hirokoyoshida について

化学・医薬・バイオ系英日翻訳者です。スペイン語・イタリア語を通信講座、スカイプレッスンで学んでいます。うちにこもってフェレットと遊んだり思い出して花に水やったりしてます。今は放送大生(学部と院)。物理の世界を知ってみたくて勉強中。

ハイパーカミオカンデ着工決定!

ヨシダヒロコです。

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このニュース、もっと早く食いつくつもりだったんですけど。

まだ書けてない、富山市での市民講演会『ニュートリノで聞く宇宙』の前日にハイパーカミオカンデの「調査費」が出たとニュースで知って、講演会の質問タイムに質問したんです。建設できるかを調べる予算を頂いた、ということでした。「着手金みたいなものでしょうか?」と聞くと「そうです」と中畑先生がおっしゃってました。予算が厳しいのは聞いていたのでそのような理解でいることも言いましたが、「厳しいんです」と、だいたいそういう話でした。

それから程なく着工決まったので驚きました。講演会のレポートは遅れていますが書きます。待てない方は、神岡素粒子施設のHPに行くとスライドがありますので。

今回も、ひっぐすたんのブログからカミオカンデ三姉妹の絵を使わせて頂きます。ハイパーカミオカンデちゃん、足だけ……?

ハイパーカミオカンデ建設決定!

 

3枚目のマンガは、ブログ主秋本さんの本からです。最近スーパーカミオカンデが水抜いてやっているガドリニウムを入れる話も、それで見つけたい超新星背景ニュートリノの話も、見開き2ページの可愛い絵で説明してあります。富山の講演会でも、その前の東京の講演会も、ひっぐすたんのイラストやご本人がフィーチャーされていて、可愛いアイコンがスライドに出てくるとなんかニマニマしてしまいました。

 

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東大学長のメッセージは以下の通り。全訳ではありません。間違いありましたらご指摘ください。

http://www.hyperk.org/?p=365

文科省の2019年「シードファンド(この訳語は学術方面でよく使うのかあまり裏が取れてません)」を受けることになりました。スーパーカミオカンデのように、過去の大型プロジェクトは最初シードファンドから始まってフルの予算がついてきました。資金面でも2020年観測建設開始(2018/09/21 12:29訂正)に向け東大としてバックアップしていきます。

プレスリリースには梶田先生の言葉があります。
http://www.hyperk.org/?p=387
ハイパーカミオカンデ プロトコラボレーションは、施設の着工が行われるという知らせを受け、計画が実際の実験に移ることを歓迎しています。梶田教授は「過去の例では、日本の大型プロジェクトの標準として1年のシードファンドから始まるのが通例です。東大は必ず2020年に観測建設開始できるよう約束してくれています」。
コラボレーションは今後設計を完成し、海外の研究者に広く門戸を開いています。

 

予定の2020年より遅れると他との競争に負ける..….という声も見かけていたので、これで無事に建設が進むことをお祈りいたします。下の動画は綺麗で好きでしたが、改めて見ると沢山やりたいテーマがあるのですね。

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告知:加茂水族館「スペシャルプラネタリウム『クラゲ、うちのプラネでおよがない?』―クラゲタリウム―」(2018/09/29、富山市科学博物館)と大雨による天文台臨時休館のお知らせ

ヨシダヒロコです。

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Photo by Public Domain Pictures on Pexels.com

この催しは、いつか加茂水族館に行きたいわたしが楽しみにしているものです。どうか体調整って行けますよう。館長さんがゲストで来ます。もともと前館長さんが来る日も来る日も人の入らない水族館をもう閉めよう、と最後の展示のつもりで見せた水槽の中にクラゲの赤ちゃんがいて大人気になったのがきっかけとなり、クラゲ水族館を作ったとNHKのドキュメンタリーで見ました。

オワンクラゲの研究でノーベル賞受賞された下村先生も1日館長を務めたことがあります。上の話とともに、とても人々の琴線に触れる話だと思います。本も出てますね。おふたりとも下の方で紹介したよりもっと著書があり、他の方の作品ですけどクラゲの写真集も多いんですね。

(記事は今有料になっています)
「縁」とは働きかけて築くもの、ノーベル賞学者と加茂水族館の深いつながり    ぼろぼろの弱小水族館になぜ目をかけてくれたのか

 

他都道府県の方もチャンスあるかもしれないので、お近くの科学館や加茂水族館の動きに注意していてください。

スペシャルプラネタリウム「クラゲ、うちのプラネでおよがない?―クラゲタリウム―」科学博物館のページ

(アーカイブ)


クラゲの展示で有名な鶴岡市立加茂水族館館長の奥泉和也さんをお招きし、クラゲのお話を聞きます。
また、同水族館で学芸員が実際に撮影してきたクラゲの映像を当館のプラネタリウムいっぱいに映します。
普段と違う視点でクラゲを観察してみましょう。
講演内容:クラゲの秘密にせまる

とき 2018年9月29日(土)17:00-18:30 ※博物館は19:00まで夜間開館します。
場所 プラネタリウム室
対象 入館者
定員 229人(先着)
その他 プラネタリウム入場券(1回分は入館料に含む)必要。申込不要。

天文台の臨時休館は、今週初め出勤してきた天文台職員が見つけたそうですが、駐車場からの道(天文台まで20分弱ほど歩く)の脇の斜面が崩れ、地面が陥没しているので危ないとのことだそうです(KNBニュースより  アーカイブ)。結構すごい大雨だったですけど、こういう話はあまり聞かないのでびっくりしました。

お知らせをそのまま貼り付けておきます。再開したらここに追記します。


大雨の影響により、駐車場と施設とを結ぶ道路に危険な箇所があるため、
9月11日(火)より、安全が確認されるまで、臨時休館いたします。
なお、電話とFAXもつながりませんので、ご用の方は、
富山市科学博物館(076-491-2125)までご連絡をお願いします。
ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、ご了承くださいますようお願いいたします。
(天文台トップページより、2018/09/11)

「私の植物写真展」に出品作を見に(2018/07/24~08/22、富山県中央植物園。21日来館)

ヨシダヒロコです。

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書けそうなネタから書きます。

植物園の写真教室「やさしい花の撮り方」でコンテストの対象が植物園の花だけに変わったと聞き、ストックがなかった訳ではなかったのですが満足いかなくて、7月の夜間開園に月下美人を撮りに行きました。みんな出すんじゃないかなと思っていたらほぼいなかった。まあ、毎度の通りかすりもしてなかったですけど、セミプロみたいな人が入選していて目の保養&勉強になりました。会期ギリギリに暑さでへばって行きは送ってもらったのですが、気晴らしできて行ってよかったです。

この写真の撮り方(サイズなど)は植物園側から許可得てます。これくらい離れないと撮れない。わたしの好きな作品が入ってます。

 

 

出したのはこれでした。まだまだです。

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メインのドリアスホールに向かうアプローチには、様々なミントやハッカが並んでいました。モヒートに使われるキューバミントは、スペアミントとアップルミントの交雑だとありました。ミントは強い植物で、うちにもその2種類あって使う気力もないので放置していたら、刈り込まないといけないくらいに茂りました。ただ今年の花は植物園のミントでさえ、暑さで少し疲れて見えました。

 

 

 

 

これはオニバスです。こんな沢山生えてるの初めて見ました。30kg以下ほどの人間なら歩いて渡れるそう。

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温室にて、悪い意味で有名になってしまったバオバブの木。砂漠の木なので中に水が通っているそうです。表示の通り触ってみたけど分かりません。

 

 

そんな訳で、途中にはシークヮーサーアイスを食べて一息つきました。もとの果物を食べたことないのでこれで味が良いのか良く分からなかったけれど。

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経緯はいつか書きたいですが、ガラケーをY mobileと揉めて解約し、UQ mobileでHuawei P20 liteをカメラ機能を一番目的にして手に入れました。細かい数値の調整やアパーチャーモードはまだマニュアルが必要ですが、画面がとてもきれいだし、Leicaのレンズが3つ(アウト×2、イン×1)あり、撮る写真も良い感じになりました。上位機種だともっと色々できるんでしょうがわたしはこれで良いです。その分の予算をPCとかカメラに回したい。

このアイスもHuaweiでの撮影でした。帰りに寄り道して、繁華街の電鉄停留所から。これもスマホです。ほんとはもっと夕焼け赤かったんですけどね。

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「人間五十年」でなくて「人生五十年」と勘違いしてた話。

ヨシダヒロコです。

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Photo by Liger Pham on Pexels.com

8月末からすーっと涼しくなってきて、わたしが生まれた秋、季節の中では一番好きな秋が巡ってきたとほっとしてました。富山の暑さも都会といい勝負でしたから。他都道府県の方にはよく意外に思われるので繰り返しておきます。

その後の台風2連発はこちらも通過して部屋の網戸が飛んだようです。警報が山ほど出ました。関西の惨状にはひたすら驚いていました。そこに北海道の地震。その頃、気温もピーク時と比べ10~15℃下がっており療養中の調子をさらに崩してしまい、被災者の皆さんに思いを巡らせる気持ちの余裕が尽きてしまった頃の誕生日でした。

外に出て好きなことができる人には想像つかないでしょうが、病がちで閉じこもっている人間にはFBのお祝いも嬉しいものです。

さてタイトルの「人間五十年」ですが、よく「人生五十年」と思われるらしくわたしも勘違いしてました。「おんな太閤記」だったか、信長が死の間際に本能寺で舞ったので子供には紛らわしかったのかも。幸若舞「敦盛」から「人間五十年 下天のうちを比ぶれば 夢幻のごとくなり 一度生を得て 滅せぬもののあるべきか」が出典です。さらに元ネタは仏典「倶舎論」で、「人間の五十年は、天上界に比べれば夢のようなはかなさだ。この世に生を受けたものは必ず死にゆく」という意味だそうです。訳は下を参考にして少し変えました。

参考にしたサイト

和魂美才    (アーカイブ)
心に残る人生の名言 – 偉人の名言とその出典 –   (アーカイブ)

人間の話をしているようだけど、何か形ある(ない)非生物にも当てはまりそうです。

よく五十歳が近くなると残された人生の短さに気がつく人がいるようです。わたしはもうすぐというところに来て、病の身でよくここまで持ったなというのと、普通に暮らしたとしてどれだけ生きるかな(後半は上に書いた人と同じ感想)というのがないまぜになっています。

ちなみに、信長公はよくドラマで描かれるような「キレた」人ではない説がこの頃出ているようです。歴史は本の中で完結せず、新しい事実や説が出てくるところがエキサイティングです。

織田信長49年の生涯をスッキリ解説・年表付き!おだのぶながは意外に優しい!?   (アーカイブ)

告知:研究者の皆さんへ 【緊急開催決定】伝説の全分野結集型シンポジウム 第二弾!「学会って意味なくない?」(2018/09/13 13:00~16:00 京都大学、9/07クラウドファンディング追記)

ヨシダヒロコです。

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さっきのポストと半ば矛盾したイベントを紹介する節操のない管理人ですが、これもこれで盛り上がったら面白そうなので。お近くの方どうぞ。天文分野の磯部先生はいちどこのブログで引用したことがあります。

主催者ツイートは上に埋め込まれてますけど、もう一度貼っておきます。

 

それにしても急すぎますよ……。100人集まるかな!?ちなみにネット中継するらしいです。

(2018/09/07 23:54追記:academistでクラウドファンディングやっています。京大の方にTwitterで「いいね」して頂いて分かりました。控えめな金額なのでもう40%達成です)
「学会」は本当に必要か?全分野の研究者と考えたい!

告知:日本物理学会 市民科学講演会(物性)「スーパーコンピュータ『京』が拓いた新しい世界」(2018/09/09、同志社大学 今出川キャンパス、9/07追記)

ヨシダヒロコです。

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夏の疲れが出てて、物性の告知がギリギリですいません。物理学会は物性の方が日程早いのによく分かっていませんでした。しかも会場は台風被害に遭ったばかりの関西です。日本列島あっちもこっちも大変ですが、読んでいる皆さんは大丈夫でしょうか。この辺だと富山はほぼ無傷で、7月以降岐阜が大変です。

学会ウェブサイト

2018年秋期大会(物性)

わたしは2013年の新潟(その1その2)と2015年の富山(告知 , レポ)で、全国巡回の理研講演会にて「京」のお話聞いてます。理研のメルマガを講読すれば、講演日程は最近の研究結果と一緒に送られてきます。今回のお話では、2015年に「ポスト京」にあいさつで触れてたくらいなのでこの話は出るでしょうね。性能ではだいぶ諸外国に抜かれてきてるようなので、巻き返しを期待しています。

「ポスト京」はもうプロジェクトが進んでいて、2021年稼働予定です。

ポスト京プロジェクト

ただ、最近予算の要るプロジェクト複数について研究者の方々の意見を目にして、素人が考えるほど簡単な状況ではないんだろうなとも思っています。国からみなにあまねくお金出れば丸く収まるんでしょうけど。

講師 : 平尾 公彦 理化学研究所 計算科学研究機構 前機構長
と き : 2018 年9 月9 日(日)13:00~15:00
ところ: 同志社大学明徳館 M21 番教室(779 席)
主催:一般社団法人 日本物理学会
企画・運営:日本物理学会2018 年秋季大会(物性)実行委員会
後援:同志社大学,京都府教育委員会,京都市教育委員会(申請中)
ホームページ: http://jps2018.doshisha.ac.jp/science.html
予約不要
入場無料

市民科学講演会

大会名 日本物理学会 市民科学講演会
日時 2018年9月9日(日)13:00〜15:00
会場 同志社大学 今出川キャンパス 明徳館 M21番教室(席数:779)
(住所:京都市上京区新町通今出川上ル近衛殿表町159-1
アクセス 交通アクセス, 構内地図WEB, 構内地図PDF
主催 一般社団法人 日本物理学会
企画・運営 日本物理学会 2018 年秋季大会(物性)実行委員会
講師 平尾 公彦 理研計算科学研究機構 前機構長
申し込み 予約不要・入場無料

(2018/09/07 23:50追記:偶然この記事の翌日に「ポスト京」が朝日新聞デジタルに載りました。理研計算科学研究センター長 松岡 聡氏のコメントがTwitterにありましたので追記します。技術的な日本語のツイートは1個省きましたので、興味ある方はご確認ください)

 

 

 

 

 

富山県立中央植物園 特別開園 夜間開園「ゲッカビジン観賞」(2018/07/09 ~10)

ヨシダヒロコです。

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この話遅くなりましたがやっと書きます。この時期ちょうど「私の植物写真展」の応募作品募集中で、今年から園内の植物onlyになった上にうまいのが撮れてなかったため頑張って行ってきました。特別開園は開花の様子見ながら割と急に決まりますが、植物園インスタ見てるといいです。2日目どうにか行くことができました。

人が多いのでゲッカビジン撮影に三脚は禁止です。持っていって困った。展示室や温室では邪魔にならなければ使えましたが、うちの一眼は暗所に弱く、あまりいいのが撮れませんでした。

初めて見るゲッカビジンは丈が高く大きく、花も大きかったです。香りがあるといわれてましたが「え?え?どっちかいうと臭くない?」という感じで。最後にゲッカビジンの香りが入っていて狙っている香水を貼りますけど、全然違ってました。今年の花は豊作で、確か260輪くらい咲いたそうです。

7時頃、つぼみが段々咲いてきます。あちこち見て回って忙しい。

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7時台にほぼ満開、下にライトが置いてあると神秘的な感じ。

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黒い布が貼ってあるコーナーでは花が映えます。そうでない背景と比較。

 

結局この時撮った写真から応募しました。帰りバスに間に合わないのではないかと思い急いだら、バスが遅れてきて助かりました。この植物園で育てた苗も売っていましたので、我こそはと思う方は来年苗買って育ててみてください。

 

告知:第40回日本生物学的精神医学会・第61回日本神経化学会大会 合同年会(2018/09/06~08、神戸国際会議場)(同日テーマ追記)

ヨシダヒロコです。

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Credit:  Neural pathways in the brain by NICHD


http://www.c-linkage.co.jp/jsbpjsn2018/index.html

(2018/09/02 2:44追記:テーマは「脳とその病いを成り立ちから理解する」です)

以前前夜祭的な講演会を紹介したように思っていましたが違っていて、これです。学会関係者でなくとも入れるのか分かりません。

本番の学会ですが、ここを読んでいる方に専門が近いお医者様がいらっしゃればもうとっくに行くことになっているだろうし、翻訳者も含めて一般人には少し敷居が高いのですが(学生は安く入れるよう)、あとで要旨がWeb上に出るそうなので、この分野興味ある人にはいいのではと思い書いています。ただ、学会員でないと読めそうもないでしょうか。

今年の精神神経学会(6月)も神戸で、「トランプ大統領は精神疾患か?:米国精神医学会 Goldwater rule をめぐって」という非常に攻めた演題があってネットで話題になったり、お名前を存じ上げている精神科医複数のシンポジウム(病跡学)で漱石や伊藤計劃が扱われました。来年は新潟だそうです。

この合同学会でも、6日に「基礎研究で活躍する精神科医の魂は進化したのか?」という面白そうな題のものがありますね。分野的にも普通に精神医学的なものから、再生医療が入っていたりオートファジーだったり、神経科学的だったり純粋な神経の研究だったりと多彩です。

無理なんですが仮に今度のに行くことができたらブレインバンクは外せないのと、製薬会社がお昼とかにランチョンセミナーをやっているのが気になります。

わたしのしてきた英語の勉強(のようなもの)その4(終)・離婚し体調調整しつつ現在まで、今は大学生

ヨシダヒロコです。

その1  その2 その3 に続く

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亡きうちの猫です。削除したエントリより。

言葉とは怖いものだ、と思うようになったのは実は最近です。今ではアカハラとかモラハラとか言われていても、当時はその名前で知られていなかったものには過去非常に苦しめられました。両方とも結構歴史があります(モラハラはフランス人イルゴイエンヌ著の日本語訳が1999年刊)。

医学的なことを知らない人にPTSDですか?と聞かれることがありますが、主治医曰く「診断基準をわずかに充たしてないし、私がその場にいた訳ではないけど命に関わる目には遭っていない」との判断で「後遺症」が長々続いています。精神科の不思議なところは、医師が変わると診断が変わることがあることで、精神科訪問看護を受けていますが、「ニュースとかでなんでこれでPTSD?ってケースがありますよね」と看護師さんと話しています。

病的でなくとも、誰かが言った言葉が引っかかってとか悔しくてとか普通にあることでしょう。事態が重くなると、言った方は全く忘れて普通に毎日を送っているのに、言われた方は長く気にしてしまい、生活に支障を来してしまったりすることもあるでしょう。

わたしが傷つける側に回らない保証はないので気は付けていますが、どうやっても誤解までは防げず、難しいと思います。それくらい言葉は難しく、特にSNSは複雑な話に向いていません。うまく情報収集に使えば便利ですけどね。


広島時代のわたしと英語

これは、だいぶ前に書いた「翻訳者と結婚してうまくいかなかった場合の話(リンク)」の再謁に近いです。2年も持たず実家に帰りました。11.がちょうど14年前です。

  1. 元夫と机を並べてフリーとして翻訳(英日&まれに日英、技術系)
  2. 初めてTradosの画面を見る
  3. 家事との両立、体調の管理に苦労
  4. 同居人はとにかく仕事の邪魔だった
  5. 英語学校は紹介で大手ではないところ、少人数制
  6. スペイン語の学校にも通う
  7. スペイン語、イタリア語のNHK TV
  8. モラハラでいろんなことが回らなくなり、寝たり起きたりになる
  9. 1000ページの医学系書籍の仕事が全く進まない
  10. フェレットたちを連れていくこともできず、ポシェット1個でアパートから逃げ実家へ
  11. 後に調停を起こされ、離婚
  12. 病状は30年弱の病人生活で最悪だった
  13. 現在も広島に行くのはきつい

1.仕事は契約的に大丈夫だったのかどうか、手分けしてということもありました。向こうの方がキャリアが長いので、確かサポートしてもらうような話になっていて、助言もらったこともありましたね。

3.家事といってもごはん作るくらいでしたが(掃除・整頓が下手なので)、夕ご飯も具合悪いとか仕事とかある場合にこっちはギリギリまで何とか支度しようとし、相手はできないなら早く言ってくれと揉めました。ラーメンやつけ麺、お好み焼き(デリバリーの場合も)の外食になったこともちょくちょくありましたけど。今のわたしは1人分くらいならその辺探して何とかしますが、当時は新婚だったし頑張りたかったのですよね。それに、「冷蔵庫の中のもの」で作るのは慣れないと難しいです。結婚前に仕事のゴタゴタでかなり疲弊していたんですが結局広島で休めず、体調がだだ下がりになりました。以降に少し書きます。

4.同居人にこまこまと好みというかマイルールがあると疲れます。そういうのは傍から見ててなんでそうなのか理由が分からない場合があります。似た理由で東京時代引っ越ししました(当時の主治医もそれ分かります、と言ってた)。しかも今回同僚というか上司のような扱いでした。うちのことが仕事を侵食していく訳です。在宅だと息抜きが難しいです。事務所持つ人もいますけど。

5.今はない学校です。現在通っている富山県内の学校がここを参考にしたそうです。広島の学校はイギリス人とアメリカ人の担任が代わりばんこにいて、みんなが結構好きに喋る感じでした。

6.最初は少人数→プライベート。5.&6.はアパートから逃げたときに終了になりました。

8.& 9. 元夫紹介の翻訳会社からもらった大型案件ですが、後に心因性だろうと言われたしつこい頭痛が主で寝込んでしまうように。今もわたしは処方の頭痛薬飲んでいて、メンタルと頭痛はかなり相関関係あるそうです。仕事は富山に帰ったわたしが続行不能(受け入れ先に断られたけど主治医が「即入院」というような状態)になってバトンタッチしてもらいました。広島で何が起こっていたかは富山に帰って分かってきました。

12.広島ではフェレットオーナーさんとペット連れて集まったり、輸入食材屋・パン屋で買い物して楽しかったり、お好み焼きは出所にかかわらず好きだったしという思い出もあるのですけど、あれから1回勉強会で行きました。富山にいてもまだ苦しいことがあるので今後についてはどうなんですかね。


傷をいたわりつつ現在までのわたしと英語(専門知識も)

 

  1. 最初は翻訳者だと名乗らず、実名でブログを始める(場所は違うけど本ブログ。離婚翌年の2005年)
  2. 最初はProZ.com中心に受注、海外会社に泣かされる(未払い、詐欺など)。特にトラブル時、英文メールの書き方は大事。アメリアには出たり入ったり。
  3. Trados 2006よりTradosユーザーとなる。ここ数年で使えるツールは増えた
  4. 十何年前、うつ病でなく双極性障害と分かり、生活が大変なので障害年金を申請し通る
  5. 後に障害者手帳も取得
  6. 2010年くらいになってある海外会社から受注が増えたが、あまり良くない会社と分かって縁を切る(支払い遅れがあった)。その後は国内会社中心に開拓・受注したいのだけど模索中。
  7. イタリア語、スペイン語はNHKラジオ→Skypeレッスンや通信講座へ
  8. スペイン語は東京まで「通学」翻訳講座に行ったことも。難しかった
  9. イタリア語、スペイン語は中級くらいまでの検定に通り、もう少し頑張る予定
  10. 英語翻訳は東京、大阪、広島などの勉強会やセミナーに出かける(Facebook経由やJTFなどのメール情報で知ることが多い)
  11. 江川の英文法を全部読む
  12. 英訳を本で勉強(過去ログ その1 その2
  13. バイオをやさしい本から順番に読んで仕事もらうまで行く(翻訳祭2017の「ミニ講演会」で発表 その1 その2
  14. 2011年から隣の市で月1プライベート、フリートークの英会話教室に行っている
  15. 2016年に放送大学再入学
  16. NHKラジオを今年3言語で再開
  17. 以前「今日の勉強」的にあれやってこれやって、というのをSNSに書いていた。似たようなことをしている人は他にもいて、今だと「翻訳ストレッチ」が巷で流行中
  18. 現在休養中で、今後もこんなことはあるだろうがボチボチと
Dawn view of Toledo

Credit: Adobe Stock, いつか行ってみたい街はいろいろありますが、例えばスペインのトレドです。

2.いい加減払えとメールできつく書いても全く堪えない常習犯もいましたので、事前に会社の評判調べておくのも大事ですね。あと、まれに電話がかかってくることがあったり、こちらから支払い遅れを催促することがあるので、海外エージェントとの取引では会話できた方が良いです。今はどうか知りませんが、中国・インドが新興国と言われていた頃、断っても意味が分からないのか超安い単価(3円~5円/wordとか)でまた声をかけてくるので、メールはフィルターしました。短期で大型案件も多いような。

6.わたしが「いち抜けた」した会社は、定期的に単価を下げ、耐えられなくなった人が辞め、の繰り返しらしかったです。来るとわたしに決まっていたような案件があったのですが、クライアントに申し訳ないとは言え、20日以上1ヶ月分の生活費が遅れるのは耐えられませんでした。欧州なら取り立ての会社あるそうです。海外はいろいろいい加減なので、やっている仕事量の割にスキルが上がらない場合も。

国内の特に大手は、既にトライアル受けたり登録したことがあったり、条件を知っていたりします。それで余計に新規開拓が難しくなっています。よく分からない機械翻訳を導入したなど条件が合わない会社を昨年切ったんですが、向こうは「そうですか」と言っておいてデータ消してないとか最近2件連続で経験しました。

8.いろんな課題があって何でもやらされるんだとも言われました。聞き取りもある場合があると(英語翻訳でも実務翻訳者に動画の字幕付けてくれという案件があるそうです)。「楽しく訳せたから出来がいいとは限らない」みたいな講評をもらいました。

9.翻訳するなら、トライアル一発なので資格は関係ありません。試験受けていく過程で面白いことを知ったりできるので受けています。イタリア語検定は準2級に惜しいところで落ち続けていて、先生には翻訳まだまだと言われています。スペイン語検定3級にB判定で落ちた後、DELEというスペイン政府の試験(B1)に落ち続けています。わたしが英検を信用できないのは、DELE試験官が試験(厳しいらしい)でちゃんと選ばれていて、いろんな国から来ているのに発音もばらつきがないから。受験料がお高いのでそこまでできるのかもしれませんけど。

10.セミナーは出ればいい訳ではなく、自分なりに復習しないと(自らに言い聞かせている)。治験周りは自習の方法ない訳じゃないらしいですが、また翻訳講座受けようかなと考え中です。

11.この本です。自分がいい加減だったと実感したような。他にも自分が知らないだけでいい本はあると思います。正直冠詞などは今でも英訳でボロが出ているので読み直すかな。Logophileに入れたロイヤル英文法を最近使っていますが。日向清人先生の本も気になります。

14.イギリス人の先生が主です。ですけど、2年ほどなかなか定期的に行っている余裕がありません。家族経営的で、兄弟に順繰りに習っているところです。来月BBQもあるし行くぞーと思ってるんですけどね。先生たちがパブ(バー)を建てて夜はお店の人になり、お酒や料理出してくれてたこともありました。

15.放送大学はずっと前に何もしないで辞めたことがありましたが、現在院にも学部にも籍があります。初歩イタリア語を視聴(のみ)、他に理系中心で履修しました(精神医学、生物学、言語学を大学院で、物理学3科目を学部で)。この間、昔は点数取れなかった物理の専門科目を終わらせたところ。対面授業もあります。来期は息切れのためお休みすると思いますが、過去の化学科時代の単位も生かして物理方面で修士号を取りたいなと思っています。なのでこのブログは物理の話が多いのです。

16.ビジネス英語は「入門ビジネス英語」「実践ビジネス英語」と2つあります。前者はビジネス現場で「人の心を動かして」ビジネスを円滑に進めるものの言い方が参考になり、後者はアメリカのビジネス周りのトレンドについて突っ込んだ話。他の言語も夏に体調崩して遅れまくりです。

17.翻訳ストレッチについてはTwitterでハッシュタグ探すとあるんですけど、改めて書くかもしれません。

18.ボチボチに持っていくのが難しいこともありまして、本当に仕事と体調の波は何とかしたいですね。翻訳者は勉強してなんぼなんですけど、仕事があって調子が良くなく勉強が重なるとえらいことになることがあり、ペース配分も大事です。

今『半分、青い』を惰性で見ていますけど、鈴愛があれほどやりたかった漫画家を辞めたあたりのところは心に残りました。くらもちふさこさんも見ていたようで、こんな記事があります。このお話、自分の仕事に引きつけて考えるとすごく分かります。続けていると、現在経験中のことも含めいろんなことがあるので。

くらもちふさこ 朝ドラ鈴愛に「漫画をやめてほしくなかった」   (アーカイブ


 

最後に、物理学者ニールス・ボーア(コペンハーゲン生まれのデンマーク人)の言葉を引用します。量子力学を提唱し現代の物理学を開きましたが、アインシュタインは「神はサイコロを振らない」と量子論を認めず論争になりました。2005年のわたしはまだ大分体が大変だったはずなんですが、こんなエントリを書いていました。

引用します。

An expert is a person who has made all the mistakes that can be made in a very narrow field.

***

大分前の「日経サイエンス」上で「あらゆる失敗をしたものが専門家になる」と紹介していたような気がするのだが、そしてすごく励まされた気がするのだが。ふと原文(英語でいいのかな?)を当たってみた。「非常に狭い分野で」っていうのが抜けている。

***

失敗しても次に生かさないとダメだと思うんですが、これを自分の研究HPに書いている研究者もいました。確かに励まされる言葉ではありますね。ボーアの言葉は物理関連の他にもなるほどと思うものがあり、日本でも人気があるのは頷けます。

残念ながら、わたしがこのように努力しても必ず成功するとは言い切れない(100%ではない)のが翻訳という仕事だと思います。物事に100%確かなことなんてありませんが。好きという気持ちだけでもやっていけず、なかなか難しいことですね。異論のある人もいるようですが、仕事の継続獲得についてわたしの周りでは口にはいちいち出さないけど悩みを持っている人が多い印象を受けます。

自分のやって来たことを10年強分の過去ログに書いてあります。最初の方はあまり内容ないんですが、参考になるところは持っていってくださいませ。

そういうわけで、長々書いてきた自分の勉強歴(人生も?)はひとまず終わりです。

~おしまい~

告知:日本物理学会 市民科学講演会(素宇)『宇宙を探る地下実験とフィルム』(2018/09/16 13:00開場、松本市キッセイ文化ホール)

ヨシダヒロコです。

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一般社団法人日本物理学会 市民科学講演会
宇宙を探る地下実験とフィルム

講演1 梶田隆章 (東京大学,ノーベル物理学賞受賞)
「地下から探る宇宙と素粒子」―ニュートリノと重力波―
講演2 中村光廣 (名古屋大学)
「されど写真乾板,挑戦の日々」―フィルムで探るニュートリノ,暗黒物質,ピラミッドの謎―

日時:9月16日 (日)
13:30~16:00 (開場:13:00)
場所:キッセイ文化ホール 中ホール (750席)
対象:どなたでも (申込不要)   入場無料

講演1 「地下から探る宇宙と素粒子」 ‒ニュートリノと重力波-
梶田隆章
(東京大学,ノーベル物理学賞受賞)
岐阜県神岡の地下では、1983年以来ニュートリノの研究が行われてきまし
た。また現在は重力波の観測を目指すKAGRAの建設も進んでいます。こ
の講演では、スーパーカミオカンデでのニュートリノの小さい質量の発見
やその後の研究、そしてその意義についてお話しします。また今後期待さ
れるKAGRAによる重力波の観測と、重力波を通して調べる宇宙について
お話します。

略歴
昭和56年 埼玉大学理学部卒業 東京大学大学院入学
昭和58年 東京大学大学院理学系研究科物理学専門課程修士課程修了
昭和61年 理学系研究科物理学専門課程博士課程修了 理学博士(東京大学)
東京大学助手(理学部附属素粒子物理国際センター)
平成 4年 東京大学助教授(宇宙線研究所)
平成11年 東京大学教授(宇宙線研究所附属宇宙ニュートリノ観測情報融合センター)
平成20年 東京大学宇宙線研究所 所長 (現在に至る。)

講演2
「されど写真乾板,挑戦の日々」‒フィルムで探るニュートリノ,暗黒物質,ピラミッドの謎-
中村光廣(名古屋大学)
かつて隆盛を極めた写真フィルムはデジカメ・スマホの前にいまや風前の
灯火です。若い人の中にはフィルムを知らず、電源不要で軽快な写真フィ
ルムをみて、最先端の技術であると勘違いする人もいたりします(実はこ
れは正しい!)。その写真技術を生かし、素粒子ニュートリノや暗黒物質、
そして何の因果かピラミッドの内部構造を探る研究を展開しているのが我々
の研究グループです。その写真乾板(原子核乾板)奮闘の日々を紹介しま
す。
略歴
1957年 兵庫県姫路市生まれ
1976年 信州大学理学部物理学科入学 (松本の住民となる。)
1980年 信州大学卒業 名古屋大学大学院進学 (第二の故郷松本を離れ、名古屋の住民となる。)
1989年 名古屋大学 F研 助手
2002年 名古屋大学 F研 助教授
2013年 名古屋大学 F研 教授 (現在に至る。)
日時:9月16日 (日)
場所:キッセイ文化ホール 中ホール (750席)
※申込みは不要です。直接会場にお越しください。入場無料
13:30~16:00 (開場:13:00)
主催:日本物理学会,共催:信州大学,後援:長野県教育委員会,松本市教育委員会
企画・運営:日本物理学会2018年秋季大会(素宇)実行委員会
お問合せ:Tel:0263-37-2456

日本物理学会2018年秋季大会(素宇)
実行委員会ウェブサイト

http://science.shinshu-u.ac.jp/jps2018su/kagaku.html

 

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(素宇)は素粒子・宇宙物理か素粒子・宇宙線かどっちかだと思うんですけど。

今回の催しは何で目に入ったのか忘れました。物理学会は春秋とあるそうで、物性と素粒子など違う分野が会場が別れていて、今年の秋はそれぞれ同志社大学京田辺キャンパスと信州大学です。松本の市民講演会が魅力的なのでまずお知らせします。わたしは素粒子寄りですが、物性も少しだけ勉強して、授業で「ここからが面白いんですが時間切れ」みたいになった覚えがあります。放送大学で大人になってから単位取ったばかりです。物性の講演は「京」のお話なんですがまた改めて。

梶田先生は既に去年、今年とお話を聴いて、こないだの日曜日は中畑先生と京大の中家先生のお話を富山で聴いて、今年充分頂きましたという感じです(ちなみにこの学会の去年秋季大会での市民講演会は、栃木で梶田先生と村山斉先生だったそうです)。今の疲れが回復した頃にまた何か機会があったらもちろん考えますけど、放送大学で行われる鈴木(洋一郎)先生の面接授業を2,3年連続で聴いてきたのを今年ちょっとお休みしようかと。

ピラミッド透視などの研究されている中村先生のお話は未聴なので興味があります。短い天文番組で国際研究プロジェクトを見てすごいなーとなりました。フィルムカメラで研究してるんですね(神岡でそんな感じのおみやげもらいました)。録画消化してないですがNスペになっていました(この辺りアーカイブ)。またどこかでお話聞けないか待ちます。

ScanPyramids

北陸新幹線開通で、富山から松本へはバスなどの安価な交通手段がなくなりました。わたしは今回疲れもあり色々動くのはしばらく諦めます。残念ですが。松本まで行ける方、近隣の方のために書いています。

今年はもう満員御礼で終わってましたけど、学会ではセミナーも年1回やっており、今年の夏はAIだったそうです。小冊子で人気だったため有料で領付している『物理学70の不思議』も今一度書いておきます。こういうの読み物が溜まっているので、ゆっくり読む時間が欲しいのです。

今回無理という方も、学会は全国を回りますからいつか聞きたいお話に会えるかもしれません。