ヨシダヒロコです。

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この講座、正式には「スペシャルプログラム【動画配信】 翻訳者のための辞書セミナー 実践(オンライン講座)」と言います。あらかじめ録画されたものを配信するのですが、受講料を払った人だけ3週間ほど好きなだけ繰り返して見られます。アメリア会員でなくても受けられますが会員だと5000円台です。毎回この手のセミナー受けるのに富山から大体泊まりで東京やら大阪やらに行っていたことを考えると、うちでリラックスして見られるしとても助かりました。東京近郊でも外出できない事情がある方にも便利かと思います。
ちなみにこのセミナーは第3弾で、入門編(魚拓=アーカイブのリンク)、英英編(魚拓)がその前にあります。わたしの場合直接セミナーを聞いた経験もありますし、いきなり第3弾に行きました。聞いてみて、前のも聞いてみたいと思いました。今回のセミナーの魚拓はこちらです(魚拓)。
事前課題がありまして、時間はかかりませんが解いておくと全然理解度が違います。
ただ、どのセミナーにも言えますが「行けば自動的に良いことが教えてもらえる」と思っている人には多分あまり収獲がないかも。わたしがどこどこでこんな話を聞いた、とここに色々書いているのは、もちろん現地で頑張ってメモも取ってますけど、帰って頭を整理して情報を必要とする人にも知らせるためです。その過程自体が勉強にもなります。なので「こんなこと知ってる」と自慢しているわけではないです。
辞書セミナーでは分からなかったことを1回限りメールで質問できますので、最大限に使うのがいいと思います。わたしは塾などで少人数を教えたことが長期間ありますが、質問されると嬉しいものです。馬鹿な質問とかあまり考えない方が良いです。
では感想を箇条書きに。期限ギリギリに思い出し、2回目以降は早送りにして気になったところをよく見ました。中身が一杯だったので。
- この辞書を引くとこういう風に出てくるといろいろ例を出してもらえるので、欲しい辞書が沢山できてしまった
- 紙の辞書のすすめ
- 大辞典クラスでまだ揃えられてないものがあり、頑張って買おうと
- 電子辞書、辞書ブラウザでの成句の引き方(これは助かりました)
- 問題演習が沢山。再生をポーズにして考えられる
- スマホアプリの話も
- EBWin4はあるが使っていないので触ってみようかなと
- 沢山あるスライドは全部送られてきて資料になる
- 90分中30分が事前課題の説明+問題演習
- よく訳をどれくらい砕くか悩むが、訳出の過程を見せてもらったのがとても参考になった
- 日本語シソーラスの使い方
- アメリア定例トライアルに絡めて、「何となく訳さないように」と(
頭耳が痛い……)
高橋先生によると、同じものがまた配信されるかもとブログで。ブログは3つあって、その1つのブログをリンクしてなかったので近く右のバーにもリンクしておきます。side A に辞書の情報が出てきます。Tradosのが1つです(リンク済み)。対面セミナーにせよ、ブログでどんな感じの話になりそうか見るのもいいのでは。新しい情報もありますし。
禿頭帽子屋の独語妄言 side A
2018.04.07
http://baldhatter.txt-nifty.com/misc/2018/04/3-aeb2.html
Tradosの方は
禿頭帽子屋の独語妄言 side TRADOS
一応説明すると、辞書ブラウザはCD-ROMやDVD-ROM形式の辞書を沢山使う人が一括で引けるものです。わたしはかなり長いこと(フリーになる前から20年間くらい)使ってきて、最近便利なEPWING形式の辞書がほぼなくなったり使える辞書ブラウザが開発中止などでなくなってきたり、環境が変わって迷いまくりでした。今後自分で作業するに当たって、よい指針を与えてもらったと思います。それも、上京もいいものですが部屋にいながらにして。
講師である帽子屋さんはいつも帽子をかぶっているからそういうあだ名が付いているのですが、画面で最初分からなかったんです。よーく見ると、目立たない黒の帽子かぶっていました。帽子屋さんはやはり帽子屋さんでした。