映画「悪の法則」レビュー(スペイン語部分少々ネタバレ付き)。

ヨシダヒロコです。

近所ではたぶんもう、字幕版はやっていません。
この映画にはスペイン語圏の俳優・女優が3人も出ていて、見たら分かったことですがかなりスペイン語が使われていました。しかもわざと字幕は所々訳してないんです。

最初、イスパニカ(赤坂のスペイン語・ポルトガル語翻訳通訳学校)にある沢山のパンフの中から見つけたのですが、それが夏頃だったでしょうか。追々プラピやキャメロン・ディアスが悪役で(ブラピは「ファイト・クラブ」でかなりワイルドな役をやっていましたが)、ということが分かってきて、見に行きたくなりました。

これが予告。トレイラーに使われている曲については、以前対訳を付けました(リンク)。内容は映画と関係ありませんが、いい曲ですよね?映画の中にはスペイン語の曲が沢山出てきていたはずです。

ギリギリ書けるのは、ブラピやキャメロンのヤクの売人役がなかなか板に付いていたこと、キャメロンは中南米バルバドス出身の情熱的な、でもいざとなったら冷酷な女性役で、ヒスパニックの役どころでした(訂正:バルバドスは公用語が英語です)。似合ってました。主役の「カウンセラー(弁護士)」役の俳優さんだけ知らない人でした。ペネロペ・クルスはカウンセラーのひたすら純情な恋人役でしたが、もらった3カラットの指輪がどうも本物に見えなかったです(笑)。わたしはダイヤを持ったことはありませんが、カットの仕方がユニークだと輝き方もだいぶ違うんですかね。

ラストの方は、ブツがどこにどう流れているのか分かりにくかった。正直今でも分かんないです。落とし前を付けるなら殺すのはこの人だろ?って人が死ななかったのも謎でした。

で、スペイン語部分で字幕が出ず、わたしが「多分こう言うことを言っている」と分かったところ2ヶ所を書いておきます。筋に大きく関わるようなところは字幕なしにはなっていないというのが結論です。スコット監督は、言葉が通じない、分からない不気味さを観客に味わってもらいたかったのかもしれませんね。

1.トラックの運転手が2,3人集まって話をしている。映画の最初の方。これは「左」って言っているのが聞こえ、どうも方向の話とか道の話をしているようでした。大筋に関係なし。

2.ラストの方で、カウンセラーがメキシコかどっかの飲み屋でローラ(ペネロペ・クルス)の写真を持っていると、飲み屋の親父さんに話しかけられます。あそこはかなり長い間全く字幕が出てなかったのですが、「その写真はあなたの奥さんですか?」「そうです」みたいな会話です。親父さんもやもめだったか何かで、しんみりした会話でした。

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