フォルツァ総曲輪(富山市単館系)、上映休止だってよ。

ヨシダヒロコです。

某所から(なんか言おうよ的な)圧力を感じたので書いておきます。
ちょっと仕事であっぷあっぷしておりまして、あまり反応できずにおりました。

北陸中日新聞2016/2/11(魚拓

フォルツァ総曲輪 9月末 上映休止 独立系、社会派9年間で幕 富山市などシネコン誘致で

9月で映画の上映が休止となるフォルツァ総曲輪=10日、富山市総曲輪で
写真

 富山県内唯一のミニシアターとして市民や映画ファンに親しまれてきた富山市総曲輪のフォルツァ総曲輪が9月末で映画上映を休止する。6月に近くの再開発ビルでシネマ・コンプレックス(複合映画館)が開館するのを受け、市と運営する市出資の第三セクター会社「まちづくりとやま」が判断した。9年間にわたり館を支えたファンからは惜しむ声が上がりそうだ。(松岡等)

 フォルツァは、市中心部から映画館が次々に廃業した二〇〇七年二月、閉館後の映画館を活用してオープン。当初はまちなかで映画を見られる環境を維持しようと、市民有志らが運営する公設民営の施設としてスタートした。現在は市の補助金を受けて「まちづくりとやま」が運営している。昨年の補助金は千五百四十四万円。

 大手配給会社の配給映画がメーンのシネコンとは一線を画し、欧州やアジア、国内の独立系プロダクション製作作品や社会派のドキュメンタリーなどを年間約百二十本上映。近年は映画館としての認知度も上がり、開館当初は年間約九千人ほどだった入場者数も昨年は一万五千人ほどまで増えていた。

 昨年は塚本晋也監督の「野火」など話題作を上映。富山県氷見市出身でドキュメンタリー映画の鎌仲ひとみ監督や「箱入り息子の恋」をヒットさせた同県射水市出身の市井昌秀監督ら地元ゆかりの映画人からも評価を受け、俳優の井浦新さんや安藤サクラさんらも出演作上映時に館を訪れた。

 客席は百七十六席。一四年、主流となっているデジタル化に対応するため、約四百万円かけてDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)導入、最新の配給作品に対応できる態勢も整えていた。

 フォルツァは、ほかに音楽や演劇などができるライブホールや、絵画などのカルチャー教室も運営しているが、これら事業も合わせて休止する見通し。今後、施設を貸し出すなどの活用方法を検討していく。

 金沢市では「シネモンド」が有限会社として、運営には行政などの補助を受けずに同様のアート系映画を上映する。

 土肥悦子代表は「フォルツァのようなミニシアターとシネコンでは上映する映画の種類が全く違う。映画の多様性を支える場が失われるのは残念だし、カンヌやベルリンなどの国際映画祭で賞を取るような作品が見られなくなるとしたら、他都市との文化的格差も生まれる。街の人たちのためにも行政がサポートするべきではないか」と話した。

総曲輪フォルツァや兄弟分のシネモンド(金沢市)には、足が運べるときですけどお世話になっていて、3月くらいまでで3本ほど見たい映画がありました。

年末年始に2015年に見た映画とかいうエントリを2回シリーズでやりましたが、あの中にはフォルツァで見た作品が3作、シネモンドが1作ありました。

新幹線が通って意外に儲かって、次はもうちょっと儲かる何かを市は考えようとしているんでしょうか。
中心街である総曲輪の単館を休止(→そのまま休館?)にして、その辺にシネコン建てるんですって。
車で10分ちょっとで別のシネコンが、30分も運転すれば高岡に別のシネコンがあるのに。そこで例えばみんなSWやるんでしょうか。アホくさ(SWがアホくさいという意味ではありません)。

ざっと聞いているところだと、単館系の上映を引き継ぐわけでもなさそう。

フォルツァの上映作品にはわたしから見て「ちょっとこれは」というものがあったことは、ご存知の方なら知っているかも。でも英語以外の作品、英語や日本語が原語でもマイナーな作品など、色々見せてもらいました。もう9年です。「富山では見られないかも」と思っていても、映画見たついでにチラシにシール貼っておくとそこそこ叶っていることが多かったです。

わたしは金沢読書会(ミステリー)に出ることがあり、そこで他県の方とお話しすると、文学的なものとか文化を期待されていることが多い。シネモンドで三文豪の作品を秋に上映するんだ、年配の人が多くてね、というと興味を持たれるようですが、年に1回なので叶いません。犀星作品『蜜のあわれ』はなんとか上映するのでしょうか?

いずれにせよ残念なことで、全国的に単館系の映画館は減ってきているとはいえ、どんどん同じフォーマット(中身も同じ)のものがたつのは気味が悪いですね。シネコンって2つくらいしか系列知らないのですが?

正 午

中原中也

       丸ビル風景

ああ十二時のサイレンだ、サイレンだサイレンだ
ぞろぞろぞろぞろ出てくるわ、出てくるわ出てくるわ
月給取(げっきゅうとり)の午休(ひるやす)み、ぷらりぷらりと手を振って
あとからあとから出てくるわ、出てくるわ出てくるわ
大きなビルの真ッ黒い、小ッちゃな小ッちゃな出入口
空はひろびろ薄曇(うすぐも)り、薄曇り、埃(ほこ)りも少々立っている
ひょんな眼付(めつき)で見上げても、眼を落としても……
なんのおのれが桜かな、桜かな桜かな
ああ十二時のサイレンだ、サイレンだサイレンだ
ぞろぞろぞろぞろ出てくるわ、出てくるわ出てくるわ
大きなビルの真ッ黒い、小ッちゃな小ッちゃな出入口
空吹く風にサイレンは、響き響きて消えてゆくかな

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去年フォルツァで見たこの映画の原題は、”Pride”です。

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