映画『インターステラー』観てきました。

ヨシダヒロコです。

年末年始は稼げてないため仕事を入れていて、近所への初詣行きがてら1時間歩いて大吉引いたくらいで、あとは猫とフェレットと戯れる暇もないかも、ってくらいでした。掃除もまだひと部屋できてませんし。

昨日やっと仕事が切れて、夜8時からという遅い時間ですけど観てきました。セール期間なので、その前に済ませられる買い物は大体済ませて。3時間近くの映画で、終了は11時、最終のバスとJRを乗り継ぎました。映画館で今上映中の映画を観るなんて久しぶりでした。

この映画を選んだのは、ちょっと前に音響関係の仕事があって、映画についての話にも言及があり、ハリウッド大作で好みのものを観て今時の音響を体感しておきたかったこともあったからです。もちろん星や宇宙の話も好きです。

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トレイラーです。本編と多分字幕が違ってます。

公式サイトです。
http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/

舞台は未来のアメリカ。主人公の義父の若い頃の人口が60億あったという設定です。2014年の人口がWHO調べで72億だそうなので、今より少し前ですね。ほとんどのあらすじはWikipediaにありますが、この未来の世界では地球は終わりに近づいていて、砂嵐がたびたびやって来てお皿を上に向けておけなかったり、ジャガイモ、オクラ、トウモロコシと大事な食料が次々耕作できなくなります。

主人公のクーパー(マシュー・マコノヒー)は今は農民をやっていますが、実は前職があります。奥さんは亡くなり、息子のトム、娘のマーフィー(マーフ、3人が演じますがいずれもすごいです)、義父と暮らしています。マーフはクーパーに似て科学好きです。もうロシアも破産してしまって、学校では月面着陸が捏造だと教えているのに、マーフは本当のことを知っているので我慢ならずクラスメートとケンカします。

米軍もNASAもNORADも、もうありません(最後のは、廃墟の建物がでてきます)。

あとでこの映画の考証が映画『コンタクト』のメンバーから始まったと知って「なるほど」と思ったのですが、この映画は数少ないわたしが見たSFで、やはり父娘の愛情をダイナミックな宇宙の話と絡めて描いています。ワームホールが出てくるところも似ているし。

本筋に戻ると、マーフの部屋には彼女が「ゴースト」と呼ぶ不思議な現象が起こります。オカルトですか、と思って見ていたら最後になってその訳が分かるのですが。ある時、吹き込んできた砂が模様を作っています。クーパーはそれが二進法(字幕では「バイナリ」)であることに気付き、文字を読んだ結果地図である場所を探し当てます。

それはクーパーにとって懐かしい場所であり、同時に長い苦しい旅への始まりでした。

物理用語がたくさんありましたが、訳したのはアンゼたかしさん。お疲れ様でした。『インセプション』も手がけたようですね。同じ監督ですが、難解ながら後味がよかったです。

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気になったこと。
1.序盤、いくら畑の中とは言え、かなりぺしゃんこにパンクしたタイヤであんなに走れるか?
2.飛行士で科学者のアメリア(アン・ハサウェイ―髪型が変わってて気がつかなかった)によく分からない感情論を喋らせないで欲しかった。マン博士(マット・デイモン)の台詞にもよく分からないものがあったなあ。マーフのキャラにはブレがなかったと思います。
3.帰ってから調べた「浦島効果」だが、いくら何でもあんなに年を取らないというのはやり過ぎでは?
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音響・映像など。

1.宇宙船エンジンの爆音はすごく、その直後に(宇宙だから)急に静寂が入る。その差がすごい。映画館ならでは。
2.土星の輪をバックにピアノの音が流れるのはセンスがいいなと思った。
3.ワームホール、ブラックホール、最後の5次元空間はいずれも誰も見たことがないものだけど、特にワームホールは中に入ってみたくなった。

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その他。

繰り返し暗唱される詩が印象的でしたが、これです。命令形を多用しているせいか、力強いですね。

Do Not Go Gentle Into That Good Night
http://www.beliefnet.com/columnists/moviemom/2014/11/the-poem-from-interstellar-do-not-go-gentle-into-that-good-night.html#7gjkBBPbEooqslU1.99

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夕べ帰ってきてから、物理用語を調べました。理論物理学者が総指揮になっていると知ったのはさっきなんですが。所々脚本大丈夫か?と思ったんだけど、大学で相対性理論の勉強してきたんですね。失礼。そのせいか、映画のある時点から「相対性理論」ばかりですね。

重力ターン=「はやぶさ」で出てきた「スイングバイ」と同じ。

相対性理論をほぼ文字だけで書いたものを見つけました。ほかには探していると、数式がバリバリ出てきましたけど。
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/2006jiku_design/satou.html

後半から出てくる「5次元空間」って何だろうと思ったけど、どうもカルツァ・クライン理論というものに関係していて、超ひも理論という、名前は聞いたことがある理論にも関わっているらしい。
ここのブログはいろんな方が読んでいるので、平易な言葉を探した結果、高校生の研究発表とTEDのスクリプトにたどり着きました。あまり平易でないかもですが、カルツァとクラインの発見が書いてあります。5次元の5番目とは、調べていたら電磁力(?)とのことでしたが、映画ではそういう説明ではなかったような?

長野県木曽青峰高等学校の理数科生徒の研究
「高次元ワールド」(pdf)
http://www.nagano-c.ed.jp/seiho/risuka/2007/2007-09.pdf

Brian Greene
ブライアン・グリーンが語るひも理論 (スクリプト。グリーンはアメリカの理論物理学者)
http://www.ted.com/talks/brian_greene_on_string_theory/transcript?language=ja

上の方からトークにも行けます。それにしても、理論物理学者とは化学に比べてスケールの大きなことを考えますね。

まあ、小難しいことをよく知りもしないのに書きましたが、宇宙が綺麗、宇宙士たちのドラマも色々あって、父娘のドラマが感動!でも別に十分楽しめると思います。もう少し上映期間がありますから、観たい方は是非映画館へ。

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