いたちたちが兄妹になりました。

ヨシダヒロコです。

フェレット関連、ここで書き始めたのはわりと最近(主に、いまはない別ブログで書いてました)なのに、息長く見に来てもらって嬉しいです。

通算7匹目のフェレット。お迎えしたのは4月でした。お兄ちゃんとはどうも仲良くなれなかったのですが、8月末くらいから何となく一緒に寝るようになりました。お兄ちゃんは、1月に死んだ姉ちゃんフェレットがいなくなって寂しかったみたいで、最初から飛びつかんばかりだったのですが、妹フェレットはきゃあーと叫んだり、ちびったり。

先月末に、2匹用のケージに「入ってみる?」と言ったら下の子が入るようになって、ハンモック2つ吊したら別々に寝てて、翌朝起きたら一緒になってました。いたちだんごは本当に見てて気分がいいものです。フェレットは避妊手術を受けてますが、何となくオスメスで飼っていることが多いです。

遊ぶのも、まだちょっときゃーとか言ってますが、一緒にやってます。特に、階下に降りると下の子が飛び跳ねてハイパー活発です。

気分がちょっと下がった夜に、一緒に寝ようかなと同じ部屋に放牧したまま寝たら、朝、足元で2匹寝てました。ただ、とくに下の子はいまいちトイレを覚えない子でその辺が大変です。

わたしはこれAmazon.comで円高の時に買ったのですが、今の子が来て割と役に立ってます。オモチャ情報はまた別の機会にこれを含めて書きます。この2つは持っているオモチャでは一番高いので、他の店でもフードのついでに買って送料節約するとよいかも。他にも簡単なトンネルをおまけでもらって、細い下の子がよく入っています。

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上から、8/30、9/13、26です。少しハンモックがボロボロになったり色落ちしてしまったりで、そのうち新しいのを買ってあげようと思っています。猫用ハンモックとかだと他頭飼いにお薦めらしいです。

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イスパニカ「映画に学ぶスペイン語」2015年第2期その2『ウェルカム!ヘブン』(2015/08/20)。

ヨシダヒロコです。

柳原先生のスペイン語映画からのレッスン、今回2回目です。引きつづきSkypeで受講しました。この映画はいつものDMMになく、Geo Onlineで借りました。貸出期間は長かったのですが、なるたけハンドアウト見たりしながら一部の台詞追ったり、話がこんがらがってもう1度見たりしたので返却期限に遅れました。つぎの『靴に恋して』も人間関係が複雑で2回半見ましたし。

原題は”Sin noticias de Dios”(「神のお告げもなく」という感じ?)で、再びペネロペ・クルスに加え、ビクトリア・アブリルも主演です。特典インタビューで見たら(ペネロペは純朴な感じで若いし、英語がまだ訛ってる)ビクトリアはペネロペの憧れの女優さんだったそうです。ガエル・ガルシア・ベルナルも出てきますが、やはり若い。2001年制作ですしね。言葉はスペイン語、英語、フランス語が使われています。

設定が分かりにくいのですけど、天国(なぜかモノクロ)ではマリーナ(ファニー・アルダン)たちが物事を取り仕切っているのですが、トレイラーにあるように破産寸前で、それを打開するために地上にいるボクサー・マニの魂を取ってこいと。それに選ばれたのが天使であるロラ(ビクトリア)。地上ではマニの妻であるという設定です。天国では歌手です。”I wanna be evil”(字幕では訳し分けてあったけど、「悪女になりたい」)なんて曲を歌ってます。吹き替えかと思いますが、素敵なパフォーマンスです。色っぽい人だなと思っていたら、アルモドバルの『アタメ』主役だそうで、ペネロペがインスパイアされたのはこの映画らしい(IMDBより)。

ペネロペは英語の映画にもスペインからの映画にもよく出てくるので(日本に入ってくるものが限られてるんだと思う)良く見ますが、この映画での役・カルメンは変わっていました。とても男っぽい、ボクシングが好きで、字幕でもはすっぱな訳し方をされていました。地獄の工作員で、マニの従妹として家に置いてもらうのですが、ロラと一緒のスーパーに勤めて上司という設定。職場ではすごくできる女性です。特典インタビューではまだあどけなく、女優さんってすごいなと思いました。監督に意図があるらしく、地獄の公用語は英語です。

下のシーンは女友達と踊りに出かける前。なんでこんな性格なのか、ラストの方で分かります。

映画は2人が強盗に入ろうか、ってところで始まるんですが、そのあとその訳が描かれます。強盗に入るところで聖書を引用して話していて、「ペネロペ、それ絶対おかしいよ」って間違いをして直されてます。こういう所、面白くない人は面白くないかも(ネットで「つまんなかった」って意見をよく見かけたので)。ちなみに覆面はエリザベスII世です。

ジャック(ガエル)が地獄の元締めで、普段英語なんですが、カルメンとメキシコスペイン語でしゃべるシーンがあって、駐車場かどこかなんですが。今年ガエルもよく見かけたのですが、そういえばメキシコのスペイン語丸出し、ってのはなかったような。以下、ハンドアウト引用。

–Pero, eso sería terrible.
–Lo sé. Por eso necessito tu ayuda.
–Hago lo que usted diga. Yo siempre he odiado a los chivados y a los traidores.
–Ya lo sé, güey.Por eso te elegí, cabron.

適当な訳ですが、

「でも、そうなったら厄介ですね」
「分かっている。だから君の力が必要なんだ」
「おっしゃる通りです。わたしは密告者や裏切り者は許しませんから」
「分かってるよ、だから君を選んだんだ」(嬉しくてばしっと叩く)

この”güey”ですが、言葉の調子を整えるため、メキシコではやたら使うそうです。辞書では「おまえ」とか「バカ」とか。”cabron”はそのままでは「バカ野郎」なんですが褒め言葉だそうで。そういや英語にもそういうのあるし、日本語でも「やばい」が褒め言葉になっている例がありますね。喜んでいる演技、可愛げありました。

わたしは結構楽しく見ました。天国と地獄の工作員がなんだかんだ言って仲良くやっているし。最後の方、ツイスト(どんでん返し)が数回あって、思わずもう1回見直してしまいました。マリーナとジャックは昔、もしかしたら何百年前かもだけど関係があったっぽいし。1つ不満だったのは、マニの魂をどうこうすることに何の意味があるのか、あまり良く分からなかったことですね。

IMDBなど見てたら書いてあったのですが、トニ役としてハビエル・バルデム(クレジットなし)、マニのお母さんの写真にハビエルのお母さんのピラール(クレジットなし)が出ています。

***

ガエルつながりでおまけですが、2ヶ月ほど前『ジュリエットからの手紙』(米2010年、主演アマンダ・セイフライド)を資料目的で見ました。ヴェローナにあるジュリエット像の胸を触ると御利益があるらしい、と読んだことはありましたが、ジュリエットに手紙で恋の悩みを相談するとお返事がくる、と。ボランティアがいるそうです。ジュリエット・クラブという名をウェブで見つけました(日本語の手紙受付けているっぽい)。ガエルはヒロインの婚約者役で、この人には珍しい役どころでしたが、悪いけどこういう鈍感な人はいやだーと。悪気はないところが救いだったかな(そういえばイタリア語しゃべってたような)。なんか予想どおりの展開になってたけど、恋愛ものが好きな人にはお薦めかも。

安保法案と私的な価値観の相違など。

ヨシダヒロコです。

「世の中にはいろんな人がいて」とある時誰かが言いました。

今年ももうあと3ヶ月しかないのですが、今の所そういうことが頻発してます。
別に政治の話をしたわけではないのですが、「この人ってそういう人だったんだ……」と愕然とすることが多かったのです。わたしは「いざというときに『その人』が分かる」というポリシーでいて、タイミングによっては非常に分かってしまったことが心に痛いこともあります。

「地獄への道は善意で舗装されている」という言葉があって、「はてなキーワード」によると、善意でしたことが悪い結果に、というのと、善意を実行しなければ地獄に落ちるというのと2つあるそうです(原文”The road to Hell is paved with good intentions”)。前者の意味だとして、相手が善意で言ったりしたりすることが悪く出ると本当に悲惨だなあ、とつくづく思っているこの頃です。わたし自身も「やっちゃった」っていうのが把握している限りで1回はありました。

で、政治や宗教の話は本当に気をつけないと危ないのですが、このところ特に東京方面のネット知人の様子を見ていると、デモに行ったりして大変そうでした。黙ってられない何かしたい、って気持ちは分からなくもありません。田舎でしかも夏の疲れを引きずっているとそれどころじゃなかったですが(科学系メルマガを読んでいて「そうだ、地球温暖化…」とやっと置かれた状況に思いいたるくらいでした)、昔、広島の英会話学校でイギリス人教師が「日本では重大なことが大した議論もなく決まってしまう。自衛隊のイラク派遣とか」と言っていて、返す言葉がなかったことを思い出していました。さすがにここ2日ほどはちらほらネットや仕事の合間にニュースをチェックしていました。

その前から気づいていましたが、カオスなTwitterなどでは「この法案は正しい」って人もいて、挙げ句の果てには反対する人をバカ呼ばわりしだして、そっとフォローを外したりしました。正しいと思うのは自由だけど、それに「戦争法案」とかいう言い方やまるで徴兵制が復活するような言い方は反対派の中でもどうかと思ったけど、ものには言い方があるよなあと。

わたしは以前塾の個人指導や家庭教師をしていて、高校では世界史しか勉強してない(しかも成績よくなかった)のですが、成りゆきで日本史も少し教科書見ながら説明することあったと思います(担当は歴史ではないです)。日本史・世界史履修の人は死ぬなあと思いました。現代史はどっちの科目でもあまり深く教えないようで、覚えているのは中学校の公民の教科書でどんどん変わっていった細かい野党です。今はもうついて行けてませんし、教科書の改訂もついて行ってないでしょう。

法案に反対する人の中にも、わたしと考え方が違うな、という派はいましたが、とりあえず頑張ったというか抵抗はしました。「山が動いた」みたいなことにはならなかったけど、わたしは10年ほど前にかつて姻戚だった人が選挙に出たという経験があるので、こういう世界は難しいもんだなあと知っています。

わたしの周りでは、保守王国の北陸ですら、「力のある野党が出てきてくれたら」的な話は聞く気がします。今の所はそうなる気配がないのが残念ですが、少なくともこの法案は通るときに揉めた、ってことが歴史に残るのでは。ある人は「学生運動以来」とか「樺美智子さん」とか言ってました。

もちろん「法案が通ってよかった」って国民もいるはずだし。
人は背景や生い立ち、経験で全く違う考え方を持ちます。それをどうすることもできないし、いわんや政治信条においてをや、です。

イラクに派遣された自衛隊員の自殺が多いと聞いていますし(データはすぐ出せないのですけど)、後方支援って言ってもいきなりどこが前線になるか分からないです。その点が心配で、あまり困ったことにならなければいいのですが。ともあれ、歴史の教科書には新しい行が加わるかもですね。戦争終わって70周年目というのが皮肉ではありますけれど。

(2015/09/20 追記:イラク派遣の実態と、ホルムズ海峡に派遣された方の体験を貼っておきます)

安保法案:「本当にやばい状況だった」イラク経験者の憂い 魚拓取れなかったのでEvernoteのリンク

ホルムズ海峡「無知、ピンボケの質疑応答に唖然」元タンカー乗り、怒りの直言(上)

写真は、Googleが加工したコスモス、去年のものです。

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絵本”Sherlock Ferret and the Missing Necklace”レビュー–Vinnieに寄せて。

ヨシダヒロコです。

久しぶりに洋書、しかも簡単な絵本なのですが。

“Sherlock”のためもありシャーロック・ホームズは相変わらず人気ですが、一昨年こんな可愛い絵本が出ています。なんで知り合ったのか良く覚えていませんが、著者のヒューさんは鎌倉在住のイギリス人、イラストレーターは東京在住のアメリカ人であるアンディさん、この順番でFB友達になり、TLを拝見してます。ヒューさんはホームズのパスティーシュ(ホームズものには多い、文字通りに言うと模倣)を沢山書いています。

フェレット飼っててホームズ好きな人って、多分日本には少ないと思います(フェレットオーナー自体が少ないので)。英語を多読なさっている方の短いレビューがすでに1件ありますが、もう少ししつこく行きます。

わたしは本で買いましたが、Kindle版だとなか見検索ができます。

Sherlock Ferret and the Missing Necklace

Hugh Ashton
Ted E\Beans
2013-10-11

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

紙版のレビューを書いているのはわたしで、読んでいて楽しかったので5点満点を付けました。

Cute and peaceful Sherlock Story
投稿者 chiruru 投稿日 2015/6/9
形式: ペーパーバック
I’ve known about this book directly from authors, as I’m ferret owner and fan of Sherlock, this combination was perfect for me. Bought it long time ago, for some reason finally finished reading recently. Although this book is for around 8-10 yo children, also enjoyable for adults. Particularly which character is assigned to which animals. Moriaty’s character was totally unexpected and he was cute! It was a big laugh. Now I’m looking forward to reading next 3 books to witness what happens next. Recommended to Japanese Sherlock fans as English in this book is mostly plain, easy to read.

可愛くて平和なシャーロックの物語
この本は著者たちから直接知りました。わたしはフェレットオーナーでシャーロックのファンなので、この組み合わせは完璧でした。本はずっと前に買ったのですが、結局最近になって読み終えました。この本は8~10歳の子供向けですが、大人が読んでも面白いです。特に、どの登場人物がどの動物になっているかということが。モリアティは全く予想外で可愛かったのです。大笑いしました。今は次の3冊で何が起こるのかを楽しみにしています。日本のホームズファンにもお薦めで、この本の英語は平易で読みやすいですよ。

***
ここに書いていなかったこととしては、シャーロック・フェレットをはじめとして動物の習性が出ていたことでしょうか。フェレットの習性は知っている人が少ないと思いますが(イギリスをはじめ、欧州では狩り用も含めよく飼われているようです)、「鳥は光るものが好き」なら皆さんご存知でしょう。フェレットはいろんなものを探ったり盗んだりするので(そんなのが探偵でいいのだろうか……)英語でferretには「探る」という意味があります。

ワトソンはねずみです。フェレットとは元々ライバルなので、食べられないのだろうかと気になりましたが、ワトソン・マウスは、本家のワトソンが医学博士(M.D、つまりMedicinae Doctor ⦅ラテン語⦆=Doctor of Medicine(ランダムハウス英語辞典より))であるのに対し、Doctor of Mousology(ねずみ学博士?)になっていて、これも可笑しかったです。ざっと見ると日本語になってない単語のようです。

レストレード警部は「あまり大きくない」サイなのですが、この人が出てくるたびに(even though he is not a very big one)という言葉が入り、「英語が分かる(英語圏などの)子供が読んだり読み聞かせてもらったら喜ぶかも?」と思いました。

話の内容は、子供向けなので本家のホームズとは違って平和で、ネックレスが盗まれたというものです。解決方法も平和です。ネックレスのカラット(carat)をにんじん(carrot)と聞き間違えるところでは吹き出しましたし、あとカラットは大きさの単位と思っている人も多いかもですが実は重さの単位で、その辺りの知識もシャーロック・フェレットは解説しています。

続編と、3冊が入った本です。絵本なので、ペーパーバック(薄くてA4より少し小さい)を貼っておきます。

Sherlock Ferret and the Multiplying Masterpieces

Hugh Ashton
Ted E\Beans
2014-05-03

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

Sherlock Ferret and the Poisoned Pond

Hugh Ashton
Ted E\Beans
2014-08-30

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

The Adventures of Sherlock Ferret

Hugh Ashton
Inknbeans Press LLC
2014-11-21

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

こちらがヒューさんのHP、Sherlock Ferretのページ。
http://hughashtonbooks.info/sherlock-ferret.html

アンディさんのブログ。

Andy’s Art

わたしが狙っているSherlock Ferretのマグ。単位はオンスですが、Googleで換算できます。
https://society6.com/sherlockferret/mugs

さて、前から書こうと思っていた内容だったのですがなぜ今日になったかというと、シャーロック・フェレットのモデルになったヴィニー(Vinnie)ちゃんが昨日亡くなったのです。冬に亡くなったうちの子と模様が似ていること、突然だったことでわたしも色々思うことがあります。

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Vinnie the ferretへのインタビュー
この中の”warrior dance”は、YouTubeで検索してみるとweasel (or ferret)  warとかいう言葉があったりなかったりして出てくると思います。喜んだり興奮したときに跳ね回ることです。

わたしの本には入ってませんが、”About Vinnie”という文章を許可を得て訳します。

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「ヴィニーのこと」

ヴィニーはアンディの家族です。どうしてヴィニーなのか誰も知りませんが、とにかくそれが名前なのです。ヴィニーは優しく温厚なフェレットですが、とてもおてんばで、どこにでも行ってなんでも探検しようとします。ヴィニーは家中のヘアブラシと消しゴムとリモコンは自分のものだと思っていて、アンディの見えないところに持っていって隠します(ヴィニーが見つからないと思っているだけで、実際アンディは隠されたものを見つけるのが上手です)。

ヴィニーはかくれんぼも大好きです。本当にお湯を張った浴槽に落ち、冷蔵庫の野菜室に隠れました。2、3回家から脱走したこともあります。でもそれはアンディが嫌いだからではありません。冒険好きで活発なフェレットなのです。

ヒューとアンディがシャーロック・フェレットを書こうと決めたのはヴィニーがきっかけです。ヴィニーは最初のシャーロック・フェレットの本が出た後にインタビューを受け、その内容はここで読めます
(訳注:上のURLと同じです)。

http://www.inknbeans.com/sherlock-ferret-and-the-muse-of-the-deed-box.html

本当はアンディがヴィニーのインタビューを手伝いました。タイピングがあまりうまくないからです。何か書いてみてと頼んだら、書いてきたのは、

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なのでヴィニーの代わりに、我々が彼女のことを書きました。

(写真の下)
これがちょっとした冒険と探偵の仕事をしているヴィニーです。アンディはリードをしっかり握っていますが、ヴィニーは賢いのでするっとハーネスを抜けて自分で散歩を始めてしまいます。

*****

最後になりますが、アンディさんが出したばかりの本です。日本でいう「情けは人のためならず(いいことをすると自分に結局返ってくる)」という内容だそうです。日本ではKindleのみです。

The Angel Corps: The Necessity of Putting Others First (English Edition)

Andy Boerger
Inknbeans Press
2015-08-31

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

Amazon.comへのリンク

イギリス発の美味しい話『BS世界のドキュメンタリー選▽ひげ面ライダー食のアジアを行く!』『英国一家、日本を食べる』など(2017/10/12追記)。

ヨシダヒロコです。

SNSでつながっている人からはパスタ好きと思われているようですが、基本的には和食ですし、スパイシーな料理も大好きです。

イギリスはよく食べ物がまずいと言われ、1回目に3週間行ったときは、若かったせいかもしれませんが割とあっさり適応しました。2回目に行ったときには、フィッシュ&チップスをランチ時のパブで注文し、「聞いていたけど本当に味がない」(ビネガーと塩を自分で振って食べる)とびっくり。後に「ロンドンだったからだ」とある先生はいい、「ロンドンにも美味しい店はある」と別の先生は言いました。先生たちが去年までやっていたパブでは、下味を付けたフィッシュ&チップスを出していて、それはきちんと美味しかったです。

IMAG1451リンボウ先生(林望)の『イギリスはおいしい』は英国礼賛本の最初になった本だと思っています。今思うとアフタヌーンティーなんてハイソな世界(1回くらいはやってみたいけど)、と思いますけれど。

次に挙げる2つの番組を見ていて、食に敏感な人はイギリスに沢山いるんだなと。
2作目の著者なんてしばらく日本に移住しようかと言ってるくらいです。

まず、『ひげ面ライダー』ですが、BBC2のHPを見ると、アジア編以外にもモロッコとかにも行っているようです。アジア編にはもちろん日本があるので、これから放送するのかな?

海外メディアのHPは滅多にリンク切れしないので便利です。
見てお分かりの通り、iPlayerでクリップが見られるものもあり、料理を作っている映像もあるし、レシピは全部あります。ただ、見た限りスパイスが多かったり料理方法が独特だったりで、日本で再現するのが難しいものも。TVじゃ伝わらないけど香りよさそうだなーと見てました。

The Hairy Bikers’ Asian Adventure
http://www.bbc.co.uk/programmes/b03vp3tt

NHKのサイト。(2017/10/12 12:07追記:リンク切れなので魚拓を見てください)

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145339/index.html

魚拓

NHKオンデマンドで放送しますが、「見逃し」から「特選」に移るとは限らないものもあって、じっくり再放送待った方がいいことも。

(2017/10/12 12:06追記:元記事は2015年ですが(うちのブログは10年前の記事が来訪を受けるので)、2017年の続編?を見て沢山人が来られたので探してみると、オフィシャルサイトができていました。DVDも英語でよければ出ています。海外DVDが再生できるプレーヤーもあるようですがわたしはめんどくさいのでPCで見ています)

http://www.hairybikers.com/

 

『英国一家、日本を食べる』は、ガーディアン紙などに書いているフードライターのマイケル・ブース氏による著作で、原題は”Sushi and Beyond”です。上の番組でも、アジア料理レストランがロンドンに沢山進出している(韓国だと50店くらい)と言っていましたが、寿司以外にもラーメンは結構前から人気でした。高いらしいけど(1000~2000円くらいとかいう話)。

http://www9.nhk.or.jp/anime/sushi/

24話中次が18話・大阪編です。NHK Worldにも流れているので英語吹き替えがありますけど、日本語でよければ0話『英国一家が日本を食べちゃうワケ』(マイケルさんが実際に出てきます)も含めてYouTubeにあります。番組の話題がNHK以外でスペイン語になっていたのには驚きました。

和食の世界は深い、と思う番組です。わたしはボランティアで日本語教師をしてたので、ネイティブスピーカーだから日本語のことをなんでも知っているわけではないことは分かっていましたが、和食もしかりです。

アニメの制作には、『ゴノレゴ』で10年ほど前にネットで人気を博したポエ山さんが一部関わっています。

本ですが以下になります。Amazonレビューで翻訳について述べてる人がいるので、原著も貼っておきますね。

英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

マイケル・ブース
亜紀書房
2013-04-09

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Sushi and Beyond: What the Japanese Know About Cooking

Michael Booth
Vintage
2010-05-06

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

マイケル・ブース
亜紀書房
2014-05-17

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

上の本は収録できなかった分&書き下ろしです。英語で読める人はそうした方が良いかも。

マイケルさんの愛読書です。

Japanese Cooking: A Simple Art

Shizuo Tsuji
Kodansha Amer Inc
2012-02-17

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(2015/12/27追記:DVD4巻まで出ます!1巻がとてもリーズナブル!)

英国一家、日本を食べる Vol.1 [DVD]

松竹

2016-01-06

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