Project Tokyo 2010@Shinagawa, hosted by JAT.

http://project.jat.org/index.jp.html

別のネタを用意していたんですが、こっちを先にします。

9/11(土)に、東京は品川でこんな会議があります。

PROJECT Tokyo 2010は、日本翻訳者協会(JAT)が開催する丸一日の国際翻訳・通訳会議です。今回は2008年の東京、2009年の大阪に続く第3回の会議です。

PROJECT Tokyo 2010のテーマは、「ツールとワークショップ」で、プログラムでは翻訳ツール、翻訳スキル向上に寄与する実践的なワークショップ、業界スペシャリストによるセミナー等が開催されます。

日本国内にはこのような業界団体が、わたしの知る限り数個あるようです。何となく加入せずにきたのは、ニフティの翻訳フォーラムという、ある意味業界団体にいたせいかもしれません。

この頃になって、「翻訳者です」と名乗って(名乗れるほど仕事してない…)ツイッターやっていると、いろんな同業者の方々が絡んでくるようになりました。この間書いたUstの企画のように、リアルタイムで同じものを共有できるようになったり(元ニフティの方もどうやら見てるんですね)。

それで「みんなで行こうよ!」というノリでほかにも前夜にオフが企画されたり、なんかいろいろあるようです。参加者の顔ぶれを見ると、Honyaku Mailing Listで名前を見かける外国人の方がちらほらいらっしゃいます。名前でどこのルーツの方かな?と推測したりしていました。

今日宿泊を含めた手配を済ませ、参加費の振込みも済ませ、確認のメールを待っているところです。

広島にいたときにネイティブとのパーティーは何度か出たことはあるのですが、基本的にパーティーが苦手なのと、はしゃぎすぎて躁状態になってしまうことが、ぶっちゃけ心配であります。

追記:JATの中の人は、今度から「どうやってこのイベントを知りましたか?」のところに「ツイッター」の選択肢を作るべきだと思う。

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プロフィール写真変えなきゃなあ。

もう4年前の写真を使ってます。年も食ってきたので顔にお肉がついて、これじゃあ詐欺だよね、って感じ。

どうせだから新しく撮ろうかなあ。今日ついったで読んだんだけど、きれいな洗面所の鏡に自分を映して、カメラを顔の横において撮るのが一番いいそう。

試してみよう。

サイトもアップデートしたいんだけどなぁ。

オフ!その2

一昨日、ついった翻訳・通訳クラスタの素敵なお姉さまであるMさんが仕事で富山市にいらしているということで、お食事をすることになりました。しばらくぶりに着いた富山駅は改修中で様変わりして、初手から出口が変わっていましたorz。

場所は桜町のアジア料理店”Japamala”。平日のせいなのか、中心街が相変わらず活気がないせいか店は空いてましたが、隣のギャルたちがうるさいうるさい。隣のテーブルなので(空いてるのになぜ?)Mさんの声が聞こえないことも。

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炒め物なんちゃら。酔っていてわかりゃしない。

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トークの中身ですが、ガールズトークということにしておきましょう。というよりむしろ「キヨさん、わしゃあ腰が痛くてのお」「シゲさん、わしもじゃ」「お互い年よのお」みたいなガールズトークだったかもしれません。

「ワークライフバランス」ってなに?みたいな話も出たのですが、わたしは自営の場合区別がつきにくいと思います。Mさんは「ワークがライフで、ライフがワークじゃない?」とおっしゃっていました。無職状態のわたしから見ると良くわかんないけど、そうかもしれません。

人の本心や現状なんて、腹を割って話さないとなかなか分からないものですね。よく分かりました。

店を出てMさんと別れ、市電を拾って駅へ。もうすぐおわら祭りなので、こんなポスターが沢山貼ってありました。もう秋ですね。

いっぱい話して楽しかった(ギャルさえいなければもっと!)夜でした。

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Ustで翻訳者/通訳者セミナー。

一昨日、大阪北浜の翻訳会社・MKtranslationさんたちが音頭をとって、Ustreamで翻訳者・通訳者セミナーが開かれました。合計6時間ほどのファイルですが、学習者・同業者の方は視聴をお勧めします。内輪っぽさがいやな方もいるかもしれませんが…。あと、情報量が多いのでかなり頭を使います。大変密度が濃く、有用です。わたしはよれよれになりましたが(笑。

ライブで参加すると、ツイッターやFacebookなどで茶々入れができます。本の名前はファイルで提供されているので、メモる必要はありません。

第1部・翻訳者/通訳者のライブラリー

http://www.ustream.tv/recorded/9033716

第2部・翻訳者/通訳者のライブラリー

http://www.ustream.tv/flash/video/9035556

第3部・ 失敗について語るときに我々の語ること~翻訳者のホンネ

http://www.ustream.tv/flash/video/9037243

おススメ本のリスト。

http://p.tl/RQ0A

今後、似たような企画があれば前もってお知らせしますね。

8月だから戦争の話。

子供のころ、読書感想文が得意だった。県までにはいけなかったけど郡までくらいは。戦争を題材にした感想文が多かった。

子供心に「これは受ける」と思ったのだろう。憎いという感情もろくろく知らずに「ヒトラーがにくい」とか書いていた。今思えばいやな子供だ。

冬になくなった祖父は日中戦争への従軍経験があった。読むのは身内限定で自分史を書いたそうだが、今どこに行ってるのかは分からない。祖父は戦争について語らなかった。そのこと自体が受けた傷の大きさを示している。

どうして逮捕されないの?

タイトルは、ついったの中でつぶやかれた「シャクティーパットの人たちは逮捕されたのに、どうしてこの人たちは逮捕されないの?」という言葉から来ています。

43歳のAさんが、まだ小さい娘さんを残して亡くなりました。病院に行かず、ホメオパシーですべてを治そうとしたからです。生々しいやり取りが携帯に残っていました。

http://www012.upp.so-net.ne.jp/mackboxy/Health/summary.pdf

興味のある方はぜひ読んでみてください。

マーケティング…

例によって絨毯攻撃で回ってきたマーケティングのお仕事。トライアルがあると言うのでやっていましたが、ウェブサイトがもうある様子。

これは「既存の訳より洗練された日本語でないと落ちる」という意見をいただき、無理かなあと考え中。

なぜこんな専門外のをやる気になったかと言うと、このマシンが非常に怪しい動きをするのです。長くないかもしれない。

新盆。

昨日は祖父母の新盆なので、お墓参りに行ってきました。

墓、墓、墓の中からやっと見つけ(こないだ墓参りに行った弟は2時間迷子になったらしい)、お花を供えてきました。戦死者のお墓が多かったです。

祖父母が暮らしていた叔父の家に行ったら、誰もいなくて戸だけが開いてました。お土産を置いて、新しい仏壇で手を合わせました。富山では仏壇に金をかける風習があり、うちのように小さな仏壇の家はほぼないです。遺影の飾られた仏壇は美しく、こんなところに祭ってもらえるならじいちゃんばあちゃんも幸せだなと。

まあ、とにかく暑かったです。

呉羽(くれは)というところで取れる幸水梨がそろそろ出荷です。秋の気配です。夏が暑かったので甘いそうです。

科学史のすすめ。

前のエントリ「翻訳者に思想・哲学が必要なわけ【追記あり】」でmarikoさんからコメントを頂いたのですが、以前ブログ「5号館のつぶやき」で「科学史を勉強しよう」というエントリがあり、コメント欄でおすすめを列挙してあったので、ここにリストアップします。コメント欄を含め一読をおすすめします。

科学史はクーン以前と以後に分けられるようです。

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“Leviathan and the Air Pump: Hobbes, Boyle, and the Experimental Life”Steven Shapin, Simon Schaffer

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広重徹「近代科学再考」

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クーン「科学革命の構造」

N村さんのおすすめとして、

1.「新しい科学論―事実は理論をたおせるか」村上 陽一郎 著,講談社ブルーバックス (1979)

注:古本でしか手に入らないようです

2.「新版 科学論の展開 -科学と呼ばれているのは何なのか?-」A.F. チャルマーズ 著(高田紀代志、佐野正博訳)恒星社厚生閣(1985)(原著、1982)

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 以上の2冊には、クーンと、クーンのあと少しまでの、概説がなされています。書かれた時期は古いのですが、科学史に一番活気があった頃の内容が記されています。

 科学哲学にも関心のある方は、こちらがおすすめです。

3.「科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる」
戸田山 和久 著,
日本放送出版協会 (2005)

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クーン以降の科学史、科学論の流れを知りたい方は、こちらをどうぞ。

4.「科学論の現在」
,金森修、中島秀人 編著
,勁草書房 (2002)

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「近代科学再考」は前のエントリーのコメント欄にも書きましたが、図書館のリサイクルでただで手に入れました。ラッキー。さあ、読まなきゃいけない本がいっぱいだぞ(笑。

翻訳者に思想・哲学が必要なわけ【追記あり】。

昨日真昼間からついったで翻訳者には思想・哲学、科学の世界なら科学史近辺が必要だという話をしていた。

教えてくれたのは沖縄在住の翻訳者・通訳者であるmikesekineさん。一言で言えば「熱い人」だ。

わたしの理解が間違っているかもしれないけど、フリーランスで仕事をしていくには拠って立つものが必要で、それが哲学・思想であるという。プラトンとか、クーンとか、サンデルとか。そういうのがないと頓珍漢な努力をしてしまうと。

あと、mikeさんは根性論には疑問があって、こないだ勝間和代さんが言っていた「1日1時間で1000日勉強しなければ英語は一生習得できない」というようなことは疑問だ、とも。

取りあえず、お勧めされた「哲学のエッセンスシリーズ」からプラトンを買った(とでも書いておかないと読まないからな……。理系の硬めの本も結構積読になってるし。

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mogyayomeさんによると、中国哲学はPHP文庫から出ているもの(たくさんある)が分かりやすいとのこと。

【追記】マイクさんがもうちょっと語ってくれました。翻訳者だけに限らず、思想・哲学の素養はすべての人に必要だそうです。

拠り所になる思想を持つのは重要なことだけど、様々な視点で物事を観察・分析するのもすごく大事。そして思想・哲学って、物事の観察・分析そのものなんだよね。すごくディープな。例えば共産主義を知らなかったら、エージェントからなぜ搾取され続けるかもしっかり理解できないw

特に思想を勉強すると、「物事の本質の見極め」が徐々にできるようになってくる。それは世の中の、今までだったら騙されて気付かなかったような矛盾に気付くようになるということ。それは原文の読み込みに役に立つし、フリーランスとしてビジネス面でも役に立つ。