明
2.エピジェネティクスという言葉の由来、なぜ受精卵由来の細胞が200種もの違う細胞になるのかの仕組み、遺伝子スイッチのオン・オフ、DNAメチル化、ニューロンのでき方。図が多いです。
3.単為発生マウス「かぐや」(父親がいない)、どうして哺乳類だけ単為発生が難しいのか(ゲノム刷り込みなど)、「かぐや」の発生、クローンはコピーか?
4.獲得形質(後天的に得た生物の性質)は遺伝するか
5.クロマチンやヒストンの説明。少々細かい。図多し。
6.ICF症候群、レット症候群などの難病、あと大きいのはがんとの関係。診断法や治療法の開発に使えないか
7.「便利な道具」とはDNAメチル化のことです。
***
気が向いたら、もう1度くらい読んでみます。

そろそろ次の本を読みたくなったので、こんなのを考えています。

エピジェネティクスと病気 (遺伝子医学MOOK 25号)

メディカルドゥ

2013-08-31

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

去年出た本で、著者のひとりは今回の本と同じ先生ですので、期待できるかと。内容について行けるかは、さっぱり分かりません。

もう1冊、羊土社のメルマガで目を付けていたのが、これ。メルマガはいつも本選びの参考にしてます。複数の出版社のを取ってますが、一番使えるかも。

イラストで徹底理解する エピジェネティクスキーワード事典〜分子機構から疾患・解析技術まで

羊土社

2013-11-23

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

アマゾンの評価が☆2と低いですが、わたしは研究者などのプロではないですし、もともと気になるところだけをちらちら見るつもりですので(レビューには「図が多い」とは書いてありましたし)。出版社のHPで見本が見られて、何とか行けそうと判断しました。

両方専門書なので高いですが、大事に買って大事に読みたいです。

DNA関係の入門本が2巡目に入りますので、読んだらレビューします。