『第4回 スパコンを知る集い in 富山 〜「京」、そしてその先へ〜』(2015/12/19)。 

ヨシダヒロコです。

わたしは理科系の教育を受けていますが、じわじわ分かる範囲を広げています。
昔やった勉強にあぐらをかいていてはいけないと思うし、だいたい20年前に習ったことなどもう忘れてますし、今はもっと進んでますし。

スパコンは全く専門外でしたが、話を聞いていると組み立てる前の設計の考え方など、「ほほう」と思うことがあり、それは2013年に新潟まで『知る集い』を聞きに行って思ったことです。それに、本当にいろんなことに使われているので、分かる話が1つはあるはず。今回なかったですけど、新潟では創薬の話があったり、心臓のモデルがありました。リアルに3Dっぽく動く心臓です。

下にリンクを張っておきます。

「スーパーコンピュータ『京』を知る集いin新潟」聴講記(1)(2013/07/20)。

「スーパーコンピュータ『京』を知る集いin新潟」聴講記(2)(2013/07/20)。

今回は理研が資料を後でネットで配布してくれたので(もらったものをスキャンしてもよかったのですが、理研側のものがきれいだろうと思ったのです)、それを待ってメモを公開します。前回は写真OKだったんですが、今回はなしです。ホールの外はいいということで撮りました。

京

会場の富山国際会議場は、すぐ外に富山城が見えます(あまり城の中身はないですが)。

2015-12-19 15.43.18_web

講演の要旨はここで見られます。
http://www.aics.riken.jp/shirutsudoi/meeting21.html#kouen

PDF、ここにも付けておきます。

最初に「京」開発についての15 分程度のビデオがあり(多分前に見た)、中高生の科学オリンピック絡みの催しをやっていて、最初の神戸大学の先生まではその一環でした。本題になると正直人が減ったので、分からないけど上のリンクで言っている500人いましたかね。ホールが大きすぎて分かりにくかったのかもしれませんが。司会はTBS系のチューリップテレビのアナウンサーさんで、手話通訳がはいっていました。

お題はこの3つ。

「スパコンて何? 何ができるの?」横川 三津夫(計算科学研究機構/神戸大学・教授) (pdf)

「鉄道の技術開発を支えるシミュレーション技術 ~より早くより安全に~」池田 充(鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部・部長) (pdf)

「スパコンで地震の揺れと津波を予測 〜「京」で災害を減らす〜」古村 孝志(東京大学地震研究所・教授) (pdf)

後ろ2つについては、講演者のプロフィールが付いてきたので、貼っておきます。おふたりとも「京」は使っているけど理研内部の方ではありません(外部の人でも申請出して、研究できるから)。池田さんの話は鉄ちゃんが聞いたら喜んだだろうなという感じで、古い写真も出てきました。右の古村教授は富山出身、富山には地震がほとんどないのに地震研にいらっしゃるという方です。

(メモなので怪しい場合があります。録音とかしてません)

1.ビデオについて:富山の名物は薬だが、リレンザ・タミフルはコンピューター・シミュレーションからできた。京のパーツ、組み立て、工場、設計、ポートアイランドでの建設を動画や映像で。多分新バージョンで、前見たときは口頭の部分もあった。運転しながら故障部分を交換できるそう。ゴードン・ベル賞(2012)、HPCチャレンジ賞(2013)受賞。

2. 横川教授講演メモ:目玉焼きの熱伝導から話が始まったはず。資料にもあるように数学の話が多く、やさしくしようとしているのは分かるけど中学生にはきつくないだろうか。出てきたのは、格子点・偏微分・Fortran、その他の数式。もっと難しいものを使うらしいとよそで読んだこともある。基本的なことが少し見えたのが収獲だった。

他のシミュレーションの例:大規模避難シミュレーション(災害があったときに個人がどう避難するかということが動く点で表される)、心臓の動き再現(UT-Heart)、MRJ、ゴルフボール(よく飛ぶものを開発)など。

3.池川さん講演メモ:コンピューターは東海道新幹線で導入されたが、使用は限られていた。いまは欠かせないものになった。シミュレーションを設計段階で入れたり、駅構内の人の流れをシミュレーション(動かして見せてもらう)、ハンドアウトにあるように、細かいところまで使っている。

Q:海外に比べて。技術はどうか?→A.海外でもシミュレーションはやっているが、鉄道公社ではなくメーカーがやっていて、技術は変わらない。

Q: リニアモーターカーについて。→A: 550km/hは海外でも同じくらい。地上設備の上に浮かぶので、設備を作ってしまうとスピードアップはしにくい。

4.古村教授の講演メモ:ハンドアウトが結構分かりやすいし、実際にはこれが動いたので話がよく見えた。この道に進んだきっかけが面白かったのでメモ(ハンドアウトにはない昔の写真とかが出た)。地震の研究をなぜ、と聞かれるのだけど、いつから研究しているのかよく分からない。北大(理学部、たしかが地球物理)に進んで山スキーに目覚め、物理でも自然を相手にしたくなった。地震の揺れは数学を勉強するほど分からない(数式だらけの博論の写真が出る)。でもシミュレーションだとでき、計算機は大したものだと思った。1990年代の汎用コンピューターは遅く、128MBくらい。「何の訳に立つんだ」と言われた。「コンピューターは速くなる」と言っていたら、本当に10年で1000倍速くなった。

震災前は、地震のことはもう分かったと思っていた。甘かった。「まるごと」シミュレーション。

(まるごとシミュレーションとは、地震研のホームページより)

http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/panko/2014/OpenSeminar01.html

深発地震は分かっていない。いくらシミュレーションしていても分からないことが出てきて、その都度研究する。今後、京では足りない。自然に対しても闘ってゆく。

Q: 計算にかかる時間は?→A: 全体の5%位使って2時間ほどを10~20回繰り返す。事前に計算しておく。普段の研究では1週間かけて計算、1ヶ月後に結果。

Q: 寄り回り波(富山特有の波で、人がさらわれることがある)についての研究は?→A: 富山湾で研究している人がいる。津波が起きて小舟がひっくり返るという不思議な事件が起きたことがある。

最後にお名前は分からないけれど偉い方がお話をし、少し「ポスト京」の話が出たのですが、具体的な話はなかったような記憶があります。これくらい速くないと、という言葉は古村先生か、2013年の講演にもあったかと思います。また富士通が受注したのですよね。

*******

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会場の外に「研究員にアンケート」というのがあって、特に自由回答欄が面白かったのでちょっとメモってきました。得意科目は上の通り。

プログラミングを始めた年齢など、少なめだけど小学生もある。理系だと学校でFortranとか習う。

自由回答欄:「女性の友達を作っておくべきだった」、「大学の時遊んでおくべきだった」、「リア充をしておくべきだった(?メモが不十分)」、「仕事とプライベートで区別が付けにくい」、「のぞみ256号が切りがいいとかいうと不思議がられる」、「任期付きなので生活が」。

そんなこんなで、終わった頃には窓の外が暗く、富山城もライトアップされていました。クリスマス前だったのでイルミネーションがきれいでした。

最後にこの日のアンケート回答者向けお土産と、資料を並べたところです。お土産は、たしかボールペンかジャポニカ(前もらった)か付箋だったのですが、ジャポニカは使いにくかったので付箋にしました。マスコットになった京が可愛いです。

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