「花子とアン」を1週間大体見て。

ヨシダヒロコです。

まだ2日ほど見逃しがあるのですが、なかなかいい滑り出しですね。
翻訳者を主人公にした朝ドラ、しかも「赤毛のアン」の訳者、村岡花子さんがヒロインと聞いて、前から楽しみにしていました。吉高さんについては全然知識がないので、今後のお楽しみです。翻訳者の変なステロタイプは広めて欲しくないですけど。

このシリーズは原書は10冊あり、その村岡版翻訳本は、小学生だったわたしにものすごい影響を与えました。順序は前後しますが、当時は民放で日曜に外国を舞台とした子ども向けアニメが入っており、NHKもそのような番組を作っており、田舎に住んでいる小学生でも簡単に外国の雰囲気を感じることができました。

ああいう番組や「赤毛のアン」のおかげでわたしが英語に興味を持ったのは小学生の頃であり、親に「習いたい」とお願いしたりしました。中学生になって習えるのが嬉しかったし、少々先取りしてNHKのラジオ番組をまじめに聴いていた(実は高校まで他のことはほぼしていない)ため、ずっと成績は良かったのです。

結局、専攻を生かした色んな可能性がつぶれていく中で、偶然にも村岡さんと同じ翻訳者になったのも、「赤毛のアン」を初めとする翻訳小説やそれを原作にしたアニメの影響かもしれません。

「アン」は想像力旺盛な孤児の話で、手違いで老いた兄妹のうちにもらわれます。連ドラ中で「はな」が「花子と呼んでくりょう」と言っているのですが、実際花子さんが「花子」さんと名乗り始めたのはもっと後のことなんですけど、AnnじゃなくてAnneと綴ってくれとマリラ(もらわれた先の妹)に頼み込んだアンに重ねたのでしょう。

わたしの身内にも「はなちゃん」がいるので、何だか変な感じです。

「赤毛のアン」は高畑勲監督でアニメ化されており、マシュウ(もらわれた先の兄)の「そうさのう(well, dunno…)」という言葉が妙にクセになるのですが、NHKで再放送することになりました。小さい女の子をお持ちのお母さんには、お子さんに違った世界を見せるいいチャンスかもしれません。カナダ・プリンスエドワード島は自然の豊かな素敵な場所らしいですし。

anne

4/7、月曜の午後6時30分からです。
http://www9.nhk.or.jp/anime/anne/

連ドラは村岡さんのお孫さんの村岡恵理さんの書籍をベースにしたオリジナルですが、お孫さんの方の村岡さんの講演を翻訳イベントで聞く予定があります。今から楽しみにしてます。

ついでに、新しい訳が出ているらしく、元の版では削られた箇所が入っているらしいです。例えば、マリラの長い独白があったりするらしく。気になります。

 

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