JRが精神障害者だけ半額にしない理由(JR西日本の場合)(2016/01/26,30, 06/06追記あり)。

ヨシダヒロコです。

(2016/01/26:本当に沢山の閲覧ありがとうございました。鎌仲ひとみさん批判記事レベルの反応でした。興味を持ってくださっている方がこれほど多いとはびっくりです。最後に反応ツイートなどを付けました)

(2016/01/30:またツイートを少し追記しました)

(2016/06/06:「障害者差別解消法」について『バリバラ』で放送があり、短い動画を貼りました)

楽しくない話題なので、あらかじめ清涼剤代わりに「さんふらわあ」の爽やかな写真を。

前からこの料金体系疑問でした。去年の夏に、療育手帳(知的障害)の人も5割引というのを知って尚更。

わたしが読んだり多少聞いた話はこんな感じ。手帳ができた頃、(恐らく差別のため)顔写真を付けることを家族会が反対して、そのためJR(当時の国鉄)は精神障害者の割引を断った。だけど今は写真付きで、なぜ割引しないのか分からない。

今は秋に延ばそうと思ったお出かけで、西の方のフェリー会社HPを見るとはっきり、前はなかった気がする「精神障害者の割引はありません」という言葉が書いてあったので、「いちゃもん付けるわけではないけど、なぜですか」と聞いてみました(前に乗ったことがあり、料金は知っていたけど疑問だった)。わたしは人より公的な機関、一般会社に問い合わせた経験多いと思います。苦情とかじゃなくても、面倒な離婚での名義変更とか。だから知っているのですが、企業窓口は派遣の方で、面倒くさいことはその方々がやっている。派遣では処理できないことが起こると、正社員の上司が出てくる感じです。

フェリー会社の回答は明快で、「JRに従っている。この辺のフェリーは皆そう」というものでした。「もしJRが規定を変えたら?」とお聞きすると、「変えるとはっきりは言えないけど変えるかもしれない」というような話でした。まあ仮定だし先のことは分からないし、きちんと答えてくれたのでここは別に問題ないです。

問題はJR西日本。この間メールで来たアンケートの中身が気になって珍しく電話したときには親切な対応でしたが、そういうことは窓口の方によっても変わりますし。この話はお客さまセンターが担当と既に聞いていました。最初出た方は「国鉄時代のもので、お客さまのご意見を聞いて上にあげます」と言いました。そこで上に書いた家族会などを出すと、「お待ちください」と人が変わり、「個人的な意見を言ってはいけないといわれている」とおっしゃる女性が、多分この方も派遣の方なのかもしれませんが、こういうときのために用意された文章を読み上げました。何だか他にもありましたけど、要は「精神障害者への割引を認めると、他のお客さまの負担になる」というすごい文句でした。すこし良心がある人なら、すごい文面だと思うはずです。

要するに一般客の運賃が上がってしまうということなのですが、あまりにひどい文句なので呆然とし、しばらくあまり脈絡のないことをぶつぶつ口走ってしまいました。で、我に返って、多分無駄とは分かっているのですが、これを聞いて思ったことを伝えておきました。1)精神障害者は10割を払っているのであり、その客に対してあまりな内容ではないだろうか。文章として、もうちょっと言い様はないのだろうか。一応客商売をしているんですよね?(電話をかけた先が神戸だったので尚更)。2)国鉄体質はやはり変わってませんね。

白岡あささんなら、「なんでだす」って怒りそうな。

ちなみにブログに書いていいかという了承は取りました。件の文章は平成26年のもので、その前時代さに呆れるばかりです。他のJRも料金体系は同じなので、確認する気も起こりません。新幹線開通の感動を返せ!という感じです(用事があって開通当日に乗りました)。もちろん個々の従業員や駅員までも批判するつもりはありませんし、客だから何を言っても良いとは思ってませんが、何というか限度があります。精神疾患を持つ人は、人にもよりますしわたしが代表するつもりもないですが、多かれ少なかれ「自分は社会に(もしかしたらこの世に)不要な人間かも」と思いがちかと思います。普通の人も思うかもしれませんが、程度が全然違う。その文章を書いた人は、差別を受けながら暮らしている人の気持ちが分からなかったのでしょう。

おまけ1:新幹線開通でこの辺は第3セクターになりました。石川、富山、新潟のに乗りましたが、なぜか経営が苦しいはずの第3セクターでわたしも割引が受けられるようになりました。駅をみていると、いろいろコスト削減しているのが分かります。富山はまあまあ好調なようですが、あいの風とやま鉄道他ができることを、大企業のJRができないのはなぜなんでしょうね。

おまけ2:4月1日からこういう法律が施行されます。

障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律

内容をもう一度見てみましたが、具体的に差別した場合の罰則がすごくしょぼい。ないも同然です。この間『クロ現』で取り上げられていた、内部告発者が罰則のない法律その他の原因で苦しい目に遭っているのと同じく、罰則がないと大意は「差別してはいけません。仲良くしましょう」とまるで小学生の作文です。総理がアレだからですかねえ、とある相談窓口で話したところ、「それに尽きますね」と言われました。今気がつきましたが、パラリンピックがあるから整備してるのかもしれません。しかしこれじゃあね。

ちなみに障害者虐待防止法というのも23年に公布されて、それで捕まったのかというのをニュースで見たことありますが、色々書いてあるけど罰則は驚くほど少ないです。

読んで気持ちのいい話でない上にオチもないですが、当事者以外にはあまり知られてない話と思いますので。

(2016/01/26追記:当事者の方から教えてもらった便利なリンクと、Twitterでの反応を追加します)

精神障害者保健福祉手帳(障害者手帳)受けられる各種サービス
少々タイムラグがあるのは仕方ないとして、富山・石川では確かにこんな感じと確認しました。

 

 

 

これは、現実的には官僚がやってるから、という意味ですね。

 

(2016/01/30追記:反応ツイートを追加)

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まだ反応ツイートあれば教えてくださいませ。

(2016/06/06:昨日NHK総合にて、障害者バラエティー『バリバラ』で障害者差別解消法の特集がありました。本編には具体的な事例があってとても分かりやすいです。NHKからオフィシャルに、こんな動画が出ているのでご紹介します。番組中で放送されたものです)

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JRが精神障害者だけ半額にしない理由(JR西日本の場合)(2016/01/26,30, 06/06追記あり)。」への2件のフィードバック

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