ヨシダヒロコです。
#いつも読んでくださっている方へ。About(自己紹介)を更新しました。一番変わったのは写真でしょうか。よくメガネとコンタクトで印象が違うと言われるので、2種類載せました。
****
立山カルデラ砂防博物館は好きな博物館で、何回か行っているのですが、今回最初からこのフィールドウォッチングに参加することができました。正確には電車の時刻表が紛らわしくて(山行きなので夏ダイヤとかあるんです)10分遅刻しましたが。
博物館は富山地方鉄道の立山駅から徒歩2分くらい。電鉄富山駅から立山駅は1時間くらいです。JRと違って障害者割引が効いて嬉しかったです。精神障害者の場合、身体障害者と違って会社によって言うことがまちまちですので、いちいち確認します。
アップがこれほど遅れたのは、写真を山ほど撮ったから。選んで載せますね(
Canon EOS Kiss X50使用、レンズは最初に付いてきたマクロレンズです)。まず、立山観光の起点になる電鉄富山駅です。
途中の景色。窓ガラスが反射して、うまく撮れない……。反射が少ないものを。電車の中になぜか飲み物の自販機がありました(撮ったけどボケた)。
さて、立山駅に着きました。上の最後の写真は立山駅周辺です。富山駅では平地だったのが、段々高山になります。
そのまま急いで博物館に向かったら、入ったところで雪の結晶を作る実験をしていました。中谷宇吉郎先生が雪の研究で有名ですが(石川県生まれの方だったはず)、これを応用した北海道旭川東高校の平松先生考案の「平松式ペットボトル人工雪装置」をやってみました。来ていたのは10人ほどで、半分近くが小学生くらいの子供。子供たちは楽しそうでした。子供は実験好きな子はえらく好きですよね。
早速、加わります。
ペットボトルに、結晶の核となる消しゴムを入れ、ドライアイスを入れて発泡スチロールのクーラーボックスで冷やします。結晶できるには少し時間がかかるので、その間に外の実習へ。
外の実習その1は、雪の観察です。以前雪の大谷に5月に行ったとき(レポはこちら)の内容と一部かぶりますが、雪には色んな名前があって、例えば新雪、しまり雪、霜ざらめ雪、ざらめ雪など。この順番で密度が重くなります。この日博物館周辺の雪は80cm程積もっていて、今年はこっちは雪が少ないのですが、立山でもそうだったみたいです。例えば黄砂が飛んだ日なんかが、地層のように見てて分かります。
学芸員の先生が雪を切り取って密度を測ったり、上手にスコップで雪を切り取るのを子供たちは前に陣取ってじっと見ていました。
更に面白いことになったのが、外の実習その2。学芸員の皆さんが作って下さったおっきなかまくら。その中に閉じ込められる体験をするのです。例えば雪が降ったとき、溶けてきた屋根雪が落ちてきて、歩行者が埋まるということがあり得ます。それが30cm程度の雪であっても、叫んだところで全然周りには聞こえないという怖い話。かまくらでも同じことが起こります。
外からクイズを出して、正解したら出してもらえます。「もう、だしてくださーい!」と言っている子供らに笑ってしまいました。わたしも入りましたよ。登山で遭難したときには、却って暖かいらしいんですけどね。
人1人やっと通れる、分厚くて大きなかまくら。
みんなが入っていって、埋められます。中からの声は、叫んでいるのに小さくしか聞こえません。
という貴重な体験をしたところで、先ほどの雪の結晶の出来具合を見ます。皆違った形をしていて、わたしのもなかなか綺麗にできていました。何か素敵な言葉をかけたわけではないですよ(笑)。
午前の締めくくりとして、認定証を頂きました。裏には中谷先生の中谷ダイヤグラムというものらしいですね。
レジュメです。
お昼は駅で買ったおにぎりでしたが、博物館内を散策する時間がありました。動植物の写真展をやっていました。それ以外の展示は多少撮ってもいいとのことでしたので、少し。
肝心のエントランスが撮れていませんが、また後で。午後はいよいよ雪上にスノーシューで出ますが、仕事が入らなければすぐに続きが書けるでしょう。
(2014/03/21追記:やっと後半を書きました。こちらのリンクからどうぞ)
Pingback: 告知:フィールドウォッチング『立山の雪を体験しよう』(2022/02/05、立山駅や立山山麓) – To Purple Dawn