処方されたピルを飲んでみて、その実際。

ヨシダヒロコです。

少々微妙な話題ですが、感染症や婦人科関連、わたしの持病である精神科にも関わるので、いろいろ偏見があることは知っていますが、あえて医療関連として情報を書きます。最後に訂正があります(8/19)。

どうも女性ホルモンの不調を感じていたので、子宮がん検診のときに医師と相談して、双極性障害(躁うつ病)や統合失調症の患者さんも飲んでいると聞き、ピルを処方してもらいました。ルナベル錠というものですが、他にも何種類かあるそうです。わたしの持病は何回か変遷がありますが、今までの20年の病歴で何回か月経が止まったことがありました。その都度注射打ってもらう訳なんですけど。

他に子宮内膜症(大変な病気です)や月経困難症(PMS)などの患者さんのため、数年前に保険適用が認められました。成分は普通の低用量ピルと同じです。1ヵ月分で診察費入れて3000円くらい。

お薬はこんな感じです。1個飲んだところで、1日くらいの飲み忘れは次の日まとめて飲めば大丈夫なのですが、飲み忘れないように色々工夫があります。下の方にある1,2…という数字は休薬期間で、3週間飲んだら休みます。その間に月経が来ます。

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飲み終わると、こんな風にして休薬期間をカウントします。ちなみに、処方は3ヶ月までまとめて出してもらえます。

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わたしが飲んで良かったのは、周期が一定するということもありますが、なにしろ情緒が安定しました。ここしばらくの不調が何だったんだろう?って感じです。あと、最初のうちは副作用があるらしい(恐らく個人差がある)のですが、わたしの場合はそのせいか最初頭痛が激しくて。でも、そのうちに同じく持病の頭痛がむしろ軽くなりました。

あとちょっとえぐいかもしれませんが、子宮の構造など。
話題の「子宮頸部」とは?と医師に聞いてみました。そうしたら丁寧なバインダーの絵が出てきて、こんな感じです。患者さんのブログからお借りしました。頸部は実際はひだのようになっているそうです。

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話題のヒトパピローマウィルス(HPV)とは、抵抗力が落ちるとかかるカンジダみたいなものかなと思っていたら、むしろヘルペス(口の横にできる、あれです)に近いそうです。性行為の経験があれば、ウィルスはしつこく(7~8年)居座ります。で、抵抗力が落ちると出てくると。その期間を過ぎても安心はできないので、健診して下さいとのことでした。前にも書きましたが、頸部→体部と進行するのかと思っていたら、いきなり体部にがんが生じることもあるそうです。

なので、40才くらい、もっと前からかな、(8/19訂正:頸がんはセックスパートナーができたら若くてもその時点で、体がんは40代半ばからが正しいとの医師の話です)からきちんと検診は受けたほうがいいです。他に何かあるかもしれないし。そんな訳でした。少しでも読まれた方が正しい知識を身につけて下されば幸いです。

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いろいろ検診を受けてきた1日+風疹抗体価の採血。

ヨシダヒロコです。

もともと今日は、甲状腺にある小さなできもののため、朝一で市民病院の外科にエコーを受けに行く予約が入っていました。そのついでにいろいろ勉強になることがあったので、健康診断に関する話題には需要が高いこともあり書いておきます。女性ならではの話もありますが、特に未婚男性の皆さんは引かないでくださいね(笑)。

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外科は乳腺外科を兼ねていましたが、直前まで先生(副院長らしい)が学会でいらっしゃらなかったため、乳がんエコーはできませんでした。富山県では必須ではないです。予約いっぱいみたいだったし。甲状腺の良性のできものは1ミリしか大きくなっておらず誤差範囲で、今後の検診は年1回で良いそうです。以前「健康管理」タグに前回の検査のことを書きました。健康診断についてもこちらにあります。

11時までかかって、乳がん検査(マンモグラフィー、超音波)の予約を取りました。何だか精密検査になるそうで。なんでだろう。

仕事柄、医療機器のモニターは凝視していました。UIとかですね。

それから、この病院では週1人くらいしか接種受けに来ないらしいけど、東京や大阪では群を抜いて流行っている風疹。特に30代以降だったかの男性は全く接種受けてません。保険適用外だけど、妊婦さんに移すこと考えたら受けておいても損はないかも。それにはまず、何回(1回か2回、ちなみにわたしは中学生の時1回受けてます)受けるべきか、抗体価を測ります。採血をするのですが、わたしの血管は時にするっと逃げてしまうし細いので、手首で取ってもらいました。採血は慣れていますので、軽口を叩きながら、自分の血を見ながらでも大丈夫です。ここでは結果が出るのに1週間かかるので、支払いは次回で良いそうです。MRワクチンは1回1万円と聞いていて、オーダー出てから取り寄せだそう。

それから子宮がん(頸がん・体がんの両方)の検診と、ちょっとした不調の相談と、ピルの相談をしに婦人科へ。実は半年ホルモンバランスが狂いっぱなしでした。こないだ元に戻りました。女性が集団がん検診を受けると、性や月経についてや妊娠の経験(堕胎など言いたくないことも含め)口頭で聞かれて嫌だった時代もあったそうですが、今はだいたい問診に移っているようですね。今回も問診票でした。ただ、既婚か未婚の欄しかなかったので、「離婚、何年から何年まで結婚」と書いておきましたが。服用している薬がわたしのように多い人は、病院でもらう薬の副作用説明の紙(薬の名前や用法が書いてある)を持ち歩いて、先生に見せると良いです。

ホルモンバランスの悪さや、人に当たってしまうのが嫌だったので、その辺を整えるためにピルの服用を相談してみました。先生によると、わたしのような躁うつ病や統合失調症(もだったかな?)で服用する人がいるそうです。まあ、精神科では薬で月経が止まることも珍しくありません。ピルで経血も少なくすむし、周期をコントロールできるし。避妊の他にも良いことあるんですよ。40代までならお薦めするということでした。この辺は、宋 美玄先生の「ヨミドクター」の連載を読んで参考にしました。

ホルモン剤は「不自然」か

ピル服用前の検診は子宮がん検診で代用したので1500円(本来は1万円とネットで読みました)、ピル自体も保険適用のものがあります。今日調剤薬局に行ったら、その薬置いていないそうで明日になりましたが。取りあえず3週間分処方されました。

がん検診ですが、まず既婚男性で立ち会いとかなさった方ならご存じでしょうけど、診察台が独特です。性交経験ない子なら泣いちゃうんじゃないかな。有り体にいえば椅子が「足を開かされて閉じないようにできて」います。わたしも始めて行ったときには帰ってきて大泣きでしたよ。金属製のものを差し込んで検査をしますが、カーテンが掛かっていて向こうは見えません。頸がん検査だとちょっとちくっとします。生検をするから。体がんだともっと奥に行くのでもうちょっと痛いです。検査後もしばらくチクチクしました。お腹も押されました。ただ、ホルモンバランスは上向きになってきている様子だそうです。なのでピルが出たのかも。

病院側から渡された注意書き。

子宮(頸部・体部)癌検査を受けられる方へ

1)検査は1~2分で終わります。多少痛みは感じますが暫くすると治ります。また少量の出血がある場合もありますが、自然に止まります。頸部検査のみならば、入浴しても差し支えありません。子宮体癌検査を受けられたときは2~3日出血が続くことがありますが、生理より少ない量であれば心配いりません。当日のみ、入浴・水泳・性交・激しい運動は、控えてください。万一、下腹部痛のひどい方や出血が止まらない時など、ご心配なことがありましたら、下記へご相談ください。
2)膣の中へ膣剤が入ったときは、白っぽいおりものが増え1週間程度続きます。

体がんの検査を受けても、ヨガとかシャワーはOKだそうです。

あと、ここについでに書いておきますが、検索の多いピロリ菌はちゃんと除去されたのを確認しました。次は経鼻の胃内視鏡を来月受けます。残りのがん検診は、早くて明日、まとめて近所のクリニックで特定健診と共に済ませます。

トップ大学無料講義のCourseraに更に大学追加+聴講記(2)。

こんにちは。富山で化学を中心とする技術翻訳をしていますヨシダヒロコです。医薬との2本立てが夢なのですが、なんだか寄り道ばかりです。

6月から受けていた”Fundamentals of Pharmacology”と”Vaccines”(両方ペンシルバニア大)がこの間終了しました。Quizを出す努力はしても正解率が低く、両方修了証はもらえないと思いますが、昨日のエントリに書いたトライアルには役に立ったと思います(そのものズバリではなくとも、背景知識という意味で)。

薬理学の方はなぜか字幕が出ないことが最後の方多くなったり、1回抜けてあとで挿入したり、ワクチン学の方はまだ続いてるのに画面上終わったことになったりと、初めてなのでいろいろバタバタしたようでした。薬理学のエマ先生が治験のことまで詳しく教えてくれたのは嬉しい誤算でした。ワクチン学のポール先生は早口で、字幕は恐らく自動生成と思われるんですが拾えてないことがあるくらいで、でもアメリカ国内の嫌ワクチン運動に色々言いたいことがあるようでした。ニセ科学とも通じることなので、聞いていて面白かったです。

日本の嫌ワクチン運動も負けておらず盛んですね。ネット友達で偏見と闘っている人がいます。調べ物してたら間違った訳語を鵜呑みにした翻訳が拡散して、あやうくこっちも間違うところでした(^_^;)。

講座は繰り返しがあるかも知れないので、今期聞き逃した方も期待していて下さい。ちゃんと英・日の本買って読もうと思った3ヶ月でした。

入れ替わりに2講座また始まり、もうすぐもう1講座追加されるんですが、もう少し勉強してはっきりしてから書きますね。今度はほとんど人文系で、趣味のような感じです。

映画"Contagition"(コンテイジョン)について訂正&補足。

こんにちは。富山で化学翻訳を営むヨシダヒロコ(@chiruru)です。医薬翻訳者の駆け出しでもあります。

パンデミックパニック映画、”Contagion”米国で公開。」というエントリをしばらく前に書きましたが、題名はもう日本語訳「コンテイジョン」が付いていて、日本版Wikipediaも出来てました。調査不足をお詫びします。

サンフランシスコ在住の映画ライターさんのブログ「サンフランシスコ・シネマライフ」のエントリ「[映画紹介] “Contagion”(原題『コンテイジョン』)」でレビューが読めます。

感染症に実は興味があるので(なのでわざわざカテゴリを作っている)、ぜひ見てみたいんですが、日本公開はいつですかね?

パンデミックパニック映画、"Contagion"米国で公開。

こんにちは。富山で化学翻訳を営むヨシダヒロコ(@chiruru)です。医薬翻訳者の駆け出しでもあります。

今アメリカで”Contagion”というウイルスパンデミック感染パニックものの映画が公開されているそうです。ブログ「新型インフルエンザ・ウォッチング日記(しばらく震災関連も居候中)」のエントリ「映画contagionのYoutube」「感染パニック映画Contagionをうまく利用してリスクコミュニケーション(米)」で知りました。CDC監修だそうです。

ブログの前のエントリから引用すると、

新種のウイルスがどんどん空気感染してヒトがバタバタ、キスで感染、咳する人の風下にいて感染、握手して感染、あげくに公園に集団埋葬・・・と相当な場面がつくられています。

トレイラーはこちら。


IMDBへのリンクはこちら(英語です)

評価はなかなかよく、監督はソダーバーグ、キャストはジュード・ロウ、ケイト・ウインスレット、マット・デイモン、グゥイネス・パルトロウグウィネス・パルトローなど。俳優目当てに見に行く人もいそうですね。

最後に”Contagion”タイトルの意味ですが、「ステッドマン医学辞典」から引用します。

1感染病原体,伝染病原体.=contagium.2〔接触〕感染,〔接触〕伝染(直接接触,飛沫感染または混入物による感染症の伝染.この言葉は感染症の近代的概念の発生のはるか以前に起こったもので,より包括的な用語“communicable disease”に含まれてしまうため,その意味のほとんどは失われている).3感染,伝染(グループの何人かのメンバーが暗示または模倣を通じて神経症あるいは精神病をつくり出すこと).

Bird Flu fears after 16 swan deaths in six weeks at Stratford-upon-Avon (Sunday Mercury)

Bird Flu fears after 16 swan deaths in six weeks at Stratford-upon-Avon – Sunday Mercury

シェイクスピアを生んだ英国中部の町、ストラットフォード・アポン・エイボンで16羽の白鳥の死が確認された。昔短い語学研修に行った街だ。確かあのころから白鳥はいて、”Swan School”(今は潰れて存在しない)という学校があったくらい。

まだインフルと決まったわけではないらしい。鉛感染症かもしれないらしい。

今年は英国をはじめヨーロッパやアジアではインフルエンザで大変なようで、その後日本にも患者が見られたが、体験者の話を読んでいると、薬で割と早く落ち着くそうである。

一般のインフルエンザ予防注射で新型も防げるらしいので、来年はうってもらいに行こうと思っている。

富山でH5N1検出。

HDDクラッシュのため、しばらくブログが更新できませんでした。それでも見に来てくださった方々、ありがとうございますm(_ _)m。

富山のニュース 【12月22日01時27分更新】

高岡古城公園の鳥インフル、ウイルスはH5N1型 島根、北海道と近縁

 高岡市の高岡古城公園で死んだコブハクチョウが高病原性鳥インフルエンザに感染していた問題で、富山県は21日、動物衛生研究所(茨城県つくば市)の遺伝子解析の結果、ウイルスは強毒性で致死率が高い「H5N1型」と確認されたと発表した。県は、渡り鳥が感染源になった可能性もあるとみて、環境省や関係自治体と連携し、国内で確認された同型のウイルスと比較調査するなどして感染ルートの解明を進める。

 県の依頼を受けた同研究所が19日から検体の解析を進め、10月に北海道稚内市で野生のカモのふんから検出されたH5N1型や、11月に島根県安来市の養鶏場で感染が確認されたH5N1型のウイルスと、極めて近縁であることを裏付けた。このうち安来市で確認されたウイルスとは、遺伝子配列が99・7%一致した。

 富山県は21日、高岡古城公園から半径10キロ圏内の監視区域にある小学校や保育所を含めた計18カ所で立ち入り検査を実施し、衛生管理の徹底を呼び掛けた。ハクチョウやカモが飛来する池などでも生息調査を続けたが、現時点で異常は確認されていない。

 感染が拡大していないか調べるため、県と環境省は22、23日、高岡古城公園や監視区域内の渡り鳥の飛来地で、野鳥のふん便調査を実施する。

 富山県が設置した電話相談窓口には19日以降、県民らから73件の相談が寄せられた。空気感染の有無などを尋ねる「野鳥に関すること」が55件と最も多く、次いで「愛玩鳥に関すること」が5件、「健康相談に関すること」が4件などとなった。

富山の高岡市古城公園には入場無料の小さな動物園があります。あと、広い池にはハクチョウが飼われています。以前鳥好きのsueme教授にお聞きしたところ、池で飼われているんじゃないかとのことでしたので。

今月になってコブハクチョウが死亡しているのが見つかり、動物園は閉鎖されました。コブハクチョウは何回か園内を散歩していて見たことがあったので、「あの子達が死んだか」という感じです。

野鳥(カモ)が飛来する池、うちからそう遠くないところにもあって、毎年やってくるのを楽しみにしてるんですが、どうなるんでしょうね。

塩野義の抗インフル薬ペラミビル、小児の適応追加(日経メディカル オンライン)

 塩野義製薬は10月27日、抗インフルエンザ薬のペラミビル(商品名ラピアクタ)について、小児におけるA型・B型インフルエンザウイルス感染症の適応追加の承認を得たと発表した。これにより、国内では成人と小児、いずれに対しても4剤のノイラミニダーゼ阻害薬が投与できることになる。

塩野義の抗インフル薬ペラミビル、小児の適応追加:日経メディカル オンライン

うちの身内にも小児がいるんですが、じわじわ新型インフルエンザが流行ってきている今、このニュースは心強いですね!

4種類の薬の残りの3種とは、「オセルタミビル(タミフル)、ザナミビル(リレンザ)、ラニナミビル(イナビル)」です。

アシネトバクター。

皆様ご存知のとおり、帝京大学病院で多剤耐性菌アシネトバクターによる死者が多数出て、警察が業務上過失致死との疑いで捜査に踏みきったとの報道がありました。この報道に関して、医療ブログを中心に疑問の声が上がっています。

以下2エントリは「週刊医学会新聞」のツイッター経由です。

ブログ「今にも落ちて来そうな空の下で」(素敵なタイトルです)より、

「多剤耐性菌問題と業務上過失致死、メディアの対応について」

報道をみている限りでは、何が問題だったかなどの詳細は皆目わかりませんが、これが純粋に院内感染であった場合、「業務上過失致死」に当たるのでしょうか?

抗菌薬に対する耐性菌というものは、抗菌薬を使う限り出現するものです。今回、この耐性菌が何らかの形で関わり、最終的にお亡くなりになった方やご遺族の方々には大変お気の毒でした。しかし、だからといって「業務上過失致死罪」という刑事事件として警察権力が介入する問題であるとするには、違和感を感じざるを得ません。

そもそも、故意ではない診療関連死が業務上過失致死に問われるべきなのでしょうか?
これが業務上過失致死に当たるのであれば、例えば、飲酒運転による死亡事故は飲酒運転を取り締まれなかった警察の業務上過失致死にならないのでしょうか?
消防士が火事現場で消火出来ず、死者が出たら、これも業務上過失致死なのでしょうか?

ブログ「感染症ブログ -現場の専門家による情報発信と、ネットワーキング-」より、

「アシネトバクター感染に対する警察の介入は、日本の院内感染対策を危機にさらし破綻させる」

全ての医療機関で感染対策専門職が十分数確保され、専門職としての十分な時間と権限を与えられ、部門・職種・地位の垣根を越えて適切な院内感染対策が行われることは、今現在では「理想」である。しかし今の日本の感染対策のレベルはその理想には到達していない。理由は現場の感染対策担当者が十分に活動できるための支援がなされてきていないからである。本来医療行為の妥当性は、その時代性の観点から標準的な医療が行われているかどうか、その観点からなされるべきである。しかし、前記の支援がなされないまま、疲弊した現場に「理想」ばかりが判断基準として押しつけられたらどうなるか? 警察は事情聴取をしたというが、その「理想」が既に実現しているという観点から判断していないか? 結果として感染の問題が起こった場合に、その「理想」を基準として価値判断がなされ、現場の感染対策担当者のみが糾弾され、責任を問われ、処罰されるのである。これでは今現在必死で感染対策に従事している日本の多くの院内感染対策担当者はやりきれない。その活動の動機を失ってしまうだろう。必死で頑張っているのに、支援はないままノルマだけが増え、結果が悪ければ罰されるのだから・・・。結果としてもたらされるのは何か? 医療現場での感染リスクの更なる増大である。

この結果結局被害を被るのは誰か?

それは、国民である。

こんな感じです。いつも鋭い「天漢日乗」さんも同じような論調で書いておられます。それにしても。

一個人のできることなんてたかが知れていて、わたしができることなんてここでコピペしてぼやくことくらいです。感染症を扱える翻訳者になりたいですが、いかんせん知識が足りません。アシネトバクターも初耳でしたし。

神様、ネタに走るわたしをお許しください。

「bogusnews」より、

「帝京大の多剤耐性菌『抗生物質のレメディ』飲んでいた」

これを書いて、明日から東京に逃げます。

探さないでください。

口蹄疫との共生 (晴耕雨読)。

「口蹄疫との共生」  農業問題

口蹄疫との共生 山内一也 2004/24/01

口蹄疫との共生

 英国の屠畜場で2月19日に発見された口蹄疫はオランダ、フランス、アイルランドでも発生しました。大量の家畜の殺処分で山は越したのか、最近ではあまり大きなニュースではなくなりつつあります。

 私は著書「キラーウイルス感染症」の終わりを、根絶の世紀から共生の世紀でしめくくりました。今回の口蹄疫の発生は、まさにウイルスとの共生の問題を提示したものとみなせます。この視点を中心に口蹄疫の問題を眺めてみたいと思います。

口蹄疫との共生 | 晴耕雨読

口蹄疫やそのワクチンについて、極めて分かりやすく書いてあります。もともと古くからあった病だということも、なぜワクチン周りの話が面倒くさいかということも。オランダはワクチンを併用しているようです。

口蹄疫に興味のあるすべての方にお勧めしたいと思います。