こんにちは。富山で化学翻訳を営むヨシダヒロコ(@chiruru)です。医薬翻訳者の駆け出しでもあります。スペイン語、イタリア語勉強してます。
少し前に、近所の恩師(国語)の家に行って来ました。散歩がてら。定年を過ぎてもお忙しいようなので、ほんの少しだけど翻訳に関わった本(スペイン語への興味が反映されました)とお手紙を奥様に言づけようと思って。
先生宅のお庭のバラはわたしが図書館にあるバラ園のボランティアをやっていた頃枝をもらってきて、それが挿し木でついたものです。それを囲んで奥様と話をしていたら、先生が帰ってこられました。「入られ、入られ(富山弁で「入りなさい」)」と促されてお茶タイム。
先生は美術が大変お好きで、美術館の館長を兼任されたこともあります。なので応接間には美術展の目録がいっぱい。わたしの行った美術展と言えば、数年前のプラド美術館展が最後です。素敵な絵がたくさんあって、絵葉書を10枚弱買いました。先生にはそのうちエル・グレコ(「ギリシア人」なんて変なペンネームですよね)の絵葉書をお手紙の中に入れておいたのですが、偶然お好きだったそうで、エル・グレコ展の目録を見せていただきました。
Wikipediaにあった個人所蔵のエル・グレコ『ピウス5世の肖像』 。解説ページ。
エル・グレコは宗教画がいいという意見で先生と一致しました。落ち込んだときに心を慰めてくれます。ラファエロなんかも好きですが、あちらの聖母子画は登場人物がふくふくしているのに対し、エル・グレコの作品では彫りの深い感じです。隣の国なのにずいぶんと違うのですね。
こちらにエル・グレコの聖母子画があります。
もう1人、すてきな画家を紹介してもらいました。ジェームス・M・ホイッスラー(James Abbot McNeill Whistler)。こちらもWikipediaからの引用ですが、絵画情報はこちらです。
もう1枚、こちらのブログ”Work Study“から借用してきた画像ですが、元画像はこちらのページにあります。
James McNeill Whistler, Symphony in White No 2, the Little White Girl, oil on canvas, 1864
先生に見せていただいた美術誌には、浮世絵の色彩で、着物を着た西洋女性など興味深い作品が色々ありました。
こうして夕飯時まで楽しく時間が過ぎていったのでした。
美術館行きたいな……。先生はあまりお好きではないようだけど、金沢の21世紀美術館へ行って、ついでにうわさのモレスキンを見てこようかな……。