映画『ある海辺の詩人 -小さなヴェニスで―』レビュー。

ヨシダヒロコです。

7月頃に観た映画ですが、今頃になってレビューします。

この映画はラジオ「まいにちイタリア語」応用編で春頃教材として使われていたものであり、他には「ブルーノの幸せガイド」、「ゴモラ」、「海と大陸」がありました。どれも方言がきつく、前シリーズの「人生、ここにあり!」のようには行かなかったようですが、楽しめました。先生の岡本太郎さんは字幕も手がける翻訳者さんですし。

この映画で使われているキオッジャの方言には見たこともない文字が入っており、ヴェネト方言(ヴェネツィア辺りの方言)だそうで、わたしの先生にスカイプで見せると「わたしの地元の方言ー!」と嬉しそうでした。

シュン・リーは出稼ぎの中国人女性。中国に息子を残し、「組織」の命令でキオッジャにやって来た。逆らうと息子を呼び寄せることができない。オステリアという、主に男性たちが一杯やったりコーヒー飲んだり玉突きしたり、という店で働き始める。一方、ベーピはイタリアに住んで長いユーゴ系移民で漁師。すっかりなじんで友達も多いが、シュン・リーと同じく詩が好きなこと、外国人であることから親しみを感じ、ふたりは接近する。それが噂になって……という話。字幕は岡本太郎さん。

中国の詩人の祭りで流す灯籠がとても美しいのと、キオッジャも非常に風光明媚な街です。うちの県と同じく、海から高い山が見えます(予告編にありますね)。お互いに孤独なふたりの心が呼び合う、プラトニックな交流が心を打ちます。

原題はIo Sono Li といい、英語にするとI am Lee です。上に書いた「海と大陸」は見るのを諦めたのですが、やはりイタリアの移民・難民問題を扱っています。こんな記事も。

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