富山県中央植物園「私の植物写真展」出品作を見に行く(2017/07/21~8/30、8/28に来園)。

ヨシダヒロコです。

植物園HPをまず貼っておきます。http://www.bgtym.org/

確か出展するのは3回目で、出したっきり調子悪くて見に行けないとかばかりだったのですが、暑い中バス乗って歩いてやっと行ってきました。たしかこの次の日くらいから急に涼しくなりましたけど。

作品は1人2点までで70点ほど集まっていました。6月にあった写真教室「やさしい花の撮り方」(2回目に行きました)の参加者には自動的に案内が送られてきます。

出展作品は本人しか撮っては駄目で、ざっと撮るのはOKだったので、こんな感じ。下がわたしのです。ドイツスズランはうちで根付いてまだ元気にしていますが、「スズランの日」向けに花問屋さん的な通販で買ったら偶然根付きで送られてきたものです。右の睡蓮は、写真教室の日に主に白い花が池を埋めつくしていました。

自信のある人しか出さないのか撮り慣れた感じの人も多く、入賞作はとても少ないことに驚きました。

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この出品作品は反射して見にくいので、画質を落としたものを貼るとこんな感じです。植物や風景を撮るのが好きなのですが、どうも写真だけでなく勉強する科目なども、ものに向かう方が好きなのです。人嫌いというほどではないのですけど、人の美点を人物写真で引き出せる人はすごいなあと思っています。

行きに遅く家を出すぎて、少ないバスの本数でいつもと違うバス停に降りて迷ったため、ギリギリに入れてもらって植物園本体は今回ほとんど見られませんでした。高山・絶滅危惧植物のいつもは涼しい部屋に入ったらなぜか暑く、あまりいい写真も撮れませんでした。花の難しいところは、どこか少しでも見えるところが傷んでいたらもうダメなんです(撮ったあとで気づくことも)。その上で、何かはっと目を引くものがいるんだな、と上手な作品を見て思いました。

かろうじて撮れた園内の写真。紫の葉は鮮やかで、恐らくストロビランデス・ディエリアナと思われますが初めて見かけました。池にはオニバスが浮かんでいました。

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使用カメラはCanon EOS Kiss X50というエントリーモデルを5年使っていて、ここの教室で「今あるカメラをよく使ってください」と言われました。レンズも欲しいのありますが余裕のある時に段々と。いわゆる星景写真が流行っているそうですが、星も撮ってみたいです。他には今年新調したASUS Zenpad 8.0を使ってます。一眼は人前で威圧感があるので小さめのカメラ(ミラーレスかデジカメ)にも興味はあって、そちらもおいおいです。

そんな訳で、ミッションコンプリートなのでした。

 

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植物写真教室「やさしい花の撮り方」(富山県中央植物園、2017/06/04)

ヨシダヒロコです。

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ノイバラ

この催しへの参加は2回目です。天候不順で調子が上がらず、申し込みはしてあったのですが、電話して最初の集合後講義があるのを飛ばし、遅れて合流させてもらいました。持ち運びが疲れるので、前回使い方を教えてもらった三脚はなし。

富山県写真家協会の先生方と一緒に広い植物園の敷地に散らばって、教えてもらいながら撮ります。『バラのささやき』(魚拓)という番組を春にNHKBSで見たのですが、原種バラである日本のノイバラがすごくフィーチャーされていました。そのノイバラが、もう盛りは過ぎていましたが沢山茂みになっていて、いい香りでいっぱいでした。

薬用植物のコーナーではスイカズラが終わり頃、あとクレマチス各種は満開でした。バイオで珍しい(1、2本しかない)種類の桜を増やす試みのパネルもありました。春の植樹祭で皇后様が植樹されたのが、そのように増やされた桜だそうです。

前回の教室は5月でしたが今回は6月だったので睡蓮がたくさん池に咲いていたりしました。これだけ咲いているとなかなかうまく撮れなかったですが。

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高山植物の温室で光の調節ができなくてブレたのは意味が分かりませんでしたが、前回この教室で教えてもらってデジイチ万年オートから抜け出したのです。

そうそう、今回言われたけどきちんとマニュアル読まないとね。

参加者には今月末に植物園で行われる写真展へのお誘いが届きます。今日届きました。植物なら何でもいいらしいですが。チラシは植物園にもあるかも。今年出すと3回目ですが、今年は自分の出展したもの、調子崩さず見に行けたらいいな。

また、先月末に太閤山ランドのあじさい祭りライトアップ(といっても初めてで光がろくになかった)に行ったのですが、三脚は無事使えました。レリーズは買ってあったのですがその時見つからず、次暗いところで撮るときには活用したいと思います。

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富山県中央植物園で寒蘭を見る(2014/11/24)。

ヨシダヒロコです。

たまにらん関係のエントリを書いていて、うちに小さいのがこまこまあります。香りのあるオンシジウムが嬉しいことに咲きそうです。

11月の連休最終日、もう閉館時間が近くなっていましたけど、「秋のラン展」に行ってきました。

展示は寒蘭が多かったですが、こんな感じの控えめな感じの花です。何となく好みじゃないかなと思っていたら、意外と清楚な感じで可愛らしかったです。こういうのが半分くらい。日本産のらんです。うちにはエビネがあります。

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その他、洋ランがありました。両方カトレアかな?

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展示即売会はいつもやっていて楽しみなんですが、もう終わりかけでめぼしいものしかありませんでした。オレンジの花びらに赤いリップのミニカトレアを買いましたが、帰りのバスに乗っていたら珍しいことに別の車が割り込もうとして、衝撃で鉢が落ち花びらに傷がつきました。その後割とすぐに枯れてしまったので、写真はなしです。株自体は大丈夫なので、また咲いたら。

前にも出した写真ですが11月22日の「いい夫婦の日」のため、こんな商品が売ってました。ミニ胡蝶蘭です。そのままプレゼントできます。らんは水をやりすぎて失敗する人が出るくらい、ほったらかしでもいい植物なので、こういうの普及して欲しいですね。

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少し時間があったので、閉館間際の熱帯温室。熱帯スイレンが咲いているとの話でしたが、薄暗くなってきていたし確認できませんでした。薄暗いジャングルにいるようで面白かったですが。

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2014-11-24 16.31.58そんなわけで、今年のラン展は終わり。次は春です。うちのらんたちは、春になったら肥料をあげるべく(時期があるものもあるので)スタンバイしてもらっています。

(追記:チラシを忘れていました)

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富山県中央植物園春の蘭まつり&「青いコチョウラン作出秘話」(2014/03/01)。

ヨシダヒロコです。

春の蘭まつりの告知を駅で見つけたので、本当はそんな場合じゃなかったんですが、ちらっと行ってきました。特に(去年発表された)青いコチョウランと、即売会が楽しみで。

IMAG3002

入場口で、こんな花が迎えてくれました。

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行ってみるとかなり沢山人がいて、らん展の展覧会(受賞者発表)と即売会をやっていました。時間があまりなかったので、即売会を冷やかして、一目惚れしたランがあったので後で考えることにして、講義に向かいました。

三位正洋千葉大名誉教授(園芸学部)のお話でした。花の改良がお好きなのはよく分かったのですが、わたしと同じく脱線しやすい方のようで、大事な青いコチョウランと青いダリアの話になる頃には1時間が過ぎていて、特に青いダリアはメモっている暇がなかったです(笑)。千葉大から名古屋大院に進み、千葉大で長く教鞭をとられ、退官したばかりです。園芸育種学、つまり品種改良などがご専門です。

著書にはこういうものがあります。

夢の植物をつくる (ポピュラーサイエンス)三位 正洋裳華房

1991-12

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

わたしはいわゆる「青い花」を作る話は好物です。夢がありますし、青が好きだからというのもあります。青といえばサントリーのバラ「アプローズ」などが有名ですし、Facebookで青いチューリップを(正確には白と青)みたこともあります。バラはまだ紫に見えましたが、チューリップは「青」でした。このコチョウランについては、下でわたしが撮った写真を出します。

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花の品種改良はなぜするかというと、花はすぐ飽きられるから。(たしかに、花市場の動きなど見ていると、常に新品種が出てますね)。品種改良の大変なところは、花を研究しようとすると、1つ1つを研究している人が少ないので、何でも自分でやる羽目になること、だそうです。

限界を超えるには、

1.放射線照射(X線、ガンマ線、重イオンビームなど)、化学薬剤で変異を起こす
2.染色体数を変える、倍数体、異数体を作る(コルヒチンで種なしぶどうができたことなどが例)
3.他種から遺伝子を取り入れる

なのですが、

品種改良の方法として

1.種族間雑種、受精させて繁殖させる(例:米国原産で日本で育種が進んだトルコキキョウなど)
2.細胞融合
3.遺伝子組換え、本体の性質は変えずに目的遺伝子だけ導入

結局いずれも3の方法で成功したのですが、膨大な実験を繰り返したそうで、沢山他の植物での失敗例を含むスライドを見ました。

「種子を制するものは世界を制する」といわれ、優れた品種は世界的商品となるそうです。日本は育種能力が高いので、育種立国を目指すべきとも。

ところで、「遺伝資源」という考えがあります。絶滅危惧種、希少植物、海外の植物を挿し木、組織培養などし、-196℃の液体窒素で半永久的に保存できます(話が行ったり来たりしていてまとめにくいのです(^_^;))。

話を元に戻すと、バイオテクノロジーには次のようなものがあります。

1.組織培養(植物のどこからでも作れ、脱分化してカルスを作る。たんぽぽを引っこ抜くと再生するのが例)
2.胚培養(受精後死んでしまう胚を救う)、種間雑種(重要な作物は種間雑種起源である)
3.細胞融合
4.遺伝子組換え

今は便利な時代で、遺伝子の類縁関係を探せるそうです。近いほど、交配は成功しやすいです。インターネットでドイツの園芸家から「花粉下さい」と分けてもらえたりするらしいです。

例1)チョコレートコスモス×キバナコスモス

イギリスのキューガーデンによると、チョコレートコスモスは1種しかなく、普通のコスモスと塩基配列が1箇所だけ違います(DNAのようなもの)。キバナコスモスを掛け合わせたところ、チョコレートコスモスでも暑さと病気に強いものができました。わたしも分からないんですけど、チョコレートコスモスにはチョコレートの香りがあるともいわれています。

例2)リュウキュウベンケイ(絶滅危惧種)×カランコエ

背が高い、切り花用の水がなくてもしおれないものができました。ベンケイソウは多肉質なので。飛行機のビジネスクラスに飾るという話が進行中だそうです。

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ここからランの話。

その魅力は、
1.多様な種、2~3万
2.花形、色、香りが多様
3.植物体の形が多様
4.生理生態が多様
5.高級なイメージ(世界共通、ヨーロッパでは広まっているところ、開発の中心は確か台湾に移っている)

他の植物より子孫を残せる(種が多いから)、なので優れた固体を選べるが、両親は超えられない。ということで「望まれる品種とは」というスライドがあったのですが、栽培のし易さ、経費など色々あり、その中に「花色」が。青いものが欲しいのは「ないものねだり」であって、これが育種の基本なようですね。

さて、青い花の作出にはデルフィニジンという色素がいるようです。他のブログで調べたところ、青い椿やバラでもこれが必要なようです。多分これが自分が見た化学式だと思うのですが。画像お借りしたブログのリンクを張っておきます。

デルフィニジン

北摂通信~ 写真も入った気ままな日記 より 青系ツバキの花蕾
 青い椿を作っていらっしゃるようですね。わたしのブラウザでは表示が崩れるのですが。

話を戻します。ランのバンダという種には青いものがありますが、交配が難しいそうです。F3’5’Hという遺伝子が上の化学式のデルフィニジンの前に働かないと、デルフィニジンが作れません。

遺伝子組換えの他の方法も試しました。細胞融合では、プロトプラストといわれるものから植物体ができるはずなのですが、成長が遅く10年後に枯死しました。というわけで遺伝子組換えになったわけです。

目的遺伝子を短い遺伝子からなるベクターというものに組み込みます。それが細胞内に入ると、細胞を選んで再生します。問題は細胞壁がしっかりしているので入りにくいことで、遺伝子銃というものがあり、金粒子の周りに目的のものをまぶします。他に、エレクトロポレーション(電子的に穴を開ける)、アグロバクテリウム(土壌細菌で、遺伝子を送り込む)などの方法があります。遺伝子組換えには許可が必要なものが多いらしいのですが、バクテリアには許可が要らないので手間が省けます。

遺伝子の「ここから始まるよー」というプロモーターと「ここで終わるよー」というターミネーターの間に目的遺伝子を組み込みます。(遺伝子には無駄な部分が結構あります)

青い花の例としては、青いバラ(先ほど書いたサントリーの商品、パンジーの遺伝子を使っている。キメラで子供ができない)、紫のカーネーション(ペチュニアの遺伝子)、青紫のキク(サントリー、野生種に似たようなものもあり、あまり宣伝できず。サントリーには他にも宣伝しにくい製品あり)、青いユリ(サントリー、失敗)などです。

それで、青いコチョウランに使ったのは、ツユクサの遺伝子。他にもやってみたが、結局1つだけ使ったそうです。

組換えの元の植物には、「ウェディング・プロムナード」という品種を使いました。

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FT遺伝子と呼ばれる、花芽分化誘導遺伝子(早く花が咲く)も使ってみたのですが失敗、結局FT遺伝子を使わず成長を待っていた花が平成12年2月15日に花を付けました。最初の花は奇形でしたが、あとで正常なものが咲きました。

今後の目標としては、デンドロビウム、シンビジウム、カトレアを青く、バンダ(青い花がある)を低温に強くすること。青いダリアは駆け足で良く覚えてません。が、綺麗な花でした。青いランは色々なところで披露される予定があり、もしかしたらイギリスにも行くかもしれません。コチョウランについては、花粉ができる品種を作ることが目標で、まだ始まったばかりだそうです。

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ここで、そのコチョウランの写真です。遺伝子組換えの花ということで、花粉はないので飛ばないのですが決まり上、頑丈にケースで守られています。

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ここから講演が終わったのでラン展です。あまりうまい写真が撮れなかったので、何枚かだけ。確か、4~6枚目は受賞作です。IMG_1442

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即売会ではこんな風に可愛い小さなカトレアが売っていたりしましたが、結局ちょっと野生っぽいこれ(下の写真)にしました。これでもデンドロビウムらしいです。デンドロビウム・キンギアナム・シルコッキーといいます。崖にくっついていたようなランなので、水は乾いたときに霧吹きで吹き、5~11月までは木の下に吊しておいて下さい、だそうです。

IMG_1422

IMAG3057次のラン展は、去年の例を考えたら多分5月ではないでしょうか。まだよく分かりません。

(3/5追記:わたしの買ったデンドロビウムは原種らしく、ここで買えます)

富山県中央植物園にて「春のラン展」+園内散策(2013/05/05)

ヨシダヒロコです。

これで連休中の話は最後です。

以前らん展の仕事をして興味を持ったこともあって、らんを見るのは好きです。ただ、買っても枯らすんですよね。この日は愛好家の皆さんが丹精込めた作品を展示していて、即売会もあって、ついでにボランティアの方が園内を案内してくださいました。障害者(+付き添い1人まで)は無料ですよ。

全部、Canon EOS Kiss X50で撮りました。マクロレンズは持ってません。

2013-05-05 12.47.36一番前に飾ってあったので、大きな賞を取ったのだと思います。作品名までは撮ってる余裕ありませんでした。

2013-05-05 12.54.38

これは恐らくエビネ。

2013-05-05 12.54.50

らんに関する文献も展示。

2013-05-05 12.55.27

2013-05-05 12.55.33

イワチドリのお仲間かな?可憐ですね。
2013-05-05 13.09.21

パフィオペディラム。2013-05-05 13.10.19

カトレア。

2013-05-05 13.11.00

切りがないのでこのへんで。

わたしの買ったのはこれ。エビネとデンドロビウム。エビネは今日見たら、天気が良すぎたのか花が枯れてました。花が終わったので植え替える予定です。

2013-05-05 13.09.10

さて、園内探索。グループを複数のボランティアの方が引率して、まずはバナナを見に行きました。2枚目は、ちょうど咲いていたバナナの花です。

2013-05-05 13.33.29

2013-05-05 13.36.06

2013-05-05 13.35.13

咲きかけのバニラの花。これから熟すと、さやがバニラビーンズになります。

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コーヒーの木。潰すと豆が出てきます。下の写真が木だったはず。缶コーヒー用は、木の種類が違うそうです(それも生えてます)。

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2013-05-05 13.46.13

あと、皆さんご存じの観葉植物パキラはこんなにでかくなるとか。

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このへんで(多少はしょってますが)外へ出ました。良く覚えているのは、八重桜と藤棚と芍薬・牡丹です。

八重桜。散りかけでした。桜の種類は100種類単位であるそうです。

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2013-05-05 14.22.10

藤棚。

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芍薬と牡丹。前者は草、後者は木です。

2013-05-05 14.45.19

2013-05-05 14.46.36

2013-05-05 14.46.56

これから季節なので、わたしも買ってうちに飾るつもり。

最後に、こんな池もあります。リサイズするのが面倒で、重くて済みませんでした。

2013-05-05 13.53.12

院生の時にはみんなで行ったなあ(植物成分の研究が多かったので)ということで、植物園に来ると元気になるので、またちょくちょく行きたいと思います。