ヨシダヒロコです。
Studio 2011は去年くらいからパッケージをもらい、それを訳して納品などの形でだんだん慣れてきてました。この本は2009向けですが、2009を持っていなくて2007→2011→割とすぐに2014となったわたしでも(2016/08/10追記:2006から使っていたことを思い出しました)、トラブルが起きてから見たら参考になることは書いてありました。ただ、基本は学べるけど通り一遍なんですよね。この本はもうAmazonにはなく、下の2011、2014が売ってます。2009は著者のサイトにまだありますね。https://www.frentopia.com/shop/
Studioは結構共通しているところがあるけど、それ以前からすると大分違うと聞いていて、触ってみると本当に違ってました。
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即効解決 SDL Trados Studio 2009
佐藤一平 Frentopia 2014-04-15 |
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SDL Trados Studio 2011 基本の「き」
佐藤一平 Frentopia 2014-09-15 |
「SDL Trados Studio 2014 Reference book」PDF販売スタートしました
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Sdl Trados Studio 2014 Reference Book
Ippei Sato Ippei Sato 2014-12-30 |
2014案件を2011で秋からやっていたのですが、なぜかというと2014は6月に販売期限ギリギリに買って持ってはいたものの、慣れてから移ろうと思っていました。しかし先月、エラーは2014にすれば直ると翻訳会社に言われ。電話で話したため具体的によく覚えてないのですが、訳語検索をした場合とメモリを調べた場合で結果が違う(パーセンテージの設定のせい?)がきっかけだったと思います。Tradosの部署があり、そう言ってきました。あと2014のパッケージを2011で開くといちいちウィンドウが開くのです。なので時間つぶして2014インストールして。
その案件は訳語検索に難があった(クライアントがメモリを一新したせいもある)他は何とか調べて、双方の事情で納期が伸びましたが今までどおり提出しました。
問題は、もう1件Word(.docx)でもらったマニュアルの翻訳です。繰り返しは16000ワード中1400ワード以上あり、マニュアルだしと思って2014でプロジェクトを作って翻訳しはじめました。カウントが間違っていたかもしれず、ファジーマッチなどもっとあったかも。
時間がなくてスパートかける中で「これはもとのWord原稿に戻せるんだろうか」と嫌な予感がし、試してみると、「訳文で保存」はできないし「プレビュー」もできないし、まずいことになりました。Facebook上のコミュニティに書いたらコメントやメッセージで教えてもらったのですが、図解の入っているファイルでは訳文生成がどうしようもないことがあるらしいのです。
訳了後にメモリをエクスポートしてXbench(使いたいと思いながら初めてダウンロードしましたが、無料版で十分だそう。ある方のブログでは有料版の方が質が悪いそう)で開いてみましたが、画面が真っ白になってしまい、そんな経験したことないと翻訳者さんにいわれ。他にプロジェクトを作り直すという方法もあったらしいですがうまく行きませんでした。
連絡は入れていましたが、あまり遅れても何なのでプロジェクトファイルを先方に送りました。パッケージにしなかったのはその時までわたしが理解していなかったせいで、実際そのプロジェクトファイルではパッケージが作れないことになっていました。上で挙げた本もそういうわけで訳に立たず、最終的にコピペしかないかもと思ったら本当にそうなって、こちらが寝てなくてへろへろだったし、コピペは翻訳会社側の誰かがしてくれました。日本語の分からない人がやったらしくて日本語が正しいかチェックして下さいと言われ納品という形でした。
この手のファイルにはStudioはダメなのかもと。去年の初めくらいまでTagEditorとか結構使っていましたし、いじっていいはずのタグを触ることがありましたが、訳文生成せずに納品ということが多かったのです。だから訳文生成ができないと知って本当に焦りました。
今回の仕事について自信はないですが(仕事が粗すぎました)、類似の仕事が来るようでしたら他のツールを考えなければと。WordfastとMemoQは、ボヤボヤしている間に試用期間が終わってしまったのですよね……。MemoQはいま2015が試用できることが分かりました。試用の段階でもサポート親切でした。マルチバイのためだけにProZに入っています。周りでTrados以外のツールを選ぶ方いますね。
この不具合、PCの挙動にいまいちなところがあり、何か関係があるかもしれませんが……。
スケジュールに問題ありと思った方、まったく言い逃れはできません。また改めてその辺を書こうと思います。