ヨシダヒロコです。
前回あった東北大災害科学国際研究所の震災についての授業は、レポートの評価が良かったので嬉しかったです。簡単に言うとゲームを使って遺稿を回るというレポートでした。ゲーム長らくしてないですけど。もっと動画見てみたかったので、来年また受けます。所長の今村先生が、震災のあった日辺りにシンポジウムに出席されているのをNHKでやってました。
さて、科学技術コミュニケーションとか科学コミュニケーションといわれてもなじみのない方も多いかもしれません。わたしの知っているのはよく行くサイエンスカフェなどで、普段はお話しする機会もないような研究者さんなど専門家の方々と対等にお話ができるものです。
北大CoSTEPは科学技術コミュニケーションに特化した大学院大学ではいち早くできたもののうちに入り、科学技術コミュニケーターを養成します。たまたま機会があって2005か2006年には存在を知っていました。サイエンスライティングなどやってみたかったのですが、その学科は札幌までたまに行かないとダメでした。科学館や科学博物館での学芸員さんのお仕事もサイエンスコミュニケーションに入るのかな。この科目では、科学技術コミュニケーションの歴史やスキルなどを垣間見ることができます。概要を見てみたかったのでありがたいです。
大学院の紹介など。
http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/html/introduction.html
例えば「欠如モデル」と言われる「分からない人に知識を与えれば啓蒙できる」的な考えは否定されていること、サイエンスカフェは興味のある人しか来ないという問題点の話がありました。
もう勉強は半分弱まで進んでいて、最終課題が17日なので急がなくては。慣れている方なら今からでも入れるかも。今回はいつもと違ってスライドをダウンロードできます。
わたしは今まで富山・新潟・金沢とサイエンスカフェに出席してきて、今年はちょっと変わったところに行くかもなんですが、札幌はいろいろ進んでいるなと思いました。この辺のカフェも頑張っているし、運営の手作り感というか、親しみが持てていいのですよもちろん。ただこの授業受けててこんな工夫があるんだと知ることができました。
わたしとしてはWeek3のライティングが楽しみなところです。ライティングの訓練は実は受けたことがありません。翻訳から一旦離れてやってみたいとは思っていますけど、今は余裕が……(すでに学生でもあるので)。
Week1 科学技術コミュニケーションとは 講義&課題: 2018年3月7日15時 公開 ← すべて日本時間 JST (UTC+9) とする
- Part1 科学技術コミュニケーションとは
- 1-1-1. 講義の流れと目標
- 1-1-2. 科学技術コミュニケーションとは
- 1-1-3. 科学技術コミュニケーションの定義
- 1-1-4. 科学技術コミュニケーターとは
- 1-1-5. 確認
- 1-1. クイズ
- Part2 科学技術コミュニケーションの歴史
- 1-2-1. 目標
- 1-2-2. 科学技術コミュニケーションの歴史
- 1-2-3. 科学技術コミュニケーションのモデル
- 1-2-4. 日本における科学技術コミュニケーション
- 1-2-5. 確認
- 1-2. クイズ
- Part3 科学技術コミュニケーションの現在
- 1-3-1. 目標
- 1-3-2. 科学技術コミュニケーションの現在 科学者の状況
- 1-3-3. 科学技術コミュニケーションの現在 市民の状況
- 1-3-4. 科学技術コミュニケーションの危機
- 1-3-5. 確認
- 1-3. クイズ
- Part4 科学教育からみる科学技術コミュニケーション
- 1-4-1. 目標
- 1-4-2. 科学的知識と関心の関係
- 1-4-3. 学習観と科学技術コミュニケーション
- 1-4-4. 確認
- 1-4. クイズ
Week2 対話でつなぐ科学と社会 講義&課題: 2018年3月14日15時 公開
- Part1 科学技術コミュニケーションとしての対話
- 2-1-1. 目標
- 2-1-2. 科学技術コミュニケーションとしての対話
- 2-1-3. 対話の場の事例紹介
- 2-1-4. 確認
- 2-1. クイズ
- Part2 対話の場を企画する
- 2-2-1. 目標
- 2-2-2. 対話の場を企画する
- 2-2-3. プログラムデザイン
- 1-2-4. プログラムデザインの事例
- 2-2-5. 確認
- 2-2. クイズ
- Part3 対話の場を創る
- 2-3-1. 目標
- 2-3-2. ファシリテーションとは何か
- 2-3-3. ファシリテーションのプロセス 場のデザイン
- 2-3-4. ファシリテーションのプロセス 対話のデザイン 議論の促進(発散)
- 2-3-5. ファシリテーションのプロセス 対話のデザイン 合意形成・まとめ(収束)
- 2-3-6. ファシリテーションのプロセス 対話のデザイン 共有
- 2-3-7. 確認
- 2-3. クイズ
- Part4 対話の実践をめぐる対談
- 2-4-1. 目標
- 2-4-2. サイエンス・カフェ
- 2-4-3. 討論劇とワークショップ
- 2-4-4. 体験型ワークショップ
- 2-4-5. 対話型展示
- 2-4-6. アイディアを形にする
- 2-4-7. 確認
- 2-4. クイズ
Week3 文章でつなぐ科学と社会 講義&課題: 2018年3月22日15時 公開
- Part1 科学技術コミュニケーションとしてのライティング
- 3-1-1. 目標
- 3-1-2. ライティングとは
- 3-1-3. サイエンスライティングにおける注意点
- 3-1-4. ライティングの媒体
- 3-1-5. ライティングのフロー
- 3-1-6. 確認
- 3-1. クイズ
- Part2 ライティングを企画する~多様な表現を目指して~
- 3-2-1. 目標
- 3-2-2. ライティングを企画する
- 3-2-3. テーマの展開
- 3-2-4. 実例で見るライティングの切り口
- 3-2-5. 確認
- 3-2. クイズ
- Part3 インタビューという実践
- 3-3-1. 目標
- 3-3-2. サイエンスライティングとインタビュー
- 3-3-3. インタビューとは
- 3-3-4. インタビューの要素 傾聴
- 3-3-5. インタビューの要素 質問
- 3-3-6. インタビューの心得
- 3-3-7. 確認
- 3-3. クイズ
- Part4 文章で科学をどう伝えるか
- 3-4-1. 目標
- 3-4-2. 文章のピントを合わせる1
- 3-4-3. 文章のピントを合わせる2
- 3-4-4. 説明とは何か1
- 3-4-5. 説明とは何か2
- 例文『生き物をめぐる「4つのなぜ」』
- 『生き物をめぐる「4つのなぜ」』の答え合わせ
- 3-4-6. 問うことの大切さ
- 3-4-7. 確認
- 3-4. クイズ
Week4 科学と社会をつなぐ多様なメディア表現 講義&課題: 2018年3月28日15時 公開
- Part1 映像というメディア
- 4-1-1. 目標
- 4-1-2. 映像メディアの変革期
- 4-1-3. ビジュアル表現の特性
- 4-1-4. 映像メディアと科学技術コミュニケーション
- 4-1-5. 映像メディアの注意点
- 4-1-6. 確認
- 4-1. クイズ
- Part2 WEBというメディア
- 4-2-1. 目標
- 4-2-2. WEBの特徴と活用法1
- 4-2-3. WEBの特徴と活用法2
- 4-2-4. WEBの効果的運用
- 4-2-5. 確認
- 4-2. クイズ
- Part3 グラフィックというメディア
- 4-3-1. 目標
- 4-3-2. デザインとは
- 4-3-3. 適材適所のデザイン
- 4-3-4. 発信者と受け手の間をとりもつデザイン1
- 4-3-5. 発信者と受け手の間をとりもつデザイン2
- 4-3-6. 確認
- 4-3. クイズ
- Part4 アートというメディア
- 4-4-1. 目標
- 4-4-2. アートについて考える-科学とアートの関係-
- 4-4-3. アートの歴史
- 4-4-4. コンテンポラリーアート1
- 4-4-5. コンテンポラリーアート2
- 4-4-6. 科学技術コミュニケーションとアート
- 4-4-7. 確認
- 4-4. クイズ
* 課題すべて : 理解度確認クイズ 1~2点、計21点
*提出締切日時: 2018年4月17日23時59分* 最終レポート20点
* 提出締切日時: 2018年4月17日23時59分
* 採点締切日時: 2018年4月24日23時59分