ケン・ローチ監督作品「ルート・アイリッシュ」レビュー。

こんにちは。富山で化学を中心とする技術翻訳をしていますヨシダヒロコです。医薬との2本立てが夢なのですが、なんだか寄り道ばかりです。

先月試験でバタバタしていたので、9月に見た映画の感想を今頃書きます。富山での上映は例によって遅かったので、すでにDVD出てます(レンタルも見かけました)。ヘヴィな話題を扱う社会派監督です。アイルランド独立を扱った「麦の穂をゆらす風」でカンヌのパルムドールを受賞しています。重い映画ですが見て、感銘を受けました。

公式サイト
http://www.route-irish.jp/

トレイラーこっちにも貼っておきます。

今回の話題はイラク戦争にかり出される民間請負業者(コントラクター)の話。オバマは戦争終結を謳ったけれど、ケン・ローチはまだ話は終わっていないといいます。「アメリカ万歳」に終わるイラクものなんて嫌だ、とのイギリス人らしいコメントも(全く同感です)。ちょっと検索すると、ケン・ローチはこういう発言をするおかげでアカデミー賞からは遠いのだそう。

舞台はイラクの他にイギリスのリバプール。訛りはきついし、F-wordsも多いです。演技経験があまりない俳優を多く使っている割に最後まで目が離せません。だた少し話が複雑かも。わたしも全部は理解していません。

ざっとあらすじを述べると、元コントラクター要員のファーガスは、兄弟同然の幼なじみだったフランキーをイラクでのコントラクターに誘います。「実入りがいいぞ」と。その結果、フランキーはイラクで最も危険といわれる「ルート・アイリッシュ」を何度も往復させられ、車が爆発して黒焦げになって死にます。妻レイチェルを残して。軍人とは違うので、ユニオン・ジャックを掲げて正式に葬式が営まれるわけでもありません。

ファーガスにはある携帯が残されます。そこにあったアラビア語の動画やメールを英国在住のイラク人(演技経験が初めてのミュージシャンが演じています)に翻訳してもらい、ファーガスは友の死の真相解明と復讐を始めるのです。

イラク人(たしかクルドの人だったと思う)ミュージシャンがステージで歌うシーンがあり、とてもエキゾチックでした。わたしならこんな危険な翻訳やらないな、という結果になります。

もう1人印象的だったのは、車いすになった元軍人がフットサルをやっているところ。本人役で出ています。

9月、総曲輪フォルツァではケン・ローチ監督の息子さんのジム・ローチによる「オレンジと太陽」(オフィシャルサイト)も公開され、行きたかったのですが、諸事情により諦めました。映画館の方によると、こっちの方が全然観客数が多かったそうです。英国からオーストラリアへの子供の移民(親から引き離して)、しかも大量に行われたという実話を基にしています。

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