ヨシダヒロコです。
24年前に適応障害と言われてからいろいろあって、結局今は双極II型です。
このシンポジウム、事情が許せば行きたかったくらいです。
ほんとは2時間くらいあったそうですが、そのうち1時間がTVになりました。
再放送の予定は今の所ないようですが、下のリンクから再放送希望を出せば、聞いてもらえるかもしれません。
下のリンクは番組表で、出演者が書いてあります。精神科医では、大野裕先生(認知療法で有名)、加藤忠史先生(「躁うつ病のホームページ」主宰。躁うつ病の研究者では日本で一番目立っている気がします)。その他、実名・仮名の患者さんたちと、司会は福祉ジャーナリストの町永俊雄氏(NHKの福祉系によく出てたアナウンサーだと思ってたのだけど、「元」らしいです)。
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20141018-31-18538&pf=f
遅れてこられた方のために、魚拓。リンクが切れてても見られます。
1時間の間に沢山の回復へのヒント(知っていることも知らなかったことも)を見たし、以前本を読んだときも(リンク)感じたんですが、自分の病状はここまでではないと思っても、人の闘病生活は参考になります。ブッダだという誇大妄想を持ってしまい、慈愛の心があふれるあまりにアリがいたら「アリさーん!」となってしまった躁うつ患者さんの話は笑ってしまいました。後で考えると、どういうメカニズムでそんなことが起きるのか不思議です。
うつ病と躁うつ病は似ているようですが、治療法が違います。主に薬物療法(後者は気分安定薬というものを使います)。その辺も短い番組の間に説明してありました。
番組中にあったのですが、自分が「頭がいいから」とか「頑張っているから」などの能力のためでなく、「自分であるから」というだけで周りの人が大事に思ってくれるという啓示は、わたし自身も長いこと病気と闘ってきて去年やっと分かったことです。当事者の方も言っていましたが、こういう意識があると自殺などの破滅的な行為も減るだろうし、病状も安定するだろうなと思いました。いい番組でした。
ちょっと和んで頂くために、現在のわたしのデスクトップです。ちょこまか泳ぐので、これ以上芸のあるものはなかなか撮れず。動物園で撮りました。