富山で化学を中心とする技術翻訳をしていますヨシダヒロコです。
朝から行きのみ親に送ってもらって(不便なところにあるので)、大きめの病院に行ってきました。昔、大きな交通事故に遭ってCTとか撮ったところです。当時既に医薬を目指していたので、事情を話して頭打っているのに機械を見せてもらいました。さぞかし変な患者だったと思います。
外科について「お薬手帳」を出し、問診票には記憶で服用中の院内処方の薬を書き、予約が入っていたので割と早く呼ばれました。行ってみるとデータは皆電子カルテに入っていて。
広島にいたとき、10年近く前に診断されましたと説明。医師の話では、ほとんどの甲状腺の異変はがん化してもおとなしいが、40歳以降くらいから悪性化することがあり、本当にひどいのは手術もできない、良性でも3cmになっていれば手術ですと。少しびびりました。
そこで超音波の予約時間の話になり、わたしは大病院に慣れていないので、向こうは取れた11時頃の時間を登録していたんだけど(その時は9時半ほど)、帰りはわたしは1時間に1本のバスでしか帰れないことを説明。取りあえず午後の用までには時間があるのでジタバタしないことにして、小柴先生の本を読もうかと思い、その前に売店にいたら、外科の受付さんが追いかけてきました。何だか超音波の時間が取れたそうです。
というわけで、久しぶりの超音波。タートルネックはダメですね(脱がないといけないから)。今冬結構店を探したんですが、それ以外のセーターが見つからないか、フェレットに破壊されまして……。角度を色々変えて10分ほど。婦人科などで撮ったことのある方はご存じでしょうが、ゼリー状の液体を付けてヘッドが皮膚の上を滑ります。全く痛くはありません。
こういうとき、どうも仕事柄機械が気になるし(マニュアルとか最近訳すので)、自分の結果がどんな風に表示されているかも気になるのでした。異変らしきものはサーモグラフィーみたいに色が変わって表示されるので、すぐに分かりました。リンパ節の腫れも調べられました。技師さんは丁寧に写真を撮っていましたね。
しばらく本を読んで待っていたらまた先生に呼ばれました。しこりのサイズや所見がプリントアウトされ、画像と共にありました。2,3個あってどれも1cm以下でした。今回は言わなかったのですが、仕事の内容を話すと先生によっては色々教えてくださいます。がん化した場合、乳頭がんというあまり悪さをしないがんがほとんど(9割)で、そもそも自分に異変があることも知らずに亡くなる人もいると言うこと。悪性度の高いがんは未分化がんと言うが、前のエントリにも書きましたが経過がゆっくりだと言うことなどを説明されました。どちらかというと女性にしこりができやすいそうです。わたしのしこりは周囲と組織が変わらず、まだがん化している様子はない、詳しくやろうと思えば生検って手もありますけどね、ということでした。
超音波の予約時間はすぐに埋まるので、念のため半年後の7月の予約をもう入れられました。大きくなりそうでなければ年に1回になるそうです。
そんなわけで、午前中で無事に、たった1800円で検査が終わって帰ってきました。安かったのは、普通あれだけ時間が経っていれば病院から記録がなくなっているはずなのに、なぜか再診だったせいもあるかもしれません。
このエントリは「超音波さえ受ければ甲状腺のしこりなんて良く見つかるんだよ」という話を健康診断と絡めて書きました。大きな異常がなければ続きは書かないと思います。
今度ピロリ菌の続きを書いて、いったん話を終わりますね。