「寝ずの番」(中島らも)を読みました。

こんにちは。富山で化学翻訳を営むヨシダヒロコ(@chiruru)です。医薬翻訳者の駆け出しでもあります。

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映画のほうをいつか観たいなと思っていて、図書館で「おお、原作は中島らもなのか!」とようやく知って借りてきました。短編集です。「寝ずの番」は 3 部構成になっていて、噺家の一座にあった不幸が不幸だと思えなくなるくらいの笑える通夜の様子が描かれています。みんなぶっ飛んだ人ばかりなので、まあ普通の通夜になるわきゃないのですが。

個人的に気に入ったのは、「ポッカァーン」で、らもさんの劇団「リリパット・アーミー」にミュージシャン石田長生(おさむ)が参加してたことが書いてあるくだりでしょうか。石やんは「気絶するほど悩ましい」の Char とユニット BAHO(馬鹿とアホから半分ずつ取った)を組んでいて、阪神大震災の日が大阪ライヴの日だったのです。のこのこ出かけたわたしは大変な目に遭ったのでした。

BAHOのライヴ音源はこちら。東のギター小僧が西のギター小僧に出会った、という感じでテクニックがすごい 2 人ですが、ギターを弾きながら歌いながら漫才までします。


らもさんは BAHO の紹介のほかに石やんについて何を書いているかと言うと、長い引用になりますが、

 そんなわけで出てもらったはいいが、スタッフが緊張して大変だった。芝居の裏方、ロック野郎が多い。昔「8・8」見に行ってましたよとか、憂歌団とツアーがしたくて証明の世界に入りましたとか、そんな奴ばっかりなのだ。だから、彼らにとって石田は神さまである。神さまと一緒に弁当を喰ったりするわけだ。で、この神様は、弁当を使いながら、

 「あれは 1982 年やったかなあ。オレ、ピンときたんや、急に。たとえばアクリルボードみたいなもんで、中空のエレキ・ギターを作るんや。それに酒をいっぱいいれとく。ボディからチューブ出しといてやね、これをちゅうちゅう吸いながらライブするわけや。と、酒が詰まってるうちは、これはソリッドタイプの音やな。これが徐々に中空になるにしたがって、アコースティックの音になっていく」

少くとも、信者が2、3人減ったことを、神さまは気づいてない。

他の短編も面白かったです。こういうサービス精神旺盛な人は、うつになりやすいんですよね……。映画のほうも近いうちに観ます。

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