ボリュームディスカウントって……。

ヨシダヒロコです。

しばらく仕事で沈没してました。頭が痛くてターボがかからず、往生しました。
納品後2、3日は抜け殻でした。

で、本題ですが、ある日仕事をしていたら、ずいぶん前に仕事をした会社から英日技術分野の入札打診が来ました。やったことのない分野で、化学の延長で何とかなるかと思ったんですが、後で送られてきた仕様書を見ると、「当該分野の経験者」とあって、内容も相まって無理だと思いました。コーディネーターさんもその辺分かってなかったのかも知れませんが。そういうことってよくありますよね。

ただ、驚いたのが、ボリュームがある案件だからか、わたしの希望単価を10円と聞いて「半分くらいしか出せないんですが」と言われたことです。「問題外。妥協して7円」と言って電話を切ったんですが、後で仕様書を見て翻訳の内容を知り、とてもペイしないと思いました。それで「今回の案件は断ります。今後こんなレートで打診はしないで欲しい」とメールしました。5円じゃロクな翻訳が上がってこないって、分からないんですかね?自然科学系だけではなく、恐らく法律系の知識もいる難しい案件に見えました。こういうところとは正直仕事をしたくないです。

もう1件、定期的に案件を振るからボリュームディスカウントは考えられるか?というメールも来ました。今の所この案件も可能性の段階ですが。経験を積んだ翻訳者さんに聞くと、ボリュームディスカウントとは「もしできれば……」と打診される種類のものであるらしく、堂々と言うものではないそうです。

去年レート下げを打診されたところとは、下げないまま穏便に続いてます。しかし、レートの上下で翻訳者のモチベーションが大きく左右されることを、翻訳会社の人はもっと分かって欲しいです。

「劇場版魔法少女まどか☆マギカ始まりの物語」「永遠の物語」「叛逆の物語」レビュー。

ヨシダヒロコです。

年末年始にかけて見たのですが、すっかり遅くなりました。

この深夜アニメは富山では放送しておらず、3話である子の運命が大きく変わるのですが、それでネット上が騒然となった頃からニコニコ動画だったかで楽しみに見ていました。2011年のことです。

2012年秋に劇場版前後2作が公開され、行きたかったのですが仕事が詰まっている中4時間は厳しく、泣く泣く諦めました。やっと映画を観たのは去年12月でしたが、続編の「叛逆の物語」公開があったのでDVDを借りたのです。

前後編の方は今までの話の集大成というか、まとめという感じで、背景などが多少豪華になっていたかな。主人公の鹿目まどかと、まどかの運命を変えようとする暁美ほむらの交流を見ていて、わたしにはこんな友達いたかなあと感情移入して見ていました。ほむらちゃんが本当に友達思いなので、涙腺が緩んでしまいました。

魔法少女ものというと、ヒロインたちは強くてハッピーで、ってのが今まで多かったと思います。「セーラームーン」は少し変わっていたような気がしますが(あれって魔法少女なの?)少なくとも、ヒロインたちが深く傷ついたり悲しんだり死んだりということはなかったはずです。「まどマギ」はまだ中学生の女の子たちが苦悩しまくって、誰かの役に立ちたくて魔法少女になったはずなのに、段々からくりが見えてきて何もかもに絶望するのです。

トレイラーやCMなどはこちらで見られます。オフィシャルサイト。

劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語[後編]永遠の物語

主題歌(特にオープニング)も大好きです。ClariSという、まだ中学生くらいの女の子たちが歌っているのですが。こういう声、出せそうで出せない。すごい。

劇場版続編の「叛逆の物語」(昨年秋公開)もなかなか映画館に出向けず、そうこうしている間に富山では終わってしまい、年末の3作一挙上映には出向けなかったので、1月7日にスペイン語翻訳学校のため上京したときに池袋で見ました。シネ・リーブルはこぢんまりしたわたし好みの映画館でした。

その時もらったのがこれ。マミさん。ほむらちゃんの方が好きなんだけどなあ。

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映画の感想を筋を書かずに述べるのは難しいのですが、一言で言えば続きが作れそうなラストでした。前作であんな終わり方をしたのに、何事もなかったように初っぱなから全員が平和な生活を送っているのですが、だれかが「何かがおかしい」と気付きます。そこにはとても遠大なからくりがあって、ちょっとびっくりしました。最後は「マジですか」って感じだったし。物語が新しいステージに入ったかなという印象でした。

オフィシャルサイト。

劇場版魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語

DVDの発売は4/2です。

ちょっと見てみたいなと思った人は、TVシリーズが6巻くらいで出てますので、是非ご覧になってください。かなりダークなんだけどそこには思春期ならではの揺れる感情があって、魅せます。

【トラブル報告】SDL Trados TagEditor(2007)とWorkbenchの連携が切れる。

ヨシダヒロコです。

同様の報告は、帽子屋さんこと高橋聡さんのブログ「禿頭帽子屋の独語妄言 side TRADOS」にもなかったと思うので、書いておきます。

わたしはよく夜にPCの電源を付けたまま、ディスプレイをスリープモードにして寝てしまうのですが、昨日の朝起きて用事を済ませて、さて午後から仕事しようかと思ったらTagEditorの「開いて取得」ができなくなっていました。

普段仕事をもらっているエージェントは、TagEditorファイルをもらって、そのまま納品なのです。

あれれ?

取りあえず再起動してみたら、今度はWorkbenchまで立ち上がらなくなりました。全くお手上げです。帽子屋さんのブログは、検索するとすぐ上がってきましたけど、Trados 2007の同様の報告はありましたが自然解決してるし。

帽子屋さんにメールして質問してみました。ご予定があるところ申し訳なかったのですが、返ってきた答えは

1)再起動
2)Workbenchを開く
3)TagEditorを開く

でした。確かに、Workbenchが開きました。

それでもなぜか作業中のファイルでは取得ができなくて、幸いメモリにある繰り返しなどはもうなかったので、そのまま訳しました。少し後、訳し終わってメールボックスを見てみたら、またメールが来ていて、「メモリを一旦終了させて開き直したらどうか」とのことでした。

そのちょっと前に次の、このところずっと訳していたファイルに戻って、メモリを開いたら普通に開けて「開いて取得」も機能していました。仰るとおりだったのです。で、帽子屋さんにはよくお礼を言っておきました。

その夜は、TagEditorは終了して寝ました。朝、また開けるかどきどきしましたが、TagEditorを開くと普通にWorkbenchも開きます。全然問題ないです。

トラブル時に作業していたファイルも、前日まで全く問題なかったのでファイルのせいではないと思います。

同じようなトラブルを経験した人のために、ここに書いておきます。

サイエンスカフェとやま第9回「金と宝石をカガクする」(1/26)。

ヨシダヒロコです。

仕事をボチボチしながら外出もしていたんですが、頭痛がすることが多くなかなかブログが書けませんでした。今もちょっと痛いんですが、よくなってきたので。書き終わったら、お尻に火が付いている仕事をします。

まず、ちょっと私事ですが、宝石に興味を持ったきっかけなど。

大学院をやめた26歳頃、縁談がありました。で、一応宝石店とか自分で回ってみたんですが、その時に、今思えば分不相応なオーダーメイドの宝石店の店長さんがすごくよくしてくれまして。本当に石が好きなんだな、って感じの人でした。それで出会ったのが、誕生石のサファイアで、しかも普通の濃い青ではなく少し薄い色で、アクセントにルビーの本当に小さい石が付いているもの。無機化学は多少学んでましたから、鉱物の話も知っていたんですが、あとでルビーとサファイアはほぼ同じ成分(微量成分で色が変わる)と知りました。実際、サファイアには非常に沢山の色があります。その辺から楽しくなって、縁談が流れてもよく話をしに行きましたし、娘さんの家庭教師もしました。結婚した前後には少しですが結婚指輪やお手頃なパールなどの買い物もしました。今はその店、ないんですよ。すごく残念です。ノルマしか頭になさそうな店では買いたくないですから。

宝石を贈ったりもらったりする場合、今は「気持ち」だと思っているので、値段は関係ないと思っています。良くいわれる「給料3ヵ月分」ってのもダイヤモンド会社のPRらしいし。実際はもっと安いものが出ているらしいですよ。

てなわけで、サイエンスカフェの話に移ります。参加者はいつもより少なめでした。

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まず、こんな石や貴金属があって、にわか鑑定士となりました。

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一番上は、「1つダイヤモンドがあります。どれでしょう?」2つめは「1つダイヤモンドでないものがあります。どれでしょう?」最後は「金、プラチナ、銀を選べ」だったと思います。わたしは全部外しました。多分、正解できた人も少なかったはず。特に3つめは分かりにくかったですね。

カフェは、細かい実験の映像や、実際にゲストの河合さんが買ってこられたり作られたりした石を見せてもらい、参加者の間に回して行われました。けっこう色んな石(貴石。ルビーとか。もちろんダイヤも)が合成できるのは驚きました。珍しかったのは、「カメレオンダイヤモンド」という石。高温をかけると色が変わるそうです。色は黄色っぽかったですね。スプーン(だったかな)に入れて下からライターであぶったりすると変色するそうです。カフェの話の半分くらいはダイヤの話でした。

最後のQ&Aで出たんですが、東京の御徒町には、「素人には売らない」と言いながら実は売ってくれる、質のいい石の問屋街みたいなところがあるそうです。この場合の石とは裸石(ルース。上の写真みたいなの)で、指輪とかに加工するにはまた金属もお金もかかります。素人にはダイヤは鑑定できないので、鑑定書を信じるしかないんだけど、当てにならないものもある。GIAとかの鑑定なら間違いないそうです。

次は金の話。これは知っていたことですが一応書いておくと、純金とは24金です。最近ジュエリーには色んな金があります。ホワイト、イエロー、ピンク……これは別の金属を混ぜて色を変えています。面白かったのは、「高専金山」の話。金は結構身近なところに使われています。プリンターインクのカートリッジとか。そういうのを集めて金として取り出すという試みで、もともと理科離れ対策として始めたことであり、企業から引き合いも来るけれど、とてもペイするものではないらしい。近々、家庭でもできる方法を発表するそうです。

こちらに富山高専からのお知らせがあります。採れた金を見せてもらいましたが、綺麗に光っていました。

「高専金山」の内容が北陸三県でテレビ放送されます

最後に、富山と新潟の県境で採れるヒスイの話。ヒスイは寒色系統の色が好きなわたしには好みで、持ってはいませんが、海岸で拾えるってどんな感じなんだろうとずっと思っていました。実際に拾ったヒスイ(硬玉。後に出る軟玉と2種類あります)は触ってみると、やたらつるつるしていて、緑ではなく白でした。軟玉の方は濃い緑でした。硬玉の方が価値が高いそうです。河合さんクラスの方でも、1個拾うのに8時間かかるそう。メモを持っていかなかったので書けないのですが、新潟には鑑定してくれる場所もあるそうです。

そんな感じで、サイエンスカフェは終わりました。宝石の話なのだけど男性の参加者が多く、熱心に質問している方も男性が多かったです。上に書いた宝石屋さんで、「石の結晶構造なんかの話をすると男性は熱心に聞くが女性は退屈そうなことが多い」と聞いたことがあります。

化学分野のカフェは初めてだったので、またの機会を楽しみにしています。