マンボウ先生、沖雅也、ヘミングウェイを悩ませた双極性障害(躁うつ病)について。

ヨシダヒロコです。

たまには自分の病について語ってみることにします。
認知度の高いうつでさえ、よく理解されているとは限らないのに、暴挙ですが。

わたしが双極性障害と診断されてから数年経ちます。多くの患者さんが、それまでに多くの時間を費やしており、病気に伴う誤解などで恐らく人間関係なども壊れた末のことだったでしょう。わたしも例外ではありません。

双極性障害は、躁とうつを人によって様々なパターンで繰り返すようです。I型とII型があって、後者(わたしも含まれます)は躁が比較的軽いです。躁が出ても軽躁で、「朗らかな人」と認識されることも多いようです。それでも弊害が出ないかと言えばそうでもなく、わたしは2回車で衝突事故を起こして運転を休んだまま、クレジットカードは、薬でコントロールする前のことも入りますが、3枚はダメにしています。浪費は双極性障害の1つの特徴です。躁状態になると、カードの限度額=自分の財産みたいな気分になります。今は審査もおりませんが、今後も持つつもりはありません。ちょっとした支払いならデビットカードで事足りるからです。

躁状態はあまり長く続かず、うつに転落します。食欲がなくて痩せていく、お風呂に入る気がしない、何も楽しいと感じられない(どんなに以前は楽しかったことでさえ)、ひたすら気力がなくてお布団に閉じこもる、あとパートナーがいる場合には夫婦生活なんかにも影響するでしょうね。

ここまで、予備知識がない方のための説明でした。実はコンパクトにまとめた解説ページがあり、双極性障害の研究者によるものです。


躁うつ病のホームページ

ここのページにあるメルマガは購読していますが、まじめに読むようになったのは最近でしょうか。将来、双極性障害は「こころの病」とは見なされなくなる可能性がある可能性があるそうです。亡くなった患者さんの解剖などによって、遺伝子レベルでの問題が見つかりつつあります(キーワード:メチル化、エピジェネティクスなど)。病気自体は遺伝性ではないそうですが。研究は理研他が行っており、今は親子の唾液のサンプルを募っています。

個人的な話になりますが、しばらく前にわたしは大事なつながりを失いました。読んでもらっていても問題が回避できたか分かりませんが、「読んでください」と言っていれば……と悔やまれてなりません。その文章とは、上記「躁うつ病のホームページ」の「躁状態への対応」です。わたしは、自分が冬の間、躁うつごちゃ混ぜの状態にあったことを、ごく最近知ったばかりなのです。医学的には、「躁うつ混合状態」と言いますが、色々あって自分でもその状態にあることが分かりませんでした。

素晴らしい文章なので、躁についての文章を一部引用します。

周囲の人が突然躁状態になった場合、正しく躁状態であると理解されることは、残念ながら今の日本では、ほとんど期待できません。

それまで全く普通に生活していた人が、急に、他の人を非難したり、場にそぐわない言動をとったりしても、「この人は(元々)こんな人だったのか」「こどもじみた人だな」などと思われて、周囲が反発し、批判する、というだけに終わってしまう場合が多いのです。

躁状態に伴う誇大性などに伴って、顧客に対する失礼な言動、周囲の人に対する「上から目線」的な言動、上司に対する反抗、職場における金銭面の判断の誤り(使い込み)などのさまざまな言動をしてしまい、要職を辞めざるを得なくなり、人生を棒に振ってしまった方は、残念ながら、数多くいらっしゃいます。

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