ヨシダヒロコです。
一昨日くらいに納品した化粧品の仕事は、もう来年の夏の製品でした。
今年は春頃から取引先開拓して、国内のエージェントはがらっと変わりました。前にいい加減なイギリスを本拠地とする会社から頂いていたのとは額が雲泥の差(もらってない)ですが、フィードバックをくれるところや案件が面白いところがあり、これで量がこればなあとか、登録があるところから声がかかればなあと思っています。トライアルなしで登録してくれる会社は、その後仕事に結びつきにくい気がします。データベースにいる人数が多いんだから当たり前な気もしますが。
2月にITを主に扱うエージェントから撤退しました。そこでは「あなたの欠点は分野に関わらないのではないか」と言われていたのですが、その後技術系(化学が絡んだ機械、成分情報、化粧品英訳、大学の研究内容のプレスリリースなど)やっていると、英訳はともかく、和訳ではめちゃめちゃ直されたということは一部を除いてなかったのです。やっぱりITが向いてなかったのかも。和訳では他に、語彙が難解で世界観が独特なものは向いてなかったです。英訳は普通とちょっと違う翻訳会社ですが、化粧品用語に弱いことが分かってきました。毎日お化粧しないからかな。
夏にも新規開拓をして、障害者向け募集で(ここだけ読む人のために書いておくと、該当者です)嫌な思いをしたり、付き合いの浅いイギリスのエージェントのチェック案件で、納品後にクレームが付いて報酬が0になって登録も解除したり、いろいろありました。半分直受けというような案件ももらいましたが、条件がきっちりしてくれなくてストレスがたまりました。契約書を交わすべきだったと最近知りました。トライアルの結果はあと2社待ってます。
医薬系では、ちょうど解剖学系の本を読んだり買った後にそういう案件が来たのですが、案件が細かすぎて基礎の本は役に立たず、夏にフジロックに行ったとき、ミュージシャンが骨折した顛末を話してくれて、そのときのX線写真の記憶が助けになったり。本当に翻訳って何が役に立つか分かりません。話の筋が自分でよく分かっていて訳せるときは、訳していても気持ちがいいし大きく赤が入ることも少ないような気がします(用語やケアレスミスはもちろん気をつけるとして)。
プレスリリースでは研究者たちの名前の訳があったのですが、既訳がないものはForvoとか使って裏を取り、その研究は通信社で配信されたので、表記のある名前は裏を取らなかったら間違っていたらしいとか。今度からあの通信社信用しないでおこうかな、と思ってます(わたしの手落ちですが)。
去年の年末に「来年は体調良く」と願ったのですが、今年の嘘みたいな暑さにはなすすべがなかったです。お天道さんのことはほんとどうしようもない。エアコンかけて外には出てないのですが、自律神経がおかしくなったのか、体調を整える漢方にお世話になりっぱなしで。ほんの最近ほとんどその薬が要らなくなったところです。2人の主治医が「なんでしょうねー」という状態でした。旅番組とかぼーっと見てるだけで、本とかロクに読めない状態がだいたい2ヶ月ほどあったでしょうか。
英会話の勉強も、スペイン語の試験勉強も、来年のイタリア語の試験勉強も、あまり無理せずいますがエンジンかからないのがはがゆくもあります。モチベーション以前に体調が整わないときは、映画とかドラマでとりあえず触れておく、という方法を採っています。
外国語と関係ない専攻だったので、イタリア語3級が取れて履歴書に書けるのは嬉しく、11月末にDELEB1を受けますが、前のボロボロだったのよりはマシな成績で、と思っています。アウトプット系が特にダメそうですが、完全に元気になるまでは休み休みと思っています。
それにリラックスすることも大事と思い、仕事が途絶えた夏に「勉強しなきゃ」と根を詰めて疲れるよりはと、『のだめカンタービレ』を全部読み直したら色々発見があったし楽になれました(千秋を演じた玉木宏は、今朝ドラで「アホぼん」を熱演中ですし)。普通の本は飽和気味なので、写真集とか目を付けています。知っている翻訳者さんが病気になったりして、やはりストレスの管理って大事だなあと。
あと今年も2ヶ月ですが、大事に過ごしたいと思います。
写真は、富山県内でシリーズになっているらしいJRのポスター。9月に撮ったものですが、こちらももう紅葉です。左が雨晴海岸、右が五箇山です。