DELE B1新課程受験記@名古屋、2日目(2013/11/24)。

ヨシダヒロコです。

試験1日目からの続きです(前の前のエントリ)。

2日目は午後3時45分、南山大学での集合時間まで時間があったので、安く時間を潰せる場所として名古屋城を選びました。栄のホテルからは歩いて30分ほどで行けますが、なくなりかけだったスマホの充電がナビでなくなりそうになってきつかったです。

IMAG2780改修中の本丸御殿。

IMAG2781大道芸をやっていて、芸が決まった瞬間。

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1日目の反省を生かして、少し早めに名古屋大学駅へ。すごい久しぶりに名大を見ました。
南山大学はそこから5分ほど歩いたところにあります。見つけるのは簡単だけど、キャンパスの中は迷子になりました。コンパクトだけど迷路のようで。

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試験は、まず準備室に行くと名前を聞かれ、ラミネートされた課題のうち1つを選びます。渡された下書き用紙に15分で質問の答えを書きます。「夢の仕事」というのがあったので、「夢の仕事=今の仕事」ということにしてw、自分の仕事を語ることに決めました。その次に試験官に質問されます。わたしの悪いところは「えー」とか言って詰まってしまうところですが、2分やそこらではロクに喋れませんでした。

2つめの課題は、渡された写真を見てそれを説明するもの。これも試験にならないとどれを渡されるか分かりません。2枚のうちから選択できます。

3つめの課題は、2つのお題から面接官と会話するもの。提示されたお題のうちに「行きたい旅行」みたいのがあったので、早ければ来年行きたいと思っているものについて喋りました。ラテンアメリカ人らしい先生が「僕はHISの店員だから。あなたはお客」と言って、机に不器用に「HIS」と書いた紙が貼ってあるのがお茶目でした。

面接官はそれほどニコニコしてはなかったですが、最後に”Hasta luego(see you later)”と言ってくれたし、準備室の係員もとても親切でした。わたしはすぐ名古屋駅に向かう予定なので荷物を持っていたのですが、荷物持たせてしまいました(^_^;)。

試験にスペインに対するイメージアップ戦略があるのでは、と思ったくらいです。準備を含めてずいぶんのお金を使いましたが、試験がこんなに楽しかったのは初めてでした。結果は6ヵ月後まで分からないし、今度受けるのも11月かなあ、と思います。

帰りの南山大キャンパスは、暗くて迷いましたがイルミネーションが付いていました。

IMAG2791名古屋駅に着くと「しらさぎ」は15分前に行ったところで、夜8時台の終電になりました。帰ったのは翌日になった辺りでした。電車の中で疲れが出てきて、翌日半日くらい使い物にならなかったです。

 

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アイスクリームメーカーのHP。

ヨシダヒロコです。

短いビジネス文書として発注されたのが最初でした。LGBTを支援するという内容の。途中で翻訳の神様が降りてきて、何かが憑いたように訳しましたが、評価してもらえたようで、4000wordsほど追加で受注しました。

とても遊び心のあるアイス屋さんですが、一方社会的な側面も持っています。環境問題に取り組む会社は今ではめずらしくないですけどね。しかしそれより更にすごいのです。

工場でのアイスの作り方も訳しました。もちろん、ちゃんとしたレシピではないので、それを読んでも作れるはずがありません。訳していて、きっと巷のアイスクリームメーカー(例えば31とか)には独特の用語がそれぞれあるのかもしれないと思いました。

本当は名古屋でなんか食べてみたかったのですが、食べログはもう閉店した店のデータも載せているのですね。2店ほどそれで無駄足を踏みました。今日辺り31に行ってくるかな。今度東京に翻訳学校などに行ったときにリベンジしてもいいし……。

とにかく、美味しいアイスが食べたくなる仕事です。今日の夕方頃にははけると思います。

 

 

DELE B1新課程受験記@名古屋、1日目(2013/11/23)。

ヨシダヒロコです。

22日から名古屋に向かって2泊3日、帰ってきたのは「しらさぎ」の終電で25日を回ったところでした。
昨日は疲れがひどかったし、別のエントリを見に来ている人が異様にいたので遠慮しました。

まず、高岡からバス。お昼に出て4時台に着。途中では雪の降ったSAもありました。宿は試験場所(1日目愛知学院大学楠元キャンパス、2日目南山大学名古屋キャンパス)を知らずに取ったのですが、栄は便利でした。

22日の夕飯。名古屋で名古屋らしいものを食べたことがなかったので。以前来たのは18歳の時で、名古屋大の受験を考えていたときでした。奥左がきつねきしめんで、天然だしが売りでした。優しい味でした。

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帰って、全然手が着いてなかったリスニングの勉強。途中で対応が分からなくなったので寝ましたが、先生の言っていたのとは違い、問題は2回読まれる場合もあるようでした(本番では2回でした)。

翌朝、6時台に起きたにもかかわらず、8時半に15分ほどの遅刻。愛知学院大歯学部は分かりやすかったです。わたしの受けたのは中級のB1(べー・うの)なのですが、受付をしていたのは下の級の人で、級を聞いた試験官の人が上まで連れて行ってくれました。試験官は概して偉く親切だったです。お国柄かもしれませんが。

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帰ってきてからやっと見つけたのですが、大事な免許証をうちに忘れてきて、でも出願の時にコピーは送ってあるので、障害者手帳で許してもらいました。

で、新課程の試験です。El Cronometroは新課程出たのかなー?
読解、リスニング、作文がそれぞれ70分、40分、60分になっていたと思います。読解は時間が減ったんじゃないかな?語彙のセクションはなくなっていました。勉強間に合わなかったので、ほっとしました。鉛筆忘れた人は貸してもらえます。隣の人が欠席で、11000円も払ってもったいない、と思いました。

リスニングは殆ど覚えていないので、他の2つのセクションで出た問題を簡単に書いておきます。前評判通り、ラテンアメリカに関する問題が多かったです。

  • 読解

1.星座毎に数行の星占いを読んで、1行のまとめにどれが当てはまるか答える
2.アルゼンチンのCerro Colorradoという場所についての案内文
3.カナダに移民したラテンアメリカ人3人について、1行のまとめに誰が当てはまるか答える
4.航空運賃についての文章、穴埋め(週末は高いとか、Webだと安いとか)。これが一番わたしには難しかったです。
5.旅行代理店からの手紙

  • リスニング

El Cronometroにもあった、留守電を聞いて設問に答えるというのしか覚えていません。

この間に30分の休憩。

最初の写真は緑が多い休憩室。正式な入口はこっちでした(中)。

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  • 作文

1.友達からの電子メールを読んで、お返事をする。中に書くべき事柄が指示してある。これ、わたし失敗したのですが、解答用紙の枠内に書くところを、余白を多めにとって足りなくなったので結局紙を変えてもらいました。書き通しで、手が痛くなりました。100~120letras。

2.焦っていて前半何を書いたか忘れてしまったのですが(11/28注:思い出しました。映画関係のブログで「お薦めの映画」を募集するというエントリに応え、お薦めの映画について指示に従って書くというもの)、後半は間違えてしまったので良く覚えています。「もう終わった」同窓会について、2行程度の文章を読んで、指示に従って作文するもの。前半・後半合わせて130~150letrasだったかと。

(追記:作文は黒か青のボールペンです。貸してくれるという話はなかったです)

設問はEl Cronometroより読みやすかったです。リスニングは、普段、日本語が通じない先生とスカイプで話している間に鍛えられたかなと。そんなに速度も死ぬほど早くはなく(解答が合っているかは別問題ですが)2回読んでくれたので助かりました。そんな情報もあまりなかったようなので。

試験1日目が終わり、12時半頃になりました。翻訳関係の友達が正門で待ってくれており、行きは通用口から入ったのですが何とかすぐに正門に着きました。

お昼はイタリアン。隣の駅、覚王山(かくおうざん)まで歩きました。天気は休日日和で。北陸の天気を考えると嘘のようでした。

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IMAG2766これは覚王山の雑貨屋などが並ぶエリアにあったアパート。中にいろんなアーティストの作品が売ってます。残念ながらうちの部屋に生かせるものがなかった……。

IMAG2767あとは高島屋で長々喋って帰りました。

余計な情報が入っていますが、これだけのんびり受けられる試験だということです。イタリアのCILS(チルス、シエナ大学の試験)は飲まず食わず、休みなしで書き通しらしいですが。

近いうちに、後半の口頭試問編を書きます。

今更ながら、この間観た「風立ちぬ」のレビュー。

ヨシダヒロコです。

この映画はずっと見たく思っていたのですが、死ぬかもしれない病気持ちには体調を選ぶので、この間まで回復を待っていました。
観たのは約1週間前です。結果、まあ思った通りですが、普段映画を見て大泣きなどしないわたしが大変なことになり、初めて「いっぱい泣いてなんかすっきりしてしまった」という感覚を味わいました(^_^;)。

堀辰雄の「美しい村・風立ちぬ」(新潮文庫)は、わりかし文学も読んでいた高校生の時に1回読んで、もちろん意味は全然取れませんでした。ですがこういう多感な時期にとっかかりだけでも作っておくと、大人になって読み返した時に理解が深まります(「人間失格」なんかもそうでした)。戦前にはほとんどなかった、婚約者同士のサナトリウムでの2人暮らしという、自伝的な内容を決して悲しいだけではなく描いています。例えば、夜中にものすごい騒音がして、何事かと思ったらどんぐりが大量に落ちてきていたとか。

当時結核は命取りの病気だったらしいですが(堀自身も肺を病んで治ったようです)、2人は死を見つめているのに何かそこには清らかで透明な雰囲気があり、節子(映画の中では菜穂子、本当は綾子さんといったらしい)が亡くなってもその印象は変わりません。どこか淡々としています。宮崎監督がこの本を読みこんだことが、特に映画のラストのほうになって、そして堀へのクレジットが出たときによくわかりました。わたしは年表がついている新潮文庫を読みましたが、青空文庫にもあります。

わたしが「この映画を見たら悲しいだろうな」と思ったのは上記の理由が半分で、もうひとつは工学を学んだからです。映画は零戦の設計者である堀越二郎の話も半分入っていて、二郎が病弱な女性と出会って恋をし、妻にするという形で上の小説の設定を生かしています。

以前BSプレミアムで夏に放送されたドキュメンタリー「零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争」(おそらく、NHKオンデマンドで見られるはず)の再放送を見て内容の重さに呆然となったのですが、その中に堀越もいました。どちらかというと元特攻隊員のインタビューを中心とした番組でしたが、もちろん零戦の設計などに関することも出てくるのです。留学までして設計を極め、最高の飛行機を作ったのに、それが人殺しの道具として使われる。戦況が悪くなってくると、せっかくの設計を変更せざるを得なくなる。それは零戦の良さを殺す方向に、装甲をつけて軽い飛行機を重くすることでした。そういうものを事前に見ていたので、これはエンジニアとしてはつらかっただろうなと思ったのです。映画中では、最後に二郎に一言で語らせています。飛行機とは、美しく恐ろしいものとつくづく感じました。

わたしが映画を見に行った翌日くらいに、「プロフェッショナル」で宮崎監督が出演したと聞きました。引退宣言を知った後だったからか、映画では例えば関東大震災の描写などにすごい気迫が感じられました。あと、番組中にもあったそうですが、サナトリウムを出てきた菜穂子が駅を降り、ホームで二郎を探すがお互いなかなか見つからない、やっと見つかった2人が抱き合うというシーンがありました。人の体の柔らかさが伝わるような見事な描写でした。製作途中の飛行機や飛行機の内部など、どうやって調べたんだろう。クレジットを見ると、今回のアニメーターは「千と千尋」とは違って日本人ばかりですね。精鋭を集めたのかなという気もしました。

長々書いてきましたが、今日これを書いているのは、もちろん高畑監督の「かぐや姫の物語」初日だからです。朝、宿泊先のホテルを出る前に、解禁になったビデオクリップを見ましたが、映画館での予告と、映画館でもらった非売品のDVDでもう見ていました。「竹取物語」も大切な人と最後には別れなくてはならない話ですが、どういう解釈なのか楽しみです。予告を見る限り、かなりおきゃんでおてんばなかぐや姫のようで、すでにイメージを覆されています。

というわけで、中学校の時の「ナウシカ」に始まったジブリの歴史の半分が終わりました。世界には宮崎監督や高畑監督に影響を受けた若い監督がたくさんいます。ときどきみなさんが検索してくるスペイン語映画「しわ」のように(お勧めです)。これからは先代の監督たちの精神を受け継いだ世界各国の監督にも活躍してほしいです。

DELE受験に関するゴタゴタ。

ヨシダヒロコです。

スペイン文部省の認定試験であるDELEが土曜に迫りました。しかし、これ連休なんですよね。いつも忘れる連休を、今回割と早く気がついたのですけど。遠方から来る人は宿を早く取ろうね、と前に書きましたが、交通機関も混雑しているようです。みんな名古屋に何しに行くんだろう?

そもそも、試験の10日ほど前にならないといつお家に帰れるのかが分かりません。口頭試問の時間が未定だからです。わたしは、さすがに夕方5時(日曜)なら大丈夫だろうと思ったのに、4時に試験を入れられてしまいました。バスが安くてアクセスも良かったのに、最終バスは一杯で、帰りはキャンセルしてJRにせざるを得ませんでした。指定席切符を買えても、自由席になるのを覚悟で、明日金券ショップに行ってきます。ちょっと旅するのにこんなバタバタしたのも珍しい。いや、まだきっぷ買えてないから楽観するのは早い。

これが受験票です。この下にスペイン語で書いてあります。

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そして、時間が書いてあるところ。

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当日はマジで鉛筆転がすしかない出来ですが、集中してスカイプレッスン入れています。次回はもっと計画的になろう(これ終わったら伊検の準備もあるなあ)……。シャープペンシルは不可なことや、ライティング用にボールペンが必要なことにも注意です。

1日目の筆記はお昼で終わるので、そのあと翻訳者仲間がランチしに迎えに来てくれる予定です。仕事がこんな時に限ってバタバタ入ったので、これ以上入らなければ何とか名古屋では試験に集中できます。

では、同じく受験する皆さん、頑張ってください。わたしはいろいろイレギュラーなことがあるのが分かったので、今回は雰囲気に慣れてあとはベストを尽くします。

映画『ある海辺の詩人 -小さなヴェニスで―』レビュー。

ヨシダヒロコです。

7月頃に観た映画ですが、今頃になってレビューします。

この映画はラジオ「まいにちイタリア語」応用編で春頃教材として使われていたものであり、他には「ブルーノの幸せガイド」、「ゴモラ」、「海と大陸」がありました。どれも方言がきつく、前シリーズの「人生、ここにあり!」のようには行かなかったようですが、楽しめました。先生の岡本太郎さんは字幕も手がける翻訳者さんですし。

この映画で使われているキオッジャの方言には見たこともない文字が入っており、ヴェネト方言(ヴェネツィア辺りの方言)だそうで、わたしの先生にスカイプで見せると「わたしの地元の方言ー!」と嬉しそうでした。

シュン・リーは出稼ぎの中国人女性。中国に息子を残し、「組織」の命令でキオッジャにやって来た。逆らうと息子を呼び寄せることができない。オステリアという、主に男性たちが一杯やったりコーヒー飲んだり玉突きしたり、という店で働き始める。一方、ベーピはイタリアに住んで長いユーゴ系移民で漁師。すっかりなじんで友達も多いが、シュン・リーと同じく詩が好きなこと、外国人であることから親しみを感じ、ふたりは接近する。それが噂になって……という話。字幕は岡本太郎さん。

中国の詩人の祭りで流す灯籠がとても美しいのと、キオッジャも非常に風光明媚な街です。うちの県と同じく、海から高い山が見えます(予告編にありますね)。お互いに孤独なふたりの心が呼び合う、プラトニックな交流が心を打ちます。

原題はIo Sono Li といい、英語にするとI am Lee です。上に書いた「海と大陸」は見るのを諦めたのですが、やはりイタリアの移民・難民問題を扱っています。こんな記事も。

地中海で相次ぐ難民船の沈没事故とEUの責任
もっと受け入れたい気持ちはあっても空回り

園芸関係の翻訳。

ヨシダヒロコです。

仲がいいというほどではなかったけれど、以前お世話になった方がなくなったと聞いて。
今日自分のために買ったお花ですが、画像をお悔やみとして貼っておきます。
ご冥福をお祈りします。

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今回は、2回ほど受けた園芸関係のお仕事について。

その1は、東京ラン展についてのものでした。MLで見つけた直受けの仕事で、ラン園のパンフや商品リストなど。天然物化学には学名がつきものだったので、人よりは慣れているかと思ったのですが、つてをたどって知った植物園の方にものすごく直されました。最近になって、蘭愛好家の恩師に聞いたのですが、原語の方が助かるらしい。わたしもいま3鉢ほどうちにありますが、肝心なのは手をかけすぎないことですね。ちなみにこの仕事の翻訳料は、メキシコから送ろうとしたら窓口が送った経験がなく、かなりタイポのある状態で3回目の正直くらいで、FedExで届きました。良く届いたものだと感心しました。

その2は最近の話で、たまに気持ちよく仕事をさせてもらっているエージェントから、本来は翻訳を頼まれたんですが、スケジュールの関係で校正になりました。植物学との話でしたが、ふたを開けてみるとナーサリー(その1と同じ、小規模で植物を栽培し出荷している)のパンフでした。あまり翻訳経験がないのかな?って感じの訳文だったので大胆に直して、吉と出ました。

頻度は多くないですが、植物好きには嬉しいこんな仕事もあります。今後の野望としては、薔薇やってみたいですね。あの世界は奥が深いので。買ったままほったらかしておいたイングリッシュローズを、比較的マメに気をつけるようになって2年になります。去年のように雪に埋もれないように、もうとっとと枝を切っちゃいました。

西検3級、B判定で落ちました。結果を曝します。

ヨシダヒロコです。

英語に加え、スペイン語・イタリア語の翻訳者を目指しています。

昨日西検の結果が来ました。思ったより早かったです。毎回この「結果を曝します」シリーズはアクセスが多いので、送られてきた講評をば。ちなみにレベルは英検準1級程度です。

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これから受ける人は参考にしてください。ちなみに、来年秋の西検は11月頭です。

DELE B1, B2の新課程の問題集。

ヨシダヒロコです。

まだリーディング対策しか終わってないし、しかもボロボロ……。鉛筆転がすことになりそうな予感です。

わたしは次回に回しますが、問題形式変更に対応した本番形式の問題集がでたようです。

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「こころの科学」172号「暴力の心理」をざっと読みました。

ヨシダヒロコです。

将来は精神科の、特に症例報告が訳せるようになりたいです。

この「暴力の心理」、楽しみにしていました。楽しみと言っちゃ語弊があるかもしれないけど、何か新しいことが分かるかと思って。

まだざっとしか読んでないのですが、DVの項(2本)と兵士のPTSDの話は読んで、特に後者が印象に残りました。考えてみれば、兵士だって暴力の被害者です。前者については、加害者カウンセリングは(被害者を妻とした場合)加害者が三行半を突きつけられ、「カウンセリングに行かないと別れる」とでも言わない限り行くものではないらしい、ということが分かりました。

戦争のPTSDについて、忘れられない映画があります。「父親たちの星条旗」。昔書いたレビューはこちらです。

かいつまんで話すと、硫黄島を奪還して星条旗を立てた4人の兵士が新聞に載り、国債を集めるためと称して何回も何回も、旗を立てる「ショー」をやらされるという、イーストウッド監督の映画です。「硫黄島からの手紙」とセットになっていて、この映画で日本人俳優に日本語を使わせてくれたことはすごく嬉しかったですが、わたしには戦争の傷を引きずっていた祖父がいたので「父親たちの~」が他人事とは思えませんでした。

英語で失礼。日本語のは殆ど残っていませんでした。この中で、「本当のヒーローは死んで硫黄島に眠っている」と言っているのですが、生きて帰ってきてくれた兵士が何か語ってくれたりしてくれないと、後世のわたし達はまた間違いを犯してしまいます。

「こころの科学」では、兵士が受けたトラウマは実は時間が経過しても消えておらず、亡くなる間際になって「ジャップが攻めてくる!」と言い出したりするそうだと書いてあって、もう言葉が出てきませんでした。

先に話を出した祖父は満州に住んだ経験があり、なのに日中戦争に従軍することになってしまいました。銃弾が耳の横をかすめたこともあったそうです。大戦中は陸軍情報部に属し、戦争が終わってからは農民に戻りました。元々農民の出で小卒の祖父が将校にまでなったのはさぞかし努力したのだろうと思いますが、後になってさぞかし空しかっただろうと思います。孫のわたし達には、宿題で演習場の話など聞かない限り軍関係の話をすることはなく、スイカを一緒に取りに行ったりいい思い出しかありません。

祖父が言っていたことや経験は、すべて又聞きなんですが、こんなことも言っていたそうです。散々戦争についての本を読んだ後、「お国のため、天皇陛下のため、上官のためと思って戦ったことが空しい」と。

今日ちょっとした用で病院に行くんですが、兵士のトラウマの話はもう一度ゆっくり読んでみようと思います。