今年のクマ。

asahi.com クマ統計

asahi.comで分かりやすい表を出していたので、持ってきました。ちょうどよく社名も入ってるし。

一昨年、富山はクマが多い県らしいという事をはじめて知りました。山のほうに近づくとそれなりには共存していたらしいですけど、15分車で走れば里山が出てくる近所でも、あまり話は聞いたことがなかった。なので結構驚きました。

今年こちらで出回っているクマ情報は、

  • なんだか割と太っているらしい
  • 今年は柿がお好みらしい。実際、柿がよく実っている家にイエローカードを出している例がありました。
  • という感じです。

    一昨年に地元でかなり細かい調査が行われ、本になって各都道府県の主要図書館に置いてあるそうです。富山ファミリーパークに問い合わせれば書名が分かるので、用のついでに県立図書館に行って現物を見てこようかなと思います。ちょっと問題なのは、「○○さんのうちの裏」とか書いてあって、個人情報保護法に配慮していないらしい。

    わたしはほのぼのしてていいと思いますけどねー。

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    わが道を行く産婦人科医さん。

    リンクを1つ増やします。

    個人的には、「exblogさん、原稿料出してあげて!」と思います。文章のみならず、イラストも上手だし。少なくとも文章はお金取れるでしょう。医師の副業はOKなんですよね?

    こういう風にぜんぶネタにしてしまえば守秘義務もクリアできる。となれば、こんど履歴書(ワードで書いてメール添付するのが普通です)の職歴のところを「と学会」風にでも書いてみましょうか。仕事の内容をどこまでぎりぎり書こうか、いつも困るんです。

    現役産婦人科医てんつゆの しょーもない雑談

    交渉するのが面倒になった。

    電話しても対処してくれると決まったわけではないので、面倒だからメールでやり取りしていたのだけど、とうとう処理能力を超えたらしい。機械的にそういう文面のメールが返ってきた。1ヶ月近く前の話だと思うが、面倒くさくて書く気にもなれなかった。

    電話するのが面倒で面倒で。以前渡辺千賀さんが書かれていたが、人間につながらない電話システムってかなりいらいらする。電話しても「OKわかった」とか言ってまた待たされるのが分かっているとねえ。今あるお金を引き上げたら、とりあえず撤退する。

    アメリカでこんなんを処理しながら暮らしている人はすごいなぁ。

    気分転換のはずじゃあ。

    気分転換のはずで読んでいたマンガが、(たぶん十分な理由があって)英訳出てないんですけど、こういう日本的なことを英語で言おうと思ったらどうなるんだろうとつい調べてしまいました。たとえば「縁起」について「そもそも仏教では……」という話から始まっている説明があって、「おいそこからかよ!」と。

    やっぱりわたしは日本人だなあ、とこういうときに思います。

    しまいに、そういうどーでもいいことが気になって仕事が進みません。歯ごたえのある内容だというのもあったのですが。

    やっとお尻に火がついたころ、Workraveが「休め」というので「はいはい」とテレビの前に座ったら、ウルルンの時間。イタリアだったので楽しく見てました。あれは滞在が1週間ですし、ケンカになって放送できないのもあるんだそうです。で、何やってるかと思ったら、結局わたしは聞こえるところを聞こうとしているんですよ。あれは普通の家庭での会話をおさらいするにはちょうどいいんですけど、今思うと、面倒なところがたぶんカットしてあるのです。

    文化的なものをよそに移すのは本当に難しいと思います。なぜかと言うと、それが自分の国では当たり前だけど他国ではそうではないかも、と気がつくのに時間がかかるから。

    ゴルゴ13は約束の時間や報酬の支払いをすっぽかされたことがないのか、と思いますもの。わたしだったら見ず知らずの相手から「振り込んだ」だけでは信用しません。

    「不味い!」。

    不味い!

    不味い!
    新潮社
    不味いものを科学した本です。

    結構科学的ではあるんだけど、楽しいエッセイです。実際に一般向けの講演を聞いたことがあって、おしまいにある質問を割愛して話し続けるなど、かなり型破りで面白い方でした。「まあまあ、聞きなさい」みたいな感じ。いかにもです。

    この本では主に発酵食品、カラスの肉、虫の類などの強烈なものを食べて回って、感想を書いています。普通に遭遇する例としては、病院の食事とかホテルの朝食のサケとか。味覚が鋭い方なので、普通のものでも切り口がぜんぜん違います。ほかの本で読んだのですが、富山は氷見のブリがお好きだそうです。天然ものは地元民のわたしでも食べられません。高いから。

    一番感心したのは、韓国のホンオフェというエイの発酵食品を食べたときに、ちゃんとpH試験紙を用意していったこと。用意のよさに大爆笑でした。Wikiによると、スウェーデンのシュールストレミングと同じく、輸入禁止だそうです。

    NHKは先日(入手経路が知りたいところですが)、小泉先生をゲストに招いた番組で、この2種類とふな寿司をスタジオに用意してました。透明プラスチックの箱で覆いがしてありました。出演者で平気な顔をしていたのは、小泉先生だけだったような覚えが。

    そして、人からキャビアをもらったとき、あまりに嬉しくて数を数え、「1万3000日楽しめます、ありがとうございました」などとお礼状を書いたという逸話も出ました。そこはちゃんと1gあたりの粒の数を図って、グラム数をかけたわけですが。ちなみに、3日でなくなったそうです。

    奈良事件。医師も傷ついている。

    今日くらいまで風邪で調子がいまいちだったのですが、それでも、奈良事件に関する医師側の反論を読んでいて、ついつい時間を忘れていました。かなりどころではない、しんどい現実です。

    新小児科医のつぶやきさんより、読むのに時間がかかりますが、よろしかったら
    2006-10-18 その日が来たか・・・
    http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20061018

    あたりからお読みください。すごい情報量です。コメント欄も読んで思うのですが、数十年前までは「産後の肥立ちが悪くて」とか「子供が生まれたときに母は亡くなった」って話がもっとあったはず。わたしは生まれてなかったかもしれませんが。

    スクープした毎日の記者については医師側はえらく怒ってます(福祉欄には地道に取材をしている方がいらっしゃるのですがね)。医師には守秘義務があるのすら、ご存じなかったのかもという話も。

    ここ周辺にいろいろ回ってみると、オープンでも多くの医師が匿名で詳しい情報を寄せており、また医師のみが入れるm3.comでもいろいろ話が出ている模様です。

    情報に圧倒され、同時に医師のつらさが伝わってきて、何と言っていいのか分かりません。

    デジタル化に疲れたかも。

    RSSがちょっとしんどいなーと思うのは、大きいニュースがどどどっと起こったときに、つい追ってしまうので。Thunderbirdでの購読をやめました。FireFoxには、もうその機能があるので。

    もともとカレンダーも手帳も紙のを使っています。住所録なんかも、紙で残しておいたほうがよいみたい。マシントラブルなんかがあると実感します。

    そこで「バックアップのために住所録をもうひとつ」とか言っちゃうと、また変なことになりますね。

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    バッテリ内の金属粒子はニッケル(IT Media News)。

    先日のリチウムイオンバッテリの話の続きです。実際、電池化するまで大変だったのですね。

    Wikipediaの「リチウムイオン二次電池」(今時点でのWeb魚拓)。これが合ってるとすると、バッテリを作っている企業はみな今大変らしく、しかも勝手に中身をいじるユーザまでいるとか。そこまで責任取りきれないだろうな。

    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/24/news100.html

    ソニー側から出たスライドを見るととっても原因が分かりやすいです。製造過程で電池を上から押す工具があって、その粉が削れて入ったと。スライドは上に貼ったURLの下のほうにあります。

    「理系」とまとめられると……。

    このカテゴリは自分が気になった話をわりと横断的に書いていますが、本来の専門は有機合成だったので、分野違いだと「大丈夫かな?」と内心おっかなびっくりです。

    でも、一部の文系の人には「理系だから」で片付けてしまわれる。うーん、スウガクとか勉強するの、みんながみんな最初から得意だったわけじゃないんですよ。きっと。入ってからも苦労してんですよ。

    いきなり「わたし文系だから」を枕詞に持ってくる人は、「この人は自分に対して何を感じているんだろう?」と思ってしまいます。何か差別された経験があるんでしょうけれどね。実際、理科系出身者しか取らない翻訳会社があることも確かです。

    わたしだったら「文系?理系?」という質問じゃなく、いきなり「専門なんだったの?」とか卒論の苦労とか聞きますね。社会人だったら仕事の中身でもよい。分野によって意外な苦労があるのが結構楽しいのです。

    (同日追記)別のところで、ああなるほど……というバリバリ理系の方の文章を読みました。納得。

    リチウムイオン電池って、どんな風になっているんだろう。

    本田雅一の「週刊モバイル通信」第353回 ■
    そもそもリチウムイオンバッテリは燃えるもの

    ソニー製のリチウムイオンバッテリの回収が止まらない。デル製ノートPCのバッテリ炎上/回収騒動に端を発した問題は、ノートPC各社を巻き込み、とうとうソニー製ノートPCのバッテリ回収にまで至った。

     この間、新聞などでは一貫してバッテリ問題をソニー全体の問題、不適切な事後対応といった視点で報道しているが、問題はそれだけではない。ソニー自身の対応にも問題があったことは言及せねばならないが、この問題を伝える側の知識、スキル、モラルなどの低さも、騒動を大きくした原因のように思える。

    リチウムイオン電池の原理はこちら。

    リチウムイオン電池(lithium ion battery)
    東北大学多元物質科学研究所 融合システム研究部門 複合系応用システム研究分野 (水崎研究室)のホームページより。

    金属片が混じっていて、という話があったので「まさかリチウム単体ではないよね、はは」とか思っていたのだが。リチウムは空気中に出しただけでまずい。現物は見たことないが、同族のナトリウム単体は普通に空気中では保管できない。水と反応すると発火する(こんな感じ)。石油エーテル中で保存。リチウムはさらに激しい。でもこれは、単体、つまりリチウムのみの話。

    東北大のサイトを見ると、リチウムはちゃんと化合物になっているそうだ。だけど問題は電池に使われている有機溶媒で、ものは何か知らないが、有機溶媒は燃えるものが多い。「そもそもリチウムイオンバッテリは燃えるもの」の文章もそこに言及している。多少バッテリがあったかくなったからと言って火が出るわけではないそうです、ご安心を。