秋頃からトライアル、まだ挑戦中。

ヨシダヒロコです。

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トライアルは間を見て受けています。2014年くらいに受注が困ったことになり、2015年の頭までくらいにたしか10社ほど受かった気がしますが(データベース登録もある)、5社から仕事が来て、1社は仕事が来るのは早かったけどすぐ来なくなりました。適当な分野がないとのことでした。あと2社は仕事内容はともかく、内容や仕事の進め方がちょっとと思って辞めたり切られたり。切られたのはマイナンバー提出を拒んだからです。ちなみにデータベースに登録します的な会社からは今までの職歴で来たことあったかなあ?通翻ジャーナルムックとアメリアで探して受けました。

辞めた方の会社は、今号の『通翻ジャーナル』で遠田先生が書いていた「Googleで用法を確認するのを止めて!」をもろに実践していましたが、教えてくれた方は某スクールでそういうことを習ったとか。わたしもそれを真似してやる羽目になっていましたが、登録辞めると決心した頃に他の翻訳者さんが「それ何?」みたいに言ったのでやはりおかしいなと。

残るは2社となり、そこと過去に受かったところに履歴書送ったりトライアル受けたりしています。今回臨床・非臨床を英訳も含めて複数受けてみたのですが、はかばかしくありませんでした。もっと色々読まねば。化学は初めて英訳で受かりました。教科書的な内容だったので、「見たことある」「なじみがある」が大きいかと。ただそこは(特許ではない)化学案件あまりないんです。英訳は和訳よりもっと該当分野の英文読んでて内容分かってないとダメだなと感じました。わたし、仕事もらっている医療機器(英日)でもまだ落ちますし。

トライアルに受かると、その後は「これもできます」と言えば回してくれる会社があったり、たまに更新用の登録フォームを送ってきたり送ったりしてます。そういう「芋づる式」のところもあるし、「分野ごとにトライアル受けてください」という会社もあります。自分がなんでも首突っ込むのは分かっているけど、翻訳については柱となるものを決めておきたいです。

そういえば珍しいパターンとして、外資で契約書の1文がちょっとと翻訳者の間で言われていたところがあり、以前わたしは更新時に更新しなかったのですが、また再登録を考えてくださいとメールが来てました。バックがあれでなかったら、日本オフィスは悪くない取引先なのですが。

他に、まれにブログを通して問い合わせが来て、ある時「英語の資格は持っていませんか」と言われ、理系で英検準1級だったので先方は不安だったのですかね。資格とはTOEICらしく、こちらはあの試験はかなり前に見限っているので登録しませんでした。

最近は、案件としては大きくないものの外科系(医療機器)が来ます。自分には向かないような気がしていたのですが、すごく治療しているという気がしますね。その分手術を間違うと怖いと思いますが。外科系から転向した開業医と、総合病院の外科医が両方かかりつけなので、文化があるのかなと思うことがあります。

2年前に遠田先生の本買って、また1冊英文を書く本を買ったので少しでも参照できたらいいなと思います。テクニカルやメディカルライティングまで言い出すともっと本がありますが、多言語にかまけてあぶはち取らずになっていました。中山先生の本は工業英検対策らしく、いかにも「お勉強」という感じです。試験の過去問見たところ、わたしが受けるなら2級か1・2級の同時受験でしょうか(2級でも落ちたりして)。1級がこの量しかないのに受験に都会に行かねばならないのが納得いきませんが、内容は実践的だとは思います。3冊目の中山先生の新刊は読みやすそうで、上の遠田先生の本みたいな感じのようです。今本がたまっているので、片付いたら欲しいです。

先月くらいからイタリア語検定とgaccoにエネルギー取られましたが(gaccoのもう1つの講座については追ってまた)、今の医療機器トライアルも外科系で果たしてどこまでやれるかです。分析機器には物理が入るものがあり、こちらもどこまでやれるかです。

2017年を振り返って(仕事・勉強編)。

ヨシダヒロコです。

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年が変わらないうちにプライベート編も書こうかと思いますが、底を流れるものは一緒で、「この1年体調悪かった。大変だった」ということでした。持病のない人には健康状態は自分でコントロールできるものと思っている人もいるかもしれません。それができる人はまだ幸せで、わたしは21のときからそういうこととは無縁でいます。持病に遺伝も絡むと知ったのは割と最近で、わたしがバイオ関係を一生懸命読書していた時期があるのは、分かっている分だけでもメカニズムを知りたかった、ということもあります。

他に、天気もひどかった。普通の体の人がどうか分かりませんが、病院行くと頭痛持ちの人が困っている、などと医師から聞きました。去年くらいから、今まではぼんやりしていた「地球温暖化」とは具体的にこういうこと?と思いはじめています。

そういう体調の悪さや、持病の双極性障害が年の前半くらいに2、3回軽躁に転んだこともあって、仕事はうまくは進みませんでした。もらった仕事はほぼバイオで、働きにくいと思った会社(別エントリで書いたマイナンバーのこととか。ああいうの企業がやっちゃいけないらしいですね)は複数切りました。仕事がある時は、何とか動けるときを見計らってわずかでも進むという感じで、それでもそこそこ仕事が来たのは8月くらいまででした。仕方ないのであと4ヶ月は休んだり、興味のあるものをいろいろTV録画しといて見たり(放送大学も)していました。トライアルは4本受け、明日4本目を出します。新規開拓する気力がなく、既存の登録先に履歴書送り直したり、トライアルを出してもらったりしました。2敗しまして、3本目はこないだ出したばかりです。

年末年始は特に抱えた案件なく過ごすことになりそうです。

春にセミナーのため上京して登録先とイタリア語の学校の訪問に行ったのですが、あのときもたぶん軽い躁だったなあ。それとは関係なく、新幹線が強風で6時間くらい止まったのにはげんなりしました。約束守れなかったですし。富山駅は登山に来る人も多いのに、救護室みたいなところがなくて。ちなみに東京駅には(お世話にはならなかったけど)ありました。

勉強は、イタリア語で2回、スペイン語で1回資格試験を受けましたが、特にイタリア語はレベル的になかなか大変で、スペイン語は大阪のしかも枚方が受験地で遠く、受けた後しばらくぐったりという感じでした。先に挙げた登録先に「他言語の場合資格は見てない」と言われ、もう1社にも言われ、もう大概にしておこうかと思っています。スペイン語の試験は中級くらいでスペイン政府のものでしたが、いろいろかっちりしていて参考になりました。イタリア語はだめ押しでもう1回か2回頑張ってみるつもりで、次は春です。NHK TV語学講座も気晴らしにいいです。

英検・TOEICを受けなくなって10年は経ちます。人によって色々考えはあるでしょうが、最近欧州のレベル分けを取り入れているようで、でもきっと試験官に資格試験はまだないのかな、と思ったり。今年ブログを介して問い合わせのあった翻訳会社がやたら英語資格を言っていたので遠慮した経緯があります。英文(他の言語でもですが)を文法的に正しく書くのが下手で、昨日からトライアルのためにGrammarly無料版を試しています。英訳は今後の課題ですね。

他に、放送大学は正規に取っているのは院の生物学(『現代生物科学』)だけですが、学部をBSで自主的に見ています。学生なら実は全部ネットで見られます。春からは面接授業が取りやすくなるので2本だてで行こうかと。今年は前から興味のあった宇宙・素粒子物理学系の話に触れられるイベントが複数あってうまく参加でき、そこだけは成果がありました。今のところ「趣味」ということにしておきますが、仕事で来たら嬉しいなあと思います。多分あるとしたら英訳でしょうけど。

普段、体の調子が悪くてもそこをここで長々愚痴ることはしませんが、徒歩10分のスーパーに歩いて行くのが辛いレベルでした。普段引きこもってるんだから、散歩くらいは気分が上がるし好きなはずんだけどあまり実現できませんでした。語学の勉強ももっと着々とやりたかったし、一番お留守になったのは英会話学校でした。医学・科学系の本はもちろん、普通の本もあんまり読めなかったし、翻訳関係の本もたまってしまいました。勉強会で行けなかったのもあったし、開き直って「ダメだからもう休んじゃおう」ってのが下手なのでなんだか焦ってばかり。

毎週見ている番組に『あなたの知らないイタリアへ』というのがありますが、イタリアのクリエーターを前半取材して、後半はレストランでごはん食べてるところを撮ります。最後に「お仕事との共通点とは」と聞くんですが、盛りつけなど色々なものを見て彼らは仕事のことを考えながらリラックスもしているらしく、どうやって両立するんだろう?と思います。それに翻訳を始める前、Google Mapもなかった時代のお役所のデジタル地図を描いていたことがあるのですが、うちでやるとどうもオンオフがなくなるのです。外に出られなくてもうまく切り替えられたらいいのですが。

そんな訳で、今年の年末も結局体調コントロールが課題になりそうです。

段取り悪くて徹夜で納品でした。

ヨシダヒロコです。

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Ball and stick model of a single layer of the Kevlar crystal structure.

Ben Mills and Jynto

しばらく仕事は大きい案件来てなくて、久しぶりにまとまったのが来たと思ったら、分割納品4連続?ほぼ5連続?というあまり経験したことがないものでした。2案件あって、片方は急ぎの審美歯科(技術が高度。前に訳したことありますが、普通の歯科に健診行っても保険でできることには限りがあると言われます)、もう片方は納期があまりないのにバイオ系診断キットのマニュアルまる1本でした。バイオ系で医療機器が絡んだのは初めてでした。

化学で受かったエージェントですが、後で他にもできる範囲のことを伝えたり分野をアップデートしておいたので。会社によっては追加トライアルが必要なこともあります。

課題があったので書いておきます。来年のノートがもう12月からだからそっちにも書いておきたいです。

  • 急ぎの案件で体調が整ってないとき、というか段々ビハインドになってくるとき。元々夜型で、朝納品して仮眠を取り、疲れたら仮眠(寝過ぎないようアラームかける)してましたが、最後は徹夜になってしまいました。薬ないと夜の熟睡はできないのに寝そうでした。品質が気になります。今はぐったりしてますけど、もともと少し休むつもりだったので。
  • もう1つ品質面でQAチェックの話。まだツールなど導入できてません。

QAチェックの話は、先立つものと体調が揃わなくて行けなかった翻訳祭(同時期に神岡で用もあったし)の反響が(QAチェック以外にも)すごく、某さんのネットラジオも聞いて考えてみました。自分の翻訳品質については、ベースの背景知識は仕入れたつもりになっていても、個別案件に際して下調べが十分ではないとか、QAチェックで目視で一度にいろんなことをやろうとしているとか。最低限紙に打ち出すようにはしていますけど、少数からでもチェック項目を設けて自動化できるところはしたらいいのでは?と。

実は仕事が暇な間トライアル2つ落ちまして、1つは英訳だったので仕方ないとしても、1つは英和で得意範囲のはずだったのです。スタイルガイド的な原因もあったのかもと思います。全部時間制限のあるトライアルで、うっかり調べ出すと2時間半のうち1時間弱くらい行ってしまいます。

トライアルは年内にもう2つ(非臨床)の予定です。実験パートとかレポートとか訳すのは好きなのですが、特許は文体が苦手で、ハイキャリアのHPで非臨床の文面を2年ほど前に見たときやってみたいなあと思ったのでした。その後、有機化学の手順もあると製薬会社の方が教えてくれましたし、余計やってみたい。体壊さなければもっと実験やってみたかったので、たとえが違うかも知れないが「江戸の敵を長崎で討つ」みたいな感じで、代わりに翻訳できたらなあと思っています。

「原文読んでて背景というか景色が見えれば、調べ調べ何とかなるのでは」という認識は甘かったなあと思っているところです。そういう意味では、ネットラジオやブログでのレポートは訳に立ったし再読したいです。

今気がついたのですが、バイオマニュアル本を本棚に入れたまますっかり忘れていました。

Todoistプレミアム(使って3ヶ月くらい)。

ヨシダヒロコです。

日記帳などについては改めて書きますが、今年は体調が悪かったし途中から本当に真っ白でした。代わりに夏以降にプレミアムにしたのがこれで、その時ドルで払うとお得でした。

いつ何をしたというのが紙に書いて記録できないだるさだったので、用事をリマインドしてくれたり、タブレットやPCでカテゴリ分けして、いついつまでにとかできるのは便利でした。ただ毎日ToDoを入れ続けると、気の休まる暇ないですけど。最近リスケジュールといって勝手にできてないものを割り振ってくれるようになったのですが、わざと使ってません。

プレミアムでは時間になったらリマインド、過去の効率がグラフになる、一番欲しかったのは過去片付けた用事が見られる機能でした。ちなみに仕事や勉強はタイマーのToggl(これも有料版にしてたはず)を使っています。突発的に用事が入ったり事情が変わるので、このスタイルにしておいて、シンプルなスケジュール帳にメモしておくのがいいかな。プロジェクトを英語で書いているのは、日本語版がなかった頃から使っているからだったかと思います。

Togglとも無料でかなり試せますし、ほかにもいいアプリケーションがあるかもしれません。個人で使う分にはプレミアムで十分で、ビジネスプランはオフィスでタスクを共有するような感じです。

そういえば、Evernoteは使いにくくなったと話を聞きます。あまり容量のあるものは入れませんが、大事なメモも入っているのでOne Noteに移すつもり。

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海外向けクリスマスカード出しました(2016年)。

ヨシダヒロコです。

別の用事で紀伊國屋に行ったら、クリスマスカードが売っていました。何もかもが滞った今年、こういうものくらいは早く出そうかと。英語圏の話だったかと思いますが、もらったものを眺めて楽しむ習慣があるとも聞いていますので。

わずかですが海外の取引先もあるので、取引先にもカードを出しています。翻訳者がこういうの出すか出さないかは個人の自由ですけど、ついでもありますし。前にもこの話題は書いたことがあります。自分から見て「もらってみたい」と思えるような、特に日本っぽいカードを置いてある店はこの辺では多くなく、買うところは決めています。

ミニミニサンタさんが日本の景色の中に沢山出てくるのが好きで、ずっと続けて買っています。毎年柄が変わるし。挨拶は、特に会社相手だとみなクリスチャンとは限らないので”Season’s Greetings”と書いたものを送っています。新年の挨拶も兼ねた文句が書いてあることが多いです。和の雰囲気で選ぶと、どうも京都っぽくなります。紅葉の橋は黒部のトロッコ列車のようですが。

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古い文通友達(今はFB友達)とスペイン語の先生、エージェント3社で5枚。

“Greeting Card”と書いておくと、カードは別料金なので少し安くなります。切手は普段使う機会あまりないのですけど好きなので、綺麗なのを買っておきます。写真のは去年のものです。今年の記念切手を貼ったカードもありました。入れ物は昔ネットにあった雑貨屋さんで買ったプラスチックのクリームケースです。

「封」のシールは気に入って使ってます。漢字は向こうの人から見たら不思議かな、と思って。”Air Mail”のはんこは雑貨屋さんで買って自分で押しています。押さないと大変なことに。

ちなみに日本のエージェントと年賀状が定着している語学学校には(相手が外国人でも)年賀状です。見て綺麗だなと思える柄を選んで、自分で郵便局のツールを使って印刷します。今年からオフィシャルじゃないものは自分で作ろうかなと思っています。

英語翻訳者が他言語のトライアルを受けるときに。

ヨシダヒロコです。

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Español: Fotografía macro a teclado. Detalle letra Ñ   de Caminante JP

スペイン語やイタリア語も合間に勉強していますが、翻訳できるよう頑張ってみようと思い立ったのは4年ほど前で、その前は何となくやっていました。全然専門が違うし、英語の資格もあまり大したもの持ってないのですが(TOEICはそこそこ取ったところでやめた、英検1級は後1点だった)、評価するかはエージェント次第のようですね。自分のために取ってみたいのが1つありますけど。

スペイン語、イタリア語もある程度翻訳までこぎ着けるには資格いるだろうと思ってやっていたのですが、今年の春訪問したエージェント(翻訳会社)と、一昨日用事があって話したエージェントにはわりと要件の面で一致点があって、

「資格は問わない」(1社はあったら見るようなことを言ってました)

「トライアル一発」つまり実力次第ということです。

「仕事の幅が広い」なんでも来るというのはスペイン語の翻訳学校で聞きました。2社目でできる人が少ないせいか校正から入ってもらってというか、是非それもやってください!と聞きました。

ちなみに、翻訳学校は語学専門学校にくっついてあるような形で、英語だと英検2級が翻訳講座のスタートということが多いようですが、両言語ともそういうのはあります。スペイン語検定3級、イタリア語検定3級とか。英語の場合もし持っているなら2級スタートは低すぎる気がしますけど(行かなきゃいけないわけではないが、翻訳学校でお金かかりそう)。マイナー言語は途中で独学が難しくなります。教材情報も大都市ならともかく、そうでないと入ってこないので、わたしが色々書いているのはそのためです。中級くらいで日本語の本はあまりなくなるし、原語の辞書に移るのも早めな気がします。さらにマイナー言語になると語学学校すらないかも。

そういう訳で、今年になって「今挑戦中の資格で一旦打ち止め」となりました。常に何か抱えていたのでなんかほっとしたのが正直な感想です。級が上がると一発合格とはいかなくなってくるので大変だったのです。自分の弱点が分かったことは良かったかもしれません(英語を含めた言語で共通しているところが面白く、文法です)。

2年くらい習っている日伊学院は、もともと欧日協会ドイツ語ゼミナールと言い、後にイタリア語部門ができました。ここも渋谷校に春に行き、分かりにくい道を一緒に案内してもらいながら由来を聞きました。ドイツ語の方には特許翻訳の講座があります。両方ともエージェント(窓口は同じ)ではありますが、クライアントを直に斡旋して、後はご自由にという感じだそうです。

そんな訳で、深夜になって1年ほど前に買った小説を読もうとし、そのうち寝落ちしていたりするこの頃です。

短納期や週末労働は下請法違反になる?できれば講習会行ってきます(2016/10/26同日&27追記、タイトル変更)。

ヨシダヒロコです。

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以降、断りのない赤文字はすべて2016/10/27 17:33の追記です。ごちゃごちゃですみません。

このようなリンクでご指摘を受けました。

経済産業省 下請取引の適正化等について、親事業者等に要請します

http://www.meti.go.jp/press/2015/11/20151113002/20151113002.html

それで下請かけこみ寺&そこから教えてもらった経済産業局中部経済産業省下請代金検査官室というところに電話しました。質問に2つほど答えてもらい、公正取引委員会の講習会を薦められたのでエントリーして行ければ行ってきます。下請代金検査官室によると、かけこみ寺は個人救済の面が強いとのこと。以下の話は「下請法にのっとる」事が前提です。翻訳業についてはまた説明しました。

経済産業省中部経済産業局

http://www.chubu.meti.go.jp/information/soshiki03.html#d13

(平成28年10月3日)「下請取引適正化推進月間」の実施について→東京などはもう一杯です。

http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h28/oct/161003_3.html

魚拓

下の問題で、下請かけこみ寺の方に電話をしたのがしばらく前、今日コールバックがありました。県庁の一組織だそうですが、翻訳会社とか当然ご存じないので説明しました。以前、翻訳者にも「消費税がきちんと支払われているか」のアンケートが中小企業庁から来たことがあり、うちにも来たし電話をもらった同業者もありました。「翻訳者は2万人はいる」というと驚かれたとか。ちなみに、下記エントリの件はアメリア登録会社だったので、一報を入れておきました。マイナンバーの他にも困ったことありましたし。

フリー翻訳者が翻訳会社へのマイナンバー提供を拒否できるか&マイナンバーとは(2016/10/11執筆、同日追記)。

上は特殊ケースではありますが、公正取引委員会の方からは、雇用者だったら障害者虐待かもと。(2016/10/26 19:22追記)「マイナンバーは」いずれは出さなきゃいけないだろうなとは思っています。

公正取引委員会 下請法関係

中小企業庁

今日の話の中で、「業界団体にもっと知ってもらわないと」と言われましたが、JTFはもう2008年にこの文書の2Pに下請法の概略を出しています。前回の電話で話題にもなった資本金1000万円の壁があって、少しでも超えると下請法の対象となるのですが、JTFジャーナルによると翻訳業は小企業が多く下請法の対象とならないと。前回も今回も電話で言われたのは、そういう場合は民法の適用となると。下請法は公正取引委員会が扱っていますが、該当しない企業になると相談なら下請かけこみ寺、ただ強制力がないので中小企業庁に言って例えばアンケートを通じて接触してもらうなどあるようです。

http://www.jtf.jp/jp/journal/bk_pdf/2008/Journal0801_all.pdf

今日言われた件でそうなんですか?と思ったのは、短納期(昨日来て今日納品とか)、週末に発注して週明け納品は下請法違反だそうです。パンフなど見ると「買いたたき」のところに該当しているのかな?翻訳業界では常態化している気がしますし、レートを上乗せしてもらった覚えもわたしはありません。

(2016/10/26 20:13追記:FBでご質問頂いたので、納期については平成23年と少し古い資料ですけど、P7の「週末発注・週初納入」「終業後発注・翌朝納入」のことだろうと。前者はそれらしい言葉を言われました)

http://www.ota.or.jp/pdf/sitauke.pdf

(2016/10/27 追記:下請代金検査官室によると短納期自体が問題ではなく、納期が早まったのに対価が同じは問題かもしれない、請負が断る自由はあるけど発注者が無理でも入れろといってはいけない、やり取りがある訳だから話し合って、法律的な解釈で両者が納得するように、とのことでした)

もう1つは、締め日から60日後支払いの会社があったとして、実際仕事請けて納品しているのはもっと前の場合がほとんどだから、下請法に合致する会社ならそれはどうなの?という話です(→2016/10/27 17:33追記:発注書納品から60日なのでまずいと)。

終わりに話が少し逸れます。昔、元勤務先で辞めた後に労基署に持ち込んだのですが(今回とは別の話で、一体組織の形態がどうなっているのかと担当者が驚いていました)辞めてしまっていたため役所が調査に入れず、10年以上も経って会社がやはり何かやらかしたようですね。

翻訳ももちろんですが、消費税はちゃんと払いましょう&もらいましょう。下のエントリにありますが、トライグループも似たようなことで勧告入りました。

(平成28年10月21日)株式会社KATEKYOグループに対する勧告について

http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h28/oct/161021_4.html

魚拓

翻訳会社は翻訳者に消費税払うのが当然。

PV数を見るに、Twitterか何かで拡散されたのかも。よく読まれました。

昭和初期くらいの日本文学を青空文庫で。

ヨシダヒロコです。

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この詩集は1年前、石川近代文学館の『月吠え』展でグッズとして売っていました。中はマンガに出てくる真面目な詩集です。

NHK Eテレの『100分de名著』を気に入ったものだけ見ていて、最近引っかかったのは太宰の『斜陽』、坂口安吾『堕落論』他、アドラー『人生の意味の心理学』でした(アドラーは今またやってますね)。この番組は「本の読み方」を教えてくれるので好きです。最初2作は買うものもあると思うけど、掌編なら特に青空文庫で読めます。最近はブラウザもできていて本当に印刷された本を読んでいるよう。ありがたいことです。Kindleは7インチのタブレットで読みますが、あまり性に合いません。青空文庫のブラウザは、ZenPad7.0ではハングアップしますし。

太宰は高校の時『富嶽百景』(教科書にあった。珍しく爽やか)、『女生徒』(ヒロインが可愛かった)が好きで、人生経験がなくて『人間失格』が分かりませんでした。30代で読み直し、今ならもう少し分かる気がします。むしろ自分が失格かもと思うこともあります。今回いろいろ短編がある中で絶筆である『グッドバイ』をまず読むつもりです。

坂口はTVみてて『日本文化私観』、『白痴』が気になりまず先に。前者の文章がとても美しくうわーすごいと思いながら読みました。俗な外国人(坂口によれば)の日本文化に対する感性を圧倒的な見識の高さでやっつけているところが素晴らしい。新潟出身とは知らなかった。来月手に入れるかな。

何回かブログに登場しているマンガ『月に吠えらんねえ』、4巻は戦時の話で、石川啄木に新たに興味を持ちました。あまりにもダメ夫なので一度奥さんが出ていって、啄木が懇願して帰ってもらったとこの間ドキュメンタリーで見ました。

奥さんは『ローマ字日記』(内容が過激なのか買わないとないらしい。しかもすごい品切れ)をなぜ夫の言うとおりに焼き捨てなかったのだろう……。『一握の砂』はついこの間読み、「(良くも悪くも)感情に素直な人だなあ」というのが感想。こういう人は好きだけど苦手だという人もいるかも。時々流れるような美しい歌があります。歌が美しいので、装丁が綺麗そうな復刻版を古本屋の通販で買う予定。春頃買った犀星の詩集もあります。

(それに、まだ半分の2話までしか見てないのですが、『夏目漱石の妻』の特に夫婦関係も興味深かったです。主治医が超有名な呉秀三先生ですし。呉先生の本読んでね、と放送大学大学院の授業で先生が2,3回言ってました)

青空文庫はオンデマンドで本にしてくれると今頃知りました。確かに、すごくマイナーな全集にしか入っていないような作品をボランティアが入力してくれていると思うと、少しは買わないと申し訳ないです。活字が小さいと困る人にもいいかも。

「青空文庫」収録作品のプリントオンデマンド本、ジュンク堂書店池袋本店で販売開始 -INTERNET Watch

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/710170.html

こういうものを読んでいると自分の書く文章について考えてしまい、もちろんこのような作家にはなれないけど味わいのある文章が書けたらなと思います。技術文書でも一読してすっと意味が通じるようなものが書きたいですね。最近来るようになった案件は技術系だけど専門性が低く、読みやすいように表現にひとひねりがいるため、ない語彙をいじくり回してます。

読む「だけ」でいいのか、楽しむのならそれでもいいけど翻訳者としてはどうなのか考えたいです。

フリー翻訳者が翻訳会社へのマイナンバー提供を拒否できるか&マイナンバーとは(2016/10/11執筆、同日追記)。

ヨシダヒロコです。

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By US Goverment(Social Security Administrarion)[Public domain], via Wikimedia Commons

今年の会計年度も終わりが近づいてきました。

マイナンバー歴44年の僕から一言|パックン(パトリック・ハーラン)|ニューズウィーク日本版 http://www.newsweekjapan.jp/pakkun/2015/10/44.php

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これを読むとアメリカの社会保障番号(ソーシャル・セキュリティ・ナンバー)はセキュリティ(安心)でもなんでもないことが分かります。なのに日本政府は何を考えているんでしょうね?

フリーランスは請負形態を取っているので、確定申告の際に源泉徴収をされている場合は翻訳会社に番号を提供しなければいけないのですけど、他のフリー的な仕事でそれを回避できる書式が先月出回っていました。

わたしは前からも書いているように障害者で(カーストの一番低い精神障害者)、色々な福祉サービスを受けています。うつとかならともかく、自分の重さの病状で何とか翻訳している人の数は多くないと思います(多分いても公言してないのでは)。今も毎年の通院公費負担手続きにはマイナンバー提出してますが、障害者手帳は更新がきてなかったと思うのでまだだったかと。マイナンバーに関してはお役所のやらかすことが信じられないのです。

お役所窓口は誰に担当されるかによって話が大きく変わってくるのですが、

1.パックンが言っているようなハッキングの問題。わたしは某福祉系の事務所で、勝手にWin10にアップデートされpdfが見えないと騒いでいる職員を夏頃見ました。政府や役所からデータが取られたら、ここで公言するのとは違う使われ方をするかもしれない(下の赤字に答えがあります)。ブログはずっと前から書いているので今さら書かなかったことにもできません。

2.マイナンバーを提出したところで、どうやら会社に見える訳ではないらしい。こういうクラウド使うらしいです。もし「何か」あったら、わたしは相模原の事件のことを思ってしまいます。あの時障害者は要らないと叩いていた匿名の人たちのこと。自分は事件以前に戻ることはできません。ちなみに扶養家族・配偶者のマイナンバーも提供にいるらしいですよ。

そういうわけで、今年翻訳料を頂いた登録翻訳会社4社(国内のみ)に問い合わせしました。皆迅速で、1社はちょうど全登録翻訳者に送るメールの準備をしていました。1社は税理士さんに聞いてくれました。現状は、ということですが「マイナンバー受け取り拒否している人もいるので、支払調書欄のナンバー欄に事情を」とのことでした。こちらが何もしなくていい会社もありました。しかし残りの1社では、「提供しない場合契約解除」でした。

契約解除の会社は前から問題が多く辞めるつもりでおり、下の記事を書いたきっかけです。最後はメールで言いたいこと言いました。障害者であることなど言っても仕方がないと思ったし。納期ぶっちぎるとはもちろんいわないけど、4月施行障害者差別解消法における「合理的配慮(あくまでも「合理的な」)」を各社にお願いしようと思っていたところに障害者施設の事件が起こりましたのでもう言いたくないです。

自分は必要な翻訳者か?

昔家庭教師をやってましたが、10軒のうち1軒がやりにくいと生徒さん全体についてパフォーマンス下がるのですよね。上記事はかつてなく読まれましたが、悩んでいる人多かったのだと思います。どの媒体やいきさつを通じて契約するにしろ、頭痛の種になる会社は事前に分かりません。そんなことを言ったら、翻訳会社側から見て翻訳者もそうでしょうけど。

一応内閣官房のマイナンバーの問い合わせ窓口にも聞いてみました。

  • マイナンバー提供は義務であり、現状では空欄でも「受け取らないことはない」。
  • 事業主は番号を手に入れても何もできない。
  • 政府や役所の場合、マイナンバーの持ち主が何らかの福祉サービスを受けているとしても、関係機関(例えば銀行)などへの紐付け・確認が楽になるというだけで、今までどおり出向いて確認しないとならないことに変わりはない。番号だけでは受けているサービスは分からない。
  •  マイナンバーの提供しないから契約解除というのはやってはならないことであり、労基署に報告するとよい。→請負だと話が違ってきます。調べましたが、結局マイナンバーを理由に文句は付けられないようです。

番号での対応は恐らく当たり外れがあるかも。ちなみに、今回の話に限らず下請で不利な目にあったという相談は、下請法に相当する1000万0001円以上の資本金では公正取引委員会、それ以下だと中小企業庁の下請かけこみ寺などがあるらしいです。

(2016/10/11同日 17:08追記:富山県の下請かけこみ寺で聞いたのは、資本金1000万以下は故人個人扱いになり、民法による契約をする、こっちが一般法である、翻訳業の区分については総務省の日本産業分類、リンクは平成26年版をご覧ください。翻訳業はL 学術研究,専門・技術サービス業に入っているそうです。請負としては一般請負になるのではないかと。仕事のことも話しましたがなぜ源泉徴収が発生するのか悩んでおられました。謝礼?と)

ともかく、マイナンバーは事情があって提供が気になる人はエージェントに聞いてみてください。わたしとしては、こういう制度や困った会社で取扱注意の体調が左右されるのは何とかして欲しいです。今回の話はしばらく前から書こうと思っていたけど、辞めようと思っていた会社とのやりとりで予想より精神的に疲れたので書いておきます。まあ、最終的な「踏み絵」になってよかったか。

バイオ学会or展示会に行けないかなあ。

ヨシダヒロコです。

寒くなったり暑くなったり調節が大変ですが、いかがお過ごしでしょうか。今日はエアコン付けました。

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By Rror – Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20189025     G-STORM GS4 thermal cycler

バイオの仕事はしばらく休みで、仕事自体もほぼお休みになっていますが、先日羊土社のメルマガ(新刊情報などライフサイエンス系に必須)見てたら、富山に近々学会が来ると。生物工学会大会と言います。明日から3日間行きたかったのですがアメリア会費を始め色々引き落としがかかって諦めました。わたし登録していたかも(仕事来てないけど)?という翻訳会社の「アクセプトされる英語論文」もありますね。来年は早稲田大だそうです。

なんでそんなに行きたかったのかというと、クライアントや同業他社の装置などの展示があるからです。ランチョンセミナーもあります。当日券購入の場合、ランチョンセミナーは毎朝先着順でチケットを取りに来ないと行けないらしいですが(阪大にある本部に聞いた)、発表にも酒関係など面白そうなものがありました。ちょくちょく通る国際会議場であるのに、残念です。

ただクライアントの装置などを見るだけなら他にもイベントがあり、自分の場合はクライアントオンリーのイベント(御社の翻訳してますとも言えないし、どう断って入ればいいんだろう)、あと10/12~14に横浜パシフィコでBioJapan2016というのがあります。これは展示会とか商談向けらしく、5000円ほどで入れます。医学系学会だと30000円(非会員、非学生)とか取られたりするのでBioJapan狙い目かも。わたしは来年の目標にします。

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http://www.ics-expo.jp/biojapan/main/index.html

出展者プレゼンテーションの顔ぶれが面白いです。

わたしはもう10年ほど前に(何回も書いた話ですが、ここだけ読む人のために)現在の富山大医学部、昔の富山医科薬科大医学部の1日PCR教室に出ました。バイオを請ける自信もなかったのになんで出たのか分かりません。PCRのことも「DNAが増える」くらいにしか思っていなかったし。製薬メーカー社員などリピーターが多く、実験が半日くらいはありました(PCRかけている時間も長かったけど)。バイオとわたしの勉強していた有機化学ではオーダー(桁)が違い、ピペットでとても少ない量がかっちり取れるように作られていたことを良く覚えています。昔、皆は試薬取るのにスポイトを使っていました。

写真左がバイオで使われるもの、右が分析化学の滴定などで使われるもの。口で吸うので、気をつけないとうっかり塩酸とか吸っちゃったりします。

当時わたしのバイオの知識は限りなくゼロでしたけど、遺伝子多型のことだったかと思いますが訳語をどうするという質問につきあってくれた先生がいらっしゃいました。今でもまだ分からないこと多くて、写真の多い手順書を見繕っていますが、1冊買った定番の『バイオ実験イラストレイテッド』の他にも探してみます。