今日は、約1年前の奈良妊婦死亡事件の民事2回目の公判日。有名ブロガーさんが傍聴し、ブログで傍聴記が読めるそうだ。
新小児科医のつぶやき
奈良事件訴訟始まる
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070625
癌治療医のつれづれ日記
大淀事件「たられば」の幻想
http://blogs.yahoo.co.jp/bluesky822jp/47797405.html
この事件後、おっかないケースは医師側でも躊躇せざるを得なかった。患者側であまりにも医師の実態を知らなすぎるから。毎日新聞のスクープを書いた女性記者がその後妊娠したらしいという噂は皮肉だったが、奈良で生んだのではなかったらしい。
被害者になれば、何を言ってもいいというものではない。大淀事件で亡くなった妊婦さんの夫が、先ほど妊婦さんが流産した事件で「相変わらず何も変わっていない」という趣旨のコメントをしていたが、この人には医師の何が分かるのだろう。まあわたしだって知識はないが、この人が騒いだおかげで奈良、ひいては近畿の周産期医療が大きく後退したことくらいは分かる。こういうのを「被害者権力」というとか何とか。
わたしも患者として長年いろんな医師を見てきたが、ブログ「紫色の顔の友達を助けたい」の佐藤先生、大淀事件の産科医さん、福島事件の産科医さんはお気の毒に思う。マスコミ報道で四面楚歌になり、そこに医学のシロートである検察や弁護士が圧力をかけるかもしれないが、名誉毀損もあわせて何とか有利な判決が出て欲しいもの。
ここに貼っておくが、佐藤先生がフジテレビを名誉毀損で訴えた事件はフジが敗訴したばかり。ブログ「内科開業医のお勉強日記」では、「あるある」事件の元凶はフジ、と言われている。
紫色の顔の友達を助けたい
勝訴 フジテレビ訴訟 本人訴訟第1号
http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_fea3.html
内科開業医のお勉強日記
医療事故報道でフジテレビ敗訴
http://intmed.exblog.jp/6070169/
http://intmed.exblog.jp/6048404/