ひたすら楽しいエンタメ『校閲ガール』。

ヨシダヒロコです。

北陸はここ2日寒くて風邪気味になってしまい、ついでに重なった睡眠不足も解消しました。4月に雪が降るのも珍しくないので、いい加減寒いのも終わりにしてくれないかな(しばらく暖かすぎたので尚更)と思います。

この本は大分前から本屋に取り置きしてもらって月頭に買い、可愛らしい装丁もあって夜に少しずつ読んでいましたが、眠くて進まず。後半はテンポがよくてすぐでした。本を読み慣れた人なら正味2時間くらいではないでしょうか。楽しくて飽きさせません。ついでに校閲部を見たような気にもなります。

校閲ガール

宮木 あや子

KADOKAWA/メディアファクトリー

2014-03-14

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

ヒロインの河野悦子(コウエツ…)は学生時代ファッション誌をバイブルのように読み、その編集者になりたいとお嬢様大学から出版社に入社しますが、校閲部に回されてしまいます。しかも自分が全く読まない文芸。

一般に編集部は出版社の中では有名ですが校閲部は知られておらず、その存在すげーと思ったのはこのツイートが人気だったことがきっかけです。多分長いことぐるぐるリツイートされているのでしょう。

悦子には同期が2人いて、ファッション誌編集の森尾、文芸編集の藤岩。藤岩は服装が垢抜けず東大出身という設定ですが、後でこの設定が効いてきます。他に、受付嬢今井、悦子が担当したエロミス(エロミステリー)の大作家である本郷、その編集である貝塚、校閲部同僚のオネエっぽいような米岡、悦子の部屋の下に住んでてよく上がり込んでくる加奈子、上司のエリンギ(似てるから)。

この本では作家は出てきますが、本来、本文中にもあるように校閲は作家と交渉がありません。それを踏まえた上で、作家やその奥さんも含めてドタバタしたり、社員同士は「あんた」とか「ゆとり」呼ばわりで言いたいこと言うし迷惑は掛け合うし、それでも基本的に嫌なやつはおらず会話もポンポンと面白く読めます。謎解きの要素もあり、いろんなことのXデーがバレンタインに向けて進んでいきます。

悦子は毒っ気のあるユーモアの持ち主らしく、吹いてしまう箇所がたくさんありました。周りの同僚なども一癖も二癖もありそうな人ばかりで、でもなんだかんだ言いながらやっていってます。この職場、悪くないよなと。

とはいえ、最後の方に悦子に思わぬ初仕事(チャンス)が回ってくるときの編集さんがボロボロで、一瞬自分の業界を思い浮かべました。

わたしには悦子のような観察眼の鋭い、おしゃれなタイプの知り合いはいないので、ひとり知り合いに欲しいなあと思ってしまったり。ともあれ、本に関心のある人、読んだり書いたりが好きな人は読んでおいていいと思います。続編が出ているので、是非読んでみるつもりです。3ヶ月前に出たばっかりです。

校閲ガール ア・ラ・モード

宮木 あや子

KADOKAWA/角川書店

2015-12-18

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

ちゃんとした校閲の本は、まずこれを買いました。ぱっと見ましたが普段からものを書くのにためになりそうです。

朝日新聞校閲センター長が絶対に見逃さない間違えやすい日本語

前田 安正

すばる舎

2014-03-15

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

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