『思い出のマーニー』新訳を読んで(2016/06/02追記あり)。

ヨシダヒロコです。

(2016/09/18:本文が消えていたのに気づき、戻しました)

前から本は持っていて、訳者の越前先生の『翻訳百景』で翻訳裏話を読んだため早く読もうと思っていました。ジブリの映画としては地道かもしれないけどいい作品になり、その公開に間に合わせるため複数の訳者さんで急ピッチで訳されました。目立つところに全員クレジットできなかったので、訳者あとがきにあります。

新訳 思い出のマーニー (角川文庫)

ジョーン・G・ロビンソン

KADOKAWA/角川書店

2014-07-10

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

映画を観たときも書いたことです。身内の、登場人物と同年代の子がうちに帰省したときにどうしても見ると言い張り、すごく感銘を受けて帰ってきました。孤独な少年少女、または過去そうだった人なら誰でも共感できるかもしれません(自分が「中」にいるとか「外」にいるとか)。わたしもこういうこと自分にもあったなあと思うところがありました。

原作には映画と違うところがあります。まず舞台はイギリスです。自分が一時療養しながら読んだのでそのせいかもですが、途中マーニーが突然いなくなったりアンナ(日本語でも使える名前で良かったですね)がマーニーから見て消えたり、夢かうつつかという描写が結構あります。SF・ファンタジーの要素が入っているのでしょうね。マーニーが誰かは最後の方で分かります。ただ、映画と違ってたと思うんですが、湿地屋敷の新しい住人・リンジー一家とすっかり仲良くなったあとで、みんなに囲まれて和やかに話を聞きます。短かったけど濃かったマーニーとの友情について、「秘密にする」と誓ったのでアンナは一切喋らないところが印象的でした。

翻訳上のことで、ボートの渡し守の老人「アマリンボー」は原語でWuntermenny(one-too-many) なのですが、『翻訳百景』に訳し方で気をつけたとあります。「家のない子」はジプシーかなと思ったのですが、原書の目次を見た限りでは”Beggar Girl”になっていました(2016/06/02追記:越前先生にネットでお聞きすると”gypsy” “beggar girl”の両方あったらしく、「家のない子」「花売り」などで逃げたと思う、だそうです)。

シーラベンダーは実はラベンダーとは関係がなく、スターチスの仲間です。もしかしたら香りはないかも。Wikipedia英語版からイングリッシュラベンダーと思われるラベンダーと並べて写真を載せます。ラベンダーにはかなり種類があるので、3枚目の花畑は近所のお庭にあった違うラベンダー(香りがない種類と思います)をわたしが撮った写真です。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中