「猫語の教科書」(ポール・ギャリコ)再読。

ヨシダヒロコです。

FB友人に触発され、もう絶対読めそうもない本をブックオフに4箱送ったところです。一番売れそうな本は、割と最近出たレディコミかな?もう続き追いかけるのいいやと思ったので。読みそうもない洋書も整理しました。もったいなかったけど。

最近Nexus7でKindle本を買っています。翻訳に関係ない柔らかいものもありますが、関係あるものは別エントリにて。洋書読むのに便利そうですね。洋書は今まで途中で投げていたのがふがいないので、今後はちょっと頑張ろうと思っています。

さて、「猫語の教科書」がどんな本かというと、これは猫が自分より若い猫のために書いた本なのです。

猫語の教科書 (ちくま文庫)

ポール ギャリコ
筑摩書房
1998-12

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

著者のもとに持ち込まれた原稿は、何だか暗号のようでした。考えたあげく、英語のタイプライターを猫が打って、ついでに周りのキーを押したものらしいと分かりました。

内容は、野良猫がどうやって人間のうちに入り込むか。美味しいご飯にありつけるには。テーブルのご飯をひとくちもらう駆け引き。パーティーでお客様に受ける方法。もし子供が産まれたら。などなど。

わたしは野良上がりを何匹か相手して、20歳ほど生きたのが2匹いますので分かりますが、確かに猫は本当に人間を魅了するのがうまいです。最後の猫なんて、子猫を横に置いて「哀れそうな顔をして」うちの親に見えるように道に座っているのです。もう、うちの人間が猫好きなのお見通しだったんですね(もうすでに1匹いましたし)。

わたしも途中で気がついたのですが、この駆け引きはとても恋愛に似ています。この猫は「愛」についても書いていますが、人間の愛は時にとても辛いともあります。人間は、自分の都合で色んなものを捨てますからね。男だ女だというのは好きじゃないですが、本来の著者(?)がメスなので、人間=男性、猫=女性っぽく読めました。

文庫本なのでサイズは小さいですが、モノクロの猫写真がいろいろついています。
猫好きな方、飼っている方は読んでみると色々発見があるかもしれません。

後書きは大島弓子さんです(今、猫は何匹いるのだろう……)。

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