ヨシダヒロコです。
Twitterできれいな写真や星の話のツイートを見つけ、KAGAYAさんを知るようになったのですが、はじめ無理して金沢の外れのプラネタリウムまで行こうとしていたら、土曜夜だけだけど6/27まで富山でもやっていることを知りラッキーでした。
その前、GWにサイエンスヒルズこまつでやっていた『オーロラの調べ』は色々あって行けませんでしたから。KAGAYAさんのトークショーまであったのに。これは新作なのでこれから全国に広がると思います。
公式サイト。
http://www.kagayastudio.com/aurora/
さて『銀河鉄道の夜』ですが、ご存知宮沢賢治の動画童話を星の解説を入れながら短くしたもので、天文台の方の春の星空の観察入れて40分ほどでした。今回カップルは安くなったらしいです。後で書くようにエンディングは分からないようになっているのですが、カップルが見るにはちょっと悲しい話かも。
わたしはこの日、サイエンスカフェとやまに行こうと思いながらも調子の悪さでこことのはしごを諦め、ギリギリに入りました。新幹線開通後、駅につながった停留所から路面電車に乗ったのは初めてだったかも。
子供の頃は生き物と星が大好きで、学研の事典(写真や絵が沢山)を何回も読んでいたし、ギリシャ神話も大好きでした。この神話は12星座の星占いに名残が残っていますね。宮沢賢治も好きでした。だからそのころは「科学文化センター」だったここのプラネタリウムもよく行ったかと。改装後、ひさしぶりに来ました。
公式サイト。全国を再度巡回中のようです。
http://www.gingatetudounoyoru.com/
CGはこの通りですが、これがプラネタリウムの天空に広がって、きっと賢治の世界はこんなのだったのだろうなあと。ただ美しかったです。
途中星の解説が入るので、銀河鉄道がどういうルートを通ったのかがわかりやすかったですし。話はずいぶん忘れていましたね。一番印象的だったのは燃えているさそりの赤い星(アンタレス)で、もとはけなげなさそりの話です。神話では生き物が星に変えられるというストーリーがよくあります。
そういえば、『よだかの星』のよだかもけなげな鳥だったなあと思い出しました。ちょっとググると出てきますが、実際本にあるような醜い鳥ではなかったようです。さそりもさそり座も世の中では怖いイメージを持たれていますが、賢治はそういう生き物へのまなざしも温かいのだな、と。
話のラストは分からないようになっています。あとでKindleで童話集を買ったら、結構長さがありそうだったので仕方ないかとは思いましたが、あのCGはもう5分でいいから見ていたかったです。それだけが残念です。
夏至近く、7時前の科学博物館。時間を延長しています。大人向けに『HAYABUSA 2』などもあるので、またこんど。
この日はまあ天気が良かったので、夕暮れの富山駅も綺麗でした。
(6/28 17:01追記:子連れのお母さんが「難しかったね」と言っているのが聞こえて、「これ、童話だよ?」とちょっと意外だったのですが、同業者の友人によるとフィクションを楽しむには訓練がいると)
追加情報ですが、KAGAYAさんは星の写真集をちょうど出されるそうで、条件や設定が書いてあるので、見るだけでなく撮る方にも参考になりそうです。
わたしの初の写真集「星月夜への招待」が8月初旬に発売となります。 ほぼ形はできあがり、来週本番の印刷に立ち会って全力でよい本になるよう仕上げます。 参考になればと全ての写真の露出など撮影データも記載しました。 http://t.co/iRQ3L5dCCS
— KAGAYA (@KAGAYA_11949) 2015, 6月 25
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