翻訳ミステリー大賞シンジケート 第1回金沢読書会レポ(2013/08/24)。

ヨシダヒロコです。

金沢には熱心なミステリー倶楽部があって既に読書会をしているのですが、主にそのメンバーが中心となって参加し、今回は金沢出身(正確には富山の血も入っているそう)の越前敏弥先生をお招きして「シンジケート」の方の読書会が行われました。ミステリーをバリバリ訳していらっしゃる文芸翻訳者さんが旗振り役でした。

越前先生は昨年石川県立図書館での講演会で、はじめてお話を直に聞きました。本当は先生が望まれるように「さん」付けで行きたいんですが、いくらわたしが畑違いとはいえ、翻訳者には「さん」づけは恐れ多くて無理ですw

この日の金沢駅を、バスの中から。

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今回の課題書はこれ。「氷の闇を越えて」というハードボイルドです。原題は”A Cold Day In Paradise” で、パラダイスというミシガン州の何もない(昔の版がでたときに先生が地図で調べたら、交差点1つしかなかったとか)町での殺人事件です。「パラダイス」とは普通は暖かいものなので、”cold”と言っているのは何か対比させたかったのかな、と読書会でも話していたんですが。

氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫

スティーヴ・ハミルトン

早川書房

2013-07-10

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

この日は街中で用事があって、ランチして歩いてきてまだ時間があったんですが、しばらくすると参加者が集まってきました。それで皆で椅子を並べたり。

今回の会場は南町に近い玉川こども図書館で、瀟洒な煉瓦造りの玉川図書館のそばにあります。玉川公園というところもあって、せせらぎのような、側溝というには綺麗だし幅がありすぎる流れがめぐっています。実際、少し中央の方に行くと「せせらぎ通り」という地名があるくらいです。

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駐車場が入りにくかったかなかったかしたらしく、ツイ友が1人遅れましたが、三々五々始まっていました。たしか参加者は11人(1人欠席でしたが、熱い感想文をくださいました)。自己紹介をして、1人1人感想を述べてゆくのですが。

この本は普通の本と出版された経緯が異なり、同じハミルトンの「解錠師」が「このミステリーがすごい」で高評価を受けたことから再版が決まったそうです。それまでは、続編2作共に絶版でした。続編はこの本の売れゆき次第だそう。

絶版になっている「氷の闇を越えて」。

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それで、これがレジュメ。その次の日に福島の郡山で「解錠師」の読書会があるので、絶版になっているマクナイトシリーズの後書き、未訳作品のあらすじなど共同作業で。9作か10作でています。

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で、皆さんのおっしゃっていたことですが、出だしが素晴らしいということ。「わたしの心臓のすぐそばには、一発の銃弾が眠っている。」マクナイトは警官時代に、精神疾患を持つローズという男に撃たれ、その時同僚を失いました。そのトラウマを13年引きずっています。だから私立探偵にはなりたくなかった。銃弾は奇跡的にそこで止まったものです。

皆さんの感想を他にも思いつくままに。

  • あるかっとんだ医療職の方。おかげで他の方の言っていたことがかすんだくらいなんですが、精神科の患者さんとしてはローズはよく書けている、他にマクナイトはトラウマがあるとはいえ引きずりすぎ、あと不倫関係にある(あった?)シルヴィアという女性がいるのですが、彼女に対してウブすぎ(マクナイト、結婚経験ありますからね)。シルヴィアはキツくて、こういう女性はごめんだと。
  • 狂気の表現が興味深かったと。あとで飲み会でお聞きすると、臨床心理専攻の、学部は違うが後輩に当たる方と分かりました。金沢大には昔は統計心理しかなかったので意外でした。
  • ある本格ものファンの方。さすがに謎解きがお得意で、キーマンの名前が最初の方で登場していないこと、単位の表記にばらつきがあることなどを指摘していました。単位は気がつかなかった……学生時代散々やらされたのに。
  • なんだかんだ言って、マクナイトは負傷したことで年金もらっているし、ロッジも何軒も持っているし、結構いい生活なのではないかと。

わたしが言ったのは、ローズは統合失調症の患者さんとして書かれているけど多分重症で、最近は軽い患者さんも沢山いる(注:作中でローズが犯罪を犯したのは1984年だったはず)、あとシルヴィアは友達の奥さんなので、どうも作中では何がどうなってこうなっているのか分かりませんが、ツンツンしているシルヴィアもまだマクナイトを忘れてないことがなんかバレバレで、切なかったと。

最後の方は一気に進んだし、もっとかかるかと思っていたのに2日くらいで読み終わっちゃいました。久しぶりにミステリーを読めて良かったと。

先生がおっしゃるには、出だし5行がものすごくいいことと、マクナイトはトラウマを抱えている割に軽口を叩く、それがキャラクターの弱さかな、とも。軽口を訳すのは楽しいそうです。

あとは「アメリカのバーではドライバーに酒を出していいのか?」みたいな話もしたんですが。

北國新聞の方が取材に来てくれて、こんな感じで載りました。慣れない話で眠そうだったらしいですw

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図書館の画像を2,3枚。

子供向けなんですが、内装が面白かったので。下の画像は、金沢弁をちりばめてあります。

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そんな訳でいったん会はお開きとなり、1時間後に飲み会ということになりました。

その間、越前先生を含めて、数人で町屋作りの一見民家にしか見えないカフェに行っていましたが、今は翻訳者(文芸系)が集まって切磋琢磨する場所がネット上にないね、という話になっていました。わたしはその辺に足を突っ込んでいた時期があるのですが、訳者になろうとは思っていませんでした。本名で調べるとお分かりかもしれませんが、皆に突っ込まれながらもメルマガでレビューを書いていた時期があります。まあ、でもその時期にいた皆さんが「綺羅星のような」方々ばかりで、畑違いの、単なるファンに近いわたしは教えて頂いてばかりでした。

カフェはこんな感じ。風情がありました。金沢にはこういう場所が他にもあるらしい。

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さて、飲み会ですがこんなところに行きました。飲み放題です。どうせなくなるから、と皆大ジョッキを頼んだのですが、目測で1Lくらいあり、人によっては飲むのに苦労していました。グラス入れ替え制だし。何だか色々喋ったなということしか覚えていない(と言うことにしておく)のですが、先生もツイートなどしてらしたある参加者の体験談が大笑いでした。

斉藤栄という、本人に言わせれば西村京太郎程は売れない紀行ものを書く作家がいて、金沢を舞台にしたものがあったので読んでいたら、なんと犯人の住所が自分のうちの住所だったと。この方はあまりにもキャラが立っていて、是非他の読書会にもおいでなさいと先生に誘われていました。ミステリー系の飲み会ってかなり騒がしく、まあそんなものらしいです。

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わたしは電車の時間があったので小走りで駅に行き、まあセーフでした。
金沢にはちょくちょく来ているので、また読書会に来よう、と心に誓いました。仕事がデスマーチでなければ……。末筆になりますが、まとめ役の北田絵里子さん、いろいろとお疲れ様でした。また来ます。

自殺報道とWHOガイドライン。

ヨシダヒロコです。

落ち着いてこの話題が書けるのを待っていました。

藤圭子さんの訃報で大きなショックを受けた1人です。自分は藤さんのファンではありませんが、宇多田ヒカルさんは大好きで、彼女が「わたしはママの大ファン」と言っていたのを知っていたから。

前日に少し落ち込むことがあって、それでも大口になるかもしれない翻訳案件のテスト原稿を終わらせたところでした。最初の一報はTwitterで。

もともと情緒不安定だったところだったので、怖くてツイートのリンクが踏めなかったです。ちなみにあっちの方に自分が引っ張られるというのは今回なかったんですが(今までも有名人の模倣で、という考えはわたしの発想にないです)、とにかくショックで。宇多田ヒカルさんと元夫の宇多田氏の文章をしばらく後に読んで2度ショックでした。精神疾患だったのかと。

「自殺」については今まで結構書いてきました。自分が生き残りであるということもありますが、そんなわたしでも精神医学の翻訳もやりたいし(ちょうどやっていたテスト原稿はそれに関するものでした)。小さなことでも何か役に立つことを書いていきたかった。それで数年前に知ったのが元NHK職員だった清水さんが始めた「ライフリンク」です。ここの清水さん経由でWHOの自殺報道ガイドラインを知りました。

今回、その方面で一番まとまっていた記事はこれです。

藤圭子さんの自殺 テレビのニュース報道は、国際的な「ルール違反」だらけ

こちらから、WHOガイドラインを引用します。

それらは以下の通りだ。(番号は便宜的に筆者がつけたもの。)

(1) 努めて、社会に向けて自殺に関する啓発・教育を行う。

(2) 自殺をセンセーショナルに扱わない、当然のことのように扱わない。

あるいは問題解決法の一つであるように扱わない。

(3)自殺の報道を目立つところに掲載したり、過剰に、そして繰り返し報道しない。

(4)自殺既遂や未遂に用いられた手段を詳しく伝えない。

(5)自殺既遂や未遂が生じた場所について、詳しい情報を伝えない。

(6)見出しの付け方には慎重を期する。

(7)写真や映像を用いる時にはかなりの慎重を期する。

(8)著名な人の自殺を伝える時は特に注意をする。

(9)自殺で遺された人に対して、十分な配慮をする。

(10)どこに支援を求めることができるのかということについて、情報を提供する。

(11)メディア関係者自身も、自殺に関する話題から影響を受けることを知る。

 

― 自殺既遂や未遂の方法を詳しく述べることは避けなければならない。なぜなら、それをひとつずつ順を追って述べることで、自殺に傾いているひとがそれを模倣するかもしれないからである。

元未遂者から見ると、特に↑の(4)でしょうか。今回も詳しい手段(書きませんが)を報道したところがあったようで、自殺対応窓口の方がTwitterで嘆いてました。そういう話題を提供されたときに、死に傾いている人が考えるのは、「この方法、使えるかも」でしょう。わたしがそういう状態にあれば、そう考えます。

あと(10)ですが、「いのちの電話」を紹介して終わっているところが多い。基本的にあそこはつながりません。「自殺」とかつくと基本的につながりません。だから、地元で話を聞いてくれるところを探した方が良いし、「そうしょっちゅうでなければ」、話を聞いてくれる友達や家族を確保しておくのもいいでしょう。お医者さんに通っている人は、頓服をどこまで飲んで大丈夫ですか、と日頃から主治医に相談しておくのもいいと思います(わたしはそうしています)。

こうして書いていてもまだ複雑ですが、涼しくなってきた昨日、久しぶりにスーパーに買い物に出て、落ち着いて女性週刊誌を読むことができました。宇多田ヒカルさんの突然の「人間宣言」はお母さんのためだったと。なんとか壊れてしまった母子関係を修復したかったのだと。そう書いてありました。

上記の記事がものすごくSNSで拡散されたことは救いでした。

藤圭子さんのご冥福をお祈りします。

またあった支払い遅れの顛末(海外エージェント)。

ヨシダヒロコです。

先日行われたTerrysaitoさんのYoutube放送「知っとこ!こういう翻訳会社」(アーカイブはここにできる予定)でも、ひどい翻訳会社の例がいろいろと述べられていましたが、わたしがたまに遭遇するような海外エージェントの未払い・遅延のような例は日本のように下請法がないからどうもアドバイスできない、とのことでした。他にも多くの人が被害に遭いましたが、翻訳詐欺なんてのも2,3年前にありました。わたしの被害額は4万円。

「翻訳料 未払い」などは検索の食いつきがいいので、皆さん苦労していらっしゃるのだと思います。

今回の遅れは3日ほどでしたが、催促をきちんとしなければもうちょっと長引いたかもしれません。

化学系の仕事などをまれーに振ってくる欧州の会社ですが、Paypal支払いに慣れてないのかよく支払いが過ぎた頃になってジタバタするのです。支払いが集中して……と言ったこともありますが、知ったことじゃないです。言うなら前もって言ってください。現に遅れるときは連絡くれる海外エージェントもあります。

そもそも、もし翻訳原稿が3日遅れたらどうしますか?エージェントさん?

今回も、予想はしていましたが期限の40日過ぎて音沙汰なし。翌日PMにメールすると「ボスに確認する」で、「Paypalにトラブルがあるようで、銀行口座を教えてもらえないか」とメールがありました。銀行口座はすぐに送ったのですが、受け取ったとも何も言ってこないので、国際電話しました。「ボスに転送した。今在宅勤務」というので「ボスの名前を教えてくれ」と聞くと、知っている人でしたのでメールを打ちました。結局「一番早い」ということでPaypalで送られてきましたが、じゃあトラブルというのは何だったのか。訳分かりません。

ボスのメールには「銀行振込が良かったらそっちにする。今度から口座を教えて欲しい」とありますが、わたしのインボイスにはもともとどっちにも対応できるように、銀行口座、Paypal(聞かれないから書かないけどMoneybookersも兼ねている)の振込先、書いてあるんですよ。ちゃんと見てないのですね。話の間中、「遅れて済まなかった」という言葉はとうとうありませんでした。

この会社と付き合っていいのか分からなくなってきました……。

伊検の出願期間終わってた(T_T)。

ヨシダヒロコです。

スペイン語とイタリア語を勉強していて、最終目的は翻訳です。

西検は早くから準備していたこともあって出願期間を見ていたのですが、伊検がすっかりお留守になっていました。さっき見たら、先週で出願が終わってた……。

まあ、去年10月に両方ダブル受験して死にましたから、これから伊検をゆっくり準備して3月受験でちょうどいいかもしれません。今年はDELEも受けますし。でも、スペイン語の試験は難しいので今年は両方落ちても仕方がないと思っています。

過去ログに書いたとおり、イスパニカの西検3級講座を通信で受けていますが、西作文がさっぱりですし。しかもいろいろあって提出が止まっています。語彙が圧倒的に足りず、言いたいことが出てこない。和訳でも辞書がないとダメだし、別口で受けはじめたイスパニカの(通学)実務翻訳講座では、辞書が悪いらしいと言うことを痛感したので、近々Ex-Word買います。

伊検、次の試験の時はこういうポカをやらないようにしようっと。スカイプレッスンで、簡単な伊作文の宿題を出してもらうようになったので、次受けるときは作文でいい点取りたいです。

思いがけない夏休み、または閑散期。

ヨシダヒロコです。

仕事の話は詳しくは契約があって書けませんが、今月は本当に閑散期でした。7月に「死ぬる」と思ったから神様が休ませてくれたのでしょうか。8月第1週は夏ばてで動けず、最近になって富山が連日37℃とかになってからの方が意外に元気だったです。

1ヵ月くらいだったら障害年金も合わせると収入がほぼゼロでも何とかなるので、今月は後回しになっていた細かい用を済ませ、ちょっとは勉強もし、なかなかできなかった読書(娯楽目的のもの)もし、映画も見に行きました。映画についてはエントリを改めますね。サマソニにも行きましたしね。野外は本当に久しぶりでした。

仕事の打診がなかった訳ではないのですが、PMが要領を得ないので、別の打診が来たら断ろうと思っています。トライアルも受けましたが、ぼーっとしていて期限を忘れるところでした。ギリギリセーフだったのですが、自分の持病のひとつが出たのは驚きました。時間があれば医療機器も受けたかったのですが。

そんな訳で、他にも海に行ったり、高校野球を見たり、のんびりTVで「ラピュタ」を見たり、久しぶりに1ヵ月近くのんびりできました。これで仕事が来ても切り替えてやれそうです。

写真は、雨晴(あまはらし)という氷見(ひみ)の海岸です。源義経が通ったら雨が晴れたとかいう逸話があるらしいです。本当は山にも行っておきたかったんですが、春に行ったから来年に回すか……。

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「『島田清次郎 誰からも愛されなかった男』出版記念トークイベント@金沢、東京。

ヨシダヒロコです。

この話題での検索が多いなんて、島清さんはいろいろと愛されているのですね。

出版は明日ですが、それに合わせてトークイベントが行われます。まず、25日日曜に金沢。もう申し込みました。まとめ役の東山(茶屋街で有名ですが、人も普通に住んでます)の古本屋さんが気さくな方で、裏話など教えてくださいましたが、ここではお楽しみということもあって書かないでおきます。いよいよネットでしかお話しできなかった風野先生が生で、と言うことで楽しみにしています。サイン会に予約した本が間に合うかなー。注文してない人は当日買えるそうですよ。会場は魚などが美味しいことで有名な近江町(おうみちょう)市場がある近江町です。

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申込はこちらからどうぞ。

http://www.webdoku.jp/event/2013/0814125555.html

まとめ役のあうん堂本舗さんから、古書店マップなど頂きました。その日は古書店祭りみたいのがあるようなので、時間があれば早めに行って見てみたいです。

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東京でも決まりました。なんと、春日武彦先生とのトークショー。風野先生は緊張してらっしゃる様子です。

こちらから申し込みできます。

「精神科医が読む”天才”と”狂人”のあいだ」『島田清次郎 誰にも愛されなかった男』刊行記念、風野春樹さん×春日武彦さんトーク&サイン会開催決定!


http://www.webdoku.jp/newshz/zasshi/2013/08/19/103623.html

大正時代というと、精神病院の中はさぞかし劣悪な状況だったことが想像されます(そういう本も出ています)。病気だったとしても余計悪くなったかも。その辺を語っていただけないかなと期待しています。

 

富山県立大学ダヴィンチ祭と金属博士のサイエンスカフェ(2013/08/03)。

ヨシダヒロコです。報告がすっかり遅れました。

かなり近所のこの大学では、夏にオープンキャンパスを兼ね、一般向けに広く科学を知ってもらえるような夏祭りを開きます。サイエンスカフェもあったので、今回は徒歩で行ってきました。

確か梅雨が明けたかどうかで、暑かったです。大学前の大きな通り。

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食べ物屋の移動車や屋台が出ています。

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これは子供向けですね。家族連れも見かけましたし、昔理科好きの生徒さんを連れてきたこともあります。

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もういっちょう、食べ物屋さんの様子。カレー屋、ラーメン屋、あと甘いものやアイスなどの車があったかな。

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さて、サイエンスカフェです。これがチラシ。本当は告知したかったのに、夏ばてしてて余裕なくて。

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「身近なものに隠された金属のヒミツ」
ゲスト:吉村泰治‎ さん(ヨシムラ・サイエンス・ラボ)

図書館の壁。

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図書館の階段。

2013-08-03 13.11.00こんな金属の表頂きました。

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内容はもちろんメモったのですが、今回は軽く要点だけにしておきます。少々疲れ気味で。

1)今の500円玉って変な色していない?→97年の自販機荒らしによって成分が変わった。亜鉛が入って変色しやすくなった。

2)ステンレスはさびる?→もともと「さびない」という意味があり、山手線などの列車外装、韓国の箸などに使われている。ステンレスは鉄-クロム-ニッケルでできており、透明で緻密なクロムのサビができる。クロムとニッケルの含有量は高いほどよい。

お金に関しては、小学生も(なんかアイス食べようとうっかり座っちゃったようでしたが)いたので、こんな実験もありました。レモンで10円玉を綺麗にするのです。ちょっと見えにくいですけど。

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3)アルミニウム缶はリサイクルの優等生→1971年に登場、1年で180億個を消費。ボーキサイト→アルミナ→アルミニウムという工程。アルミナからアルミニウム1tは、一般家庭の電力消費量の7年分。ボーキサイトからの工程を100%とすると、リサイクルすると3%の電力で済み、エコである。リサイクル率90%以上。今後中国のアルミニウム使用量は増加するので、日本にとってリサイクルは重要。

4)廃棄されたケータイはお宝満載?→入っている金属は、インジウム、パラジウム、金、銀、銅、タンタル、リチウム、コバルト。都市鉱山と呼ばれる。ケータイのリサイクルは伸び悩んでおり、目覚ましやデジカメとして使う人がいるため。ケータイ150~300kgから金塊が12~24本取れる。ハイテク機器は貴重な資源なので、是非リサイクルを。

という感じでした。

サイエンスカフェはもうひとつあって、それは分子模型を作るものでした。

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非常に色合いの美しいサッカーボール分子(C60)です。うちにも欲しい。子供たちが数人、黙々作っていました。

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昔はぱっとしない模型が多かったのに、今はこんなに色々あるんですね。

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図書館を出、のど渇いたのでアイス買いました。これはあまり見かけない。懐かしいです。

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こんな企画も。

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学部生の時によく使った、懐かしい液体窒素。わざとこぼすと面白いですよね。

2013-08-03 14.42.24協賛企業です。元々この大学は、企業から教員を迎えていて、就職率がいいという評判です。

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キャンパスからの帰りの空。

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次のサイエンスカフェは、9/7,紀伊國屋書店でお題は「北極圏:いま世界のホットスポット」です。改めて何か書きます。

処方されたピルを飲んでみて、その実際。

ヨシダヒロコです。

少々微妙な話題ですが、感染症や婦人科関連、わたしの持病である精神科にも関わるので、いろいろ偏見があることは知っていますが、あえて医療関連として情報を書きます。最後に訂正があります(8/19)。

どうも女性ホルモンの不調を感じていたので、子宮がん検診のときに医師と相談して、双極性障害(躁うつ病)や統合失調症の患者さんも飲んでいると聞き、ピルを処方してもらいました。ルナベル錠というものですが、他にも何種類かあるそうです。わたしの持病は何回か変遷がありますが、今までの20年の病歴で何回か月経が止まったことがありました。その都度注射打ってもらう訳なんですけど。

他に子宮内膜症(大変な病気です)や月経困難症(PMS)などの患者さんのため、数年前に保険適用が認められました。成分は普通の低用量ピルと同じです。1ヵ月分で診察費入れて3000円くらい。

お薬はこんな感じです。1個飲んだところで、1日くらいの飲み忘れは次の日まとめて飲めば大丈夫なのですが、飲み忘れないように色々工夫があります。下の方にある1,2…という数字は休薬期間で、3週間飲んだら休みます。その間に月経が来ます。

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飲み終わると、こんな風にして休薬期間をカウントします。ちなみに、処方は3ヶ月までまとめて出してもらえます。

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わたしが飲んで良かったのは、周期が一定するということもありますが、なにしろ情緒が安定しました。ここしばらくの不調が何だったんだろう?って感じです。あと、最初のうちは副作用があるらしい(恐らく個人差がある)のですが、わたしの場合はそのせいか最初頭痛が激しくて。でも、そのうちに同じく持病の頭痛がむしろ軽くなりました。

あとちょっとえぐいかもしれませんが、子宮の構造など。
話題の「子宮頸部」とは?と医師に聞いてみました。そうしたら丁寧なバインダーの絵が出てきて、こんな感じです。患者さんのブログからお借りしました。頸部は実際はひだのようになっているそうです。

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話題のヒトパピローマウィルス(HPV)とは、抵抗力が落ちるとかかるカンジダみたいなものかなと思っていたら、むしろヘルペス(口の横にできる、あれです)に近いそうです。性行為の経験があれば、ウィルスはしつこく(7~8年)居座ります。で、抵抗力が落ちると出てくると。その期間を過ぎても安心はできないので、健診して下さいとのことでした。前にも書きましたが、頸部→体部と進行するのかと思っていたら、いきなり体部にがんが生じることもあるそうです。

なので、40才くらい、もっと前からかな、(8/19訂正:頸がんはセックスパートナーができたら若くてもその時点で、体がんは40代半ばからが正しいとの医師の話です)からきちんと検診は受けたほうがいいです。他に何かあるかもしれないし。そんな訳でした。少しでも読まれた方が正しい知識を身につけて下されば幸いです。

戦争という愚行がなぜなくならないのだろうか?

ヨシダヒロコです。

昨日言い足りないことがあったので、もう少し書きます。今日は政治色は薄めです。きっかけはこのツイートです。

1)集団心理は怖い
2)流されやすい日本人の特性
3)歴史教育の大切さ
4)人はわかり合えるのか?
5)おまけ

まず、1)ですが、ミクロなものならわたしも中学生くらいの時に経験しています。入りたての時に取ったテストの点数が良すぎたのです。先生が褒める意味でだと思いますけど、それをバラしてしまった。わたしは入学早々、多感な時期に学年中から指さされることになりました。自慢するつもりも目立つつもりもなかったのに。日本では異質なものを叩く傾向がありますね。3年生の時の担任は「勉強教えてやれ」というので教えたりしました。そのころは内気だったわたしですが、アドバイスしたり励ました子が高校合格したときは嬉しかったです。ただ、その他にも色々あって、15にして単独行動が好きな子供になってしまいました。高校に入ってからは優秀な生徒が沢山いたので、ほどほどの成績に落ちてむしろ気が楽でした。

異質なものを叩くというといじめなんかもそうですが、今のいじめはゲーム感覚で次誰に回ってくるか分からないらしいですね。いじめた結果ターゲットが自殺してしまっても、残念ながら1人1人の荷担は小さいので、罪の意識も少ないのではないでしょうか。

そういう集団心理の怖さは戦争にも通じるものがあると思います。ぱっと思い浮かぶのは過去の日本も含むファシズムですが、9.11以降のアメリカも傍で見ていて相当怖かったです(もちろん、9.11の被害者には同情していて、わずかな募金を消防隊員のために送ったりもしました)。ああいうときには「お上」に個人ではどうしようもできない力が働いていて、そして大衆の感情のうねりのようなものがあって、ちっぽけな人ひとりが「それは違うよ」といってもどうこうするのは難しいと感じました。ただ、9.11に関しては、報復戦争を戒める映画や音楽が出て高い評価を受けてはいますね(マイケル・ムーア作品やパンクロックミュージシャンのグリーン・デイなど)。

2)以前「就活うつ」のエントリで引用した、加賀乙彦氏の「悪魔のささやき」。人には「魔が差す」ということがあり、悪魔はいるんだというような内容で、精神科医らしい洞察力に富んだ好著でしたが、戦争に関するところを孫引きします。

悪魔のささやき (集英社新書)

加賀 乙彦

集英社

2006-08-12

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

終戦2週間後の話。

マッカーサーが厚木基地に到着した8月30日には、アメリカに反旗をひるがえすものなど誰一人いない。親も周囲の大人たちも新聞も知識人といわれる人たちも、「これからの日本は民主主義の国だ。自由だ人権だ」などと話している。その変わり身の早さ!

「就活でうつにならないための本」(詳しい内容をレビューした過去ログあり)にも、日本では大事なことが大した議論もなく決まってしまうことがあるとあります。わたしはそれを、たしかイギリス人だったかの英語教師から指摘されたことがあります。

3)歴史教育の大切さは言うまでもありませんが、わたしは10年近く前までいろんなお宅を回って中高生の家庭教師をしてきました。中学生には歴史も教えました。高校生では、世界史は履修したけど苦手な部類だったので、主にテスト前に分からないところを一緒に考える程度でしたが、生徒は困っているので、倫理や日本史にも手を出しました。わたしには在日韓国・朝鮮人のネット友達がいますが、お子さんが日本の学校に通っていて歴史を習っていない、と言います。だからこんなことが起きる訳で。

 

これは何か言う気なくしますね。 まあこの美容師さんを少し弁護しておくと、ある中学校であった話では、わたしが生徒さんを教えていた当時、第1次か第2次世界大戦前後で学年末になりました。もうその辺りから授業している余裕がないのです。わたし自身、高校の世界史で最後100ページを「後は自分でやって下さいね」と言われてあ然としました。歴史が得意な生徒さんならともかく、学校にはあまり期待できないかもしれないな、というのがわたしの感想です。言っちゃあなんですが、少なくとも家庭教師業界はブラックですしね。

将来海外旅行なんかするときがあったとして、その国の歴史を知っているのと知らないのとは全然違うのにと思う訳ですが。もちろん、戦争への個人的な抑止力ともなるでしょう。原爆資料館のようなところも、子供がある程度大きくなっていれば理解できると思います。修学旅行で行かなくなってきたのは残念なことです。ある程度の知性があれば、人は歴史から学ぶ訳ですが、それでも上で書いたようなわけで止められないこともあるかもしれません。

4)「人は話せばわかり合える」という言葉を目にしました。わたしからすると「どうかな……?」というのが正直な感想です。昔、主治医に、人とは「直接会う>電話>メール」の順で試すのが良い、と聞いてできるだけそうするようにしています。基本的に、顔をつきあわせて話したことのある人にひどいことはできにくい。ただ、顔を見たことがない場合はそうでもなくて、東日本大震災のあとのTwitterを中心としたカオス(避難に関するヒステリックな言説や、トンデモな療法や)には、今だからいいますがかなり辟易しました。「御用学者」と言われて疲弊した学者さんも知っているし。詳しく書いて絡まれると嫌なのでさらっと流しますが、ある病気周りで今もめ事が起きてますしね。顔を見ながら話をすれば、たしかに誤解も少なくわかり合えるかもしれません。でも、現代のサイバースペースの中ではもうそういうことはなり立たなくなっていると思います。これからその中を生きていかねばならない子供たちには酷ですが。

5)おまけ。韓国の議員が靖国に来るという話がありました。一体何をしに来るんだろう?といぶかしく思っていたら、こんな顛末でした。

この文章は「どうしたら戦争をなくせるか」の答えには到達していないと思います。でもまあ、何か試してみることは大事ですよね。

終戦記念日に思うこと。

ヨシダヒロコです。

今日は、実は終戦記念日だから改めて戦争について考えるということをしていないので、14日の深夜になって記念日であることに思い至ったくらいなのですが、少し政治的な発言があることをお許しください。

小学生の時から読書感想文によく戦争関係のものを選んで読んでいました。題名まで覚えていませんが、松谷みよ子の本や、恐らく「アンネの日記」辺り。陸軍将校だった祖父の影響で、祖父はあまり語りたがりませんでしたが、母から色々聞かされていました。祖父については過去ログに色々書いてます。その頃のわたしは反射的に「戦争はいけないもの」とオウムのように言うだけでしたが、まじめに怖くなったのはまず17歳の時です。

今来日して話題のオリバー・ストーンのデビュー作の映画、「プラトーン(小隊、という意味です)」。監督のベトナム戦争での実体験に基づいていますが、ひとりで富山の総曲輪の映画館に見に行って、ものすごいショックを受けて帰ってきました。戦後すぐ生まれの母に言わせると、こんな映像は沢山映画館で見せられたよ、と。日本兵が中国人を斬り殺す場面など。

下の「プラトーン」のクリップは、これから見る人のために、あえて映画のどの場面かは書かないでおきます。

(2017/08/15追記:クリップが消されたので、ファンが作ったトレイラーを。本来のトレイラーは英語のナレーションがかなりあり、淡々としています)

ストーン監督は正直説教臭いと思っていた時期もあったのですが、今出ているドキュメンタリー「もうひとつのアメリカ史」は見てみたいです。うちのTVで唯一BSが入るものが、親の寝室にあるもので……。監督がいろいろ発言しているように、今の日本の状態は危ういとわたしも考えています。この間の選挙の時も、改憲は避けて欲しかったのに、大衆はそれを選びませんでしたね。もしかしたらそういう方向に向かっていることを知らないんでしょうか。今政府がやろうとしているのは憲法96条の改正で、これを変えると9条が変えやすくなります。

Wikipediaより。

第九十六条[1] この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

わたしは9条についても色々前から考えてはいたのですが、自衛隊は認めても良いのでは?でも拡大解釈されそうだしなあと迷っていました。そこに、「ペシャワール会」の中村哲先生の談話が6月に毎日新聞で入ってきて、これは絶対変えてはいけないという考えに変わりました。9.11のあとにアメリカが無意味にアフガンを破壊しだしたころから応援していた方です。「日本人だったから命拾いしたことが何度かある」と、講演会で直に聞きました。

特集ワイド:憲法よ 医師・中村哲さん 毎日新聞 2013年06月06日 東京夕刊
<この国はどこへ行こうとしているのか>
 魚拓1p  2p  3p

あと、貴重な映像を2つ出します。玉音放送で一体何を昭和天皇がおっしゃっていたのか、その時代の人々もよく分からなかったと良く本で読みましたが、今の時代は便利なもので、現代語訳のビデオがあります。分かる範囲で付き合わせてみましたが、正確なようです。

もうひとつ、マッカーサーと昭和天皇が初めて相まみえたときに居合わせた通訳さんの談話。字幕には出ていませんが、昭和天皇は握手した手より更に深くお辞儀をされたと。あと、字幕では「私はどうなってもいいが」とありますが、通訳は”Kill me”と言っています。わたしのことは殺してくれとおっしゃったと。これは初耳でした。

先の天皇陛下の責任については、昨年「はだしのゲン」を読んだときに散々出てきました。わたしはその辺は難しい問題のため保留で、特に上の映像を見た後はますます分からなくなりました。今上天皇のような方を育てられた方が沢山の人々の命を奪った責任を取らなければいけないような方なのだろうか?とは前から思っています。

最後になりますが、「第1回 日本一心のこもった恋文」でグランプリを取った手紙を紹介します。ご存じの方も多いかもしれませんが……。まだまだご紹介したいものはありますが、また機会があるでしょう。

ブログ「子どもへ伝える大切なもの」より。「天国のあなたへ」から引用。引用部分の前もいろいろと深いので、興味のある方は読んでみてください。

天国のあなたへ

柳原タケ

娘を背に日の丸の小旗をふってあなたを見送ってから、
もう半世紀がすぎてしまいました。

たくましいあなたの腕に抱かれたのは、
ほんのつかの間でした。

三二歳で英霊となって天国に行ってしまったあなたは、
今どうしていますか。

私も宇宙船に乗ってあなたのおそばに行きたい。

あなたは三二歳の青年、私は傘寿を迎える年です。

おそばに行った時、
おまえはどこの人だ、なんて言わないでね。

よく来たと言って、
あの頃のように寄り添って座らせて下さいね。

お逢いしたら娘夫婦のこと、孫のこと、
また、すぎし日のあれこれを話し、
思いっきり甘えてみたい。

あなたは優しく、そうかそうかとうなづきながら、
慰め、よくがんばったねとほめて下さいね。

そして、そちらの「きみまち坂」につれて行ってもらいたい。

春、あでやかな桜花

夏、なまめかしい新緑

秋、ようえんなもみじ

冬、清らかな雪模様

など四季のうつろいの中を二人手をつないで歩いてみたい。

私はお別れしてからずっとあなたを思いつづけ、
愛情を支えにして生きて参りました。

もう一度あなたの腕に抱かれ、ねむりたいものです。

力いっぱい抱きしめて絶対にはなさないで下さいね。

以上です。