年末年始に見た映画「再会の食卓」。

ヨシダヒロコです。

DVDは、マイナーなものが多いDMMからゆうメールで送ってもらっています。沢山見られない月は結果的に高く付くこともあるけれど、自分のペースで見られます。この映画は、他の映画の予告で見て気になっていました。

久しぶりの中国映画。わたしは大学学部時代、高校に比べ簡単に感じた英語を捨て、ドイツ語と中国語で単位を取りました。とは言っても、中国語はきちんとは授業に出ておらず試験に辞書持ち込み可というのを知らず、もう少しで単位を落とすところでした。落としていたら留年でした。辞書を使って書くはずの作文は、文法がめちゃくちゃながら、英国での短期留学のことを書いて通してもらいました。

あの授業で何作か中国映画を見せてもらったことを覚えています。大体が抽象的で分かりにくく、「黄色い大地」なんか特にそうでした。しかし、ちょうどその頃映画館で「芙蓉鎮」が上映され、文化大革命をきちんと描いているのを見てとても勉強になりました。わたしはちゃんと見ていませんでしたが、後にNHKのドラマ「大地の子」でもこの辺りは描かれたらしいですね。もう話覚えてないけど、フランスとの合作である「小さな中国のお針子」も数年前面白く見ました。

さて、この作品を見て驚いたのは、中国と台湾が引き裂かれた当時のことがかなり話に出てくることです。台湾の話はタブーなのかと思っていたので。そもそも、これは老人同士の三角関係というか、情の交流というか、そういうものを描いた映画なのですが、日本だったらこの年代でラブストーリーを作るかな、と考えてしまいました。

ヒロインのユィアーは、国民党員の軍人だった元夫、イェンションから手紙をもらいます。ユィアーとイェンションは40年前上海と台湾に生き別れになり、行き来ができないので、それぞれ別の伴侶を見つけていました。そのイェンションが許されて上海に帰って来るというのです。上海は開発が進んでいる真っ最中。昔の面影がどんどんなくなっていきます。そんなイェンションを、新しい夫であるシャンミンは温かく迎えます。子供と孫に囲まれた、人情のある古い街での生活。そこに突然の来訪者。そして、イェンションはただ帰ってきただけではありませんでした。ある決心をしていたのです。予告編にその辺が出ています。

最近ろくな言われ方をしない中国ですが、消えつつあるかもしれませんけど古風な「義兄弟」みたいな考え方。イェンションとシャンミンがそんな関係になっていくのがとてもすがすがしいです。そして、意見を言ってくる娘や孫も含め、皆家族のことを思いやっていて、三角関係の3人も絶ちがたい情を感じていて、相手のことを考え考え行動します。それもとても見ていて気持ちがいいです。

地味かもしれませんが、佳作でした。

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