ヨシダヒロコです。
基礎医学の読書、強化月間中です。
両方ともすでに1回はエントリにしているので詳しいことは省きますが、よく受験勉強でも言われますし、「Wordマクロ」の新田さんもセミナーでおっしゃっていたことですが、知識は48時間以内に復習した方がいい、と。定着率が違うんですね。
別の方からは、本が分からなかったら何回でも読みましょう、と。
今回の2つ(本3冊とWeb連載1つ)は大体分かった気になっていたんですが、定着を計るために読み直したら、色々発見がありました。
まず、『今さら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ』ですが、2回読んだことで、日頃読んでいるニュースで「○○の論文が~」と書いてあっても「これは本当にそうだろうか?」と疑うようになりました。今後英語論文を読むようになれば、参照したいです。
3巻は適当でもいいよ、とありましたが、個人的に一番目が離せなかったのが3巻でした。
こういう所がほんと素敵でした。
3冊積み上げると達成感。とはいえ、読みやすくいい本と思います。
もう少し難しい『楽しい疫学』『臨床医による臨床医のための 本当はやさしい臨床統計』などがうちにあるので、夏以降あたりに必要なところだけでも読んでおこうかなと。最初買ったのが後者で、さすがに全然分かりませんでした(苦笑)。gaccoでも今、統計学の教室を開講してます。有料で実際の授業も取れます。
3年ほど前、アメリカでMOOCの先駆けとなった(はず)CourseraでRを使った統計の授業を受けまして、でも基本がダメダメだったので。人のコードを参考にしながらも、動くとすごく嬉しいのですが。
他にも授業を受けましたが、一番成績がよかったのがアメリカ現代詩でしたから。基礎があるって大事だなと思いました(詩は好きですし、洋楽の歌詞は山ほど読んでましたし)。
『治験翻訳入門』も当たり前ですが2回目がずっと読みやすく、これはpdf化したら医薬翻訳に使いやすいとのアドバイスを受けました。Webサイトってpdf化できるんですね。
さらに年末頃こういう話も教えてもらいました。全文検索ソフトというのがあって、いろんなファイルを串刺しできるそう。その時お薦めされたフリーソフトはなぜかダウンロードがうまく行かず、作者にメールしても解決せず、そうこうするうちに今後も(OSが変わったりしても)サポートがありそうな別のソフトを知りました。ただ、今はスタイルガイドとか色々参照するような仕事をしていなくて、無料お試し版の期間をムダにしたくないので、もう少し後に試そうと思っています。
今読み始めた本はこれです。解剖学の基本なんて長いこと変わっていないだろうから、昔買ったっきりでもよしとしました(2003年刊)。このシリーズは生物を読みましたが、「右も左も分からない」人にはいいかと思います。解剖学は、手や足など触りながら「ここに腱がある」などと理解してゆくもので、わたしには合いそうです。気がついたら続編出てました。
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好きになる解剖学 (KS好きになるシリーズ)
竹内 修二 講談社 2003-01-31 |
下の本は、そのうち買います。入門の入門らしいので、きちんとした入門書もあったら良いかな。
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好きになる解剖学 Part2 (KS好きになるシリーズ)
竹内 修二 講談社 2005-09-30 |
最近買ったものとして、「理系」と書いてあるけど、入門の入門を脱した文系出身の人にも良さそうな、最近のiPS細胞やSTAP細胞の疑義までカバーした生物の本を買いました。羊土社の『基礎から学ぶ生物 細胞生物学第2版』もいいのですが、学部生レベルで、わたしがとろいのか読むのに時間がかかったので。でも今年中に再トライしたいです。
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理系なら知っておきたい生物の基本ノート 生化学・分子生物学編
山川 喜輝 KADOKAWA 2014-04-01 |
この本は物理、化学編もあります。
6月までに読みたい本として、最後は上の本を踏まえて下の本の再読。これ読んだ後にDNA関係の有償トライアルきたんですよねー。
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新版 絵でわかるゲノム・遺伝子・DNA (KS絵でわかるシリーズ)
中込 弥男 講談社 2011-10-29 |
他にも「読まなきゃ」って本は、エピジェネティクス関係とか翻訳関係などいろいろあるのですが、おいおい書きます。