TBS金曜ドラマ『アンナチュラル』(法医学)。

ヨシダヒロコです。

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地上波のドラマはそんなに見ているわけではありませんが、『コウノドリ』の産科の次に、期待できそうな法医学が来ました。今までの法医学ドラマで知っているのは名取裕子のシリーズで、旦那さんが警察のそこそこの地位にいるため予定調和的に話が解決するというものでした。つまらん。放送大の試験のため『アンナチュラル』2話をまだ見ていませんが、1話は最後までどんでん返しが続いてどうなるか分からなかったです。法医学ドラマであると同時に、質のいいミステリーでもあると思います。

ただ、法医学ですからご遺体を解剖します。表現は控えてありますが死因がどうしたとか人によっては拒否反応を起こすかもしれないです。そういうのが苦手な人には向いてないかな。明日まで見逃し配信中の2話は練炭心中ですし。リアルなミステリーが好きな人には向いていそうです。

舞台は、内閣府がもともと作った「不自然死(unnatural death)」を解明するためのUDI(unnatural death investigation)ラボです。1話の中でも言ってますが、人の死因は警察などで結構適当に決められることがあります。下の方にも書きます。

主演は石原さとみ、法医解剖医・三澄(みすみ)ミコトの役。朝から美味しそうに天丼ほおばる姿は『コウノドリ』の下屋先生みたいです。身体が資本ですものね。もう1人の非協力的なベテラン法医解剖医・中堂役が井浦新、ミコトの同僚の臨床検査技師・東海林役が市川実日子、医学生バイトの久部役が窪田正孝、ラボの所長役が松重豊です。ミコトのお母さんは薬師丸ひろ子。薬師丸さんはこういう役がすっかり似合うようになったなあ。

ミコトは一見元気でテキパキ仕事をしますし、7Kと言われる職場環境でもめげません。芯も強くて筋を通すところは通します。ご遺体の代弁者となっているのかもしれません。ただどこか影があり、そこが魅力的です。

その他、今こんな昔のUKドラマが途中になっているのですが(ヘレン・ミレンのテニスン警部がとにかくかっこいい!)守秘義務と責任がある仕事をしている女性は(男性でも)、パートナーになんでも話すわけにはいかず仲に亀裂が入ってしまったりします。見ていて悲しいですね。どっちのドラマもそうなんです。

 

2018-01-25 20.53.50

翻訳には死体検案書というジャンルがあります。だいぶ前に仕事がなく、何かありませんかとお願いしたら来たことがあります。リピートはなかったのでそんなに出来がよくなかったのかも。とても厳粛な気持ちで訳しました。またあれば是非やってみたいです。仕事歴はWorksにあり、アップデート適宜しています。

法医学の一般書と言えば上野正彦先生ですが、探したらこんな本が出てきました。監察医のなり手が少なく、たしか高齢化も進んでいてと。複数うちにあったと思いますが、同じような話が多かった覚えがあります。仕事が来た10年以上前読んだ本ですから、今の日本ではどうなっているのだろう。解剖が行われるかは地域格差も大きいです。そこをミコトがバリバリ解剖して問題を解決しているので頼もしく、なんだかホッとするのです。