こんにちは。富山で化学翻訳を営むヨシダヒロコ(@chiruru)です。医薬翻訳者の駆け出しでもあります。
「ニセ科学を糾弾する科学者はなぜ、原発問題のような大きな問題を扱わず、米のとぎ汁発酵(注)などの小さな問題を追及するのか」
というような絡みをされた科学者たちのTogetterです。稚拙なことしか書けませんが、一応思ったことを書いてみます。
ニセ科学はさまざまな問題を扱っています。その中身に関しては「菊池誠氏の『科学リテラシーとニセ科学問題と科学を伝えることなど』を視聴して。」にあるビデオの中で述べられています。
しかし、人の生活に関わる問題に軽重はあるのでしょうか。というか、軽重があるから些細な問題は扱ってはいけないのでしょうか。原発は、ニセ科学的なカルトに関わる若者より重要度が高いのでしょうか。血液型が B 型なので就活で落とされた学生は?
わたしには、「価値観の話に落とし込まないで」とおっしゃる@HiroshiFujimura さんの方が、ご自分の価値観を他人に押し付けているだけのように思えます。
最近、ニセ科学だからトンデモだからまずいよ、と言ったところで言った相手に伝わるわけでもなし、どうすればいいのか途方にくれています。わたしの場合は口の利けないペットのことでした。
(注)米のとぎ汁発酵:とぎ汁に砂糖を入れてペットボトルの中で培養すれば(もちろん素人がやるので危険)、乳酸菌が得られて放射能除染に役立つという民間療法のこと。目に入れて真っ赤になった人もいるそうです。