ヨシダヒロコです。
4月上旬からひどい風邪を引いて、まだ治りきっていないところに持病がやって来て、治るにはもう一息といったところです。その間の用事は、家でほとんど寝ていたので1つを除いて全部流れました。
筆頭著者の記者会見はネットで付けてはいましたが、眠気が激しく、質疑応答に入る辺りまで見てませんでした。彼女が可哀想という声もあり、わたしもだまされそうになったのですが、もともと論文については「体をなしてない」と思っています。あとでTwitterを見て、外見まできっちり計算されたものであったろうことも知りました。
片瀬久美子さんが「外部の研究者が成功したのならその名前を」と言ったのに、弁護士が止めたのも妙な話でした。
次の方の会見はもういいです。
さて、あの会見の後で特に参考になったブログ記事など。
五号館のつぶやき
栃内先生は発生がご専門です。特に「蛇足」として書かれている私見が興味深いです。
筆頭著者の記者会見と連名著者の責任
有機化学美術館・分館
専門外の方にも分かりやすいたとえ話を使っています。
STAP細胞の「不正」とは何だったのか
あとは、もともと論文について初期に疑義を挟んだ1人である、クマムシ博士のツイートを引用しておきます。博士は、身の危険を感じるまでの脅しを受け(最初のフィーバーは凄かったですからね)、BLOGOSだったと思いますが、ブログ記事を取り下げました。
優秀で正直に研究していて、堅いデータが揃わない限り論文にせず、あと一歩のところでアカデミックポジションに付けずにドロップアウトしていったポスドクを日本でもアメリカでもフランスでもたくさん見てきた。そういう人達の本件での心境を考えるとねえ。
— クマムシ博士 (@horikawad) April 9, 2014