2017年を振り返り(プライベート)。

ヨシダヒロコです。

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富山県美術館に行く途中の環水公園。

去年は特に体調面で激動の年だったのですが、今年は快方に向かう一方で、人間関係の悩みが大きかった年でした。

わたしは一生もののメンタルな病(障害年金受給者=2級以上で、わたしは2級)を持っており、過去受けた性被害やDVのフラッシュバックやパニックといった、PTSDまではいかない後遺症を抱えています。前者は薬で何とかなってますが後者はいつ快方に向かうのか全然分からず、相互に関係しています。後者は今年進展はあってよかったのですが。この発言だけ読む人もいそうなので一応書いておきます。

問題は、わたしが外出先や人に接しているときに病気っぽくなく見えるらしいのです。実際より。それで「そこまで今は悪くないのでは?」と思われることが役所など複数の場面であるのに、秋までは予定を入れてもその日起きてみないと分からないとか、頭痛が起きると行けるか分からないことがありました。田舎では必須の運転を控えている上にこの状態では、外に働きにも行けませんでした。

秋以降、今年は秋を通り抜けて晩秋になってしまいましたが、身体も軽くなって前から努力はしていたダイエットが進みました。薬自体に太りやすい副作用があったり天候不順で散歩できなかったり。うちでヨガ、たまに筋トレをする習慣がついたことも、メンタルと頭痛の両方に良かったのではと思います。

人間関係について一般的に書くと、わたしは先に書いたDV被害で逃げてきて、実際に会える近くの知り合いを一新しなければなりませんでした。今の知り合いは遠くの人も近くの人も、翻訳者の人もそうでない人もSNSで出会ったか再会した人が多いです。リアルの知り合いも含め、今年は訪問看護師さんに相談してそうしたケースも含め人との別れが多く、年明けに悪縁を切るお守りなんて買いましたがほんとにそんなのばかりでした。近所の友人は「そういう年だったんだね」と言いましたが、その後で翻訳祭で大挽回したとはいえ、SNSって一体何だろうと。

わたしは昔、通翻ジャーナルが月刊だった頃、そして院を中退して中途で就職したらすごいブラックで(この言葉はまだなかった)、将来に迷っていたころに翻訳フォーラムの特集記事を読みました。それでPC買って。当時Windows95、富士通はえらく羽振りが良い様子で、ミニタワーが26万くらいでした。

フォーラムでは自己紹介の部屋、文学系、医学系、IT(その頃はITとは呼んでなかったと思いますが)、3行で言いたいことをまとめる部屋、フリートークなどあったと思いますが、わたしは音楽部屋の住人で、夜はチャットばかり。画面は黒字に白文字のMS-DOS風でした。発言の字はぎっしりな方が多く、なのでいまでもアメブロあたりの無駄な改行や空行には全然慣れません。

IDが発言に表示されるので完璧に名無し書き捨てでいることは難しく、揉め事もありましたがシスオペという管理人さんがいざとなったら収めてくれていました。わたしはオフにもよく出てました。このサービスのあったNifty-Serveがなくなって、インターネット上フォーラム→現在の形式になっているはずです。

インターネットも割とはじめの方は誰かの個人ホームページや掲示板に行って交流していました。後になって出てきたのがSNSやSkype、LINEなどのツールです。わたしはLINEは一時使って今は入れておらず、SNSはMySpace、mixi 、LinkedIn、Twitter、 Facebook、Instagramなどを使っていて、最初の3個は止めるかなくなるかしました。後3個は2009~2012くらいに始めて、写真を撮って出すだけのInstagramが今は一番楽です(文章は入れますが)。ブログは知る限り15年くらい前にはもう英語圏にありました。

院生の時の主治医に言われたことがありますが、「人には直接会った方がいい、次が電話その次がメール」(当時メールは普及してなかった気がしますけど……何だったっけ?手紙かな?)だそうです。ネットでは、相手の顔を直接見ていたらこんなことになっただろうかということが起こります。画面の向こうの相手がショックを受けたり嘆き悲しんでいるところが見えないから自分の都合や感情でものを言ってしまいがちなのと、メールのやりとりでも何でも短い間に話が進んで、カーッとなっているうちに取り返しのつかないことになる場合があるからです。

まあ、史実か知りませんが「話せばわかる」と言った板垣も殺されてしまいましたから、そんな簡単なものではないでしょうけど。

わたし自身は、指摘されて自覚しているのですがものをはっきり言うようです。時々振り返ってはいます。特に言葉を扱う翻訳者さんが、言葉の難しさをよく知っているはずなのにそれはないよね?という場面があり1ヶ月いたずらに雑炊のレパートリーが増えたりしました。年の終わりに来て、そんなこんなをまだ振り切っていません。

昨日のエントリで「影響力のある人は」と書いたけど自分でも書く努力をしてみようと思って少し書いてみました。今年は翻訳フォーラムで過去交流のあった方々と久しぶりに会話する機会がありました。前に古い友達と疎遠になったときも、再会してあの空白は何だったの?みたいにしゃべるしゃべるということが複数回ありました。でもそれはリアルの繋がりがあって初めて可能になることなのかもしれず、ついたり離れたりが激しいSNSだけでの付き合いでは、それなりに自衛しながら使うことが大事だろうと思うのです。

年の終わりになって、大事なフェレットの大病が分かりました。喪中ハガキの故人の年齢に驚き、故人に面識はありませんでしたが知り合いが心配で都合つき次第お花を送ったり、生死について考えることも多かった年でした。

なるたけ安寧に暮らしてゆくにはどうしたらいいのか、賢治の『雨ニモマケズ』の「サムサノナツ」のところにあるように、これからもまたオロオロ歩くのだと思います(ヒドリノトキハナミダヲナガシ/サムサノナツハオロオロアルキ、青空文庫より)。

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2017年を振り返り(仕事・勉強編)。

ヨシダヒロコです。

2017-12-23 15_Fotor

作ったスワッグにイタリア語の教科書を敷きました(何となく……)。

 

今年の仕事はとにかく低調だったけど、勉強したことが生きるような収獲もありました。仕事がなかったらラッキー休み!にはならず、何が自分には足りないか分析したり強みになるものも作らないといけません。

2013年くらいから物理というか宇宙物理方面が面白いなと思い、2016年(だったよね?)に放送大学に入ってから半年ほどして物理を専攻したいと思ったんです。電車に乗っていてぱーーっと書きたいことが出てきて乗り過ごしてしまいました。富山や石川で乗り過ごすとエラいことになるんですが。

体調が悪すぎた年がここ2年ほど続きましたが、今年は比較的体が動いたし積ん読も多少は崩せました。今年後期で大学では物理を3教科履修し、2科目で試験を受けられることが昨日分かりました。とても難しいのですが、受かってくれることを祈ります。

物理を勉強すると、ものが動くとは何かとか、電気とはこんな風になっているなどの基礎的なことから入るので、医療機器の原理のトライアルってわりと多いんですけど、合否にかかわらず助かりました。もともとそういう目的で履修したのではないのですが。トライアルは沢山受けました。あと、登録年数から考えて絶対仕事を回してくれなさそうなところ、例えばMT絡みなどで考えの合わないところとは関係を切りました。

翻訳についての本も読み、日英に少しだけ自信が付きましたし、自分はどういう方向に行くべきか考えました。

MOOCのCourseraで米国を中心とした現代詩の勉強もしています。日本のgaccoでは、東北大2講座(memento moriとオーロラ)修了に続き、東北大(東日本大震災の教訓を活かした実践的防災学へのアプローチ)と北大(CoStep)1講座ずつ申しこみました。

他言語の勉強では、かなり頑張って受けたイタリア語検定準2級に2回連続であと3点で落ち、少し息切れしたようです。1月は放送大単位認定試験で潰れますし。先生が今年最後の授業で言われたことをよく理解してないので詳しくは来年に持ち越しですが、レベルを少し落とした”Qui Italia”(写真中にある)で文法をおさらいすることになりそうです。試験は秋まで延期かな。試験にしても、将来的に翻訳するにしても文法からは逃げられないし、わたしは結構穴が沢山あるので。

そういえば、初めてイタリア語で絵本(注:翻訳)のコンテストに出しました。

スペイン語は、DELEをお休みしました。近所にはなく遠征しなくてはいけないのできついですし。今年はB1でボロボロな落ち方を2回しているので1つ落としてA2で受ける予定です。今年から先生が変わって文法をよく教えてもらっています。バレンシアの方です。イタリア語もスペイン語も、過去形1つ取っても複数ありますから面倒です。レッスン増やしたいなと思うんですがさあどうなるか。加藤伸吾先生の『スペイン語力養成ドリル2000題』も再びちょくちょくやるつもり。そんなこと言ってる間に先生の新刊でましたけど。

英語の学校には全然行けなくて残念でした。

課外活動的なものでは、仕事に直接関係あるもので大きかったのが翻訳祭。その前にエージェント訪問したりイタリア語の通学レッスンを受けられたことも含め。ブースでいつものコーディネーターさんの素顔も見られ、その後仕事が楽になったと思います。直前に山グッズの仕事を無茶振りしたとちょっと申し訳なさそうでしたが、いやわたしに当たってよかったです(山は経験ないに等しいけど好きなので)。自分が10分とはいえ登壇者になったことも今後に生かしたいです。あとは春にテリーさんの翻訳チェックのJTFセミナーに行きました。

サイエンスカフェとやまには結構行って、「原子っちゃなんけ」、「変光星」、「iPS」(金沢の聞イテミル・考エテミル!?とCiRA共催)、「重力波」(飛騨)、「育種」などでした。

講演会では山中先生らのもの(高岡)と、「夢のたまご塾」というティーン向け合宿講座(飛騨)の後ろに座って梶田先生の講演も聞きました。高岡のものは内容の紹介に関していろいろ制限がかかっており、面倒な思いもしたため、全く書いてません。惜しかったのは双極性障害を研究している理研の加藤忠史先生が金沢に来られたのを見落としたことでした。

博物館などでは、大阪市立科学館のイベントで朝のアルマ望遠鏡をライブ中継で見て、春の東京では英国自然史博物館展、放送大学のサークル見学でみんなで国立天文台に行きました。春、東京ではバベルの塔とか色々やってましたが何であんなに混んでるんでしょうねえ。断念しました。

来年の抱負などは体調次第なので一昨年くらいから書いてないのです。仕事関係の人間関係でいいことも辛いこともありました。影響力のある人は、仕事にSNSを活用することを紹介するときに、これは役に立つけど向こうにいるのは人間なのでしんどいこともある、と初心者には一言添えた方が親切なのでは、と思ったりもします。

ともあれ、1月のお出かけ予定は何から始まるかまだはっきりとはしてないですが、去年くらいから興味が増している詩歌にまつわる本や写真集なども今後ここで紹介できたらと思います。あ、これは趣味に近いのかな。でも書いといたらカメラとかの仕事来ないかな。

今年はあと1本、プライベート面での出来事を振り返って終わります。

フェレットミントとの最後になるかもしれないクリスマス(りりもいるよ)。

ヨシダヒロコです。

北陸の寒い夜。フェレットたちはおニューの足温器が気に入り、膝掛け毛布もあるので2匹とも入り込んでぬくぬく寝ています。人工的でない暖かさがわたしのつま先にも伝わってきます。これだけなら微笑ましい光景ですが、実はこれがいつまで続くか分かりません。

16日のことなので2週間ほど前になりますが、この茶色の子、ミントは「多臓器不全になりかかっている」という診断を受けました。スキャンした画像を出すのはなんなので、pdfにしますから飼い主さんなどは参考にして欲しいです(pdfです。Mint_labtest_0001)。2012年真夏に拾われたフェレットでおよそ6才、腸閉塞で4才の時に危うく死にかけましたが一命を取り留め、6才時の触診(8月)でも問題はありませんでした。

ただ、本当のところは血液検査と、副腎疾患(フェレットに多い)などの場合はエコーもかけないと分かりません。高齢なので検診の予定はしていましたが今年は本当に入金が少なく、やっと検査できたと思ったら12月になっていました。その間、たしか11月くらいから痩せ細っていったので心配でした。

うちの獣医さんでは複数獣医さんがいますが、院長・副院長先生だけがフェレットを診ることができ、結果を聞くときおふたり揃っている時点で「悪い知らせだな」と思いました。

体重はベスト時から200g以上減って、1000gを切っていました。小動物では大事です。病状は

  1. 腎不全。嚢胞が複数あり、多嚢胞性というらしいですが、こういう場合腎不全になりやすいと。専門書を見せながら教えてくれました。腎臓が働いていないのでおしっこを作れず、多尿になると。よく水を飲ませてあげてくださいと。数値も振り切れてる感じです。腎機能が悪いのでひどい貧血です。
  2. 肝臓。エコーだと”Mass.”と書いてありましたが周りの組織と違うかたまりがあり、これは良性か悪性か分からないが腫瘍だろうと。多嚢胞でもあるそうです。
  3. 血糖値が低いので(検査前絶食させるのを忘れたにもかかわらず)インスリノーマ(膵がん)かもしれないそうです。

そんな訳で、またひどい値の検査値を見て、どこから何をすればいいか分からなくなりました。その場では大きく取り乱してはいなかったと思います。腎不全を少しでもよくするために、電解質の皮下点滴(20mlくらい?点滴というかほぼ注射です)をその場でしてもらい、なるたけ通うことになりました。1回が2000円と消費税なので、今は何かお金を使う場面が来るたびに、いろんなものが2000円の点滴に換算されています。

その日夜になって(わたしはわりと重い精神の病を薬でなんとかなだめているので)色々思うことがあり精神科専門の救急にかけて話を聞いてもらったのですが、ペットは口をきかないし苦しみを言葉にできないし、飼い主がしてやれることは限られています。もっと早く検査すべきだったとの後悔は、診察室で口にしていました。結局は苦しんで死ぬのだから、何をしても後悔しますし、何匹飼っても慣れません。看護師さんと色々話して、本当は自分はすごく動揺していたのを抑圧していたことをやっと知りました。

今でもこの子がいなくなるという実感が湧きません。2回目の点滴では「治ることはないけど、QOLをよくすることはできる」みたいに言われました。

クリスマスにはこれが最後かもしれないから、いつもあげているレンチン鶏むねではなくてわたしのを分けてあげようと親に買ってきてもらいました。2匹ともに異様に受けてしまって、あとで温かい肉にケモノとして反応したのではと知るのですが、そんなに喜ぶならともう1回買ってきてもらいました。1回目は肉をお宝と思ったのか隠して、あとでミントがほとんど食べ、後で隠したところに行ってまだ「ないの?ないの?」みたいになっていました。今では鶏むねはぬるいくらいにチンしてあげています。もともと奪い合って食べているのですがさらに激しくなったような。

My Mint is an old #ferret , 6 yo, now very ill and thin. For his Christmas gift, I shared my chicken with him and his sister Lily, maybe both was not hungry or regarded as treasury food, carried away and hid it. うちの#フェレット ミントは6才で高齢、今や重い病で痩せてしまってます。クリスマスに、妹のりり共々チキンをあげました。あまりお腹空いてなかったのか、大事な宝物と思ったのか、運んで隠してしまいました。 #lovelyferret #ferretlove #sableferret #albinoferret #christmas #furetti #furon #oldferret #pet #smallanimal #animal #vet #フェレット可愛い #セーブルフェレット #アルビノフェレット #クリスマス #高齢フェレット #ペット #小動物 #動物 #獣医 #ferretvideo #フェレット動画 #lifewithferrets #フェレットとの生活 #ig_ferret #ig_japan #fuzzy

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ミントは食欲はまだあるし、固形食も食べます。でも弱ってはいるし、こういう小動物は悪くなると本当に早いので、診断後しばらくしてから療法食というか流動食をあげてます。元気いっぱいのりりも横から食べますがまあいいです。獣医さんと相談の上、猫ミルク(パックで猫用に加工してあり、その他特別な食べ物より安い)にふやかしごはんをまぜたものか、免疫サポートにすることにしました。こういうのも人肌にするといいらしいです。ちなみにアイソカルは人間用なので、そしてヤギ(ゴート)ミルクは草食動物用なので、獣医さんは「うーん……」ということでした。

他に、前から甘えてくるような気がしていたのですが、獣医さん曰く人恋しかったのではないかと。今も、りりもそうですけどわたしがケージの横を通ったとか朝起きてきたときなどに素早く反応します。先月上京していたときも母にさんざん甘えたらしいです。

今夜は何かミントの足元がおぼつかないし、前からたまに苦しそうな息をするのを先生に見せるために昨夜動画を撮りました。さっき危なっかしいのでケージに帰したけど、足元ふらついてるのも撮った方が良いかも。できれば午前中なるたけ早く病院に行った方が良いかも(病院は30日午前まで)。

フェレットはわんこのところで待つのですが、毎回犬の飼い主さんに捕まってこの動物はなに?と1回の通院で最高3人くらいに質問攻めに遭うのです。犬も吠えますし(吠えられるのはわたしはあまり気にしません。こっちに興味持ってるだけかもしれないので)。この状況で質問はさすがにやめて欲しく、車の中で待つことにしました。ブザーを貸してもらえます。犬なんかも吠えてしまうので車の中で待っている人がいるそうです。

体重も1日2回測ってて、ここのところ良い感じではあるのですが。キッチンはかり(2017/12/29 13:30追記:平らで小さなはかりで、フェレット専用です)の上に靴箱を置いて0gにし、バイトで釣られたフェレットが一生懸命なめていると、揺れていた数値が安定してきます。前回の3回目の点滴で、流動食のおかげか治療のおかげか、体重が1000gを超えました。抱いた感じが少し太った気がします。でもまだ油断できません。

わたしは多少事態が実感できているけど、何も知らないりりは本当に可哀想。お兄ちゃんが大好きなのになあ。金沢市神明宮のペットお守りがうちにありますが、少しでも御利益があることを祈ります。

サイエンスZEROのノーベル賞特集(2017/12/10, 17)。

ヨシダヒロコです。

ノーベル賞だけが偉いと思っているわけではありません。特に名誉があり目立つ賞の1つではあるでしょうが、賞金ならブレークスルー賞の方が3億円とずっと高いですし(賞金額と主催がグーグルということは最近知りました)、ノーベル賞には数学や生物学部門もないですし。

ただ、この賞は技術や発見の内容が詳しく報道されることがあり、知らなかったものを知ることができます。

Twitterの科学クラスタはカウントダウンしてネット中継を見ています。物理学賞はやはり予想通りの重力波で、観測してから2年だからものすごく早かったのですが、みんな待っていた観測でしたし。

http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2017-12-10/31/20489/2136659/

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その興奮冷めやらぬ10月半ばには、夏頃から噂されていたLIGO-Virgoによる中性子星合体の記者会見が夜中にYouTubeで延々行われました。Twitter天文・物理クラスタが解説をつぶやいてくれるので3/4位は流していましたが、成果がでか過ぎること、これで新しい天文学が始まってしまったのを目撃した興奮で呆然となりなんだか疲れてしまいました(記者会見はLIGOのチャンネルにあります)。専門の研究者さんですら余波で「仕事が手に付かない」とつぶやく有様で。

この辺を簡単にまとめたものをやってくれるのはきっとこの番組だろうと思ったら、やってくれました。30分とコンパクトなので見やすいです(コズミック☆フロントNEXTは好きですが録画が溜まりまくっています)。12/10辺りは授賞式だったので、それに合わせたのでしょう。受賞者のひとりバリー・バリッシュ教授のインタビューを取ってきました。LIGOに関わった日本人研究者も出演。中性子星合体についても取り上げ、最後の方で「コクーンモデル」という非常に美しいシミュレーションを見せてくれました。下のYouTubeにもそれらしいものが出てます。

ちなみにバリッシュ教授は、東北に作られる予定の加速器・国際リニアコライダー(ILC)にも関わっています。個人的には是非東北に招致してもらって、いろんな国から人が来たり、行き来が増えて欲しいと思っています。

年が明けてから改めて書きますが、富山市天文台では2/25に重力波サイエンスカフェを開催します。ゲストは宇宙線研究所 重力波観測施設 重力波研究グル-プ  宮川 治さんです。

 

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http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2017-12-17/31/25353/2136660/

続いて化学賞ですが、化学は範囲が広く毎年よく分からないことが多いです(苦笑)。今回のクライオ電子顕微鏡は、番組をよく見て意義が分かりました。発展途上の技術ですが、製薬に使えるそうです。名古屋大の藤吉客員教授は受賞者3人と仲がいいそうで、スウェーデンの写真も見せてくれました。

わたしが扱っていたようなコレステロールの仲間(試薬では粉末)でも、今はどうか知りませんが大きな結晶を作ってX線解析で構造決定というのが究極でした。しかし再結晶しようとしてもなかなかできないことがありました。

そこへいくと、藤吉先生たちが扱っていたのは生体組織だったりするので、「そんなん結晶になるの?」と見てて思ったのですが、やはり延々できないことがあったそうです。それがこの電子顕微鏡を使えばタンパク質の構造が見える、というわけです。

*****

他の賞についても少し書いておくと、文学賞は名前はよく知っていたカズオ・イシグロ氏で、あの有名な本ではなく(追憶の中の)長崎についての本を読んだことがあります。日本は英国に引っ越したこの人に国籍を与えなかったくせに、ノーベル賞を取ったとなると母国の手柄は欲しいのですね、とマスコミを見てて思いました。なんだかなあ。

平和賞をもらったICANについて詳しいわけではないのですが、原爆を作ったマンハッタン計画参加者は何を思っていたのかなあとはずっと思っていて、読めてない本も手元にあるのですが、彼らのことを知ることが第2第3のマンハッタン計画があったときに歯止めとなるかもしれません。個人ができることは限られているので、力のある人や団体に頑張ってもらうしかないですけどね。

『ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー』読了。

ヨシダヒロコです。

しばらくは翻訳祭で紹介してレビュー書いてない本を中心に書いていきます。先月末は本を掛け持ちして結構大変でした。この本はゲノム編集についての一般向けの本で、クロ現が元になっているそうです。

またもや書評サイトHONZより、クマムシ博士こと堀川大樹さんの文です。

『ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー』来るべき未来に備えて正しい理解を

先月だったか見た番組『BS1スペシャル「“ゲノム編集”食物~密着 食の未来の最前線~」』魚拓)、これはオンデマンドでも見られるし、再放送も今後ありそうですが、映像で見ると不気味に思うところもありました。日本で作られている、ゲノム編集ですごく大きく育つ(正確には筋肉が増える)マダイとか。技術的には遺伝子組換えより安全だそうですし、その理屈も理解してはいるのですが。

目の前にあったら?もちろん味見はしますよ。うちの辺りでタイはあまり食べられないですし、あまり刺身でスーパーに売ってないんです。

怖い感じがしたといっても、このドキュメンタリーの中で研究者が言っているように、「自然」な食べ物なんてもうないんです。品種改良の知識のある人はご存知かもしれません。交配でかけ合わせてかけ合わせて、人間に都合のいい野菜や家畜が作られてしまっています。

今、秋にあったお花の品種改良についてのサイエンスカフェをまとめていて、写真の許可待ちです。そこでゲノム編集の話を初めて聞いたのですが、きれいなお花も分子生物学バリバリでどんどん新しい品種が作られています(とはいえ品種改良でも観賞用でも原種は珍重されますけどね)。今ざっと見直すと、その研究施設も本に(追記)出てました。

本の話に戻ると、ゲノム編集で使うクリスパーという塩基配列は、もともと日本人研究者が見つけた不思議な配列が元でした。そこにキャス9というのをあとでくっつけたのですが、同時期に発明したとかしないとかややこしい理由でヨーロッパの研究者ペアとアメリカの研究者の間で訴訟問題になっています。特許専門の翻訳者さんは、経緯に興味を持つでしょうね。取材班はその片方、アメリカ側の研究室訪問も行っています。

ノーベル賞確実と言われているだけに、誰に特許が認められるのかは大きいかもしれません。

その他にも研究のエピソードが豊富で、なかなか見られないものを取材班に連れ回してもらっているような感じで面白かったです。段組がゆったりして写真や図があり、とっつきやすいレイアウトではと思います。

医療への応用も期待されており、iPSとの合わせ技もあるそうです。

もちろん倫理上の話も書いてあります。遺伝子組換えの時で行ったように国際会議を開いたりしていますが、ヒト受精卵の扱いをどうするのかは抜け駆けする人もいるらしくて。

BSドキュメンタリーではこんなものがありました。『オーダーメイド・ベイビー』(魚拓)。デザイナーズ・ベイビーと同義かと思います。「これこれこんな赤ちゃんが欲しい(例えば髪はブロンドで、目は青で……)」という望みを叶えてしまう?という話。3つの番組が紹介されていて、一番興味があったDNA捜査の話は期待を裏切らなかったです。とはいえ、NHKのドキュメンタリーを全部信用しているわけではありません。一応見てみてから考えてます。

ちなみに科学捜査については化学同人から『科学捜査ケースファイル 難事件はいかにして解決されたか』という本が秋に出てたの、やっと注文できました。まだ東京で紹介した本で読み切れなかったのを読んでいたので、翻訳祭の後工程はわたしの中でまだ終わってなかったのですね。気晴らしの本も読みたいですね。

今後紹介する2冊目、『ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃』は字数も多いし図も少ないし、それなりに基本を押さえてないと読めないです。扱っている話題はこちらの方がディープです。

『遺伝子は、変えられる――あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実』読了。

ヨシダヒロコです。

翻訳祭のミニ講演会で紹介した多くの本のうち、一押しでした。これはとっくに読み終わっていますが、最後におまけでつけてあまり説明できなかったスライドにあったゲノム編集の本は、片方がもう少しで終わります。

翻訳祭でもお話ししたし下のリンクにもアップしたのですが、エピジェネティクスについて読んだ本はこれが4冊目です。他に、羊土社の専門書を買ったはいいが眺めて「歯が立たない」と思ったこともあります。それで、これが一番分かりやすかったです。というか型破りでした。

第27回翻訳祭ミニ講演会『専門外から生物・バイオ系を武器に ~メディカルの基礎にも』資料(1)プレゼン資料(2017/11/29、アルカディア市ヶ谷)。

第27回翻訳祭ミニ講演会『専門外から生物・バイオ系を武器に ~メディカルの基礎にも』資料(2)書籍情報など(2017/11/29、アルカディア市ヶ谷)。

もちろん、その前の3冊やさらに生物の基礎について本を読んでいたから楽しく進めたのかもしれません。そこは無駄になってないと思いますが、手っ取り早くどんな感じか知りたいという方には、この本をまず読んでもいいかも。今とても進歩の早い分野だそうですが、4分野ほどの医学周辺領域の話に医学や遺伝と関係のない身近な話をうまく混ぜてあります。Amazonレビューでは、「実生活に関係ない」というハッピーな方もいらっしゃいましたが、がんにも関係あるのでその人も将来無関係ではいられないかも。わたしは遺伝性の病を持っており、それもあってエピジェネティクスを知ろうと心に決めました。

この本には遺伝学や分子生物学の理屈には詳しく立ち入っていなくて、読み物として面白いという感じです。最初の方の章をお見せするとこんな感じで、話のバラエティが多彩でついつい読んでしまいます。理屈や理論が知りたい方は本屋さんへどうぞ。特にDNAってなんだっけからやりたい人は、今入試前でいろんな参考書があるのでは。中学高校の参考書(教科書より手に入りやすいしカラーで見やすい)、学び直し的な本も豊富なはずです。複数眺めているとぴんと来る本があるのではと思います。

 

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背景を入れて著作権には配慮したのですが……(以前写真家さんに聞きました)

 

翻訳は、原書を見たわけではないですがすらすらと読めとっかかりが少なかったです。「ぼくら」という1人称複数についてAmazonレビューで指摘がありましたが、たぶんWeでしょうが訳しにくそうで悩ましいです。きっと著者は親しみを込めて書いたのでしょうね。

ひとつ疑問があるとすれば、予備知識のない人には「遺伝子は変えられる」と言われると本当に変えられるのかと勘違いしそうなことで、実際には遺伝子の一部がスイッチを入れるようにオン、オフになって、オフになるとDNAの機能が変わったり止まったりしタンパク質も作られなくなるだけで、塩基配列は変わらずそこにあるわけです。遺伝子が制御されるためいいことも悪いことも後天的に起こる場合があって、中には子孫に伝わるものもあります。この本で出てきた「トラウマ」などがそうです。題名については出版社の意向が大きいことを知っていますが、少々ミスリードだったかなと思います。

Amazonレビューの中には、何かの自己啓発本と勘違いしている人がいました(苦笑)。

ちなみに原題は”Inheritance   How our gene changes our lives-and our lives change our genes”で、『遺伝――遺伝子が生活を変え、生活が遺伝子を変える方法』という感じでしょうか。”Lives”は、「生命」と「生活」の掛け言葉のような気がします。

わたしにはエピジェネティクスはこの身に関わっているためすごく身近に感じる話なんですが、なんだか体の中でこまこまやっていると思うと面白いですね(腹が立つこともあります)。医療にもこれからどんな風に使われていくのか、現状はどうなのか、膨大な論文があるのでしょうが知りたくなりました。

いたばし国際絵本翻訳大賞(2017年イタリア語)向けに絵本を探した話。

ヨシダヒロコです。

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11/30締め切りだったこのコンテスト、上京する用があったのでコツコツ仕上げて27日には投函できるようにしましたが、上京する道すがら地元の中央郵便局が時間が遅すぎて閉まっていて、結局東京まで運びました。

訳出に当たって、絵本関係は全く初めてなのでまず文体、と思い絵本はいろいろ読みました。最終的には課題関係なく自分が幼い頃に読んだものを眺めて「きれいだなあ……」となっていました。課題書は3~4才向けなので、そういう絵本を探してみると書き方が分かります。アメリアのコラムが色々あるらしいので1本読みました(英語向けですけど)。コンテストの講評を読んでおかなかったのは手落ちでした。姪が小さかったときどんな風に話していたかなとリアルな言葉遣いを心がけ、語尾にも気を使いました。小さな子が話している割には文法が難しかったり探しきれない表現や単語があったりしました(まだ自信がない)。

ここに挙げた他に日本人が書いた3~4才児向けも読みましたが、話は素敵だけど絵が惜しいなあと思ったので挙げません。結果的に全部翻訳書になりました。ミッフィーはこれが初めてになり、年齢ごとに別れているのですが、ブルーナ氏は晩年は下のようなテーマを書いていたらしい。第1作を読むと大分違います。Eテレ『グレーテルのかまど』でブルーナの特集を見て知りました。

『スイミー』は今はバイリンガルで出ているのは知りませんでしたが、原文も訳文も詩のようで、短いけれど訳しにくそう。必要な場合には谷川俊太郎さんは言葉を補って、でも世界観が壊れないようにしていました。それにしても、わたしが読んだのは教科書だったので絵本だと絵が美しいこと。ほれぼれでした。

あとは幼いときに読んだものですが、最初の2冊は多分教科書でです。自分の中でキツネのイメージがよくなったの、この絵本たちの影響もあるのでは。新美南吉って旧仮名遣いで書いていて、宮沢賢治と並ぶほどの人だったのですね。黒井健さんの絵は、故やなせたかしさんの雑誌『詩とメルヘン』でよく見かけていて好きでした。投稿詩にイラストレーターが絵を付けるのですが、雑誌の版が大きいので迫力がありました。Wikipediaにはその後『詩とファンタジー』になり、やなせ氏の死後年2回発行になったとあります。有名な話なので、いろんな絵で出ているそうです。このシリーズからは賢治の絵本も沢山出ています。
この絵本、モノクロの絵が素晴らしくて引きこまれるんです。もともとわたしが好きな話をイギリス人が翻案したもので、字が多くて小さい子には向きません。恋の神キューピッド(エロス)と人間の娘プシケーの愛の話ですが、訳者あとがきも素晴らしい。恋はひとを「お馬鹿さん」にしてしまうもので、キューピッドは矢で自分を傷つけてしまうし(矢が当たるとその後見たものを好きになってしまう)、「お馬鹿さん」なプシケーは「これをしてはいけない」という昔話でよくあるお約束を破ってキューピッドの信頼を失ったとき、身を投げようと何回もしながら、「お馬鹿さん」と助けられながら色々努力します。この人と思ったらひたすら一途な姿がいじらしく、こういう2人はもう神話の中にしかいないのではないか、打算だらけの現代には存在しないのではないかと思うのです。
まあ少なくともわたしには関係ない話でしょうね。でも、この絵本を始め気に入ったものは少しずつ買いそろえたいです。他には同じ出版社で『ねむりひめ』も読みました。

『コウノドリ』第2シーズンは悲しくて泣けてしまう。

ヨシダヒロコです。

(書いてすぐ追記:2016年3月にこんなの書いてます

医薬翻訳者もマンガ『コウノドリ』読みましょう。  )

第1シーズンも燃え尽きるお医者さんが出てきたりして「うわあ」となったんですが、第2シーズンで話が深くなった気がします。『コウノドリ』はいろいろ辛いから見られない、という方もいらっしゃるかも。ということでわたしもわたしの辛かった話をします。辛いと時には泣きながら、なんで見ているんでしょうね。

主人公は産科医の鴻鳥(コウノトリ)サクラ(綾野剛)、四宮春樹(星野源)、下屋加江(松岡茉優)、新生児科医の白川 領(坂口健太郎)、助産師の小松留美子(吉田羊)などです。妊婦さんやご家族は毎回ゲスト出演なのです。

キャスト   http://www.tbs.co.jp/kounodori/cast/                  魚拓

ゲスト   http://www.tbs.co.jp/kounodori/guest/0.html 

ゲストは魚拓取れないのでHPなくなったら終わりですね。様々な俳優さん、女優さん、出演した赤ちゃんの顔写真と役柄紹介(赤ちゃん以外)があります。

わたしは20代はじめでハラスメントのためうつになり、治らないまま結婚して今度はDVに遭い、別れましたが病状が悪くなって実家に帰り、30代を棒に振りました。その間に実は双極性障害だったと分かりました。結婚するときも産婦人科チェックはしたのですが、正直ジェットコースターのように振り回されそれどころではなく。離婚後少し一息つけるようになったらもう40代になっていました。メンタルの治療は恐らく一生です。

40代初め当時好きになった人(もう過去形に近いのでそう書きます)について初めて「この人と似た子供がいたらいいのにな」と思ったものでしたが、それは叶いませんでした。双極性障害の人には妊娠は勧められないと主治医に言われたからです(遺伝性がある)。実際にはそこのところ知らずに産んでいる患者さんがいるのですが、実際自分の面倒を見るのも大変な患者さんが多いでしょう。年齢的なものもあり、甥姪をせいぜい可愛がることにしました。もう大きくなっておばちゃんの相手はあまりしてくれませんが。

そういうわけで、20代30代で「自分のような性質を持った子供が産まれたら可哀想だ」と悩みましたし、40代に到っては年齢的なものに加え、スタートラインにも立てませんでした。つくれば産まれるであろう子供が可愛かったのだと思います。まあ、今はペット2匹のお母さんですしそれもいいのですが。

そういうわけもあり、今回のコウノドリが悲しい現実を突きつけてくるのもあり、胸が痛いと思いながら1話を2回見たりしています。でももう終わってしまいますね。今作では第8話時点で2人の先生が辛い経験から新しい道を選ぶ決心をしましたし、小松さんの身に起こったこともわたしには人ごとではありません。こういう人は沢山いるはず。彼女が天涯孤独ということから、なんだか余計悲しくなりました。

妊婦さんでいえば、2話、3話の産後うつの方がよく気持ちがよく分かり共感しました。「自分なんていなくなっても誰も困らない」と掃除もせずに荒れた部屋で、構ってもらえない赤ちゃんがずっと泣いているというのは、赤ちゃんを除けば自分も経験しているのでこれも人ごとではありませんでした。それを夫が何も分かってあげないというのは悲しすぎました。

さらに、妊婦さんやお父さんやご家族の話だけでなく、上にも少し書いたように医療者の事情が出てきます。きちんと見ていなかったので見直そうと思いますが、子宮頸がんの話が最初の方にあり、サクラ先生と重要な関係にあるのですが、最近の村中璃子先生のジョン・マドックス賞受賞と合わせておさらいしておきたいと思います。大手メディアはどこも報じてないらしいですけどね。このがんに限らず、ドラマで何回も出てくる「自分の命を危険にさらしてまでも産みます」という気持ちも少し分かった気がします。

海外の一流科学誌「ネイチャー」 HPVワクチンの安全性を検証してきた医師・ジャーナリストの村中璃子さんを表彰(Buzzfeed)

四宮先生は能登出身だということが終盤で分かります。コミックスしばらく続き買ってなかったのでびっくりしました。まっとうな医療者にとって患者(妊婦さんは患者さんと言っていいのか分かりませんが)を失うというのはどういうことか、乗り越えることができるのかという、助けてもらってばかりのわたしには耳が痛い問題ですがその辛さを追体験できました。ちょうど生死とは何か、と秋には考えていましたので。救急など緊急性の高い専門では特に、医療者が潰れないようにするのが一苦労だろうなと感じました。

サクラ先生のモデルになった荻田先生はネット上で期間限定の外来をやっています。この発言がいいですね、と話題になったので引用します。産婦人科医か助産師になりたい中学生の子の相談。

コウノドリ

さて、最後はピアノ音楽です。清塚さんは『のだめカンタービレ』の千秋役の吹き替えでもう知らぬ間に聞いていました。この作品ではサクラの吹き替えですが、サクラも弾く演技うまいというか今回かなり頑張ったそうです。わたしは弾かないから分からないけど。

2017年海外向けクリスマスカード出しました。

ヨシダヒロコです。

ごく近所には海外向けに使えるのあまりないかもと、金沢に行ったついでに11月から探し始め、11月末に上京したときに伊東屋で最後の2枚、写真上段のリース柄を買いました。片方はなんと寿司のリースです。伊東屋では「和柄」「洋柄」と分けてあるのが便利でした。考えてみれば、富山にもある紀伊國屋にもカード多いかも。郵便局にもありましたが少し気に入らなくて。雪景色っぽい白いカードは毎年1枚は買っていますが、和の景色の中にミニミニサンタさんが沢山います(年末にはこういうエントリ書いていて、過去にもミニサンタさんカードの写真貼っています)。

今年お仕事なかったけどエージェント2社+友達(元・子供の頃からの文通友達)1枚+スペイン語学校(Skype)の先生2枚で、英語とイタリア語学校は国内なので年賀状です。南米が1通あったので、ちゃんと着くように先週のうちに出しました。郵便事情いいところなら1週間くらいで、まだ間に合うのでは。

先方に好みを聞いてみると、和柄の要望しか聞いたことありません。縁起物柄などは”the lucky items in Japan”などと説明しておくと喜ばれると思います。写真ではむしろ年賀状のようなものも日本語が入っているものもありますが、日本語の文字(特に筆文字)が先方には珍しいようで、表紙が日本語でもメッセージ自体は説明入れて外国語で書けば良いのではないかと。相手から日本語をわざわざ手書きで書いてきてくれたのは誕生日だったか、クリスマスだったか。

毎年このことは書いていますが、いつの頃からか”Season’s Greetings”がMerry Christmas”の代わりに表に入っている場合が多いです。相手の宗教が分からないかららしいですが、相手がひとりでクリスチャンと思われる時は”Merry Christmas”にしましたし、どちらかというと表の文句より図柄重視です。

切手には溜めてあった記念切手を色々使ってほぼなくなったので、また買いに行かなければ。切手が着物の形など和のものがあります。写真は「理研100周年」で、物理好きの社長さんがいるエージェントに、ニホニウムの核分裂を描いたものを貼りました。普段から30円、10円も買ってあります。

年賀状は準備してますけど、来年1月半ばだったかになると10円上がるそうですよ(詳しくは郵便局HPにあります)。早く出しておこうっと。昨日ドラッグストアのポイント5倍デーで混んだ中買い物していると、年末が来た実感がありました。何か成し遂げたような気はあんまりしないけど、もう1年終わるのですね。

初参加の第27回翻訳祭にて仕事面とプライベート面での収獲、今後の課題。

ヨシダヒロコです。

もう10日ほど経っていますが、スライドは予告通りさっさと上げましたよということで。

翻訳祭はずいぶん前から知っていましたが、2泊くらいになるから金銭的にとか、近い時期にスペイン語の試験が重なったとか、あと後で書く理由でなかなか行けませんでした。8月に、あるあまり良くないきっかけがあって、それを吹き飛ばしたいのもありミニ講演会に手を上げました。あれは某雑誌(片方の出版社としかおつきあいしてないのですが)にいちど突っ込んで聞かれたことがあるネタで、分子生物学は鮮度が大事な話ですので、出版社さんに断った上で申し込んで枠に通りました。

去年よりメンタルな調子はマシでしたが、正直直前まで冷や冷やでした。世間を騒がせた猟奇的な殺人事件などあるとこちらの精神状態もよくないです。あと天気が変わりやすく風邪を引かないかが心配でした。今年は受注が低調なため障害者割引で夜行バスだったのですが、帰りはぐっすりでしたね。初めてバスタ新宿を発着に選びました。ホテルは結局会場隣の駅の1泊にしたんですが、中国と関係があり(関係団体が入っている)、着いたなり中華バイキングの朝食がよかったです。中華はあまりないですよね。

直前までいたばし絵本コンテストや放送大学の課題(両方30日締め切り)でバタバタして、28日朝に着。

2017-11-28 12_Fotor

  1. うちの近所ににないものを見にデパートへ。もう少し足りなかった海外向けクリスマスカードを買う。
  2. 新宿御苑でコンビニおにぎり。
  3. 電車に乗ってエージェント訪問。
  4. いつもはSkype授業のイタリア語の先生と初めて対面授業。
  5. 水道橋でプレゼンの練習。

2.は15年ほど前の、元夫絡みのため曰く付きの場所で、足が遠ざかっていたところでした。だだっ広い芝生の上、中国人の小さな男の子2人とパパが楽しそうに遊び、ママは知り合い?と話している光景がほのぼのしました。

3.は1時間半話し込むという非常に刺激的だった訪問だったのです。コーディネーターさんがぶっちゃけで来られたのでわたしもそうしたんですが、よかったのでしょうかね。AI絡みの生き残り方の話があり、なるほどと思いましたし、学生時代にした実験とか研究室の伝説とか(『動物のお医者さん』的な)、英語の聞き取り能力などが質問の中では変わっていて、ユニークな会社でした。時間が押してしまったのですが、4.の先生は幸い時間が空いていて「翻訳やるならもっと勉強しないと」と具体的に何年くらいと時間を挙げました。はい、そうします。

とにかく今回の東京は暑かった。ライナー付きの冬コートで行って、夜だと数度しかない富山から東京に着いたらライナー外してそれでも暑くて。マフラーは要らず、薄いストール入れといて良かったです。その翌日は最高気温の予報が18℃だったのですがね。うちを出てから知りました。

翌29日。いい天気で、寝坊はしなかったのですがミニ講演会演者の集合時間にアルカディアまでたどり着くのに5分遅れました。暖かいというか暑いのになんでか温かめのワンピースに持ってきたローファー。トラブルもありましたが、何とか終わって同じ枠で話した人と放心状態でした(プレゼンは別途2発言にあります)。わたしが言いたかったことは「勉強の仕方」みたいなことです。小難しいこと言ったかもしれないけど、バイオ(分子生物学)近辺が分からないという人を特にターゲットにしたつもりで、基本的にはコツコツやるしかないということですが、少しは分かるようになってわたしも自信は付きましたよ。

 

もうこの日は「行って喋るのが目的」だったので、やってみたことで「次にこんな機会があるとしたら(ネタを変えて)課題ができたな」という感想がありました。聞きたい話もあったんですがそれは2の次でした。

お昼には翻訳会社などのブースも回りました。2社+memoQ(予定が合えば30日のセミナーに出るつもりだった)で、1社はいつもやり取りしている外国人のコーディネーターさんでした。ビジネスライクに英語で打診してくる方なのですが、素顔はと言うと、もちろん日本語で、しかも間に「めっちゃ」「めっちゃ」が入りまくりの、関西弁にしたいけどここは東京なのでなんとかこらえているような言葉で、プライベートなお話まで出てきて、ここでもぶっちゃけ合戦になりました。ちゃんと仕事のお話もしましたけど。

午後1の村井さん×伊皿子さんの出版翻訳のお話は並んで入って、途中まで聞いて後ろ髪引かれながら自分の専門に近い話に移ったのですが、やはり村井さんのところにいた方が「おもろかったのになー」と思います。すいませんいい加減な関西弁で。下訳で少し出版には関わったことあるので。スライドはシンプルで、例えば持ち込みが通る基準については「面白いか   もうかるか」みたいに書いてあるのが身も蓋もなく可笑しくて。いや、間違ってないんですけどね。

ラストの第4セッションは何と午後6時までで辞書の話。LogoVistaとかLogophileや、Webと一緒に引く系の辞書ソフトについても聞きたかったなと思いましたが、大学の先生に電子辞書やCD-ROMの辞書を研究されてる人がいるのね、と。せっかくのお土産データを、そのままバタバタ帰ったのでダウンロード期限が過ぎてしまいもらいそびれましたが、いつかご本を読んでみたいです。

セッションが終わる頃には精根尽きて(大袈裟ですけど)いるだろうと思ったのですがやはりそれに近かったので、残念ですが交流会はキャンセルでよかったです。そのままホテルにとって返し、汗拭いてジーンズに着替えて帰途につきました。バスタ新宿はコンビニも広い待合室もあり、長々待つことができるので東京駅鍛冶場より使いやすいです。

 

 

収獲というのは懐かしい方に会えたり声をかけてもらったり、比較的最近知り合った方だけどしばらくぶりの方、特に地理的に距離がある方に会えたり、他にも自分の中での人付き合いの心残りをいろいろ解決できた日でした。元夫が翻訳者であるため今でもややこしいことになっていると思い込んでいたし、現にその時の後遺症について(2017/12/09 20:54追記:元をたどればすべて元夫にたどり着きます)まだ治療中なのですが、今の状況はあまり気にすることはないと分かって拍子抜けするやらどっと疲れるやら。でもまあ少しは前を向けるかもしれません。

課題はというと、ことし翻訳について書かれた本を多少読んで思ったこともありこれから書いていきますが、今後自分がもうちょっとマシな翻訳者になるにはどうするということを考えています。最近英訳で少しトライアルに通るようになったり、アメリアトライアルで評価が上がってきたのでそっちも頑張ろうかと思っています。

来年の翻訳祭には、とりあえずFBページに「いいね!」を押しておきました。5月のスペイン語試験で京都か名古屋かと考えているのですが、ホテルは滋賀というオプションもあるようですね(結構近いらしい)。

それでは、当日半袖ワンピースで「汗かくし」と走り回っていた方を始め、実行委員の皆さん、そしてボランティアの皆さん、大変お疲れ様でした。