「人間五十年」でなくて「人生五十年」と勘違いしてた話。

ヨシダヒロコです。

orange and green trees photography

Photo by Liger Pham on Pexels.com

8月末からすーっと涼しくなってきて、わたしが生まれた秋、季節の中では一番好きな秋が巡ってきたとほっとしてました。富山の暑さも都会といい勝負でしたから。他都道府県の方にはよく意外に思われるので繰り返しておきます。

その後の台風2連発はこちらも通過して部屋の網戸が飛んだようです。警報が山ほど出ました。関西の惨状にはひたすら驚いていました。そこに北海道の地震。その頃、気温もピーク時と比べ10~15℃下がっており療養中の調子をさらに崩してしまい、被災者の皆さんに思いを巡らせる気持ちの余裕が尽きてしまった頃の誕生日でした。

外に出て好きなことができる人には想像つかないでしょうが、病がちで閉じこもっている人間にはFBのお祝いも嬉しいものです。

さてタイトルの「人間五十年」ですが、よく「人生五十年」と思われるらしくわたしも勘違いしてました。「おんな太閤記」だったか、信長が死の間際に本能寺で舞ったので子供には紛らわしかったのかも。幸若舞「敦盛」から「人間五十年 下天のうちを比ぶれば 夢幻のごとくなり 一度生を得て 滅せぬもののあるべきか」が出典です。さらに元ネタは仏典「倶舎論」で、「人間の五十年は、天上界に比べれば夢のようなはかなさだ。この世に生を受けたものは必ず死にゆく」という意味だそうです。訳は下を参考にして少し変えました。

参考にしたサイト

和魂美才    (アーカイブ)
心に残る人生の名言 – 偉人の名言とその出典 –   (アーカイブ)

人間の話をしているようだけど、何か形ある(ない)非生物にも当てはまりそうです。

よく五十歳が近くなると残された人生の短さに気がつく人がいるようです。わたしはもうすぐというところに来て、病の身でよくここまで持ったなというのと、普通に暮らしたとしてどれだけ生きるかな(後半は上に書いた人と同じ感想)というのがないまぜになっています。

ちなみに、信長公はよくドラマで描かれるような「キレた」人ではない説がこの頃出ているようです。歴史は本の中で完結せず、新しい事実や説が出てくるところがエキサイティングです。

織田信長49年の生涯をスッキリ解説・年表付き!おだのぶながは意外に優しい!?   (アーカイブ)

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サイエンスZERO特別編!『575でカガク ニュートリノ』(2018/08/19, 再放送25)&秋のスーパーカミオカンデ一般公開見送り。

share_temporaryヨシダヒロコです。

(2018/09/27追記:サイエンスZEROはNHKオンデマンドで見られます(有料)。いつもと客層wが違ってて、見逃した方が多いようですね)
http://www4.nhk.or.jp/zero/7/

スーパーカミオカンデが見られないかという検索が多いようですが、もともと一般公開でもタンクの上で説明を受ける感じで、タンクの中は水をいっぱいにして観測中のため見られません。例外は天皇陛下くらいです(ふたを少しずらして中を見て頂いた)。

今年は例外的に12年ぶりにふたを開けて水も抜いて改修工事をしています。7月のジオスペースアドベンチャーに行きましたが、中に入れないとのことで初めて定員割れしたらしい。

恐らく飛騨アカデミーの夏の『夢のたまご塾』に選ばれた子や(HPでは全員は見られないかもとある)、他にごく限られた人は工事中の中に入っているようです。

おっさんもワクワク、スーパーカミオカンデの超純水タンク内部が12年ぶりに公開 (1/3)


レポ:スーパーカミオカンデのタンクの中!

今回、サイエンスZEROで俳人の夏井いつきさんや神岡の施設長である中畑先生(26日に富山で講演する方。昨日応募締切でした)をゲストに迎え、夏井さんを施設に案内して俳句詠んでもらうというのがあるようです。今までにあまりなかった試みです(リンク放送後アーカイブ、俳句含む)。

そういえば、わたしは特に俳句詠んでる訳ではないですけど、『俳句王国がゆく!』(リンク アーカイブ)というNHK松山局制作の番組が6月に飛騨市に来ました。お題のひとつがスーパーカミオカンデで興味深かったです。リンク先に詠まれた句がすべてあります。

サイエンスZEROは、NHKの回し者ではありませんが、昔の放送からオンデマンドにあるので見逃した方もどうぞ。

好きな動画など貼っておきます。

FacebookのSuper-Kamiokandeより、同じ日に他にもあります(下のTwitterと同じものアップしてるような)。

あと神岡のイベントでも配布されていたICRR Newsはここからダウンロードできます。特に写真が素晴らしいです。102号です。

http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/cat-icrr/

最後にこれ書いてるときに、宇宙線研究所のあのツイート……とか探してたら、最新のツイートがこれでした。

工事が大変なのかな。生まれ変わってバリバリ観測してくれることを楽しみにしています。

放送大学学部、平成29年度後期試験結果は物理専門科目全滅→30年度前期出願。

ヨシダヒロコです。

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今回の試験は体調悪いわ(外から困った事が降ってくる)、フェレットは年末から重い病気だわ、勉強が進まず大変でした。先週金曜に結果が来まして、惜しいところで落ちていました。フェレットはその2日後になくなり、お葬式は明日でまだ心身ぐったりです。試験後何も勉強できてません。

落ちたのは『力と運動の物理』と『場と時間空間の物理』です。前者は答え合わせを試験後すぐに教科書でしたので、あと1問くらいで落ちると分かっていました。後者は受けるだけでぐったりで、何となくもう少し取れたかと思っていたのですが。Dは50~59%でその下にEがあり、合格点は60点です。

まあ、計算ロクにできない学生なのに単位もらってはいけなかったと思うので、課題出せなかった量子力学ともども、来期は追加の学費なしで再試験が受けられるそうなので頑張ってみます。

昨日だったかに見かけた、こんなランダウの言葉が考えていたことを後押ししてくれたので、来期は『入門微分積分』(授業はすでに一通り見た)も受けてみたく思っています。試験時間が重ならないかも確認しました。↓ここまでやるのは厳しいけど……

 

新しい科目で目に付く限り興味があるのは「『方丈記』と『徒然草』」(魚拓)です。前身の『和歌文学の世界』(魚拓)は視聴しただけですが、特に渡部先生のおっしゃることがしみじみとよかったです。たまに『視点・論点』にご出演です。日本語のリテラシー、ライティングの講義なんかもあるんですが今は手が回りません。

富山学習センターのオープンセミナー(オープンキャンパスみたいなもの)全4回は今回面白そうなのが多く、先週末やっと第3回に行ってきて、富山大医学部の先生から漢方薬のお話を聞いてきました。概要だけならそのうち。富山学習センターにいらっしゃる先生からの天然毒の話がこの回だけ魚津であるので、楽しみにしています。一般の方も参加できます。天然毒の先生は紺野先生とおっしゃり、センターに在籍の間はこの手のお話を聴く機会がよくありそうです。

Coursera “Modern & Contemporary American Poetry (“ModPo”)”(ペンシルバニア大、8月スタートほぼ通年)

ヨシダヒロコです。

ModPo

2012年に初めて受講し、もう少しで修了できるところでした。去年再挑戦しようとして断念し、今年マイペースで再開、10週中もうすぐ1/3が終わります。

この講座ではエミリー・ディッキンソンやウォルト・ホイットマンなどの詩人から始まって、ほとんどが米国の現代詩人を取り上げます。アル教授がたまにユーモアも交えながら、概ねは真面目に学生たちとディスカッションする動画(だいたい英語字幕はある)を見たりいろんな詩を読んだりしながら、自分でもエッセイで解釈を試みる機会があります。エッセイ投稿してスレッドにコメント付かなかったら、メンターがちゃんと何か話しかけてくれます。温かい雰囲気の講座です。

相互採点もするのですが、ディッキンソンなどは解釈が人の数だけ何とでもなる感じで、自分と違う意見だと思っても否定しないようにしています。他に日本人を見かけたことはありません。上の画像にあるimagismは俳句などの日本の影響を色濃く受けているので、何か書いて投稿するかも。放送大の(今期で終わるようですが)『和歌文学の世界』や、去年できたばかりの『Walking with the Writers』(英詩もあるけど伝統的な型にのっとったものが多い)も参考になりました。言語としての英語や言葉というものを考えるいい機会になっている気がします。

この講座は結構手間暇がかかり、Courseraには他に受講経験ありますがなかなか一筋縄ではいかないです。宇宙論とかもあるのでいつか受けてみたいですね。日本の大学では東大が英語で授業してます。今回の講座は、修了証書が欲しければ期限があるのですが、そうでない人は自分のペースで勉強しているようで、そこも好きなところです。