和む本(4)――『ねこたん ねこの英単語』、『紺田照の合法レシピ(1)』

ヨシダヒロコです。

仕事のめどがつきました。量に無理があったのではなく、体調の制約の中で仕事するのが難しかったのです。内容自体は勉強になりました。片付くまでもう少し。

その合間に、なかなか取りに行けなかった本を本屋でピックアップしてきました。

このほかに『月吠え』2巻や理科系の本も買いましたが、月吠えは悲しい感じでしたね。今回紹介する2冊は出るなりネットレビューなどで人気だったものです。

ねこたん ねこの英単語

ジャパンタイムズ

ジャパンタイムズ

2016-05-02

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

『ねこたん』は、猫と英語に興味がある人にはお薦め。いまはうちに猫いませんが、子供の頃から3年ほど前までいて猫好きです。意外と猫のパーツとか仕草とかぱっと出てこないもので、独特の表現があります。結構用例が写真と一緒に載ってるし、知らないのもあったり。口のまわりが”muzzle”といったりとか。最近子猫は皆目が青いことを知ったのですが、その言葉も書いてあります。ペット本なので様々な人が撮った写真が可愛いですが、一番面白かったのは猫に関することわざで”rain cats and dogs”のページ、言葉を聞いて想像したとおりの写真を作っています。

猫ブームといわれていますが、期待に添わないからと捨てられる猫がいると読んだことがあるし、ブームが去ったら昔のハスキー犬みたいにならないか心配です。

実はフェレットが例によってイタズラして本をどさっと落とし、今出てきてません。何回も眺めると思います。

紺田照の合法レシピ(1) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

馬田 イスケ

講談社

2016-02-17

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

(なか身!検索あります)

これも出て割とすぐ評判になった「任侠系お料理マンガ」。主人公の紺田は18歳、高校に行ってるけど本職はヤクザ。料理が大好きで、いつも今日のごはんは何にしよう、と考えています。抗争とかの緊張感あるシーンもあるけど、それがレシピのきっかけになったり。料理に挟み込まれるヤクザ用語(「くく……大葉は合法ハーブの中でもとびきり最高だ」とか)、主人公がヤクザその他の皆さんを料理でいい顔にしていく(だけど本人は仏頂面)のがクセになるマンガです。

レシピも美味しそう。2巻は8月予定でもう予約中です。2巻も楽しみです。

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富山市科学博物館へ(2)”Hayabusa 2-Return To The Universe”とノーベル賞展示(2016/05/10)。

ヨシダヒロコです。

科学博物館にはもう1つ用があって、プラネタリウムでした。『銀河鉄道の夜』から1年、全国的にもう上映が終わりかけの「はやぶさ2」がかなり長いことやっていて、先月いっぱいまで。

このトレイラーを見るとコメント欄にありますが、初代機はやぶさが盛り上がったのも、プラネタリウムで地道にこういうものを上映したからだそう。

本編の前に春の星座の解説があって、本編は悲しいことに「予算がなくてはやぶさ2は飛ばないのか」みたいな話で1/3くらい(その辺は実写ドラマのよう)。その時思い出したけど、そう言えば予算を求めてネット署名したような。CGは大画面なのに精密で美しく、メカニックなことは一瞬見るだけでしたが、ロケットのメーカー名までしっかり書いてありました。この作品ができた時点ではまだスイングバイ(地球の重力で向きを変える)は成功していませんでしたが、後に成功し、プラネタリウムを出たところにあった写真の中にありました。

2016-05-10 16_11_Fotor

AmazonでのDVD販売は現在アストロショップからとなっていて、それが本来の売り手です。現在はやぶさ2が目指しているリュウグウの「リュウグウ」バージョンが新しく冬にできたらしいのですが、上映があるのか今のところ良く分かりません。

オフィシャルサイト http://www.live-net.co.jp/hayabusa2/index.htm

HAYABUSA2 – RETURN TO THE UNIVERSE – DVD

有限会社ライブ

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

しばらく星の写真や解説を見たら(新発見があればアップデートしているらしい)、前は気づかなかったノーベル賞受賞者の部屋があるのに気づきました。富山から岐阜にかけての国道41号線は、なんか恥ずかしいですが「ノーベル街道」と言われるくらい縁の人が集まってます。博物館から近いのは田中耕一さんの母校とか。展示されていたのは田中耕一さん関係と利根川進先生関係。合わせて3枚写真を載せたらこんな感じ。利根川先生の展示の下の方にちらっと見えているのが、Natureの掲載号です。星の展示やノーベル賞展示ももっと写真があるので、別にアルバムでも作ります。遠くて行けない人はお声かけてください。

それでもう1回梶田先生展示に戻ったら、こんなものが売っていました。ラピスラズリです。何百円で買え、お手頃でした。最近フラスコなど理科っぽいものが雑貨としても流行っていて、ブラックライトで暗所で光る石なども人気らしいですがここにもありました。時間があれば写真展も見たかったのですが。

すぐ近くのラーメン屋「エアーストリーム」にやっと行けました。

次は何をしに行こうかな。

たまには仕事の話を。

ヨシダヒロコです。

Myoglobin

筋肉ヘモグロビンと言われるミオグロビン、Wikipedia英語版より

集まるときは集まるもので、2週間のバイオ案件をやっとこさ納品したら、10日くらいおいてまた続きが来ました。合間に化粧品英訳をやっています。発売前のプレゼンを訳して、次にパンフレットが来ました。「これは和製英語」ってのを知らなかったりして、結構勉強になります。パンフレットや店舗の紹介などでは表現力や語彙がいるので、力ないなーと思ったりします。

化粧品は1年ちょっとフィードバックしてもらって、使えるようになったといわれて何ヶ月か。フィードバックはまだまだ続いています。どうもわたしの書く英文は硬いらしいです(文法ミスとかあるのは勿論)。和訳もしかり。いかにも理系、的なのが合ってるらしいのでそこは生かすとしてもちょっと悔しいこともあります。やりたい仕事に自分のカラーが合わなかったりして。すぐには無理ですが、そのうち考えます。

化粧品の情報収集には、Yahoo!ニュースのテーマを購読してます。他のテーマも(だから、買いもしない化粧品、メーカー、トレンドとか余計な知識が増えます)。Googleアラートは、くくりが大きすぎるとあんまりちゃんと拾ってもらえないみたいです。”Translation”とかあまり意味ないです。

他にはなかなか発注決まらないでバイオがするっと先に入ってしまった3社目がありますが、新しいクライアントがあるとのことで適当に待ってます(来なかったら悲しいから)。ここは今までリピート案件が来たことがないので、それがちょっと残念です。

バイオ案件はTrados Studio 2014のいい練習になっていますが(これもOJT)、複数人でやっていて外部に発表されているその仕事を褒めていた人をみかけ嬉しくはあったものの、支給メモリを見ると「うーん」となります。Tradosあるあるなのですが、なんでこんな馬鹿なメモリがあるんだと。見つけたら申し送りはします。改善はしているみたいなので。原文も訳文もソフトでぶつ切りにされるせいもあり、何となく流れが分からないというジレンマもあります。訳文生成しないパッケージ納品なので、ちょっと何か手を考えないと。QAチェックもやりたいなと思っていますが、メモリ検索の目的でエージェント側からいわれやっとXbenchを導入して、最近お疲れ気味なためQAツールまで気力が起きません。WildLightのセミナー受けたのもう2年ほども前なのに、何だかなあ、と。原文の内容自体ももっと深く分かったらと思っています。そういうわけで、やってもやってもきりがないんだなという話でした。

仕事に関係ないこともない本が溜まりまくっているので、1冊ずつ片付けます。

富山市科学博物館へ(1)梶田隆章さんノーベル物理学賞受賞決定記念受賞研究紹介展(2016/05/10まで)。

(2016/06/21 17:47追記:最近評判の悪いATOKが全然違う名前を出してきて、直したのですが姓を間違えているとは。今訂正しました)

ヨシダヒロコです。

この日、この博物館でやる用がいろいろありました。梶田さんの展示は最終日、それに”HAYABUSA 2″のプラネタリウム展示は先月まででした。両方かなり長くやってましたが行くのが遅れてしまいました。同時にこの2つが見られるのはレアなことで、行けて良かったです。

HPはこちら。わたしは子供の時に(科学文化センターという名だった)特にプラネタリウムを見に行っていました。場所はちょっと離れますが、森の中に天文台もあります。http://www.tsm.toyama.toyama.jp/

移転がもうすぐの、博物館となりにある富山近代美術館はこの日休みでしたが、スターウォーズ展をやってました。まだやってます。博物館とともに緑の中にあります。ナウマンゾウの化石があるロビーの辺りにちんまりと梶田さん関連の展示がありました。わたしは人気が高い東京駅近くの東大インターメディアテクも見ましたけど、展示会期の途中で加わったらしい重力波関連の展示もありこちらが興味深かったです。ただし東京の他の展示は見てません。

展示写真です。1月の神岡宇宙線素粒子研究所施設長・中畑先生(つまりスーパーカミオカンデの責任者)をゲストに迎えたサイエンスカフェでも見せてもらった、リアルなスーパーカミオカンデの測定状況(見ているうちにシグナルの色や形が変わります)、施設の壁にはりめぐらされた増倍管の本物がひとつ、他にパネル5枚ほど、メダル型のチョコ、梶田先生が解説するビデオ(閉館時間で全部見られなかったけど、日本科学未来館の協力)などがありました。日本科学未来館では、ニュートリノ展示が常設となっています。体験型ぽいですね。

http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/world/universe/neutrino.html

写真を撮ったタブレットはこの後すぐに買い換えたくらい動作がおかしくて、光の加減を調整しましたがパネルの文字はうまく映らず、文字を読みたい方はダウンロードして確認すれば何とか、という感じです。

さらに、重力波コーナーができており、日本の(KAGRA近辺の方でしょう)研究者たちのコメントが肉筆で付箋に書いて貼ってあり、結構本音らしいものもあってまじまじ見てしまいました。ここでは2枚しか紹介しませんが、他の写真がこの先もあって、見たい方はコメントなりメールフォームなりでお知らせ下さい。

つぎは1年ぶりのプラネタリウムの話です。

※補足情報です。いま宇宙線研究所HPでKAGRA見学会の募集をやっています。こちらからフォームで飛騨市までご応募下さい。


【イベント】重力波望遠鏡「KAGRA」見学会2016 の募集を開始しました!   (魚拓)

そのうちリンクが切れるでしょうから、2016/06/29の募集が終わっても参考までにアップしときます。2016とあるからには、抽選に落ちた人には来年があると思うので。280601_KAGRA見学会チラシ