高志の国文学館で棟方志功を観る&ラ・ベットラ・ダ・オチアイ(2014/02/15)

ヨシダヒロコです。

2月は働いていた時間が短いので、お金があれば出かけていたのですが、他に書くことがあるのでアップが遅れています。2月上旬の立山も書けてませんし(写真を沢山撮ったので、試験が終わったら選びます)。

高志の国文学館は、出身校の近くにある富山ではおそらく一番本格的な文学館でしょう。ですが、金沢に住んでいたわたしにはどうも石川近代文学館と比べてしまい。有名な文豪の多さでは負けてしまっているなあ、悔しいけれどと。高志の国文学館は、疎開で来ていた文学者や果ては実業家まで入っていたので、「頭数足りないのかな」と思ってしまいました。角川の創始者(で、確か物書き)など、意外な方もいらっしゃったのですが。

一方、見て楽しかったのが漫画家のコーナーとヘルン文庫のコーナー。後者は、小泉八雲の死後、文献が富山大学に寄付されたので、それに関して、八雲の所蔵本を展示していました。八雲が日本に来るきっかけになった本とか、交流があったのに疎遠になった人とか、何だか色々あったんだなと。

漫画家については、なんといっても藤子不二雄でしょう。同じ市在住の言語学者の方が以前書いてらしたのですが、「(富山出身の)藤子不二雄が描いた『ドラえもん』に教訓はあるが、新潟出身の高橋留美子が描いた『うる星やつら』に教訓はない」。まあ、高橋先生もシリアスな作品描いてて、好きですけどね。文学館には、藤子不二雄Aと藤子・F・不二雄の原画があります。他には懐かしい作品だけど「気まぐれオレンジロード」とか、最近のものでは「ほしのふるまち」(未読、あまり絵が好みじゃないかな)などの原画もありました。パネルには「True Tears」などのアニメも特集。

あと、立山博物館に行かないと見られない曼荼羅(一部、地獄絵図になってた)が1枚あるのも特筆もの。

棟方志功展は、実はすごく興味があったというわけではないのですが、展示を見てみて少々興味を持ちました。大きい版画ばかりかと思ったら、本の表装もたくさんしていて、結構気に入りました。旧福光町に疎開していたのですが、6年ほどの疎開の間に立山に数回上り、蜃気楼はしょっちゅう見にいっていたらしいです。蜃気楼の出る魚津市では、出ると放送で知らせてくれるらしいのですが、子供の頃の遠足以来行ったことがありません。実際のところ、この目で見たという県民も少ないのでは?もちろん、棟方も見られませんでした。立山に興味があったと書きましたが、立山(地獄谷とか)を舞台にした能の脚本や、それを版画にしたものも展示してあったはずです。

地獄谷、去年通ったときは危なくてそばも通れなかったんですよね。

そして、ラ・ベットラですが、東京、名古屋、そしてなぜか富山にあります。一番安い1500円台のランチは、朝から人が並びます。それをしたくなかったので、2100円のランチを予約しました。ドルチェと飲み物は別で360円。パルマ産生ハム、ポルチーニのパスタ(ポルチーニは生の冷凍)、パン三種、レモン風味のティラミス、アイスティーを選びました。さすがに写真は控えました。隣のカップルは思いきし撮ってたけど。

ポルチーニは乾燥では何か作ってみたことがありましたが、生は本当に香りが良くて、ちょっとびっくりしました。パンも美味しかったし、ティラミスは普通のとは違って爽やかな感じでよかったです。生ハムは、まあ普通。次に行くことがあったら、前菜盛り合わせで色んな味を少しずつ食べてみたいです。3000円前後で昼間はコースになる(イタリアンでは、プラス魚か肉)ので、いつか余裕があったら、気分転換しに。夜はちょっと無理かな(笑)?

細かいことを言うと、ランチをlunchではなく、i pranziとイタリア語で書いてあるイタリアンレストランを初めて見ました。

URLはこちら。
http://www.la-bettola.co.jp/

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