バイオ学会or展示会に行けないかなあ。

ヨシダヒロコです。

寒くなったり暑くなったり調節が大変ですが、いかがお過ごしでしょうか。今日はエアコン付けました。

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By Rror – Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20189025     G-STORM GS4 thermal cycler

バイオの仕事はしばらく休みで、仕事自体もほぼお休みになっていますが、先日羊土社のメルマガ(新刊情報などライフサイエンス系に必須)見てたら、富山に近々学会が来ると。生物工学会大会と言います。明日から3日間行きたかったのですがアメリア会費を始め色々引き落としがかかって諦めました。わたし登録していたかも(仕事来てないけど)?という翻訳会社の「アクセプトされる英語論文」もありますね。来年は早稲田大だそうです。

なんでそんなに行きたかったのかというと、クライアントや同業他社の装置などの展示があるからです。ランチョンセミナーもあります。当日券購入の場合、ランチョンセミナーは毎朝先着順でチケットを取りに来ないと行けないらしいですが(阪大にある本部に聞いた)、発表にも酒関係など面白そうなものがありました。ちょくちょく通る国際会議場であるのに、残念です。

ただクライアントの装置などを見るだけなら他にもイベントがあり、自分の場合はクライアントオンリーのイベント(御社の翻訳してますとも言えないし、どう断って入ればいいんだろう)、あと10/12~14に横浜パシフィコでBioJapan2016というのがあります。これは展示会とか商談向けらしく、5000円ほどで入れます。医学系学会だと30000円(非会員、非学生)とか取られたりするのでBioJapan狙い目かも。わたしは来年の目標にします。

トップページ

http://www.ics-expo.jp/biojapan/main/index.html

出展者プレゼンテーションの顔ぶれが面白いです。

わたしはもう10年ほど前に(何回も書いた話ですが、ここだけ読む人のために)現在の富山大医学部、昔の富山医科薬科大医学部の1日PCR教室に出ました。バイオを請ける自信もなかったのになんで出たのか分かりません。PCRのことも「DNAが増える」くらいにしか思っていなかったし。製薬メーカー社員などリピーターが多く、実験が半日くらいはありました(PCRかけている時間も長かったけど)。バイオとわたしの勉強していた有機化学ではオーダー(桁)が違い、ピペットでとても少ない量がかっちり取れるように作られていたことを良く覚えています。昔、皆は試薬取るのにスポイトを使っていました。

写真左がバイオで使われるもの、右が分析化学の滴定などで使われるもの。口で吸うので、気をつけないとうっかり塩酸とか吸っちゃったりします。

当時わたしのバイオの知識は限りなくゼロでしたけど、遺伝子多型のことだったかと思いますが訳語をどうするという質問につきあってくれた先生がいらっしゃいました。今でもまだ分からないこと多くて、写真の多い手順書を見繕っていますが、1冊買った定番の『バイオ実験イラストレイテッド』の他にも探してみます。

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イタリア語検定準2級2回目トライ(試験もうすぐ)。

ヨシダヒロコです。

日伊学院の通信講座(模試形式でよい)を10回中8回何とか出しました。4回やったところで試験1回目を受けたら後9点で落ちました。リスニングの試験形式に慣れていなかったこともありました(問題文が何もないパートがあります)。通信講座は2年続けて猛暑でバテたため1年の期限までに全部出せず、でも作文など特に丁寧に教えてくれるので今後ちゃんと添削を見直したいです。次回から試験受ける方は、わたしは3級でやりましたが作文のみのコースもあります(ネイティブスピーカーをネットなどで探して何とかする人もいるよう)。

いい加減過去問やろうと思って、今回はイタリア語検定のここを試してみました。問題集のみに載るのは3年以内の新しいもので、それより前は安くサイトで買って間違えたところを繰り返したりできます。1回分買って500円くらい。過去問は他の級が入っていてすごく高いので、これは助かります。わたしは今の級が受かったらもう本が要らないし。

さっきリスニングやったら合格ラインまであと1点でした。今からでもやらないよりマシ。

http://www.iken.gr.jp/tool/

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こんな感じです。有効期限は1年。

本は前から言ってたこんな文法書(平易な練習主体)、2015年の過去問も買ったのでやるつもり(Qui Italiaなどはやっていられないかも)。前回先生に聞いたことをもう1回書いておくと、3級の問題で時間配分を見るのもいいそうです。

とりあえずは「行って何か書いてくる」のが目標です。試験時間が2時間なの、前回チェックしてなかったです。リスニングが終わったらずっと読むか書くかしてました。天気も変わりやすいので、どうせ金沢会場は1人かと思いますが前回のように暑くて困らないよう、調整できるように。

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おまけ1:こないだ金沢evansさんでアマトリチャーナ食べた帰りに買ったかったーいビスコッティ。今度ここにするかは分からないけど、試験終わったら何か食べて帰ります。

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おまけ2:前に書いたことのあるミラノのRadio24。しゃべりが主体ですが、4級の時と比べてフレーズが所々聞こえるようになりました。何か楽しそうなのでおすすめ。In direttaがライヴで、Podcastもあるみたいです。元々はNHK語学教師さんのお薦めです。

 

富山市科学博物館ノーベル賞受賞者コーナーに新展示&イベント「梶田先生、質問があります」(2016/08/27)(追記あり)。

ヨシダヒロコです。

新展示とありますが、話は聞いていたのですが当日見逃しました。もっと後にできるのかと思っていました。写真とイベントの様子が科学博物館のHPにあります。この博物館、本来の地元の飛騨より攻めてるかもしれません。

とやま・ノーベル賞受賞者コーナーに新展示を追加しました(更新)

(2019/11/29追記:上のリンクに「梶田先生、質問があります」の問答集もあります)

ノーベル賞受賞者のコーナーがもともとあって、田中耕一さんと利根川進先生の展示(手書きレポートや昔の質量分析器設計図もあって、自分のやっている翻訳分野では貴重かも)があるのを5月に見ました。前に出したのと違う写真を貼っておきます。梶田先生のは今度行く用があるので写真撮ってきます。

わたしはもともと「梶田先生」の方に質問を出していたので是非行かなければ、という感じだったのですが例によって少し遅れて着きました。夏休み終わり、2階の展示室の間にスペースを作って、親子連れが時々通ったり、子供が隣で遊具で遊んでいたり。

XMASSからラフな柄シャツの岸本先生がいらっしゃっていて、まずスーパーカミオカンデのビデオを上映、それから研究の日常について多少お話がありました。聞き手は学芸員さん。

スーパーカミオカンデで一番問題だったのはトイレ問題で、たしか最初は隣の東北大に借りていたと。わたしも女子が少ない学校にいて、1階から3階まで上らないとトイレがないとかあったので、不便だっただろうなと思います。施設では食事は持ち込んで1日測定。確か夜は測定なし(現在測定している別の研究者さんのTwitter見ると、夜もしているような……?)。ときどきニュートリノがやってくるそう。「ぼく、梶田先生のモノマネうまいんですよ」とお話ししてました。

「梶田先生、質問があります」は面白い企画で、上のリンクのうちわたしが質問したのは「反物質とニュートリノとダークマターは関係あるのですか」と重力波のところで「原始ブラックホール」の質問です。子供たちかららしい質問も多く、博物館の方で年齢を書かせていたのだと思いますけど、まだ分かっていないことになると梶田先生は「研究者になって答えを発見しましょう」と持っていくのがさすがうまい、と思いました。昔わたしもジャポニカ学習帳に質問制度があって動物のことなど教えてもらったのが懐かしいです。本当に(研究者に)なるかどうかは分からないですが、子供にはなかなか忘れられない思い出になるかもしれません。

「家訓」を聞いてきた親御さんらしい方もいたのですけど、どうやら梶田先生はのんびりした子供時代を過ごしたようです。最近になって新聞記事(日経)で「通訳に興味があった」と読みました。先生の答えは短かったので、岸本先生が補足していました。

原始ブラックホールの質問は意味が通ってなかったので、あとで岸本先生に質問してみたのですが「重力波の検出が多いので、そのような仮説が他にも多く出ている」ということでした。あと、宇宙論の本って何かありますかとお聞きしたところ、村山斉先生の本と、梶田先生も書いてますよと。

梶田先生は地元だけあって、ご本は受賞後の冬頃によく富山駅あたりの本屋で見かけましたが手に取りそびれ、昨日金沢の本屋で眺めたら文体が柔らかく丁寧そうでした。小柴先生は山ほど著書がありますけど子供向けの本は読んだことがありすごくわくわくし、今は戸塚先生の本(梶田先生が追記、もとは岩波科学ライブラリー)を読んでいて、順番に梶田先生や一般向け宇宙論について沢山書いてる村山先生と行こうかな、と。1月にお話を聞いた中畑先生が執筆に参加している本も見つけました。いや、書き手の性格ってこういう類の本でも出ますね。

戸塚先生の本はまだ本筋に入ったところなのですが、ニュートリノを「メシの種」と書いたりするようなクスッとする表現が見られます。

あと、岸本先生のちらっと漏らした言葉で疑問に思ったのですが、後で調べると天文学に物理学が入ってきたのってそんなに昔じゃないみたいですね。今ではバリバリですが……。化学同人のTwitterを偶然捕捉してこの本も手に取ってみたら、レイアウト的には物理が苦手な人(わたしですが)も親近感が持てそうです。

KAGRA見学会のため神岡まで・その2(2016/07/24)(09/21追記)。

ヨシダヒロコです。

KAGRA見学会のため神岡まで・その1(2016/07/24)。の続きです。

ずいぶん続編が遅れてしまいましたが、まず資料をpdfにスキャンしたものです。大丈夫とは思ったけど、一応現場でアップしていいか研究者さんに聞きました。たぶんあまり手に入らないものと思うので。

日本語でうまく出なかったのでファイル名が英語です。最初から見学会の資料(中の見取り図)、パンフレット、飛騨市が作った神岡の宇宙線施設パンフの3つです。

kagra_viewing.pdf           kagra_pamphlet.pdf                      kamioka_facilities.pdf

さて見学会が終わってから、何か休める場所へと思い、スタッフの方に聞いて道の駅へ向かいました。日曜はいろんな店が閉まっていて、お茶するところとかあまりなくて。途中に神岡城があり、時間があったら行きたかったです。

これが道の駅「宙(スカイ)ドーム」。普段車で移動していないので道の駅にも行かないのですけど、正直星とかニュートリノだらけでした。これから少し出しますが資料が沢山でした。あとは普通に食べ物屋があったり(ランチタイム過ぎていたので閉まっていたところも)お土産があったり。でもそのお土産にも星関係が多かったりしました。

神岡の施設の資料は、1)岐阜新聞らしき新聞のラミネートしたものが沢山。受賞を祝っていました。2)見られなかったけどスーパーカミオカンデの紹介ビデオと、写真などでの説明。3)世界の物理学者、学長、宇宙飛行士、有名人などのサイン。小柴先生が施設を作るときに世界中に声をかけて応援してもらったと1年前の新聞で読みましたので、その時のものかも。実際に来ていった人もいます。正直こんなものがあると思ってなかったので驚きました。その他、スーパーカミオカンデの測定がリアルタイムで見られたりレプリカがあったりするそうです。KAGRAの展示はこれからでした。

室内で蛍光灯の下、ガラスに反射してうまく撮れなかったのですが、一部出しておきます。

ちょうどガラケーストラップが壊れたところだったのでこんなの買い、Higgs粒子について後日調べました。ニュートリノ関係は確かデザインが好きではなくて。このストラップ、UV測れるのに気がついてなかったです。他に飛騨の風景も含め絵はがき、はやぶさグッズなどJAXA関係がありました。その1で出てきた宇宙線研究所のカレンダーもありました。

食べ物は山らしいものが沢山あって、わたしのルーツは飛騨からそんなに遠くもないので親しみがありましたが、「とんちゃん」の冷凍パックを買って帰りました。帰ってしばらくして夏バテで家族に炒めてもらったら、やはり自分で調味すべきでした(薄かった)。とちの実ソフトはわりと普通でした。

道の駅には2時間くらいいたと思いますが、見るものが(わたしにとっては)多く、バスに遅れないよう急いだらバスが10分遅れて、それが途中から5時台の富山直通の特急バスになる日曜最後の便だったので置いて行かれたかと焦りました。

濃飛バスです。

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そういう訳で行ってきたのですけど、宇宙線研究所絡みの話は夏にもう1つあったのでまた書きます。富山市科学博物館で「梶田先生、質問があります」というイベントがあり、事前に用意した質問に答えてもらえるというものでした。ところでTwitterにはけっこう研究者の方がいらっしゃり、眺めているのが楽しいです。

その後、『真田丸』関係で山本耕史が飛騨牛大好きなことを知り、さらに先週富山市内を歩いていたら飛騨料理も扱う店を見つけました。近いからあってもおかしくないですけどね。その少し前に歩いてて、市役所の向かいあたりでこんなものを見つけました。モニュメントがあるのは噂には聞いていたけど、実際富山で本当に育ったのは田中耕一さんと利根川先生だけなので、うーんという感じもする。富山県はそこまでしたいかという感じです。ただ今まで書いてきた話の続きは富山大学などとも協力していくし、着々仕事が進んでいるようなので楽しみです。

こういうすごい賞は1人では取れないし、もちろんこの賞だけがえらいのではなくて、健康でコツコツ努力を続けた先にラッキーだったらご褒美としてもらえる賞がいくつもあって、世の中ではノーベル賞が一番有名なんだろうなと思います。

(2016/09/21追記):

やさしい重力波の解説です。時論公論 「アインシュタインの宿題が解けた!重力波観測」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/237909.html

東京大学基金 研究者インタビュー 梶田隆章先生

http://utf.u-tokyo.ac.jp/person/13.html

富山県立大学ダ・ヴィンチ祭2016(2016/08/06)。

ヨシダヒロコです。

3年ほど前と、10年ほど昔子供を教えていたときに理科好きの子を連れて行ったのと2回ありますが、3年前のはここにブログポストがあります。富山県立大は来年から薬学系(の工学系)ができる工学部だけの学校です。

今回、仕事でやってるバイオ系の展示ないかなあと思ったのですがなくて、アプリがあったので入れておいたら「ドローンが○○時に飛びますよ」と出たので、おおーそれは見たいと。NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』でドローンパイロットを見たのです。素人が飛ばすと色々決まりが面倒なので。あと、ひまわり迷路にも行ってきました。油取ってバスを走らせるんだったと思いますが、夏の間そこに迷路を作って、イベント中は迷路をクリアした人に好きなひまわり切って持っていって、ということをやっていました。

ひまわり迷路の資料です(pdf)。himawari.pdf

今年のダヴィンチ祭のサイトはそのうちなくなると思うので、魚拓というコピーを取りました。

http://megalodon.jp/2016-0909-0105-00/www.davinci-fest.net/

10年ほど前にはバイオ系の展示が見られて(発光反応なのでただ見ても光ってきれい)あとで仕事で助かったのですが、オープンキャンパスも同時にあったしあまり建物の中には入れなかったのです。ドローン見に行くときちらっと入りましたけど。子供に興味を持ってもらうための展示が多かったのですがいいことだと思います。ほとんど親子連れでした。サイエンスカフェとやまも出てきてましたが、前に聞いたレオナルド・ダ・ヴィンチの話で、あれはとても面白かったですが一度聞いたしなと。

以下、写真で解説します。

まず、機械系の学科でやっていたドローン飛行実演。このドローンは1mくらいの大きさで、一番落ちやすいらしいです。写真撮影用なので、飛ばすと画面(わたしと同じタブレット、ASUS ZenPad7.0らしい)に上空からの景色が写ります。影になってうまく撮れませんでしたが。飛ばした先生に聞いたら、ドローン飛行の許可は一般の人の場合知らないことが多く、指摘されてやっと気がつくそうで、もちろん先生方はこの日のためにいろいろ書類を通しました。100mくらいまで飛ばしましたが、150m以上は下の国土交通省のリンクにもあるとおり、許可されにくいようです。先生に飛行機との関係と聞きました。ぶーんと上がっていって楽しかったです。

http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html

次は、前にもここでやっていたけど夏は液体窒素で遊ぶと楽しいです(いい年して同級生がやっていました。こぼすとそのまますぐに気化していくので、いかにも涼しげ)。風船を液体窒素で冷やすとどうなるか?という遊びで、学生の時にもこれとアルコールでねばねばな冷媒を作り、フラスコをキンキンに冷やして実験したりしました。女の子たちの顔を写してませんが、学生のやることに興味津々といった様子ですね。3年前にもやっていたから、恒例なのかも。

朝からイベントはやってるんですが2時頃でもまだ出店があります。ラーメン屋やカレー屋もあって、行ったときカレー屋が帰るところでした。暑い日だったので冷たいものを。

そしてひまわり畑。看板が曲がってました。ひまわりは連日の暑さで元気がなかったですが、これだけ広いと水のやりようもなさそうでした。

来年またお子さんを連れて行きたい親御さんらしき方がここを見に来るかもしれませんが、事前申し込みの必要なイベント(体験)がほとんどです。あまり気負わずに遊びに来られたらいいのではと。他の大学でこういう催しはあまり知らないので、もし面白かったらいい思い出として覚えててくれるかも。
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最後に協賛です。この大学は早くから産業界出身の先生を迎え、就職に強いと言われていますが、イベント参加に当たっては大して関係ありません。関心のある大人用に貼っておきます。

自分は必要な翻訳者か?

ヨシダヒロコです。

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イングリッシュローズ’ポルカ’(つるバラ)

いつもは長々書きますが、今回書きにくい話も多いので短く済ませます。

ずいぶん前に翻訳会社の中にいた経験がある人と「中にいた経験は必要でしょうか?」みたいな話をしていたことがあって、結論は覚えていないけど今は視点は大事だと思っています。なのでコーディネーターさんで情報発信をしている方の意見は参考にすることがあります。

例えば、翻訳会社から見て自分は戦力になっているか?とか、対等に振る舞うにはどうしたらいいかとか。こっちは請負なのでどうしても立場が弱くなってしまいます。もし「ビジネスパートナー」であり、「大事な戦力」だと考えていたとしたらそういう振る舞いに出るかということを最近よく考えて、他の登録翻訳者さんはこんなこと言わないかもしれないなーみたいなこともしました。

長期にわたって仕事が流れ続けたり、発注の仕方が「?」と思える会社には多少言いたいことを言ってみたり。しばらくご無沙汰の会社には履歴書の更新をしてみたり。どちらも、その時の反応を見ています。前から時間が経っていると担当者が辞めている場合もあるので、返事が遅いなと思ったら会社の代表アドレスからリマインドすることもあります。その時遅いなと思ったことは覚えておきます。

働きやすい会社にどんどん変えていっているという方の意見も聞いています。トライアルに複数受かっても、該当分野の発注が少ないなどあって、受け直すか何かしていかないと続かないのです。スケジュール合わなかったりして1ヶ月ぼんやりしていましたが、疲れすぎないようにまたどこか受けようと思っています。クライアントからの発注やプロジェクトの状況をかっちり知らせてくれるエージェントは貴重と思っています。

そう言えば、最初に出てきた翻訳者さんは「いい翻訳会社(働きやすい、という意味?)は本当に見つからない」などと言っていて、メインが同分野で同じトライアル受けていたりしたので、エージェント情報を交換したりしました。今でもメインの分野が似てるとそういうことはあります。もちろん、Aさんにとって働きやすい会社がBさんにとってそうであるとは限らず、逆もあるのですが、わたしがやりやすい会社を探したいということです。

イタリア中部地震募金関係+アマトリチャーナ食べて募金(2016/09/13、17追記)。

ヨシダヒロコです。

地震の多い日本人として、また大きな地震(阪神大震災)に偶然出くわしたものとしては、いつか行きたいし長く関わりたいと10年以上言葉や文化を学んでいる国がああいうことになり、しばらくしんどかったです。東日本大震災の詳しい検証やドキュメンタリーは5年経ってやっと見られるようになりました。イタリア人の通訳者さんがTwitterにいて、そのツイートを見ていると5年前の日本のTwitter民もこんな感じだったかもと。

前のこのエントリを書いたときには、アマトリチャーナ募金が始まりだしたくらいで国際赤十字赤新月社連盟 (IFRC)は動いていませんでした。

イタリア語検定準2級2回目出願+雑感。

最初にイタリア赤十字が募金を受け付けだして、次に国際赤十字赤新月社連盟(大元。東京に聞いたけど、ここが動かないと各地の赤十字は動けない)、一昨日31日くらいに日本でもYahooと日本赤十字、駐日イタリア大使館の募金も始まりました。アマトリチャーナ募金は公開FBグループから始まって、ほぼ同じ内容がいまWordpressで作られています。

【Yahoo!基金】2016年イタリア中部地震支援募金  イタリア大使館に送られます。

以下の振り込み情報はFBグループより抜粋。わたしはゆうちょより赤十字にまず募金しました。
ゆうちょダイレクトなら、通信欄はメッセージのところに数字とカタカナでOKではないかと。
◎日本赤十字社
郵便振替(ゆうちょ銀行・郵便局)
口座番号 00110-2-5606 口座名義 日本赤十字社
※振替用紙の通信欄に「2016年イタリア中部地震」とご記入ください。
※窓口でのお振り込みの場合は、振込手数料は免除されます。
銀行振込 三井住友銀行 すずらん支店    普通 2787760
三菱東京UFJ銀行 やまびこ支店  普通 2105765
みずほ銀行 クヌギ支店      普通 0623374
※ 口座名義はいずれも「日本赤十字社(ニホンセキジュウジシャ)」
※ご利用の金融機関によっては、振込手数料が別途かかる場合があります。
◎イタリア大使館 三菱東京UFJ銀行 本店  当座0143319 名義:インテーザ・サンパオロ・エッセ・ピー・ア 東京支店
義援金と明確にするため振込の際は振込人の名前の前に305を入力して下さい。
Intesa San Paolo SPAはイタリアの大手銀行です。
14063866_1204573946283769_3855942226739725357_n◎アマトリーチェ市の銀行口座 IBAN:IT 28 M 08327 73470 000000006000
Swift Code: ROMAITRR Causale:Donation for earthquake
日本からの送金の場合は送り先の住所、支店なら支店の住所も必要になると思います。Swift codeをネットで検索すると住所が出てくるようです)
イタリアの全ての携帯からはSMS45500でTesoreria Centrale dello Stato in favore della Protezione Civileに€2の寄付が出来ます。

 

◎Poste Italiane e Croce Rossa Italiana
(イタリア郵便とイタリア赤十字社) 銀行送金

送金先名: Poste Italiane S.P.A.
Country:イタリア (Italy)
City :ローマ (Roma)
Address:Viale Europa 175
Location:00144 Roma

IBAN: IT38R0760103000000000900050
BIC/SWIFT: BPPIITRRXXX
Beneficiario(受取人): Associazione Italiana della Croce Rossa

送金目的: Poste Italiane con Croce Rossa Italiana – Terremoto Centro Italia (イタリア中部地震。イタリア赤十字社とイタリア郵便 募金)

イタリア赤十字社へのネット送金は、日本からはPayPalが寄付目的で使えないので英語で募金するのがコツらしいです。イタリア語だとPayPalしか使えなかった気が。

(2016/09/17追記:しばらく前に、ミラノ・インテルでプレーする長友選手がソフトバンクと組んで募金を始めました。
「ソフトバンクとインテル・ミラノの長友 佑都、『Cuore(心)募金プロジェクト~日本のCuoreをイタリアへ~』を開始~2016年イタリア中部地震の被災地を支援~」)

http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2016/20160905_01/

次は、被災地の村の1つがアマトリチャーナの故郷だったことから。ベーコン(向こうでは正確には違いますが)と正式には塩気のある山羊チーズを使ったトマトソースパスタです。下はお店用の素材です。右が改良版。(2016/09/13書き換え:元々ユーロ表記だったものをなくし、日本の募金先を入れたものを追加しました)

FBグループ イタリア中部地震支援情報〜アマトリチャーナの故郷を救え

公開なのでアカウントなくても見えて、トップにレストランリスト・募金先リストがあります。

(2016/09/13追記:トップの文章がレストランが増え続けるため更新できなくなっていて、Excelファイルで更新しています)

(2016/09/13追記:5日夜に金沢のエヴァンス(evans)さんに行って食べてきました。小規模だけど30年やっているフレンドリーな店で楽しかったです。また行こうっと。北陸でこの募金リストに参加しているのは現在金沢2店、福井1店で、自主的にやっているところもあるかもしれません)

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イタリア中部地震支援 アマトリチャーナの故郷を救え – イタリア中部地震 #AMAtriciana に賛同したイタリアレストランをまとめたウェブページです。

上のサイトのWordpress版。FB入ってない人のために。イタリア語で「愛する」(love)という動詞はamareなのでAMAが強調されているのだと思います。

イタリアが震災のときにしてくれたことについては、Twitterなどで「パスタ10トン」という話が回っているのですが、情報源は外務省のHPです。

東日本大震災に際しての諸外国等からの物資支援・寄附金一覧

(2016/09/17追記:イタリアに日本の震災後住んでたり旅行したりした人は、あちこちで慰められたり「日本頑張れ」と日本語で書いた旗を見たそうです)

https://www.facebook.com/groups/amatricianaJP/permalink/1766370863577698/

イタリアに関して今のところ最後にあるお話は、ちばてつやさんがアマトリチャーナ募金に参加してそれをブログに書き、Forza Amatrice!(頑張れアマトリーチェ)と書いたジョーの色紙を書いてくれたこと。

パスタを食べて・・・!|ちばてつやのブログ『ぐずてつ日記』

Twitterで、上の募金を言い出したイタリア人が「『あしたのジョー』を知らないイタリア人はいません。マエストロによろしく」(イタリア語でよろしくはなさそうなので、「ありがとう」でしょうか)と感激したそうです。わたしも一昨日久しぶりにSkypeレッスンを受けたときにナポリ人の先生にその話をしたら、イタリア人がみんなジョーを知っているのは本当だそうで、ブログを見て何かしんみりした感じで「ありがとう」と言っていました。

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イタリア関連の情報は以上で、情報があれば追記します。

(2016/09/13追記:松本零士先生も色紙書きました。あちらではキャプテン・ハーロックが有名だそうです  イタリアへのメッセージ  シャルリー・エブドがまたバカをやらかした直後だったので、少しは中和されてくれたらいいんですが。イタリアで色紙のことが新聞記事になっていました)

(2016/09/17追記:アマトリチャーナ募金はGoogle mapで世界的につながっています。表明してくれたレストランがみなあります)

https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=1vqLY9VlCBnX-WupbnzqDr6KZ79A


 

なお、イタリア地震とほぼ同じ頃に起きたミャンマーの地震では重要な寺院などに被害が大きかったそうですが、今のところ何か支援している様子が見つかりません。Twitterで高田馬場(リトルヤンゴンがある)にごはん食べに行った方に聞くと、特に募金などはしてなかったそうです。