子供でも分かるノーベル化学賞+α。

こんにちは。富山で化学を中心とする技術翻訳をしていますヨシダヒロコです。医薬との2本立てが夢なのですが、なんだか寄り道ばかりです。

もう10日ほど経ってしまいましたが、ノーベル化学賞について、受賞した生化学系ではないけど生物系の院生である@suikyo_1221さんが分かりやすくツイートしてくださったので了解を得て引用します。

suikyoさんはハードな学業と子育てを両立させていてすごいなーと思いつつ、いつもツイートを見ています。

10/10のツイートより。8歳児バージョンだそうです。

私たちの体を作っている細胞は、環境や刺激など、外から入ってくるいろんなお知らせを受け取って、それを内側に伝える仕 組みを持っている。その、受け取る「もの」は受容体と呼ばれていて、袋状の細胞の、外側の膜に埋め込まれている。

一方、GTPやATPというのは、細胞の中で、いろんなお知らせを伝える時に使われる道具みたいなもので、その、GTPがくっついているタンパク質が、G タンパク質と呼ばれている。なので、Gタンパク質共役受容体というのは、Gタンパク質とつながって、細胞の中にお知らせを伝える受容体のこと。

あ、ちなみに、受容体の、受容、というのが受け取る、という意味だよ、と。体はからだという字。受け取るモノのことね、と。

このGタンパク質共役受容体というのはものすごく沢山の種類があって、細胞が、私達ヒトが、生き物が生きていく際にものすごーく沢山のところで働いている こと、とても大切なことがわかってきました。そして、お知らせを調節するために、この受容体にくっつく薬というのも沢山開発、研究されています。

なので、今ではこのGタンパク質共役受容体というのは、生き物にとってとても大切なことがわかっているし、世界中でたくさんの人が研究しているのだけれ ど、1番最初に、この受容体のかたちや、働く仕組みについて調べて明らかにした人たちがノーベル賞をとったんだよ、というお話でした。

もうちょっと難しいバージョンは、@popeetheclownさんから。

 

 

GPCRとは3次元で見るとこういう形をしているそうです。

横のリンク集にあるChem-Stationは誰が受賞するか応募を募ったのですが、皆見事に外しました。生化学は化学じゃないわけじゃないですけど、ちょっと生物や薬学寄りなので。ちなみに自分はかなり苦手です。

なので、こんなエントリがあったりします。

これも左のリンクにある「薬作り職人のブログ」さんより、
なんでこの業績はノーベル化学賞なんだろう。

今回の受賞者の研究は、いわゆる「生物系」の研究室で行う研究。「生物現象を化学的手法で解き明かす」という方法論からしても、「化学はあくまで道具」という意味で「化学賞への違和感」があるっていう意見はわかります。正直、私も「あれ、生理学・医学賞じゃないのか」という感覚がありました。

同じくリンクの中にあるChem-Stationさんや佐藤健太郎さんの「有機化学美術館・分館」も似たような感想をお持ちのようで(「薬作り職人のブログ」さんの中にもリンクがあります)。

たしかにわたしにも不斉合成やクロスカップリングなどに比べると、えらく生物寄りだなと思います。多分「?」と思っているのは化学を勉強した人周辺なんでしょうけれど……。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中