ヨシダヒロコです。
開会挨拶 国立精神・神経医療研究センター病院 病院長 村田 美穂
1.うつ病とはどんな病気?
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 所長 中込 和幸
2.双極性障害・うつ病の脳病変を探る
理化学研究所脳神経科学研究センター チームリーダー 加藤 忠史
3.「希望の贈り物」運動:ブレインバンクを御存知ですか?
3.1. NCNP ブレインバンクの取り組み
国立精神・神経医療研究センター NCNP ブレインバンク 医長 齊藤 祐子
3.2. 精神疾患ブレインバンクの取り組み
福島県立医科大学 准教授 國井 泰人
3.3. 高齢者ブレインバンクの取り組み
東京都健康長寿医療センター高齢者ブレインバンク 部長 村山 繁雄
4.総合討論
司会:国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 部長 住吉 太幹
閉会挨拶 東京都健康長寿医療センター センター長 許 俊鋭
ブレインバンク事務局のHP
ロゴ”Gift of Hope” の説明です。
Gift of Hopeは英語圏の多くのブレインバンクで、生前同意登録の際に使われている言葉です。登録していただいた方が死亡された時に、脳などを研究に使わせていただくことにより、病気の原因が解明され予防と治療法が確立される可能性があります。「後の世代の同じ病気で苦しむ人たちに希望という贈り物をする」という意味がこめられています。
ブレインバンクは日本でこの運動を広げるために「Gift of Hope」をロゴマークに採用しました。
今回の講演はかなり自分と関係がありますが、同じ日に地元で用事がありますし無理そうです。
うつ病などに若くして罹った場合、生命保険に断られることをご存知ですか?死ぬ恐れが高いからでしょう。自分は約21歳で罹患しました。その頃国民年金でさえ学生は必須でなかった頃で、払えないときでも「猶予」をしておいたことで障害年金受給につながりました。生命保険に入ってから病気になった場合は保険金払われるそうですね。
わたしは後にもっと厄介な双極性障害と分かり、それまでも献血ができなくなったり、骨髄バンクも献体もそもそも無理など、もともと自分の存在に対し役立たず感が強いのに、何にもできなかったのです。うつ病なら再発もあり得るけど治ることもありますから、献血とかなら。わたしの病気は一生のおつきあいです。肝臓に負担がかかることから3年ほど前に断酒もしましたがもう慣れました。
唯一、わたしのような疾患の患者が死後のため登録しておくと非常に感謝される可能性が高いのがブレインバンクです。名前の通り、脳を寄付します。足りてないらしいので。
本当に参っていたときに書類を取り寄せたことがあったのですが、家族の承諾が取りにくいというか、ちゃんと話し合ってくださいとのことでした。落ち着いているときに話し合っておけばいいかもしれないですね。
一般向け講演会なので患者さんやご家族にもいいかもしれないし、身体の病と精神の病は既に垣根がなくなっているのに、当事者以外の翻訳者さんには精神科に弱い方が多い印象があるので、そういう方にもいいかも。もちろんごく一般の方にも。翻訳者さんレベルのは、近いうちに9月末の学会(神戸)をご紹介しますがプログラムだけで頭から湯気が出そうです。
登壇者のうち、加藤先生の本は2冊ほど読んでレビューしました。また新しいの(脳関係)最近出てるようですね。脳科学とか簡単に言いますが、あんな複雑な臓器が他にあるんだろうか……。いろんな先生が病気の原因を必死に探っています。
この日が都合付かなくとも、「講演会のお知らせ」ページがあり認知症なども扱っています。
http://www.brain-bank.org/study/lecture.html
国立精神・神経医療研究センターは精神科治療の親玉みたいなところなので、どんなところなのか一度見てみたいなと思っています(自分がお世話になることはないと思うけど見学がてら)。また機会を見つけます。
#同センターつながりで、今NHK Eテレでは「#8月31日の夜に」という3分ほどの予告番組を放送しています。長期の休みの後には色々な理由で不登校になる子供たち、追いつめられる子供たちが出るそうで、彼ら彼女ら向けの特番を複数回やるそうです。
大学で面倒な目に遭ってGW後から全く学校に行けなくなった過去があるので(既に病気レベルだった)気持ちは多少分かります。福祉番組ハートネット、よかったら見てみてください。