フェレットたちのハロウィン。

ヨシダヒロコです。

今のフェレットたちが一緒の部屋で(最初は別のケージで)暮らすようになって半年。大分仲良くなりました。いつも一緒に寝ているし、取っ組み合いして遊ぶし。

普段はこんな感じで寝てます。9月末の写真。
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昨夜撮ったバトル動画はこれです。なぜか縦横が変ですが、やられっぱなしだったりり(白い子)がやり返しているのがお分かりかと。

とくにりりは階下に降りると大はしゃぎします。ミントはもともと脱走体質でしたが、両方嬉しそうにフェレットダンスを踊っています。歩いてて気になるものは何でも確かめるので、例えば床に置いてある洗剤(服の)をこぼしたり。

今年はフェレット用のハロウィン帽子が可愛いなと思い、2匹分買ってみました。
いつものSBSコーポレーションさんですが、昔サンタ帽が形見になったことあって。さすがに2匹ともぴんぴんしてるしそういう用途ではなくとも、いい思い出になるかなと。

こんな帽子です。

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嫌がりそうでないミントからこの間写真を撮ったのですが、りりは本当に嫌そうでした。あまり長く着けるものでもないので、短めに。後の方では脱ぎ捨ててスタコラ走って行ってしまいました。

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それで、さっき一眼レフ出してきて、少し日が傾きかけたくらいで写真撮ったらなんか背景がハロウィンらしくなったので。マニュアルだと、フェレットが起き抜けであっても動いてしょうがありません。かぼちゃはこういうのがお花屋さんにあるのですが、最後の写真の後、りりが持って行ってしまいました。

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そのうち、フェレットのおもちゃの話を書く予定です。

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私の植物写真展(富山県中央植物園、 2015/10/2~28)に出品。

ヨシダヒロコです。

今日までの展示ですが、行こうと思っていたのに週末の天気の悪さで調子を崩して行きそびれました。来年こそ。

5月にこういう企画に行って、非常に有意義でした。その時の写真は結局使わず、郵送したときもなんかギリギリで、速達でやっと送ったのを覚えています。候補が5枚あって迷いまくりました。教室に出た人には、写真展のお知らせが来ます。テーマは「植物」。

富山県中央植物園イベント「やさしい花の撮り方」参加(2015/05/10)。

出品したのはこれ。実際は現像したのが4つ切りで正方形に近く、左右が切れてしまいました。今回からなるたけウォーターマークを付けることにしました。上のは市場価格で買ったデンファレの束、下は植物園の「さくらまつり」です。今日電話したら、両方展示されているそうです。

(同日18:03追記 植物園HPより)
植物園写真展

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2015-04-12 18.13.11去年、旅行先で撮った動物園での写真をそこのコンクールに出したのですが、外れてしまったので。今回は審査が甘いのかもしれませんけど、できたら自分の写真を見に会場に行きたかったです。

体調はもう大丈夫なので、仕事の続きやりますし、今後もカメラで遊びたいです。
働いて余裕があったら買いたいカメラがあって、3つから迷ってます(いずれもキヤノン)。

ノーベル生理学・医学賞受賞、トウ・ヨウヨウ先生の研究人生。

ヨシダヒロコです。

この記事の続きです。わたしのやっていたことは、今回の先生の方が近かったです。大村先生たちもどっちも天然物化学ですが。

天然物化学とは~ノーベル生理学・医学賞。

上の続きは大村先生の共同研究者、キャンベル先生を先にしようと思っていたのですが、「むしブロ」のブログ主であるクマムシ博士の記事が面白かったのでトウ先生を先にしました。

クマムシ博士は独立系と言っていいのでしょうか?いきなり本題から外れますが、例えばさかなクンもそうですけど、比較的自由にものが言えて一般の人にも取っつきやすい科学者も増えてほしいものです。収入源など難しい面もあるかもですが。

ノーベル賞受賞者トウ・ヨウヨウ氏はダンゴムシをつぶしたか

480px-Artemisia_annuaWikipedia英語版より、クソニンジンの写真。植物にはこういう変な名前ありますね。

大きな成果を挙げた研究者をどう呼ぶか、普通の文章ででは少し悩んでしまいますが、トウ先生の場合は「博士」と呼べないのです。実はトウ先生の頃、大学院というものが中国になく、博士号が取れなかったそうです。

2014年にノーベル賞を予想していた日本科学未来館の科学コミュニケーター古澤さんのブログ記事。「博士」の事実誤認以外はとても分かりやすいです。薬の元になったクソニンジンの写真が他にもあります。
2014年ノーベル生理学・医学賞を予想する!番外編 ○○ニンジンは世界を救う!

事実関係については日英Wikipediaと、New Scientist “Nobel Prize goes to modest woman who beat malaria for China “(『中国のためにマラリアを撲滅した謙虚な女性がノーベル賞受賞』)、韓国のハンギョレ(比較的新しい新聞で、Wiki情報によると中道左派)『ノーベル医学賞共同受賞者のトウ・ヨウヨウ氏と大村智氏の特異な履歴』を参考にしてます。

まず、日本にある「漢方」は中国のものと同じと考えている見方が多いと思いますが、中国医学(中医学)とは別のものです。日本に入ってきてアレンジされたらしく、日本の中華料理みたいなものでしょうか。わたしは広島にいたときに漢方を取り入れた精神科医にかかっていたことがあって、ツムラとかではない煎じ薬(生薬)をもらっていたこともありました。煎じるのに時間がかかるので、辛くて台所に立てないときには不向きで、ツムラに変わりました。問診も独特で、横になった状態で舌の色を見たり、脈を取ったり、お腹をポンポンと叩いたりします。その問診のやり方が中医学では違うそうです。下のコラムは中国の方が書いていますが、その前からも中国で勉強してきた薬剤師さんの文章を読んでました。

意外に知られていない「漢方」と「中医学」の違いとは?

先ほどトウ先生が大学院教育を受けられなかったと書いたところですが、問題はそれだけではなく、毛沢東の命(ベトナム戦争で北ベトナムへ送るため)でマラリア薬の研究を始めたものの、時代は文化大革命でした。世界史の授業でも現代史に当たるため、よく知らない方もいるかもしれませんが、知識人をはじめとする反革命と見なされた人が弾圧されたのです。命があればいいほうか、あってもボロボロにされるか。トウ先生の夫は冶金エンジニアだったそうですが、収容所かどこかに送られていたそうです。国の高等教育もそうとうダメージを受けたそうです。

沢山の研究者が合成薬を研究するも失敗、中国医学の薬草で探すことにして、トウ先生が中国医学と西洋医学の薬に通じていたため白羽の矢が立ったとき、すでに中国と米国で240,000以上ものスクリーニングが失敗していました。毛沢東の523計画と呼ばれたそのプロジェクトに入ってすぐ海南島(マラリア流行地)に行き、半年後に帰ってきたら4歳の娘が自分の顔を覚えていてくれなかったばかりか、「変な女の人」と思われてしまったそう。夫はいないし。それでもトウ先生は「研究が最優先なので、喜んで家庭は犠牲にします」という感じだったそうです。海南島では末期のマラリアで死んでいく子供が多くいたそうです。

2000の処方を文献から持ってきて、380の抽出物をマウスに試し、マウス試験で有望だったのがクソニンジンArtemisia annuaでした。間欠熱(マラリア)に効くとされるものです。

一番最初のリンク2つに研究の大体のことは書いてありますが、古い文献(漢と隋の間の晋で、東晋時代)をひもといて、そこからヒントを得ます。『肘後備急方』は『応急処置の手引き』とクマムシ先生が訳していますが、英語では”Emergency Prescriptions Kept Up One’s Sleeve”となっており、肘後は「ハンドブック」らしいです(中国に詳しそうな鍼灸院さんのブログより)。1600年前の本です。ググるとどうもまだ図書館にあるようですね。Google Booksにもあります。2014年にBBCで15分のラジオドラマになったほど有名です。

上の方でわたしは漢方薬を「煮出す」と書きましたが、中医学でも普通はそうらしく、トウ先生もクソニンジンを煮出してマウスに与えたら何も活性はありませんでした。『肘後備急方』には、「草を2リットルの水に漬け、その汁を飲みなさい」とあったので、沸点35℃のエーテルで抽出しました。エーテルは暑い日には自然に蒸発していくような溶媒です。抽出物はマウスとサルで100%の活性。薬剤耐性の薬だ、と喜んだそうです(薬剤とは合成された薬クロロキンのことらしい)。

トウ先生は自分がリーダーだから、と最初の被験者になりました。1977年まで文化大革命のため研究は発表されず、研究者も匿名。だから、本国の研究者たちにNIHの人が尋ねても、アルテミシニンを作った科学者が誰だか分からないというようなことが起こりました。

先生の言葉。「科学者は全人類の健康のために努力を続ける責任があります。わたしの仕事は、国が与えてくれた教育の恩返しとして当然のことです」。さらに、夫、娘、孫と一緒にラスカー賞の授賞式に出たときは、「患者さんが治ることの方がもっと嬉しく思います」と語ったそうです。

クマムシ博士が書いていたように、まだ薬となる植物は中国医学方面からありそうな気もします。歴史が長いから文献をたどっていって。それに、たとえばチベットのような秘境を中国に含めるとすると、何か面白いものがありそうです。

おまけですが、わたしは大学時代の1年半、不真面目ながら中国語を履修していました。『黄色い大地』とか抽象的な映画を見せられて、どうも分かりませんでした。そこに『芙蓉鎮』の公開があって見に行きました。筋をおさらいしてまとめると、「美人で働き者のヒロインが、文化大革命のために人生を狂わされ、ひどい苦労をする」という話です。それまで見た映画ではっきりした個性を持った中国人は見えなかったのですが、やっと出てきた感じでした。
昔の映画なのにトレイラーありました。字幕見にくいです。

2015年ここまでの仕事や勉強。

ヨシダヒロコです。

一昨日くらいに納品した化粧品の仕事は、もう来年の夏の製品でした。

今年は春頃から取引先開拓して、国内のエージェントはがらっと変わりました。前にいい加減なイギリスを本拠地とする会社から頂いていたのとは額が雲泥の差(もらってない)ですが、フィードバックをくれるところや案件が面白いところがあり、これで量がこればなあとか、登録があるところから声がかかればなあと思っています。トライアルなしで登録してくれる会社は、その後仕事に結びつきにくい気がします。データベースにいる人数が多いんだから当たり前な気もしますが。

2月にITを主に扱うエージェントから撤退しました。そこでは「あなたの欠点は分野に関わらないのではないか」と言われていたのですが、その後技術系(化学が絡んだ機械、成分情報、化粧品英訳、大学の研究内容のプレスリリースなど)やっていると、英訳はともかく、和訳ではめちゃめちゃ直されたということは一部を除いてなかったのです。やっぱりITが向いてなかったのかも。和訳では他に、語彙が難解で世界観が独特なものは向いてなかったです。英訳は普通とちょっと違う翻訳会社ですが、化粧品用語に弱いことが分かってきました。毎日お化粧しないからかな。

夏にも新規開拓をして、障害者向け募集で(ここだけ読む人のために書いておくと、該当者です)嫌な思いをしたり、付き合いの浅いイギリスのエージェントのチェック案件で、納品後にクレームが付いて報酬が0になって登録も解除したり、いろいろありました。半分直受けというような案件ももらいましたが、条件がきっちりしてくれなくてストレスがたまりました。契約書を交わすべきだったと最近知りました。トライアルの結果はあと2社待ってます。

医薬系では、ちょうど解剖学系の本を読んだり買った後にそういう案件が来たのですが、案件が細かすぎて基礎の本は役に立たず、夏にフジロックに行ったとき、ミュージシャンが骨折した顛末を話してくれて、そのときのX線写真の記憶が助けになったり。本当に翻訳って何が役に立つか分かりません。話の筋が自分でよく分かっていて訳せるときは、訳していても気持ちがいいし大きく赤が入ることも少ないような気がします(用語やケアレスミスはもちろん気をつけるとして)。

プレスリリースでは研究者たちの名前の訳があったのですが、既訳がないものはForvoとか使って裏を取り、その研究は通信社で配信されたので、表記のある名前は裏を取らなかったら間違っていたらしいとか。今度からあの通信社信用しないでおこうかな、と思ってます(わたしの手落ちですが)。

去年の年末に「来年は体調良く」と願ったのですが、今年の嘘みたいな暑さにはなすすべがなかったです。お天道さんのことはほんとどうしようもない。エアコンかけて外には出てないのですが、自律神経がおかしくなったのか、体調を整える漢方にお世話になりっぱなしで。ほんの最近ほとんどその薬が要らなくなったところです。2人の主治医が「なんでしょうねー」という状態でした。旅番組とかぼーっと見てるだけで、本とかロクに読めない状態がだいたい2ヶ月ほどあったでしょうか。

英会話の勉強も、スペイン語の試験勉強も、来年のイタリア語の試験勉強も、あまり無理せずいますがエンジンかからないのがはがゆくもあります。モチベーション以前に体調が整わないときは、映画とかドラマでとりあえず触れておく、という方法を採っています。

外国語と関係ない専攻だったので、イタリア語3級が取れて履歴書に書けるのは嬉しく、11月末にDELEB1を受けますが、前のボロボロだったのよりはマシな成績で、と思っています。アウトプット系が特にダメそうですが、完全に元気になるまでは休み休みと思っています。

それにリラックスすることも大事と思い、仕事が途絶えた夏に「勉強しなきゃ」と根を詰めて疲れるよりはと、『のだめカンタービレ』を全部読み直したら色々発見があったし楽になれました(千秋を演じた玉木宏は、今朝ドラで「アホぼん」を熱演中ですし)。普通の本は飽和気味なので、写真集とか目を付けています。知っている翻訳者さんが病気になったりして、やはりストレスの管理って大事だなあと。

あと今年も2ヶ月ですが、大事に過ごしたいと思います。

写真は、富山県内でシリーズになっているらしいJRのポスター。9月に撮ったものですが、こちらももう紅葉です。左が雨晴海岸、右が五箇山です。

2015-09-12 16.07.24

英ITV他シリーズ『刑事フォイル』(Foyle’s War) – NHKBSで放送中(2016/10/13続編等、2017/05/01 DVDについて追記)。

ヨシダヒロコです。

刑事ものは見るの好きですが、なかなかお気に入りは見つかりません。

今『情熱のシーラ』(えらい日本人に受けましたねー。わたしはまだ全部見終わってません)の後番組でクリスティやってますが、どうもいかにも「本格」なものは性に合わなくて。でもホームズは例外的にずっと好きなので、ジェレミー・ブレットのホームズも、ここ数年カンバーバッチが演じているホームズも好きです。

『刑事フォイル』はイギリスものだし押さえておくかという感じだったのですが、戦時中に起きた、イギリスにとっては黒歴史な出来事(在住の敵国人をあからさまに排斥したり)をかなりはっきり描いていたりして、重厚な余韻があります。だから歴史好きにもお薦めです。NHKでは28回放送予定だそうですが、今週末7回の再放送と8回が放送されます。どうやら2話ずつの完結なようです。

NHKのページ。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/foyle/
魚拓(2015/10/14現在)

脚本家の他の業績を見て、ストーリーがいいのはなるほどな、と思いました。

もともと日本ではミステリチャンネルで放送していたそう。本国ではずいぶん長い歴史のあるシリーズだそうで、できたら全部英語字幕でもいいから見たいなあと思っています。

イギリスでの放送はチャンネルを渡り歩いたり、再開したり、1月に一旦終わっているのですが、人気が高いようなので今後があるかも。シーズン8までのBoxが8月に出たばかりのようです。

Amazon.co.ukのページより。リージョン違うので、リージョンフリーのDVDプレイヤーかPC上で見られます。”Sherlock”買いましたけど見られました。日本のアマゾンにはBoxはシーズン6までしかないです。もしアメリカ版買えばリージョンは同じはず。いずれも英語字幕があるはずなので、繰り返しでもいいから見たい人はいかがでしょうか。待っていればなにかが日本でも出るかもしれません。英語Blu-rayもありますが、Boxではなかったような。どこかで読んだのですが、DVDや放送(国によっても)で切り方が違うらしいです。

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Foyle’s War Series 1-8 Complete [DVD]

http://www.amazon.co.uk/Foyles-War-Series-1-8-Complete/dp/B00WRCH07K/ref=pd_cp_74_4?ie=UTF8&refRID=00NKNZZEP008AJADW3MH&dpID=51cI-cuQ7-L&dpSrc=sims&preST=_AC_UL70_SR70%2C70_

(2017/05/01追記:下にもDVD情報貼りました)。

日本版(吹き替え)のトレイラー。(消えてます)
https://youtu.be/JwK8g6Jip14

本国シーズン1のトレイラー。

フォイルは肩書きはすごいのですが(警視正。英語ではDetective Chief Superintendent。昔フロスト警部を読んだら、この辺りの階級は現場に出てなかったような)、とても人当たりのいい穏やかな感じで、「渋いおじさま」といった印象です。捜査のためなら言いたいことは通す人のようで、それが見ていて気持ちがいいのでしょう。運転手はサム(サマンサ)、フォイルのいい話相手という感じ。一緒に現場にも立ち会っています。この時代、こんなところに女性がいたのだろうか?と疑問ですが、魅力的な女性です。

今まで障害のある探偵はディーヴァー『ボーン・コレクター』などのリンカーン・ライムを知っています。四肢麻痺だそうですが、作品はうちのどこかにあった……かも。フォイルの右腕になるのは、傷痍軍人で元警官のミルナー巡査部長です。脚を失ってしまい、生きる気力を失っていたところにフォイルから「人が足りない」とか「この資料、どう思う?意見が聞きたい」と捜査資料を渡されて警官に戻る決心をし、義足と松葉杖で捜査を始めます。

ちなみにフォイルの自己紹介は、”My name’s Foyle; I’m a police officer”というとてもシンプルなものだそうです(まだ英語で見てないのです。これから)。

録画し損ねた回があって、NHKオンデマンドで見ておきます。→(2016/10/13 9:12追記:海外ドラマは見られません。AXNミステリー契約者だと、契約者に限り放送をオンデマンドで見られる時期があったようですが)
なんというか、秋に見るにはぴったりのドラマですね。

(2016/10/13 9:01追記:ここにも続編を求めてくる人多かったのですけど、しばらく前に決まっているのみ付けました。http://www9.nhk.or.jp/kaigai/foyle/
2017/01/08からです)。

(2017/05/01追記:要望が多かったのか、最初から再放送していますね。昨日で6話目。他に、DVDが字幕で出ていることを前に知ったので書いておきます。英語版も貼ります)

天然物化学とは~ノーベル生理学・医学賞。

ヨシダヒロコです。

(追記があります)

(2015/12/10 18:04:更に追記があります)

連休中は凍えていましたが、要するに厚着すればよかったということが分かりました。

さて、天然物化学がわたしの覚えている限りもしかして初めて?受賞したので、ほとぼりも冷めたことだし書いておきます。院生(中退したけど)のとき勉強していて、違う大学で学部生をしていたときも関係のあることをしていました。

もともとハーブとかが好きで、それが「生活の木」が郵送で通販を受け付けていた頃にさかのぼります。一言でいえば天然物化学は、天然にある植物、海藻、微生物などいろんなものの成分を取りだして、分子がどんな形をしているかを突き止めたり実際に作ったり、薬効がありそうか調べ、製薬につなげます。だから薬学に近い学問です。実際、院生の時薬学部の学生と一緒に実験していました(最近はバイオ的な要素も入っているそうです)。

薬効がありそうと言っても実際に薬になるのはごくわずかで、院生の時近くの研究室で研究していたイチイという植物から採られたタキソールは実際に抗がん剤になりました。全合成(最初から最後まで作る)を達成したグループに、見たことある名前が3人います。イチョウなんかはサプリになってますが、昔聞いたことがあるし、今でも色々やっているみたいです。

タキソール。作りにくそうな形です。構造式はWikipediaより。
245px-Taxol.svg色々測定や計算をして形を決める係の人もいて、沢山測定グラフを持ってきて「さて、どうしよう」という感じ。知らなかっただけで、最初に使えそうな天然物を持ってくる人もいたはずで、大村先生はそこからされていたのでしょう。学会には少しだけ行きましたが、全然違う系統のものを扱っていると流派(?)みたいなものがあって分かりにくかったりします。わたしのやっていたのはコレステロールから始まるステロイドで、他の分野はよほど面白い形や性質を持っていないと覚えていなかったですね。

(2015/10/13 1:56追記:思い出したのですが、カビからできた有名な薬としてペニシリンがあります。文科相のサイト他によると微生物に入るらしいです。ドラマ『仁-JINー』でなんか原始的な方法で薬を作っていたと思いますが、あれがそうです。タイムスリップした先では昔過ぎてペニシリンは作られていなかったわけです)

例えばこんな感じ。

藻類が作る神経毒シガトキシン。
800px-Ciguatoxin.svg徳島文理大学が発表したので「シクロアワオドリン」と言われている、糖が結合した化合物。
800px-A-cycloawaodorinこれも海のものの毒で、最大と言われるマイトトキシン。すごい毒です。これ、全部構造を決めた方がいるんです。
Maitotoxinこんな感じのを知っています。田舎生まれ・育ちなので自然が怖いことは知っていますが、この学問を学んで余計怖いものと思うようになりました。薬と毒は紙一重だし、自然なものが優しいわけではありません(よく勘違いしている人がいます)。

今回のイベルメクチンはこんな薬。
300px-Ivermectin_skeletal.svg単にわたしが勉強不足だったのかもしれませんが、今回の受賞でこういうスケールの大きい薬をつくった方がいたとは知らなかったですし驚きました。北里大HPによると、スタチンにつながる薬など400以上発見されているそうですね。びっくりするような数です。

技術的なことについて科学コミュニケーターさんの文章を見つけたのでリンクしておきます。

ノーベル生理学医学賞 大村智氏が着目した「放線菌」とはどんな微生物?

発表のあとニュースを見ていて、寄生虫と言うことはうちのいたち(フェレット)にも関係あるな、と思っていたら、やはりそうでした。フェレットは犬と同じくフィラリアになる可能性があり、春から月1で薬を飲ませます。イベルメクチンは似た薬がいくつかありますが(中身は同じだと思います)、それを体重に比例した大きさで割って、この子たちが大好きなペーストに混ぜて食べさせます。まれにそのまま出てくるらしいですが。

フィラリアのペットでの病巣は写真で見たことがあり、『動物のお医者さん』では「蚊が刺して、心臓に虫がわくんです」というような説明でした。ただ、即死というわけではないらしいです。ちなみに、この間獣医さんに聞きましたが猫もまれにかかるそうです。

去年のデング熱のときも、そういう病気の存在も知らなかった人多かったと思いますが、熱帯には他にもマラリアとかいろいろ訳の分からない病があって、今回受賞を受けた発見が大勢の人を救ったのはもちろん(アフリカや沖縄だとピンとこない人もいるかもですが)、小さなペットも救っていることを記しておきたいと思います。ちなみに、この薬の効く範囲はかなり広く、複数の寄生虫や疥癬・シラミなどです。Wikipedia英語版でざっと見ましたが、日本語に比べ全般的に情報が多いです。

こんな本が出ているのですが、受賞当日に注文したところ、在庫がないそうです。
Amazonではあと10日弱で入荷です。

大村智 – 2億人を病魔から守った化学者

馬場 錬成
中央公論新社
2012-02-09

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

その間、阪大・仲野教授による本のレビューをお楽しみください。仲野先生がHONZに正式に入って書かれた1本目です。個人的には大村先生ご本人が本を書いてくださったらな、とも思います。
http://honz.jp/9579

ちなみに、報道で興味を持ったのは美術の趣味のこと(園芸とか優雅そうな趣味を持っておられる先生は知っています)、「微生物のおかげ、微生物が受賞すべき」という本当に自然に畏敬の念を抱いておられるのだなと思われる言葉、奥様とのエピソード、毎日新聞に身内の記者さんがいて、毎年来るか来るかと思っていたことなどです。

同時受賞の先生方もすごい仕事をしているので、気が向いたら書きます。
日本では書いている人があまりいないようなので、それはちょっとフェアじゃないな、と思って。

(2015/12/10 18:05追記:書いたときにもう知っていたことだったのですが、大村先生の美術は趣味なんていうものではないです。美術館建てただけではなく、こんな本も書いていて、美術館たまに行くので眺めましたがレベル高すぎました。また、NHK『サイエンスZERO』で実験など交え、北里大学 北里生命科学研究所の方がゲストで説明してくださいます。大村先生の土採取七つ道具も出てきます。梶田先生と共に、12月11日早朝(木曜深夜)0:10~に2本続けて再放送があります。その後はNHKオンデマンドでどうぞ。好評ならさらに再放送するかも)

祝!ノーベル賞(1)大村智さん 微生物から薬を生み出せ!

魚拓

行った本屋さんでも目立つところにありました。

人生に美を添えて

大村 智

生活の友社

2015-07-20

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

イスパニカ「映画に学ぶスペイン語」2015年第2期最終回『靴に恋して』(2015/09/03)。

ヨシダヒロコです。

講義から1ヶ月経ってしまいましたが、これで終わりです。
普通に映画を観ても分からないことが学べるので楽しかったです。

今回は、ネットにあった(?)脚本をハンドアウトとして使いました。

靴に恋して [DVD]

エイベックス・トラックス
2005-05-25

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

(2015/10/06:トレイラー付け忘れたので追加)

わたしはこの邦題と、ぱっと見た原題の字面から原題は”Pierdas”(靴、と思ったら靴はzapatosだった)と思っていたのです。”Piedras”(石)でした。英題は”Stones”なのですよね。主要人物の中にマリカルメンという役どころがあって、割と最近マリカルメンという名の新しい担当者から(会社はイギリス。出身は聞いてないけど姓もスペイン語)短い仕事をもらって、本当にある名前なんだ!と。映画を教えてあげました。その時に検索していて、わたしの勘違いに気がつきました。

この映画をアルモドバル的とかよくある群像劇とかで片付ける評があって、わたしは群像劇はあまり沢山観てないせいか、筋や人間関係が複雑で2回半見たけど、まだ見直してもいいなと思う程度には気に入りました。見直すとまだ何か出てきそうな気がします。

レイレ(23)・・・靴屋の店員。クラブで踊るのが好き。ドラッグやってて、夢は靴デザイナーだった。クンと5年同棲していた。
アデラ(49)・・・売春宿のマダム。過激な題名の本を出すのが夢。知的障害の娘・アニータを持つシングルマザー。客としてきたレオナルドに口説かれる。
マリカルメン(43)・・・タクシードライバー。亡くなった夫からタクシーを譲り受け、これもシングルマザー。亡夫の子であるビクトルはまだ小さく、ダニエラは麻薬にどっぷりだし情緒不安定。
アニータ(28)・・・知的障害があり、散歩などのためにアデラが看護師のホアキンを雇ってくれるが、親切にされて恋してしまう。犬の散歩が日課で、飛行機が大好き。
イサベル(45)・・・裕福な夫を持つが、家庭は冷え切っていて、自分は情事を楽しむどこか空虚な女性。靴を集めるのが大好き。友達思いではある。

この5人+周辺人物が覚えきれなくて、DVD1時間見たところで止めて、最初から見直したらもう少し頭に入りました。その上で授業を受けたのですが、脚本って面白いです。
脚本は現場でかなりはしょったり、もともと未完成だったりいろいろ事情があります。今回の脚本は監督でもあるラモン・サラサール(出演もしている)です。
例えばイサベルは怪しい「脚の医者」にかかるのですが(何かセクシュアルな感じがする)、その医者との会話の中で、医者が靴のブランドを当てるのです。そこ、脚本では「クリスチャン・ディオールの新作でしょう?」みたいに言っているのですが、映画では別のブランドに変わっていて、きっとブランドの許可が下りなかったんでしょうと。そのすぐ後で、医者が「好きなワインは?」と聞くシーンがあるんですが、脚本は「なんでも好きなのを(El que sea)」と適当なことが書いてあり、イサベル役のアンヘラ・モリーナは自分の好きなワインを答えたんだろうとか。脚本にはト書きもあり、好きな映画のを探してみると面白いよと。

演劇については『ガラスの仮面』程度の知識しかないのですが、脚本は言いやすく変える程度のことかと思っていました。

英語だったら脚本を買ったことあります。『フォー・ウェディング(Four weddings and a funeral)』で、本文は結局読まなかったのですが、巻末のメールのやり取りを覚えています。題名を付けるのに沢山候補を並べて、メールの本文が一言、”Help.”だったり。

柳原先生は長めにレジュメを準備してきて、真面目に説明するため未消化なものが余ってしまうのですが、イサベルがよかったと。それもあってDVD見直したのですが、男性から見て何とかしてあげたくなる大人の女性、なのかもしれません。イサベルの友達がDV受けてて、それを必死にかばうところは優しい役どころでした。

わたしが「いいなー」と思ったのは若いですがレイレで、彼と2人のバカンスを予約してきて部屋に帰ってくると、なんか様子がおかしいのです。色々やり取りがあった後、恋人クンはレイレを振り払ってアパートを飛び出し、レイレは地下鉄のホームや車内でなんとか引き留めようとします。それでも行ってしまうのですが、そのシーンが特に好きでした。
レイレのお立ち台で踊る姿はとても優雅です。でもやけになってドラッグを決めているので、ある日幻覚を見て転げ落ち、救急の世話になります。そこまで面倒を見るのは、ゲイで同僚でもあるハビエル。クンには後日荷物の片付けしているところで会い、別れの理由を告げられます。きれいにデザイン画を描いたスケッチブックを見せられ、「これが君の夢だった」と。クンもアート系の仕事しているようですが、最初はまるでドラッグの売人のような描かれ方でした。

レイレ役はナイワ・ニムリ。歌手でもあるようで、しゃべっている声も好きだけど歌う声もいいですね。ペネロペが主役を演じた『バニラ・スカイ』(こっちは未見)がもともと『オープン・ユア・アイズ(Abre los Ojos)』というスペイン映画だったのですが、これに出てたそうです。見たけど知らなかった。しつこい女の役で、『バニラ・スカイ』ではキャメロン・ディアスが演じたそうですが、主演はどっちもペネロペです。他にも『ルート・アイリッシュ』に出演。イビサ島なんて出てきたっけ?

ナイワ・ニムリはヨルダン人の血が混じっているためか、エキゾチックな顔立ちをしていて、目がチャームポイントだと思います。
オフィシャルHP はスペイン語のみですが、トップページの下の方にアルバム1枚分あります。
http://najwa.info/

歌は例えばこんなの。タイトルの直訳は『動物のように』。

詳しいストーリーはここにあって、わたしも「あっ!」と思ったところがありますが、見た人でもっと知りたい方はどうぞ。ネタバレありとなしが選べます。ただ、俳優さんの表記など致命的なところで間違いが。
映画の森てんこ森■読む映画試写会■映画レヴュー 靴に恋して (2002)

ちなみにダニエラ役のロラ・ドゥエニャスは『ボルベール』にもメイン女優として出演してます。

今回はスペインの、アルモドバルとその影響が強い作品が多かったので「何だかエピソードが色々ある」的な映画が多かったのですが、次は何が来るか楽しみです。イスパニカはDELEが終わったらしばらく通信で文法を頑張ろうと思います。

DELE B1、そろそろ出願&進捗ノロノロ。

ヨシダヒロコです。

夏の暑さがやっと去ったと思ったら、季節の変わり目なのか、頭痛で動けないこと半端ないです。

DELEは出願が14日必着なので、先月の間に受験料を振り込みました。
そして、セルバンテス協会から申込書をダウンロードして、pdfに記入してみると、行の幅が狭くて住所が見えないんです。これは意味がないと思い、電話しました。

スペイン人かな、という感じの男性が出て、しばしああだこうだ説明した後、申込書を送ってもらうことに。ただ今後こういうことがまたあったら困るから、ネットの申込書を何とかしてくださいと言っておきました。ちなみに日本語で。この内容をスペイン語はちょっと難しいです。住所の漢字を口で説明したのですが、その方には難しいようでした。郵便番号で何とかなりました。ローマ字表記のようなので、漢字説明は要らなかったか。

ちなみに、一昨年受けたとき名古屋会場で免許証を忘れ、いつも携帯している障害者手帳で事なきを得ました。

宿は大分前に2ヶ所で予約しておきました。9月の時点で、ホテル不足が深刻だと言われていますが、11月連休を押さえるのは難しかったです。大阪は選挙と関係があるのか何だか、特に空きがなかったです。

準備は調子が上がらずテキトーなのですが、リーダー”Taxi a Coyoacan”は今は1人で読み進めています。改めてエントリあげて書きますけど、スペイン人記者がメキシコシティを訪れ、フリーダ・カーロを取材するのですが、途中で強盗に遭ったりハラハラします。フリーダの絵が丁寧に説明してあって、見たくなります。

もう2ヶ月切ったので、”El Cronometro”の問題にも入っています。ただ、まだできたのはリーディング1問だけ。本番は一度に5問解きます。レッスンで口頭試問の練習や、簡単な手紙の添削もしてもらいましたが、金欠でSkypeレッスンが減ってる状態です。今月は普通通り(週1)か、それ以上の回数に戻りそう。

DELEはお国柄が出ていて、いろいろいい加減なところ、よく言えば融通の利くところがあります。でも前回はギリギリまで帰りの時間が分からず混乱したので、最初からJR自由席にするか最終バスを取るかしたいと思っています。

伊検は来年春受験です。簡単に受かるとは思っておらず、いい加減少しずつ準備して、また書きます。

写真はクレジットがありますが、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道の写真。これを”El camino” (直訳では「道」)といいます。最近ガリシア州が四国4県と協定を結んで、お遍路さんが世界遺産になるのを手助けしてくれるらしいです。四国のお役所ではスペイン語翻訳の需要増えたりして。
巡礼と言えばイギリスにもあって、ウィンチェスターからカンタベリー大聖堂を目指したりとか。巡礼をもてなしたり共通点があるのは面白いです。

Santiago_de_Compostela