「アスタ・シエンプレ(Hasta Siempre)」

こんにちは。富山で化学を中心とする技術翻訳をしていますヨシダヒロコです。NHKラジオとテレビで、細々とスペイン語とイタリア語を勉強しています。イタリア語はこの間伊検5級を取りました。

少し前の映画エントリで「ゲバラ関係の映画については後で書く」と言いましたが、今日はその前置きです。

少し昔の人なので一応解説しておくと、チェは1928年生まれ、アルゼンチン人の医師で、若いときのラテンアメリカ放浪記は「モーターサイクル・ダイアリーズ」に詳しいです(映画化済)。メキシコでフィデル・カストロ(前キューバの議長、今は弟のラウールが後を継いでいる)に出会い、キューバ革命にゲリラとして加わります。その後コンゴでも革命家として活躍し、ボリビア政権を倒すゲリラ活動中に捕まり、1967年に処刑されます。

わたしなんかが書かなくても、昔は日本でも「ゲバラ日記」がバイブルになっていたらしいですから、その方たちの方が詳しいでしょう。

Wikipediaの「チェ・ゲバラ」の項目は異様に詳しく、ゲバラの欠点まで書いてあり、文献も膨大で良くできていると思います。

今日はキューバの人々がチェに敬意を示して作った曲をご紹介します。知ったのは最近ですが気に入ってしまったので。

歌詞は以下の通り。スペイン語ですが、あとで有志による日本語訳が出てくるのでご心配なく。

Hasta siempre Comandante.

Aprendimos a quererte
desde la histórica altura
donde el sol de tu bravura
le puso un cerco a la muerte.

Aquí se queda la clara,
la entrañable transparencia,
de tu querida presencia
Comandante Che Guevara.

Tu mano gloriosa y fuerte
sobre la historia dispara
cuando todo Santa Clara
se despierta para verte.

Vienes quemando la brisa
con soles de primavera
para plantar la bandera
con la luz de tu sonrisa.

Tu amor revolucionario
te conduce a nueva empresa
donde esperan la firmeza
de tu brazo libertario.

Seguiremos adelante
como junto a ti seguimos
y con Fidel te decimos:
!Hasta siempre, Comandante!

以下はカルロス・プエブラによるオリジナル。有志による日本語訳がついています。Wikipediaの「アスタ・シエンプレ」の訳はかなり直訳で意味が分かりません。こちらの方がずっといいと思います。「コマンダンテ」はキューバでの役職の1つで、「司令官」です。

オリジナル【チェ・ゲバラ賛歌】Hasta Siempre【日本語字幕】

有志による歌詞対訳については、ネットで探す限りでは英語訳も含めてうまくいきません。そもそも、スペイン語歌詞がサイトによって抜けがあったりしますし。

http://www.marxists.org/subject/art/music/puebla-carlos/lyrics/hasta-siempre.htm

ここにも数カ国語の翻訳がありますが、英語翻訳の題名がなんか変です。

沢山の人がカバーしていて、映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」でも歌われたそうです(見たんだけど、あったっけこの曲……いい映画ですよ)。

“Hasta siempre”という言葉の意味については、ここで議論してます。訳が十中八九間違ってますがご容赦を。いつもお世話になっている、英から西、伊、仏ほかのオンライン辞書+ネイティブに質問できるフォーラムがあるWordreference.comです。

http://forum.wordreference.com/showthread.php?t=89077

MCGF(Southern Spain): Es una frase hecha que se dice para expresar la despedida de un modo más positivo que una simple “adios”. Quizás no vuelvas a ver a esa persona nunca, pero es agradable que te digan un “para siempre” como si siempre estuvieran pensando en volverte a ver

スペイン人のコメント:単なる「さようなら」よりポジティブな別れの挨拶。多分その人にもう会うことはないけれど、いつも戻ってまた会いたいと思っているときに使う表現だよ。

Silvye76(Argentina): cachaco, mmm yo quisiera indicar como frase final ” hasta siempre”, para decir ” nos volveremos a encontrar en otro momento”

アルゼンチン人のコメント:うーん、この語句は「また会いに戻ってくるよ」と言うための最後の「さようなら」だと思うんだけど(注:無理な意訳。たぶんcachacoはアルゼンチン方言で、辞書にちゃんと載ってないです)。

他には、英語だと”So long!”, “Forever”,”Farewell”などが挙げられています。どこぞで見つけた「ごきげんよう」はちょっとないよなあ……。もうちょっと深い意味が込められていると思います。

題名だけで、チェに対するキューバの人々の親愛の情が見て取れますね。

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