hirokoyoshida について

化学・医薬系英日翻訳者です。スペイン語・イタリア語を通信講座、スカイプレッスンで勉強中。うちにこもってフェレットと遊んだり思い出して花に水やったりしてます。今は放送大生(院)。

『深夜食堂』ドラマ版 2まで。

ヨシダヒロコです。

去年は本当にだるだるな日が続いてて、月額DVD全然消化できなかったんですが、今年は”Sherlock”も英語で行けそうな気もしてきました。英語で3まで買ってあり、字幕版のも借りて勘違い訂正して2の終わりくらいからは英語で見る予定。最近のNHKのも録画してあります。それでも暑いため、絶好調とは全く言えませんが去年よりはマシかもしれません。

日本のものでは、ドラマも映画もある原作はマンガのこれ、長いこと見たかったので、届いてすぐに見終わりました。でも名残惜しくてもう少し見てから返します。マンガは未読ですが原作がずっと面白いものなので楽しみです。絵は好きです。

ドラマでは小林薫がマスターの「めしや」、あだ名は「深夜食堂」、新宿ゴールデンにある設定なのかな(クレジットで協力していたから)、開店は午前0時。新宿は学生時代行くことが多かったので、このような深夜やってる店にはあまり行けなかったですけど懐かしいです。渋谷とかのおしゃれな街じゃないのがいいです。

豚汁定食しかないフードメニュー。他は「言ってくれれば作るよ」で、多分夜中に見たらつい冷蔵庫や買い置きやコンビニに走る、危険!なものばかり出ます。料理名が各話のタイトルです。素朴で懐かしいメニューばかり。シンプルすぎて知らなかったけど美味しそうなものもありました。深夜の店なのにお客がほとんどいい人ばかりなのが人気なんでしょうかね。役者さんもすごく有名な人というのではなく味がある人が多く出ている気がします。田中圭は解散した後のレミオロメンのMV好きですが、話は似ててもラストが違う……。

このドラマ、映画になったのは知っていました(去年の「続」のほうです)。でも見に行けなくて。今HP見たら、他の言語に訳されたり、外国版『深夜食堂』があったりするのは知りませんでした。頷けますけど。

下にDVDの情報貼りますが、見るだけならNetflixやAmazonプライムのビデオもあり、GYAOでやってたのに遭遇したこともあります。人気あるのでまだ続いていくでしょう。

http://www.meshiya.tv/

東京の前に金沢での学生時代、こういう感じのお店に行ったことはあり、店名を覚えてるのは手打ちうどんの「さぬき」でした。横でおじいさんが踏み踏みしてて、讃岐うどんブームは全国的にはなかった頃でした。讃岐というには若干細めのうどんでしたけどあんなうどんにそれから会っていません(会うならうどんが名物のどこかでしょう)。息子さんは小矢部市→富山市内で頑張っているらしいと最初は人づてに、移転は去年知りました。

他にも丼もの中心の店でママさんがとても個性的で、不定休というのがありました。前まで行かないとやってるか分からないわけです(両方片町。もうない)。

料理本ですが、番組お薦めのは違う料理も入っているようなので、こちらを張っておきます。シンプルなものが多いので、料理苦手でも作れるものが載っているはず。

夏休みの物理・天文系イベント(一般公開など)と、おまけでNewtonライト創刊。

ヨシダヒロコです。

2日前に37℃越え+フェーン現象がありまして、あまりにだるいのでOS-1飲んだら普通ならまずいはずなのにすごくおいしくて。まだゆるゆる運転です。

それでもGSA(ジオスペースアドベンチャー)の日程は迫っているので書いておきます。

 

  • 東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設

まず、わたしがよく言及している宇宙線研究所神岡研究施設の一部が見られるGSAが今週末に迫りました。スーパーカミオカンデと東北大カムランドの見学ができる年に一度のチャンスで、すごい倍率です。

今年初めて応募して見事落ちましたが(去年のGSAではない公開でKAGRAとスーパーカミオカンデには別個に行きました)、当選しなかった人にもイベントがありますよ。

GSA準備中。ボランティアベースらしいです。

 

 

日中はまだ行けるか分からないですが、夜の講演行きたかったなあ……公共交通機関でも1時間で近いんですが、この時間だと帰れないから泊まりで、それだと無理そうなので。

GSA2017体験型展示・イベントのご案内  魚拓

KAGRAの模型いいですね。遠いJ-PARC(コラボしている)から来てもらえるのもありがたいですが。

それに、ここ数日出ているのが『君の名は』関係で、GSAにもボランティアで出るという飛騨市長も言及。

 

 

それと、非公式KAGRA Twitterアカウント「かぐらららー」(@KAGRAGW)ができました。非公式だったはずが公式になっていた宇宙線研究所アカウント(@ICRRpr)もあります。かぐらららーが面白い音楽&重力波コラボアカペラYouTubeをツイートしていたのでそこから探したら、わたしの好きなFoster the Peopleの曲でも面白いアカペラやってました。この曲が流行った2012年以来、今年サマソニに来るそうです。でもブラックホール関係の用語はまだ発展途上です。

 

 

Chirpはそのまま訳すと「さえずり」ですが、これで作った曲も「かぐらららー」は紹介してました。

 

  • KEK (高エネルギー加速器研究機構)

つくばキャンパスと東海村J-PARCの2ヶ所あると知りませんでした。

 

デイリーポータルZで取り上げられて大反響でした。理屈が分からなかったとしても、電気工作とかメカ的なものが好きな人にはアピールしそうな写真が沢山です。

素粒子物理をうまいことたとえる

「素粒子物理学をうまいことたとえる」by デイリーポータルZ – Togetterまとめ 

一般公開は9/3。見に行けないか機会は狙ってます。Twitterでフォローしてくださった研究者さんにお誘いを受け、「院試があるので」と言ったんですが物理の試験&テーマに関係あるのでイメージが湧くかとも思いまして。体調とお財布次第です。

先日まで好評のうちに終わったBelle II実験の高校生キャンプへのクラウドファンディング、Tシャツ目当てもあって申しこみました。再来年また募ってお金集まるか心配されてましたが、高校生には本当にいい経験だと思いますので、また募金集まるといいですね。このキャンプに来た高校生が院生になって入ってきたという話もあったそうですから。

 academist – 素粒子実験の未来を担う研究者を育てたい! 魚拓

7月のサイエンスカフェは以下の通り。サイエンスカフェはできる限り行っていて(今の所隣県まで)、最近も非常に北陸ではレアなもの(ライフサイエンス系、時間かかりますがまとめます)に行ってきました。
研究者さんなどのゲストが少人数の近い距離でいろいろ質問に答えてくれます。出張版もあるらしい。最近富山高専に来たようで、いいなーとうらやましかったです。

 

  • J-PARC  (大強度陽子陽子加速器施設)

こちらも8/20に一般公開あります。7/28にサイエンスカフェも。

特設ページ。できたばかりで随時更新。 魚拓

 

 

 

公開は8/26です。ここも遠くはないんですがね。いつの間にか「長野県は宇宙県」になったんですね。 特別講演はネット中継だそうです。当日はシャトルバスが出るから駅から楽と春に東京で聞きました。

 

野辺山特別公開2017 魚拓

 

  • 国立天文台

こまこまイベントやってるみたいです。FBで特にアルマ望遠鏡の研究成果が多すぎて読み切れません。

 

ところで最近のJAXAの話ですが、はやぶさ2の会見全部見たかったなー。先日式が分からないと思いながら放送大の力学の授業を見ていたら(はやぶさ登場)、スイングバイなどを除けば力学の法則で説明できると先生が言ってて、えーーー!となりました。もっと複雑なんだと思っていました。

 

  • 寄付とNewtonライト

毎度ですが、宇宙線研究所若手支援基金 不安定な若手の雇用を支えるためです。

梶田先生のこの連載も話題になりました。その2のタイトルが「若い研究者の待遇は、あまりにひどい」です。あとお二方は、根岸カップリングでノーベル化学賞の根岸先生と、青色LEDでノーベル物理学賞の天野先生です。

日本の科学とイノベーション、再生への道筋
“間違い”の原因を自分の目で知りたいと思った ニュートリノ振動でノーベル物理学賞の梶田隆章氏に聞く(第1回)
魚拓 P1  P2  P3

若い研究者の待遇は、あまりにひどい  ニュートリノ振動でノーベル物理学賞の梶田隆章氏に聞く(第2回)

魚拓 P1  P2  P3  P4

研究者の頭脳と時間を、違うことに使いすぎている    ニュートリノ振動でノーベル物理学賞の梶田隆章氏に聞く(最終回)

魚拓  P1  P2  P3  P4

 

これから東北が誘致しようとしている国際的な加速器です。どの研究施設も予算は大変なはずなので。寄付すると確定申告の時に免除対象になります。

河北新報 <ILC>誘致へ「勝負の年」東北推進協総会  魚拓

国際リニアコライダー(ILC)加速器開発  (KEKのサイト)

(動画は日本語字幕あり)

 

最後になりますが科学雑誌Newtonにミニ版ができるそうです。Newtonライトと呼ばれお値段も安い。第1弾は統計だそうです。

植物写真教室「やさしい花の撮り方」(富山県中央植物園、2017/06/04)

ヨシダヒロコです。

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ノイバラ

この催しへの参加は2回目です。天候不順で調子が上がらず、申し込みはしてあったのですが、電話して最初の集合後講義があるのを飛ばし、遅れて合流させてもらいました。持ち運びが疲れるので、前回使い方を教えてもらった三脚はなし。

富山県写真家協会の先生方と一緒に広い植物園の敷地に散らばって、教えてもらいながら撮ります。『バラのささやき』(魚拓)という番組を春にNHKBSで見たのですが、原種バラである日本のノイバラがすごくフィーチャーされていました。そのノイバラが、もう盛りは過ぎていましたが沢山茂みになっていて、いい香りでいっぱいでした。

薬用植物のコーナーではスイカズラが終わり頃、あとクレマチス各種は満開でした。バイオで珍しい(1、2本しかない)種類の桜を増やす試みのパネルもありました。春の植樹祭で皇后様が植樹されたのが、そのように増やされた桜だそうです。

前回の教室は5月でしたが今回は6月だったので睡蓮がたくさん池に咲いていたりしました。これだけ咲いているとなかなかうまく撮れなかったですが。

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高山植物の温室で光の調節ができなくてブレたのは意味が分かりませんでしたが、前回この教室で教えてもらってデジイチ万年オートから抜け出したのです。

そうそう、今回言われたけどきちんとマニュアル読まないとね。

参加者には今月末に植物園で行われる写真展へのお誘いが届きます。今日届きました。植物なら何でもいいらしいですが。チラシは植物園にもあるかも。今年出すと3回目ですが、今年は自分の出展したもの、調子崩さず見に行けたらいいな。

また、先月末に太閤山ランドのあじさい祭りライトアップ(といっても初めてで光がろくになかった)に行ったのですが、三脚は無事使えました。レリーズは買ってあったのですがその時見つからず、次暗いところで撮るときには活用したいと思います。

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平成29年前期放送大学自習科目(その2・文系・外国語など)+障害者などの出願。

ヨシダヒロコです。

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現在(2017/07/03 23:50追記:大学院修士課程)選科履修生を休学中、秋に復学します。何で今期自習になったのかは下に書きました。

平成29年前期放送大学自習科目(その1・物理&数学&天文)。

文系科目も面白そうなのがあったので見ていました。

今日のメンタルヘルス』(魚拓)。去年の前期に大学院科目の『精神医学特論』(魚拓)を取って、わたしはこっち方面の患者ですがよく考えられた授業に感心しました。ブログ内検索で感想がでてきます。同じ石丸先生だったので今回この授業を見てみました。やはり第1回と後半、石丸先生の担当回は引きこまれます。アルコール依存など実際の患者さんの証言が出てくるのは生々しく、ラストの15回は偶然冬に見たのですが、自殺問題を真正面から捉えていて沢山の人に見て欲しい内容でした。その他、毎日に生かせそうだったのは9回のストレス・コーピングでした。

授業を2回担当された筑波大の高橋先生。前に著書を読んだことがあって、そうなのよ!と頷くところ一杯でした。

石丸先生は他に『死生学入門』(魚拓)も担当で、人気らしいですがそのうちと思っています。死生学に少し近い東北大の授業をgaccoで受けました(レポート)。放送大学では2013年度から優秀授業賞というのが作られたそうで、石丸先生は春に授賞したうちのおひとりです。下は大学広報課のFBで写真があります。

https://www.facebook.com/pg/%E6%94%BE%E9%80%81%E5%A4%A7%E5%AD%A6The-Open-University-of-Japan%E5%BA%83%E5%A0%B1%E8%AA%B2-469746383035498/posts/?ref=page_internal#

初歩のイタリア語』(魚拓)。待ち望まれたイタリア語が始まりました。主任講師は村松真理子先生とルドヴィーコ・チフェッリ先生です。最初おふたりとも表情が硬くて大丈夫かな?と思ったのですが、緊張していたようです。ルドヴィーコ先生は淡々と静かな方らしく、ステレオタイプなイタリア人とは大分違います。

スキットの内容は、太郎という日本人男性がイタリア北部をパオラというイタリア人女性(なんでも知っている)に案内してもらったり、名物を作ってもらったりという話です。番組の最後がスキットのNG集でお茶目なのが笑えます。

わたしはNHKや個人レッスンで既に学んでいて、なんとか中級だろうかという感じですけど、スキットの会話に手加減がないため全く初めての人がついて行けたか気になりました。でも実際旅行に行くとあの速さだろうと思います(わたしも何もなければスキット聞き取れない部分がありました)。イタリアの美味しい話がたくさん出てくるのは本当に楽しくて、次は何が出てくるのかと楽しみでしたし、中級編を作って欲しいくらいです。あと2回残っています。文法のあやふやなところが沢山あるので、教材買ってみようと思います。わたしにはちょうど良いレベルだったかも。

今年はこれも勉強中のスペイン語もできたので、次回やってみようかな。

村松先生は翻訳者でもあり、Wikipediaによると宮沢賢治の伊訳や、タブッキという有名な作家(まだ読んでない)の和訳をしているそうです。

イタリア旅行についてはこんな報道も最近出ましたね。

イタリア観光地が悲鳴、客殺到に「もう十分」 ベネチア、フィレンツェ、カプリ島などで観光客制限の動き     (魚拓)

テキストはAmazonがこんな書影なので、下に楽天ブックスの書影貼ります。

9784595317521

他に遅れながら見ているのは、二河(にこう)先生の『生命分子と細胞の科学』(魚拓)でバイオバリバリです。自分で色々本を読んで勉強してから、去年大学院で生物学を取りました。それでもこの科目難しいことがあります。去年見た総合科目の『暮らしに役立つバイオサイエンス』(魚拓)は先生が酒蔵や醤油蔵に行くようなとっつきやすさがありましたが、復習のため2回見ました。『生命分子(造語だそうです)』も何回か見ることになりそうです。

まだ前期は3ヶ月あるので、メインのものの他にも何か見ると思いますが(気晴らしになる科目が1、2あると全体が進む)、気になっていた『和歌文学の世界』(魚拓)を見始めています。解説が心にしみいるようで、自分が日本人であると実感します。

後期は復学予定ですが、仕事に役立つとか考えず好きなことを基本的に勉強するつもりでいます。たまに我に返って仕事に関係あることに手を伸ばしたくなるのですが、大学院の宇宙系が全科の募集要項で来年からオンラインになると分かったので、後期は今年開講で翻訳の話も入る『異言語との出会い』(魚拓)を考えています。無事受講が始まったらレポートします。

さらに、修士全科履修生(フルタイム学生)になれるか書類を揃えていますが、同じく募集要項を見ていたら見つけた新規科目に人工知能についてのものがあり、『知能システム論』と言います。先生は放送大の大西仁教授。

内容は巻末の簡単な案内によると、「知的情報処理のメカニズムについて、いわゆる人工知能を中心に論じる。計算機にヒトのように知的な情報処理を行わせる研究は、パラダイムシフトを繰り返し、現在ではビジネス、科学、産業、医療等の強力な方法として注目を集めている。技術の歴史的変遷、認知科学、生物学等隣接領域と関連づけて解説し、知的情報処理技術の体系的理解を図る」となかなか多様で面白そうなのですが、オンライン授業なので学生にならないと無理です。これも今後受けられたらいいな。IT方面の知識が弱いので、そこを補強してから。

その下にあった科目も気になるので貼りました。

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全科履修生出願は学部でも院でも、特別措置を必要とする障害者や患者などは院なら本部への連絡が必要です。書類が送られてくるので、記入の上わたしの場合障害者手帳のコピーと脳外科の診断書(頭痛ひどいので)が要ります。それを提出後、出願となるそうです。

平成29年前期放送大学自習科目(その1・物理&数学&天文)。

ヨシダヒロコです。

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なんでタイトルが「自習」なのかというと、わたしは去年から半年間修士課程科目生→1年間の選科履修生でゆくゆくは全科と思っているのですが、今回学部にも出願していてやりくりができず学費を払えなかったのです。今年は仕事の受注状況厳しいですし。なので院を半年休学して、大学院入試受けるなら必要な物理・数学中心に自習してました。仕事に関係あるかというとどうかなあ。やりたいことが見つかったから勉強してるという感じです。

化学で他大学院を中退していますが、物理数学で点数は取れてませんでした。4月からまる3ヶ月やっていて、高校生の時から嫌いじゃないのに点数が取れなかったのが、苦手意識が消えてきました。数学は物理にいるからやってみたという感じです。

まず物理。すべて学部の科目です。

初心者は『自然科学はじめの一歩』(魚拓)がいいかと思います。たまーに見る学生のFBグループで『初歩からの物理』(魚拓)は難しいという声を複数目にしました。自然科学系一般に、「初歩」は難しい人には難しいようです。先生方が物理現象を説明する「おもちゃ」を色々自作したりしているのは専門科目でもそうなんですが面白く、『初歩からの物理』で音楽の楽器の音はどういう風に作られているかという岸根先生の説明がとても分かりやすかったです。アシスタントの岡本さんはサイエンスコミュニケーターのようです。わたしの視聴は次回からアインシュタインが出てきてそろそろ終わります。

1個上の『物理の世界』(魚拓)は岸根先生、松井先生が主任講師で、『初歩からの物理』に少し遅れて見ていました。春の番組紹介で知りました。初歩に比べると式が出てくるのと、科学史的なこと、例えばこの物理学者はどういう生まれでこういう発見をして、というわたし好みの内容をよく取り上げて、先生がイギリスで写真や動画を撮ってきたりしていました。しょっぱなは実物の『プリンキピア』(ニュートン)の登場でしたし。さっき見ていた第10回では電磁気のパートで、エレキギターの原理を簡単な模型を使って実験していて、手が込んだ原理に驚きました。教材は買う予定で、解説が沢山あるのではと予想しています。アシスタントはライフサイエンス系の研究をしていたらしい浜口さんです。『初歩からの物理』よりは難しいけど、スタジオに物理学者の肖像が沢山飾ってあって、壁はブラックなのでシックでかっこよいです。

専門科目で、基本は力学だよねと米谷先生、岸根先生が主任講師の『力と運動の物理』(魚拓)も途中で教材を買って休みつつ5回まで見ました。考えてみるとわたしが物理に高校の時つまずいたのはしょっぱなの力学でした(化学も数学も初めでつまずきました)。それでも数式にめげず見ていると、式展開とか自分ではまだできていないけれど、自然現象をこんな風に記述しているんだなということが分かってきて拒否感がなくなってきました。3科目通して言えることです。

NHK朝ドラの『ごちそうさん』で、め以子の娘のふ久が数学物理大好きな子で、「見えへん力を見ようとしている」などと評されていましたが、今はいろいろ「見る」手段はありますね。

今、新学期の出願期間で先生方出演の科目紹介番組(15分)をやっていて、物理は終わってしまったようなんですが『力と運動の物理』は最近見て、「基本は古典物理学なので、そこを押さえるとその先の量子力学や素粒子物理にも入って行きやすい」だそうです。なのでこの科目はきっちり履修しておこうと思います。教材はかなり力を入れてあるらしく、放送にははやぶさも出てくるそうです。夏休みまでは自習ということで。科目に限らず、放送大はほぼ自習なのだから開講の意図とか勉強の仕方とか聞いておいたらいいと思います。

他の専門科目2科目、『場と時間空間の物理』(魚拓)、『量子と統計の物理』(魚拓)、両方ほとんどDVDに落としてあるので、可能ならこっちも夏休みに自習してみて、後期に履修したいです。2科目くらい合わせたような科目名ですね。院試は10月なんだけど間に合うかな?

今年前期の面接授業は諦めました。天文サークルにお邪魔して一緒に国立天文台に行ってきたからまあいいかと。春にはアルマ望遠鏡のイベント行ったし。学力とお金があれば、岐阜学習センターの『相対性理論と光』を受けたかったのですが、岩波文庫のアインシュタイン『相対性理論』、本文短いのにぱっと見「わたしには早すぎる」と思いました。当日地震ありましたし。

相対性理論といえば、諸先生方の著作にこんなのがあります。いろいろ偉大な物理学者がいると習いましたが、アインシュタインは本になりやすいのですかね。

次に数学です。

石﨑先生の『入門微分積分』(魚拓)、隅部先生の『入門線型代数』(魚拓)、三浦先生の『数学の歴史』(魚拓)。『微分方程式』(魚拓)は自分にはまだ早く、まず入門やってからということになりました。わたしは物理の式を解くツールとして数学がいるので、確か岸根先生だったかと思いますが物理が先で数学は後から付いてくるというようなことをおっしゃっていて、必要と思ったところを勉強すればいいのかなと。微分積分は高校・大学で、線型代数は大学でやって、塾とかで教えていたので微分積分の方が覚えているはずなんですが、微積の方が見直すことが多いです。微積のアシスタントは、気象予報士の榊さんで授業は明るい雰囲気です。線型代数は行列式を変形していくのが、たとえるとテトリスが片付くような爽快感があります。

『入門線型代数』アシスタントの新さんについてですが、こういうエントリ書こうとすると目に入るあまり気分のよくない彼女についてのネットの評判があります。容姿をや好みを気にする恐らく男性のものです。わたしの見る限り、アシスタントには「素人」はおらず、フレッシュさを売りのNHK語学講座とかとは全然話が違います。新さんは他の方とすこし立ち位置が違うので慣れるのに何回か時間がかかりましたが、最後に「こういう風に勉強するといいですよ」とアドバイスしてくれているんだなと。まとめられて「ああなるほど」と思ったこともありました。わたしの感想ですけど。ちなみに分析化学系で論文を複数出していて、研究者なのかもしれません。わりとレアな分野と聞いています。

さて、数学での意外なヒットは『数学の歴史』で、なんとヒエログリフの時代から始まります。アラビア数字がまだないわけです。そこからの歴史で、例えば外国の数学書の翻訳書はとても大事でした。どういう職業の人がが翻訳するかで重視するところが違うので内容が変わってしまったり、タイトルが変わったり。「こんなところに翻訳が」と思って見ています。

数学もまだやる科目があるので、間に合うのかなあ?と思いますが。

最後に天文ですが、ここのみ大学院科目の『宇宙・自然システムと人類』(魚拓)です。この手の話好きなので、去年後期に学部導入科目を見て、今期は大学院科目を見てました。大学院で宇宙系は2科目くらいしかなく、そもそも科目自体少ないのです。宇宙系の話が好きな人には面白い科目です。進歩が速いので、数年のうちに遅れてしまっている部分がありました。

これを後期に取ろうかなと思いつつ今日大学院修士全科生の募集要項を見ていたら、来年の新規開講予定科目など色々予定が書いてあって、この科目は新設のオンライン授業になるそうです。オンライン授業で天文ならやってみたいと思ったので、大学院(休学してたのを復学予定)の後期での履修予定科目を翻訳というか、言葉に関係のあるものに変えました。その2にあと3科目ほど感想を書きますが、そこに加えます。

第1回JTF翻訳品質セミナー『誰も教えてくれない翻訳チェック~翻訳者にとっての翻訳チェックを考える~』齋藤貴昭(Terry Saito)さん(2017/05/22)に出席して。

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ヨシダヒロコです。

このエントリもっと早く上げたかったんですが、強行軍で東京と往復し、帰宅後しばらくして強烈な風邪を引き、熱出して寝込んだり、今月は気温が低く持病の頭痛がひどかったりして、やっと落ち着いてきました。この話はきちんと書きたかったですからね。

このセミナーは昨年JTFの翻訳祭で伝説になったものだったので、早々と希望を出していました。続く石黒さんのお話も聞きたかったのですが、予算の関係でアウトでした。JTF翻訳品質セミナーは旧「標準スタイルガイド検討委員会」から名前が変わってから今回が初めてで、HPには「本セミナーは、翻訳の品質を真剣に考え、その向上に実践的に取り組む方のための講座です」と書いてあります。

https://www.jtf.jp/jp/style_guide/styleguide_seminar.html

テリーさんのお話は4年前にWildLight出だしのころ大阪で聞きました(下のリンク)。このツールはWord上で動くマクロなのですが、TagEditorの仕事がその頃多く使いこなせずにいました。今回お話を聞いて、あの時の話をバージョンアップさせた感じだと思いました。JTFセミナーで同年末に似た主旨のお話があったようです。

関西通翻勉強会SKITに参加しました(2014/07/20)。

会場は東京の土地勘が少しあってもちょっと分かりにくく、まあまあ早起きしたのに早くホテルを出なかったためもあり、3駅からアクセスできる分複雑でした。少々遅刻。

会場では噂のチェックマトリックスがハンドアウトとともに渡されました。A3 くらいで大きいです。チェック工程の1例が表で細かく書いてありますが、使いやすいようにアレンジしてくださいということです。

入っていったときは、前振りの話をされていたと思います。何語か分からない文章と数字、その日本語訳では明らかに数字が違っているという例を出して、「お客さんにも翻訳が分かる人とか分からない人色々いる(知らない人の方が多い)けど、言葉が分からずとも数字の間違いなら分かる→翻訳が悪いと言われる」という話がありました。

翻訳に関わる要素に5M(Material, Machine, Method, Mesurement, Man)がありまして、他に5W2Hも付け加えられてた気がしますが、5つのMとは翻訳材料(原稿、参考資料、用語集など)、情報機器・ツール・書籍(PC、翻訳支援ソフト、Officeなど)、管理方法(工程管理、チェック手法など)、基準(仕様、スタイルガイドなど)、(経営者、コーディネーター、チェッカーなど)で、これは翻訳会社の場合なので翻訳者の場合は最後を翻訳者の能力とします。

また、「翻訳の質」についても話があり、テリーさんは何が翻訳の質なのかまだもっさりした印象だそうだけど、翻訳者さんは流暢さとか読みやすさを大事にしているようだと。それももちろん大事なんだけど、まず正確さが大事とおっしゃっていました。「ルールへの適合性」という言葉で表現していましたが、スタイルガイド、用語集、文献など。優先度でいうと、1.正確さ、2.用語集、3.スタイル、4.流暢さということでした。

流暢さとルールへの適合性はどちらも大事で両輪であり、翻訳祭のときはそこがよく分かってもらえなかったのか、それを理解してブログにレポートを上げた翻訳者Sさんが「言いたいことをよくここまでくみ取ってくれた」と賞賛されていました。なので今回は少し強調したのかもしれません。普通に考えてテリーさんではなくとも、コーディネーターさんが流暢さは別にいいと言うはずないですけどね。

参考資料がすごく多いときのTipがあり、「これはどういう位置づけですか?」と聞いてみるといいとのこと。

そして今回のお題はヒューマンエラー、ポカミスですが、気合いではどうしようもありません。人がチェックして気をつけてるとか大丈夫ですか?と。人間の能力を過信してはいけません、といわれました。

ポカミスの例。

  • 「Shift」の”f”を忘れて全世界に文章(マニュアル的なものだったかと)を出してしまった……。
  • 以下のツイート。

人は思い込むものです。文の意味を理解した途端に勝手に意味を補完します。ミススペルはケアレスではなく「誤訳」です。

  • ビスの忘れ。ビスを付け忘れたかをチェックするために、工場で赤ペンチェックを入れました。2000~3000回繰り返すと、赤ペンだけチェックしたものが現れます。反復動作は記憶されて定着しますが、精神作用は定着しません。ちなみに人の集中力が続くのはたった50分間だそうです。

脳の使い方が違う項目を一緒にしてはいけません。

エージェントの出してくるQAチェックシートはあまりよろしくないというお話しもありました。

こういうポカミスを避けるには、チェックを分解(参照照合、単純照合、読解:参照照合は造語で、用語集やスタイルガイドなどとの照合)し、チェックツールを使います。他に、これはいろんな人がやっていると思いますが、と前置きして客観性を持たせるため時間を置いたり、場所を変えたり、プリントアウトしたりする方法や、ツールではFUGO、WildLight、色deチェック、JustRightなどがあります。ツールは刃物と一緒なので、勝手をさせない、例えば数字を変えさせたりしないようにしましょう。

ここまでで「気をつける」ではチェックできないことが分かりましたが、Easy To Noticeとして、チェックのポイントを絞ることを推奨していました。

  • 『ウォーリーを探せ!』で探すときと同じように、意識を集中する場所を際立たせる
  • 数字色分け
  • 知覚・認識力を総動員。パターンなど
  • “2”と”two”が混在するとき、色分けすると簡単(間違えやすいですよねー:筆者)
  • WildLightでの数チェック(色分け)
  • 用語集も色分け→単純照合へ

ミスをなくすには、「まずミスをしない」という発想が大事です。もしミスしてもその場で修正できる方法を紹介していました。人の能力に頼らないものです。

  • 数字入力を音声でフィードバック
  • タイプミスの場合
  1. Wordオートコレクト 間違いをしやすいものを登録、「日本に来日した」と入力したら「日本に●」と爆弾が出るようにする(これはWildLightの機能らしいです)
  2. AutoHotKey HotString Helper 日本語対応していないがTradosに使える
  •  原稿に色づけ
  •  自己鍛錬

ハンドアウトにはチェックフローがあるのですが、人力でやるクロスチェック・リライトが一番強調されており、これとスペルチェック以外はだいたいチェックツールで行うのがいいそうです。クロスチェック・リライトはツールをかける前に行いますが、それは翻訳者が「職人」だからです。ここでも自己鍛錬。順番を決め、守り、問題があれば最初からが大切だそうです。

フローの決め方として、ミスの多いものは前にするとか、最終チェックをするなどあったのですが、耳が痛かったのは「(手を抜いて)納期短縮の矛先にしない」「チェックをしない条件は、他で担保できる場合のみ」でした。

あと、チェックの前に対訳表作成は大事です。Trados Studioなどでもバイリンガルrtfファイルで出してくれますので。

レファレンスにあった、今まで知らなかった辞書を挙げておきます。日英向きですかね。1冊目と2冊目は同じ辞書で、セミナーでは上のKindle版が紹介されました。

最初に「東京から帰って風邪引いた」と書きましたが、そのころちょうど新しいエージェントから化学系のお仕事をもらっていました。セミナー後にトライアル結果待ちの会社の方とお茶していて、名刺で「え、これできるんですか?」と。アピールできる仕事の分野や簡単な内容を名刺には書いてあるんですが、その会社ではちょうど先日そんな人がいないかなあと言っていたところだったのです。ここまで即役に立ったのは初めてです(顔写真もありブログURL、趣味、使用ツールも書いてますが、一般の方にはとっつきにくいのでシンプルなの作るつもりです)。

かくしてチェックの仕事が来て、前にWildLightのセミナーに出たときにTradosはXbenchでチェックって何?と思っていたのが氷解しました。今までそう指定してきたエージェントがなかったこともありやり方が分からなかったのです。原稿はかなり直すことになりましたが、ちょうどセミナーで言われたことを人様の原稿でしたけどある程度実行することになりました。Xbenchにすぐに慣れず困ったし、セミナーで言われたことはかなり今後の課題でした。

それでも、そういう視点でチェック作業してみて、「最初からミスしない」は確かに有効と思いました。ツールをかけたとしても1回だけ出てくる誤訳は通り抜けてしまうことがあるし、それがcriticalな場合もありますから。ただ、チェックを頼まれて時間が読めない場合は自分が翻訳したときよりも厳しいかもしれません……。

チェックツールに関しては、今後WildLight辺りから手を付けていきたいです。DVDはまだ出てないようですが、翻訳セミナーと同じ場所で売るのでしょうか?過去の例だとレジュメが付いているそうで、嬉しいですね。わたしも買いたいのがあります。

余談ですが、他に東京で見たものはこれでした。

JTFセミナー東京道中(セミナー以外)(2017/05/20~23)。

MBS情熱大陸 同時通訳 橋本美穂さん――笑顔が武器のプロフェッショナル(放送2017/06/04)。

ヨシダヒロコです。

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simultaneous interpretation by  The International Federation of Library Associations and Institutions (IFLA)  https://www.flickr.com/photos/ifla/20920627518/ CC BY-SA 2.0

ブログの上の方に書いてありますが、わたしは翻訳者で通訳はやりません。両方できる人もいるじゃない、という依頼が来ることはありますが、せいぜいできるとしたら外国人の友達(多少案内を間違えてもいい)を案内するときに説明するくらいです。でも金沢とか歴史のあるところは難しいです。

この番組は翻訳者・通訳者の間でSNSで話題になっており、うちはピコ太郎の好きな(日頃通訳ってどうやってできるのと疑問や興味を持っている)母が録画していました。でも消されてしまい、11日夜まであった見逃し配信でギリギリで見ました。オンデマンドには見当たらないようで、Dailymotionで放送日で検索するとあるかも。

番組ページ。

http://www.mbs.jp/jounetsu/2017/06_04.shtml

魚拓

感想はひたすら楽しかったです。橋本さんの通訳やキャラクターが暖かく温かくすがすがしかったから。ピコ太郎やふなっしーなど、ポップな通訳は難しいだろうけど、見ていて感心したりこちらも観客のように笑ってしまったり。

2年前に大好きなFoo Fighters(初めて)見にフジロック行ったんですが、ヴォーカルのデイヴがずいぶん長く英語で喋ったんです。ブログに再現できるだけしたけど、ああいうときに通訳さんいたらよかったなと番組見てて思いました。デイヴはライブ中に骨折したいきさつをみなに知って欲しかったようだから。

化学式の出てくる資料があったり(医療だったらしい)、マーケティング関連や手術針への投資など、月に仕事が30本も入っているそうです。通訳者さんの資料読みは翻訳者より時間が限られている場合が多いとわたしは思っているので、すごいなあと。英語がニュートラルで耳に心地よかったり、ピコ太郎やふなっしーの通訳では演技しているかのようで(北島マヤとかイタコのような……)、投資の話し合いでは通訳をコンパクトにし投資家に考える間まで持たせていました。通訳の前後はニコニコ雑談したり、見てて飽きなくて30分が短かったです。

ふだん仕事相手に会わない翻訳者のキャラクターも(実力ももちろんですが)重要なのに、通訳ではもっとダイレクトに出ると思いました。それは仕事への姿勢にも出ていて、「お客さんは何も言ってくれないから、自己批判精神を持つ」「(うるさい場所での資料読みで、集中できますか?と聞かれて)条件が整わないとか言ってたらいつまでも条件は整わないから、雑音を押し出す力で集中する」「(インド人の英語が分かりにくいのは)まず覚悟することです。もうそういう英語なんだってことを認める。そこに拒否反応を感じてるから、まず耳にバリアができてるんです」などのキッパリサッパリした割り切り方をしていて、きっとそこに行くまでいろいろあったんでしょうだろうと思いますがかっこいいなと思いました。わたしよりずいぶん年下なんですけどね。こういうことに年上年下は関係ないけどまぶしかったです。

最近大学の勉強でストレス・コーピングについて学びましたが、疲れることはあってもその辺が上手なんでしょうか。悩んでも仕方のないことは悩まない、とか。

同時通訳を一瞬でやれているメカニズムの説明も分かりやすかったです。今まで「ブラックボックス」と言われてきたんですよね。

あと疲労回復のメンテですが、(2017/06/12 2:02追記:橋本さんは)すごく疲れて鍼に通っていました。実は国家資格があるのは鍼灸師と柔道整復師だけです。わたしは考えて整体とか行かなくなりました。今は何もしてないですが、アロマ系の勉強を楽しみつつしようかなと(補助的なものと思っていますが)。

こういう番組を見た人は、まだ通訳は簡単、東京オリンピック・パラリンピックにボランティア通訳者ウェルカムっていいますかね。ボランティアなんて甘いとかどうとかTwitterで以前話題になったんですよ。通訳ガイド試験は内容変わるらしいけど、今のところかなりの難関です。ちょっと外国語をやったからできる仕事ではないんです。

そういう難しめのことも考えたけど、仕事の本番中以外何してても朗らかな方だなーと。こういう明るさをまずお手本にしたいと思いました。

医薬(臨床)トライアル参考書と思うこと。

ヨシダヒロコです。

11月から治験(臨床)分野その他のトライアル受けていて、治験ではやっと初めて受かったので、参考までに最後のトライアルで参照した本を出します。受かったのは文章の性質上、ひな形になるものが見つかったのが功を奏したのかもしれません。

 


前から言っていることですが、繰り返しておきます。わたしは20代終わり、およそ20年前から翻訳しないまでも翻訳業界を見ていて、10年ほど前から「治験(医薬)翻訳は文系で知識ゼロでもできます」と翻訳学校があっさり言うようになるのを見てました。その前はそういうことは言われなかったので、需要が増えたか何かしたのだと思います。

治験翻訳には「型」があるとよく言われますが、逆に言うと、基礎知識がなくてもできるということですか?と疑問に思っています。

医学なら生物、薬学絡むなら化学、医療機器なら物理も分かったほうがいい。生物・バイオはわたしは自分で勉強しました。理数科でないと理科3科目は高校の時取れなかったからです。大学の時も生化学は授業あったけど肝心の生物が抜けていたので、最近まで分からないことだらけ。今は学生になって生物や物理を主に勉強していますが、「キリがない」の一言です。

もちろん苦手な分野の文章が来ることもあると思いますが、易しいところから基本的なことも勉強しませんか。化学に関して易しい文章(『五感で感じる~』)を書いているのはその目的もあります。翻訳学校の言うことを甘く見過ぎずに、きちんと勉強しましょう。もうちゃんと考えて勉強している人には要らぬ心配ですけど。

JTFセミナー東京道中(セミナー以外)(2017/05/20~23)。

ヨシダヒロコです。

JTF翻訳品質セミナーに出席しに急に暑くなった東京まで行って、帰るくらいに調子をおかしくし、しばらくひどい風邪を引いていました。まだ喉が苦しいことがあります。病院行くと「風邪の人が多いです」とお医者が言っていたし、また気温の上下ありそうなのでみなさま気をつけて。

20日の夜行バスで東京に出て、朝の東京駅で探しておいたおそば食べました。ただ日曜だから八重洲の地下はお店のオープンも遅く、がらんとしてました。で、八重洲とは日本に住んでたオランダ人の名前から来た、というのが壁に貼ってあって驚きました。

宿に荷物放り込んで、高校時代に一緒の部だった友達と英国自然史博物館展へ。わたしの障害者手帳がかつてなく役に立ってしまって、すごい混んでいるのに「こちらへ!」みたいに並ばず入れてもらえ、申し訳なかったです。身体障害でないとはいえ、あの混雑の中見て歩くだけでバテましたけどね。

この博物館は昔ロンドンに1人で旅して気に入った場所でした。1人だったので、あと博物館を見たかったので治安のいい近場に泊まって、歩いて色々回りました。自然史博物館は長居できそうなゆったりした場所でしたが、上野はさすがに人が多くて。大英博物館から分かれたのを今更知りました。日英同盟の前に日本に研究・採集しに来ていた研究者(女性も)がいたのは驚きました。

今回見て新しかったのは、古代の動物、絶滅した動物をCGで生き返らせることでした。良くできてました。発生生物学の展示も別にあって見たかったのですが、午後の予定があったのでスペインご飯(前に科博行ったときもここになったのでしたが)。

友達は4年ほど会ってなかったので、ずっと手を振って駅で見送ってくれました。

下の写真は、昔の(20年前)自然史博物館パンフと、今回の展示を教えたら先に行ってきたお友だちがくれたお土産。CG見たら可愛らしくなってきたので、作らなきゃ。

そして向かったのが三鷹。放送大学の天文サークルがあるのですけど(顧問が天文台の先生らしい)、入会はまだだけど東京行くんですが一度行っていいですか、と言ったら集まりを設定してくれました。三鷹からバスで20分で国立天文台(「天文台前」)。とても広々とした敷地で、昔東京の真ん中(麻布だっけ?)から移ってきたそうですが、子供の時以来見たことないと思うような大きさの野っ原があり、ヘビイチゴ?が生えており、竹の子は職員の方が切っても切っても出てくるそうです。日本で最初の重力波望遠鏡になるのかな、TAMA300が地中に埋まっている辺りにも行きました。

文化財的な価値があるもの(古いもの)が沢山あって、太陽黒点を観察する望遠鏡をたまたま見ることができました。壁なども百葉箱の風雨に曝されたような感じで。話題ものどかだったしいいハイキングでした。入って守衛さんに名前など言えば誰でも入れます。4次元デジタルプロジェクトは予約制です。

http://4d2u.nao.ac.jp/

そして、東京駅に戻ってKITTEへ。去年よく見られなかったインターメディアテク。スーパーカミオカンデの超新星爆発ニュートリノ観測から30周年ということで、中畑先生の書いたノートと、それを観測した部品が飾ってありました。正確にはここに恐竜はいないけど、さっきの自然史博物館にもひけを取らないような大小の骨格標本、昆虫標本がかなりあり、生き物好きな人や子供には受けるかもなと思いました。

ほんとはミュシャ展とか見たかったんですが、ヒトを見に行くのはもういいと思い、帰ってのんびりしてました。

2日目、途中でくじけた結果になりましたが東工大すずかけ台キャンパスに向かいました。田園都市線で渋谷から1本。昔は駅を降りたら何もなくて、すぐに大学があったものでしたが(少しですがこっちで講義があったのです)予想通りすっかり住宅地になっていて、しかも町田市が隣接していてよく分からなくなり、ノーベル賞受賞者おふたりの(白川先生も)メダルのレプリカ自体は「1年くらい展示してますよ」と、電話したらこのなかに博物館があるらしいすずかけ台図書館の方がいうので、今回は諦めることにしました。

2017-05-22 15_Fotor

この後風邪の前哨戦が起こったらしく調子が悪くなり、どうにかして夜のバスで帰りました。本屋さんとか見たかったので消化不良ではあります。次回セミナーの話を書きます。

五感で感じる化学(4)—モルって何?

ヨシダヒロコです。

前回はサイエンス界の大問題を取り上げてかなり脱線してしまったので、今回は普通に行きます。前の前に予告した通り「モルって何?」です。

他の連載 (1) (2) (3) (5)  (6)  (7)  (8)  (9)  (10)  (11)  (12) (13) (14) (15)

この概念は高校化学の教科書では最初の方にあるのですが、わたし自身思い切りつまずいたというか。実はこれが分からないとその先かなりの部分が分からなくなってしまいます。自分がどうしたかというと、地道に教科書を読んで問題を解いて(計算です)、多分下のビデオにあるようなことを何となく理解したのだと思います。

アボガドロ数というマジックナンバーがあります。すごく桁の大きい数ですが、これがひとかたまりになっている、例えば「ダース」や「カートン」のような概念と考えてください、ということをどっちの動画でも言っています。

アボガドロ数の語源であるアボガドロという人は(ファーストネームはアメデオですが貴族なので本当の名前は長い)化学では超有名人で、トリノ出身のイタリア人です。次回どういう人だったのかを少し書きます。ここに写真が出ていますね。

The-Mole-2015

pdf欲しい方はこちらから。

http://www.compoundchem.com/wp-content/uploads/2014/10/The-Mole-2015.pdf

下の動画2つのうち、最初のスピーカーはプレゼンサイトTEDでも有名な人のようです。2つめは出所がはっきりしないですがイギリス発のようで、ものの例えに出してくるお菓子の違いが面白いです。

(TEDサイト https://www.ted.com/speakers/tyler_dewitt

この2つの動画では「モルとは原子のひとかたまり、その数を表すのがアボガドロ数。桁が大きいので10を23回かけたのは右上にまとめて書いてある」とあります。次回書こうと思っている周期表にも関係あるのですが、周期表にある数字は飾りではなくて、例えば「すいへーりーべ、ぼくの船」で6番元素である炭素には周期表で12と書いてあり、1モルが12gです。塩化水素(水に溶かすと塩酸になる=HCl)は1モルの質量がH=1.0、Cl=35.5なのでHCl=36.5gです。基本の基本はこんな感じです。なお、この1モルの質量(重さをきちんと表す言葉)は、教科書のもっと前で習う分子量と同じです。

また、「標準状態」と言われる状態があり、0℃、1気圧を指します。この状態で気体である物質は1モルの体積が皆22.4Lになります。この”L”はライフサイエンス分野では大文字になっていることが多いようですが、化学の教科書では小文字です。見やすくするために大文字にしました。

探したらこういう画像があったので、22.4Lがどれほどの大きさかお分かりでしょうか。

Un_mol_de_gas_ocupa_un_volumen_de_22.4_L

Description Español: Un mol de cualquier gas en condiciones normales de presión y temperatura tiene un volumen de 22.4 L
Date 26 October 2015
Source Own work
Author Viviana Rosalía Tello Mendoza

(スペイン語タイトル訳:標準気圧と温度にある気体1モルは22.4L

またモルに関連して、モル濃度(mol/l)という用語を翻訳者の方はよく見かけるかもしれません。モル数を水1Lとかで割ってあげればいいです。他に、化学反応式(たとえば2H2+02→2H2O)で表されるような化学反応はモルを理解しているととても分かりやすいです。

今書いたような話を英語で読んでみたい人、カリフォルニア大デイヴィス校が教育目的でこんなテキスト出しています。他の部分も基礎の確認に使えそうですね。

https://chem.libretexts.org/Textbook_Maps/Introductory_Chemistry_Textbook_Maps/Map%3A_Introductory_Chemistry_%28CK-12%29/10%3A_The_Mole/10.06%3A_Avogadro%27s_Hypothesis_and_Molar_Volume

思い切り簡単なものがいいという方、にはこれ。ブルーバックスは他にもマンガを出しています。この「モル」の本は結構使えるのでは。計算がセリフで沢山出てきますが、手を動かして計算するのも大事です。他に違う漫画家さんで「化学史」の本もあります。

次回は「周期表、原子、分子とは?その1」です。

おまけです。

イタリアの動画で、タイトルは「うちでできるすごい実験8つ」。画面のセンスがいいので、ゆるーく見ていただければ。それはうちではなくてバカンス先では?ってのも混じってます。YouTuber 2人による作品らしいです。監修の方によるとうちでできない危険な実験が混じっているとのことで要注意だそうです。

監修:原典行(元東京工業大学大学院 物質科学専攻助教)